2008年7月1日号 第4457号 

7月1日号 ー主なニュースー

○大久保敏治組合長が勇退 ー後任には大久保照享氏、勝本町漁協総会ー

 勝本町漁業協同組合の本年度通常総会が二十八日に開かれ、大久保敏治組合長(80)が退任。後任に理事の大久保照享氏(62)が着任した。

○「受けとめよう 子どもの心」 ー父母と教職員の会ー

 今年で三十回目の開催となる「壱岐市父母と教職員の会」(主催・市母と女性教職員の会実行委員会)が二十日午後七時から、郷ノ浦町、文化ホール大会議室で「受けとめよう子どもの心〜楽しみながら子育てを〜」をテーマに開かれる。
 今回は、子育てや不登校などの教育問題に取り組む大阪千代田短大・広木克行学長の講演「今、子育てに大切なこと」がある。多くの受講が望まれている。

○芦辺地区第1分団が2部門で優勝 ー県大会は8月3日、県消防学校でー
 ー第3回市消防ポンプ操法大会ー


 市主催の第3回消防ポンプ操法大会が29日、芦辺町、市消防団操法訓練場で開かれ、小型ポンプ操法、ポンプ車操法の両部門で芦辺地区第一分団が優勝した。
 主な結果は次の通り。
▼小型ポンプ操法▽(1)芦辺地区第1分団(芦辺浦)183点=指揮者・篠崎啓、1番員・篠崎康輔、2番員・大川純視、3番員・赤木利也、補欠員・藤本寿文(2)石田地区第2分団第2小隊(筒城)177点(3)郷ノ浦地区第7分団2部(長島)166・5点
▼ポンプ車操法▽(1)芦辺地区第1分団(同地区全域)216点=指揮者・今西正国、1番員・西弘光、2番員・永田雅樹、3番員・村田博城、4番員・播磨三吉、補欠員・大曲康文(2)郷ノ浦地区機動分団B(同)137点

消防決意表明
決意表明をする小金丸益明分団長と団員

○白川裟織さん(鯨伏6)が全国大会へ ー6年女子100メートルで準優勝ー
 ー第24回全国小学生陸上競技交流大会県予選ー

陸上(白川さん)

 第24回全国小学生陸上競技交流大会県予選が6月22日、県立総合運動公園陸上競技場で開かれ、鯨伏6年、白川裟織さんが女子6年100メートルで準優勝を果たすなど本市選手の活躍が光った。
 本市からはそのほか、女子ソフトボール投げに出場した志原6年の下口綾華さんが32メートル94センチを投げ、32人中5位、共通400メートルに出場した壱岐ジュニアランナーズチーム=下口綾華、濱口聖、今西菜月(石田6年)、白川裟織=が出場55チーム中4位に入賞した。

○壱岐海保と漂着ゴミ調査 ープラスチックなど中心に55キロ回収ー

 鯨伏小学校4年生の児童17人ら 鯨伏小学校(入江靖宏校長)の四年生十七人が三十日、勝本町、串山海水浴場で漂着ゴミ調査を実施した。
 海岸の漂着ゴミを拾うことを通して、海洋環境保全の重要性や壱岐の周りの海が、どのような状態にあるのかを理解することーなど目的に壱岐海上保安署が協力して行われ、当日は児童らがプラスチックなど中心に五十五キロを回収、分別した。

〇古代米の田植えを体験 ー今年は深江生産組合のほ場もー
 ー小中学生、原の辻サポーターら120人ー


 原の辻遺跡保存等協議会主催の本年度「古代米作り体験」が二十一日、同遺跡展示館前のほ場で開かれた。
 当日は強い雨がふるあいにくの悪天候にもかかわらず、地元住民や小中学生、原の辻サポーターら約百二十人が参加。一列に並び約十五アールの田に赤、黒、緑米を昔ながらの手植えで植えた。

古代米体験
田植えにチャレンジする子どもたち

○社説 '08年の後半スタート

 玄海灘から九州を見据えるかのような位置にあり、いにしえの頃よりこの国にとって大きな役割を担い果たしてきた壱岐、その悠久の歴史、現代史の新たなる章が壱岐市として開かれてより四年、四月に二代目の市長が決まり、第二代市長による新たな項がスタートした二〇〇八年。
 その一年も早いもので半年が過ぎ、きょう七月一日からその後半がスタート。「国の内外および天地に平和がもたらされるように」との願いを込めて付けられた年号・平成への思いとは逆に、原油高騰の影響が漁業や農業、食料、電気、ガス、交通ーと、一般国民の生活に大きくその影を落とし、格差社会の進行に拍車をかけ、その上、国の顔がどちらを向いているのか、まったくわからないような出来事が、次から次へと噴出し、内外ともに不安な社会がはっきりと顔をのぞかせている。
 今、初代市長のまいた種が芽を出し始めたようにも感じられるとする人々がある中で、マイナス面を抽出して対応策を検討することも重要ではあるが、この離島(しま)のプラス面を、より具体的に探りピックアップし、次の世代につなげられる魅力、力にしていくこと。多くが共感、共有できる将来像を持ち、例えばそこから少し先の将来〜近い将来〜現在といった形で、目標をセットしてその現状を明らかにしながら、今をより前に進めるーといったことも、社会の先行きがこれだけ不透明な時だけに肝要では。
 それには何より、人材の育成は急がれる。新鮮な感覚を持った人材の個性に、聞く耳を持たずパワーで否定し従わさせ、力の三角形に組み入れるようなスタイルではなく、その柔軟で創造性に満ちた豊かな個性が、それぞれに異なっていたとしても、地域振興、活性化、くに=壱岐=づくりという共通の意志の下、その個性を伸び伸びと発揮できる環境づくり、その席も重要となる。「育てる」ということは、苦手な分野ではあろうが、本市のどの分野にも最も望まれている。とにかく信じて任せ、見守りながら待つことである。
 リーダーや上司、先輩とされる人には、ある意味、責任という言葉に対して腹をくくる必要が伴おう。それが各ポストの仕事の一つでもあるからで、昨年一年間を表した漢字・「偽」という言葉が、ひとり歩きをして様々に付けられることなどないよう、一歩づつでも堂々と本道を行き、夜明け前の空のような状況に入った社会ではあるものの、前向きな一体感を皆で体感したいものである。
 そのためには政治や行政も、常に開かれた姿勢を保ち続けることである。

○ひとしずく

男性アイドルグループのリーダー・山下智久さんと女優で歌手、モデルの新垣結衣さんらが出演する医療ドラマが三日夜スタートする。タイトルは「コード・ブルードクターヘリ緊急救命」▼ドクターヘリとは、救急専用の医療機器を装備し、救急医療の専門医師と看護師が乗った専門のヘリコプターで、救急救命センターに常駐して消防、医療機関などからの出動要請により、救急現場に向かい救命救急医療センターに搬送するまでの間、患者に救命医療を行うーというもの▼離島やへき地など医療過疎地の救急医療態勢に貢献をーと、福岡市、医療法人財団「池友会」の民間版ドクターヘリの運用が先月二十七日から、壱岐や対馬、九州本土のほぼ全域、山口県をその飛行範囲に始まったーなどと日刊紙で紹介されていた▼脳疾患や心疾患など、発症してから治療が始まるまでの時間が勝負といわれる急患を、壱岐では手続きが煩雑ではあるが、その活躍は市民にとって非常に心強い自衛隊のヘリコプターによる搬送、長崎医療センター(大村市)へ市民病院からの連絡から三十分以内には壱岐空港に到着する県のドクターヘリがあり、海上保安部のそれもある▼本当に頼もしいシステムである。そのドラマでは、どのように物語が進むのか楽しみ。

2008年6月26日号 第4456号 

6月26日号 ー主なニュースー

○4支所1出張所体制への方針固まる ー総販売高54億6776万5千円ー
 ー市農協第43回通常総代会ー


農協総代会

 市農協(吉野誠治組合長)の第四十三回通常総代会が二十日、郷ノ浦町、文化ホールで開かれ、本年度基本方針、役員改選など全十六議案を原案通り承認した。
 同組合の十九年度販売高は、対前年度九千四百五十八万四千円(一・七六%)増の五十四億六千七百七十六万五千円で、子牛が二十六億六千三百四十七万円(同六千五百四十万八千円)増、成肉牛他が十二億千八百三十六万五千円(同一億二千二百八十五万七千円)増と全体の約七割を占め、畜産が総販売高を押し上げる傾向が進んでいる。

○『壱岐市観光協会』誕生へ ー7月1日に設立総会開催ー

 市観光協会の設立総会が一日午前十時から、郷ノ浦町、文化ホール中ホールで開かれる。  
 本市の観光協会はこれまで、壱岐、勝本、石田の三観光協会があったが、組織強化と一層の観光事業発展を図るため、三年余りの協議を経て今月二日、各協会長により合併協定調印が行われた。
 総会では市観光協会の規約や本年度事業計画案、予算案、役員選出など四議案が審議される予定。

〇松永安左エ門翁を飾り付けた山笠 ー7月1日〜14日まで展示西鉄ソラリアプラザー

 福岡市、西日本鉄道(株)は来月一日から十四日までの博多祇園山笠期間中、同市天神、ソラリアプラザ一階・イベント広場に、松永安左エ門翁の飾りがある博多祇園山笠「十一番山笠ソラリア」を奉納、披露する。
 朝まだ明けやらぬ博多の街中を、飾り山笠をしめ込み姿の男たちがかつぐ姿が勇壮な日本を代表する夏祭り・博多祇園山笠は、櫛田神社にまつられるスサノウノミコトに奉納される祇園祭のひとつで、国重要無形民俗文化財「櫛田神社祇園例大祭」からそう呼ばれるようになり、七百年の伝統を誇る。
 機会ある市民ら他数の鑑賞が望まれている。


〇今年も「AA」の水質 ー本市の主要4海水浴場などー

 県はこのほど、過去三年間の年間利用者数が概ね一万人以上の県内二十五海水浴場を対象に、遊泳前の五月中に実施した水質調査の結果をまとめた。
 発表によると、本市の海水浴場を代表し、市民はもちろん、毎年大勢の観光客が訪れる石田町の筒城浜をはじめ、大浜、錦浜、勝本町の辰ノ島の四海水浴場は、今年もいずれも良好な「AA」で、ふん便性大腸菌群は検出されなかった。

ウィンドサーフィン
梅雨の晴れ間に大浜海水浴場でウインドサーフィンをする若者

○社説 次の世代につながる支援策を

 石油輸出国機構(OPEC)加盟三十五カ国はこのほど、サウジアラビアで「産油国、消費国閣僚会合」を緊急開催、サウジアラビアが増産し将来的に現在の一・五倍の日量にする用意があると表明した。これは、最大の産油国として、長期的に原油の供給に支障がないことを明確に示し、原油価格の沈静化を図る狙いがあるという。
 原油高は、投機マネーの流れ込みやアメリカ・サブプライム住宅ローン問題が深刻化した昨夏から高騰に拍車がかかり、その結果、何から何まで値上がりしない商品は無いような状況を様々に引き起こし、地球温暖化による干ばつや洪水による不作、有限の資源・石油の埋蔵量に対する不安、温暖化対策の一環による穀物を使ったバイオ燃料増産などから、食料危機の時代に世界が入っていることをも浮き彫りにし、我が国では、食糧自給率の向上、食料の確保、農政をめぐり、これまでの国の方針に対して、見直しを求める声もあちこちから上がり出している。
 そうした中で、本市の五漁協は十八日と十九日の両日、操業の厳しい現実を知ってもらいたいーと、全国イカ釣漁業協議会の方針に合わせ、イカ釣り漁の一斉休漁を実施した。休漁日初日には、自民党の離島振興委員会の座長・宮路和明衆院議員と離島産業小委員会の委員長・谷川弥一同議員ら四人と国交省などから十九人が対馬に次いで来島、芦辺町、離島センターで、農・漁業などの関係者から、燃油価格の高騰に伴う”生の声”を聞く意見交換会が行われた=既報=。
 壱岐、対馬の窮状を受け一行は十九日、自民党の国会議員八十人が出席して開かれた水産部会(議題・燃油高騰対策について)で、宮路座長が壱岐・対馬の漁業者の窮状を報告、青木幹雄参院議員が「今日の水産業がおかれている状況は激甚災害に値する」と発言、大島理森国対委員長が、来週(現今週)中には対応策をまとめるよう水産庁に指示したという。
 さらに宮路座長、谷川委員長ら、今回壱岐、対馬を訪れた離振委役員の四人は、総理官邸に福田康夫総理を訪ね、現状の支援策では、すべての漁業者を救うことはできない。次の世代につなげ育てられる水産業となるような支援策、早急な対応をーなどと意見交換し、福田総理から「自民党でその支援策をまとめてくれれば応援する」の約束を取り付けたという。
 出漁すれば赤字、生産しても収益が上がらないような一次産業から抜け出せ、何とか先にも記した通り、次の世代につながる支援策、施策をと思う。頑張れ壱岐、日本の一次産業。

○ひとしずく

「マスター・オブ・サケ・テイステイング」は=(利き酒マイスター清酒)=日本醸造協会=の称号を、壱岐焼酎協業組合・清酒「心意気」醸造元の杜氏・石橋福太郎さんが得た▼今回マイスター取得は、日本醸造協会のセミナーに参加、二日間(1)においの識別(2)アルコール度数の順位(3)日本酒度の順位(4)甘みの識別(5)酸味の識別(6)味の濃淡・甘辛の識別(7)香気特性の記憶と識別(8)タイプ別清酒(9)特徴ある市販酒の利き酒ーの九項目を実習し、参加者中二番の成績を修めたことによるものだそう▼以前はよく日本酒が好きで、その時々の料理に合わせやすいこともあり、将棋の駒で有名な山形県天童のメーカーのものをよく飲んでいたが、石橋さんが二、三年前から杜氏を任されるようになってから、少しずつ甘口から辛口へと味を移行させてきたという壱岐の日本酒・心意気を近いうちに楽しみたい。特に今年の吟醸酒の出来は素晴らしいという(来月発売予定)▼基本的に人肌程度に燗(かん)をつけて飲むのが好きで、旬の魚の刺身や焼き魚、冷ややっこ、さっぱりとした漬け物など肴に一杯ーというのが自分流?なのだが、今秋には日本酒の中で一番好きな純米酒が仕上がるというので、石橋さんの”心意気”と合わせ、是非ともその味を利いてみたい▼石橋さんのモットーは「気をゆるし手を抜かないこと」。

2008年6月20日号 第4455号 

6月20日号 ー主なニュースー

○燃油高騰の打開策を! ー自民党離振委・宮路座長ら19人来島ー
 ー漁協・農協代表者らと意見交換ー


 燃油価格の高騰に伴い、市内五漁協は十八日と十九日の両日、全国イカ釣漁業協議会の方針に合わせ操業の厳しい現実を知ってもらおうーと、イカ釣漁の一斉休漁を実施した。
 休漁初日の十八日には、自由民主党離島振興委員会(座長・宮路和明衆議院議員)の議員ら視察団十九人が来島し、芦辺町、離島センターで燃油高騰の影響を受ける地元漁協や農協の代表者らと意見交換を行った。
 会場では意見交換会を前に、一行の到着に合わせ漁業者約百人が「水産業支援をお願いします!」「燃油経費に補填を」「私たちの苦しみに打開策を」などと書かれたプラカードを掲げ、「お願いします!」と窮状を強く訴えた。

漁業者
プラカードを手に自民党離振委に窮状を訴える漁業者

○延べ約60万9000人が来島 ー平成19年・観光統計(速報)ー

 県観光振興推進本部は十七日、平成十九年度の観光統計(一月〜十二月)について速報版を発表した。
 本市の観光客延べ数は、六十万八千九百五十二人で、前年に比べ五千百七十四人(〇・八%)の減。日帰り客は七万八千八百九十三人(同七百九十七人、一%減)、宿泊客延滞在数は五十三万五十九人(同四千三百七十七人、〇・八%減)となっている。その中で平成十九年の一人一日当たりの観光消費額は、宿泊客は三万五百七十六円(対前年九七%)、日帰り客・一万五千二百六十六円(同)。

○相撲団体Aは箱崎が優勝 ー陸上では4人が大会新ー
 ー市中体連・陸上、相撲大会ー


 市中学校体育連盟(辻川孝行会長)など主催の市中体連「陸上・相撲競技大会」が16日、今年も陸上は那賀中学校グラウンド、相撲が箱崎中学校相撲場で開かれた。
 陸上では、共通男子砲丸投げで石田3年の長岡雄くんが10メートル18センチ、武生水2年の後藤綾太くんが9メートル35センチを投げて大会新記録を樹立。長岡くんの記録は、平成18年に県中体連で記録された本市の中学生記録(9メートル38センチ)も上回る記録となった。
 また、1年女子800メートルでは武生水の石橋愛菜さんが2分33秒1、3年の同じく800メートルでは鯨伏の白川愛結美さんが2分29秒1でそれぞれ大会新記録をマーク、白川さんの記録も同16年の県大会で記録された本市中学生記録(2分32秒48)を更新した。
 一方、相撲では、県中総体への出場チームを決める団体戦Aの部に渡良、石田、武生水、箱崎、田河、勝本の6校が出場、同Bには那賀を加えた7校が出場。それぞれ総当り戦が行われ、団体Aは箱崎が5戦全勝、同Bは田河が6戦全勝でそれぞれ昨年に続き優勝した。

中体連(陸上)
力強い走りを見せた男子1500メートル走

中体連(相撲)
仲間の応援を背に熱戦を展開する選手たち

○市長が「循環型島づくり宣言」 ー18議案可決本市議会6月定例会閉会ー

 本市議会六月定例会の最終日は十九日に開かれた。この議会では総額十八億九百万円からなる本年度一般会計補正予算案など十八議案を原案通り可決、陳情、要望、同意各一件と諮問二件を了承、採択した。
議会閉会のあいさつで白川市長は、ゴミ・し尿処理計画について「一部、誤解を招いた点がある」とした上で、「でき得る限りの循環型社会を工夫し育て、“自給自足のできる島”という理想を現実のものとして追い求める決意をする」などとする市循環型島づくり宣言を行った。

〇マグロの解体実演・試食も ー勝本小・地域を知る体験学習ー

マグロ解体

 勝本小学校(九野坂光男校長、百六十三人)は十四日、「長崎っ子の心を見つめる教育週間」にちなみ、「地域の産業『漁業』を知る体験活動」を行った。
 市水産課と勝本漁協の協力により、本年度で三回目の同体験活動では、一〜三年生が漁船に乗り込み稚魚の放流を体験、四〜六年生はイカ干し作りにチャレンジ、この日は同漁協に水揚げされたマグロの解体実演のあと試食もあり、参加した児童百十人は大きな歓声を上げ、体験活動を楽しんでいた。

〇壱岐が1学級減り5学級へ ー平成21年度公立高校募集定員ー

 県は十八日、平成二十一年度公立高等学校、県立中学校の生徒募集定員数を発表したが、壱岐は(普通科)で一学級(四十人)の減となり、五学級(二百人)となることがわかった。県内全体の全日制では八学級三百二十人の減。定時制、通信制は増減なし。

○社説 社会を明るくする運動

 来月七月は、法務省主唱の「社会を明るくする運動」強調月間で、「犯罪・非行の防止と更生援助のため、地域住民の理解と参加を求める」を重点目標、「防ごう犯罪と非行 助けよう立ち直り」を統一標語に全国一斉に実施される。
 今年で五十八回目の社会を明るくする運動=社明運動=は、壱岐でも実施委員会により実施され、一日に市内の各町を巡回する広報活動、恒例の市内中学生による社明弁論大会が七日午後一時半から、勝本町、文化センターで開かれる。
 戦後間も無いころ、貧困からくる子どもたちの非行が大きな社会問題となり、この状況を見兼ねた東京・銀座の商店の人たちが昭和二十四年、犯罪の予防と少年保護をアピールするフェアーを行ったことをきっかけに、昭和二十六年に社明運動は始まり、現在ではそれぞれの立場、地域で力を合わせた様々な関連イベントが各地で毎年実施され、地域の犯罪や非行を抑止する力を推進するため、地域住民の連帯、誰もが参加できる犯罪予防活動の展開、犯罪や非行に陥った人たちの立ち直りを助けることへの理解と協力を訴えるーと行われている。
 幼女四人連続誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚の刑が執行されたが、インターネットで相手を探し一緒に自殺したり、そこに孤独感や疎外感を頻繁に訴えた加藤大智容疑者による東京・秋葉原無差別殺人事件などテロのような犯罪からいじめーと、理解できない事件、犯罪が、近年マスコミをにぎあわせ、その異常に少しずつ馴らされているような現状は非常に恐ろしい。
 社明運動がスタートした終戦当時は、社会が様々に飢えていたことを原因に、非行、犯罪が横行ーとされる。しかし社会は今、物質的豊かさを象徴にどんな時、局面でも、利益を最優先させるといった人々のスタイルをよしとし、間違いを改めることなく進んだ末、現在の貧困を生じ、非行、犯罪の温床をつくり、命を理解できない人々を生み、そうした事態が発生しているのでは。やはりネックは、より人為的な貧困ということになろう。
 日本もいよいよ食料危機の時代に目に見えて入った。それでも一部のテレビ番組やそこで見る大都市の様子は、そのギャップをごまかすように放送され、食料が兵器に代わるものであること、拡大する格差、貧困から見失われる心ーと、目に見えない大切な部分の成長を横に置いてきた結果がそこにはある。
 まずは、次代を担う人たちの心や目に見えない部分を、従わせるのではなく、如何に育てるかである。ということは、大人とされる人それぞれの在り様が問われているのである。

○ひとしずく

確か「走者になることは夢。その大きな夢はいつかかなえられると信じ、あちこちでその夢について話し練習も積んできた」といったコメントだったように思う▼昨日の朝、今夏の24時間テレビ(八月末)のチャリティーマラソンのランナーに選ばれ、「グー」と親指を立てるギャグで人気のエド・はるみさんが、突然の報告を受けた時のそれである▼最近、夢の実現ー自己実現に関連した本が多数出版されているが、このエドさんのコメントにはそのすべてが集約されているのでは。「例えば最高の自分に対する明確な夢(ビジョン)を持ち、それがかなうことを信じて疑わず、実現に向かい様々に行動を起こし備えておく」これは、ずい分以前から使い古されているような言葉ではあるが、まったくその通りにエドさんの夢が実現した格好▼その時にエドさんは涙をにじませて、とてもうれしそうにその実現を受け止めていた。番組で「今回、もしかすると自分が指名されるのでは」と不安を抱いていたアナウンサーは、ホッとした表情でエドさんにインタビューしていたが、その落差がとてもおもしろく観えた▼はたして、その言葉は、知識として眠りについていた部分に響き、そうした夢・ビジョンを描き、実現を信じて前向きな行動をスタートさせた。その実現が今から楽しみなのはー。

2008年6月16日号 第4454号 

6月16日号 ー主なニュースー

○公約実現に厳しい指摘も ー14議員が登壇本市議会一般質問ー

 本市議会一般質問が十二日と十三日の両日に行われ、合わせて十四議員が登壇した。白川博一市長就任後初の一般質問で、市長の公約に関する件や今後の施策についての質問が多く出された。

○離島地方局と市庁舎共同化へ ー道州制見据え来年度からー県ー

 県はこのほど本市・対馬・五島の離島三市について、各地方局と市庁舎を来年度から共同化したい考えを明らかにした。道州制を見据えた措置という。

○来年から離島でも実施へ ー大学入試・センター試験ー

 県内大学・短期大学理事長・学長会(会長・齋藤寛長崎大学学長)は十二日、来年一月実施のセンター試験から、本市、対馬、五島の三市と新上五島町の四離島にも試験会場を設置することを決めた。

○小型ポンプ石田第2分団3小隊、勝本第7分団がV
 ーポンプ車操法は勝本第7分団優勝ー
 ー消防ポンプ石田勝本地区大会ー


 市消防団の消防ポンプ操法大会の石田、勝本両地区大会が15日、1日の芦辺地区に続き芦辺町、離島センター裏、操法訓練場で開かれ、消防精神みなぎる大会となった。
【石田地区】
▽小型ポンプ操法(1)第2分団第3小隊(山崎、指揮者・脇田亘、1番員・脇田良司、2番員・江口亨、3番員・田中清誉、補欠員・赤木義英)(2)同第2小隊(筒城)(3)同第1小隊(石田)
【勝本地区】
▽同(1)第7分団(布気、指揮者・山口浩一、1番員・林大雄、2番員・松永知大、3番員・鳥巣隆、補欠員・加藤浩)(2)第4分団(新城)(3)第5分団(大坂)
▽ポンプ車操法の部(1)第6分団(指揮者・長谷川道明、1番員・長山平、2番員・正路一臣、3番員・町田恵介、4番員・鬼塚大功、補欠員・高浜純二)(2)第2分団

○休漁で漁の窮状訴える ー=本市の5漁協も参加=ー
 ー燃油の高騰でイカ釣漁業者らー


 全国いか釣漁業協議会は十日、漁船の燃料価格高騰に伴い、今月十八日と十九日の両日、一斉休漁を行うと発表した。燃油高騰に悩む窮状を訴えるのが目的で、二日間の休漁で市場の価格への影響は少ないものと見られている。
 本市でも同協議会の方針に合わせ、市イカ釣漁業連絡協議会に所属する漁船五百八隻が休漁する方針を固めたほか、勝本町漁協は一本釣りなど全船の休漁を決定。他の四漁協でも十三日までにイカ釣り漁の休漁を決めた。

イカ釣り漁船
勝本港で、停泊中のイカ釣り漁船

〇仲間が仲間を呼ぶ組織づくり ー福岡壱岐の会・総会と懇親会ー

 福岡方面の壱岐出身者の集い福岡壱岐人会(幡鉾賢輔会長)の本年度・定時総会と懇親会が八日、福岡市内の中華料理店で、来賓や会員ら関係者約百八十人が出席して盛大に開かれた。

吉田市長と白川市長
吉田福岡市長に郷ノ浦祇園山笠の招待状を手渡す白川壱岐市長

〇相川会長ら16人が来島 ー東京長崎県人会・壱岐旅行ー

 東京・長崎県人会(会長・相川賢太郎三菱重工相談役)の郷土旅行団十六人がきょう十六日、印通寺ー唐津間のフェリーで来島した。

印通寺港に到着した一行
印通寺港に着いた一行

○社説 岩手・宮城内陸地震

 東北地方を中心に十四日午前八時四十三分ごろに発生、岩手県奥州市と宮城県栗原市で震度6強という激しい揺れを観測、今朝の朝刊には死者九人、二百五十人を超える負傷者、行方不明十三人とあり、余震が続く「岩手・宮城内陸地震」の被害状況を写した写真が、昨日十五日の新聞に大きく掲載されていた。
 一昨日からテレビニュースで何回も見てはいるが、その状況を伝える報道写真の迫力にはまったく驚かされた。中国の四川省大地震では、その揺れで学校の校舎が崩壊して、多くの子どもたちが犠牲になり、その崩れた校舎の写真などが報道されていたものの、「岩手・宮城内陸地震」の被災地の写真を見ると、こんなに大きな地震の発生に対して、一般住民は、いったいどんな備えをしたらいいのか、そのエネルギーの大きさに圧倒されて考えられない。
 例えば行政が、市内の各学校や病院、住宅、スポーツ・文化施設など、耐震強度を調べ、耐震化を急いだとしても、施設の倒壊など防ぎようがないのではーと思える程、今回の大地震の巨大なエネルギーが報道写真から迫ってくる。が、人への直接的な被害を減らすためにも、耐震化など効率的に進める必要がある。特に、学校や病院は備えが急がれる。壱岐も数年前の「福岡県西方沖地震」で、大きな揺れを経験しているだけにーである。
 テレビニュースでは、地元の消防団員が救助活動をしている姿が写し出されていた。壱岐でも地域の消防・防災力の要として、消防署はもちろん、消防団の活動力が重要であることは言うまでもない。今行われている操法大会での選手たちの活躍など見るにつけ、先日壱岐で行われた県消防団大会の宣言「強固な団結のもと、郷土を災害から守り、県民の信頼と負託にこたえる」が頭に浮かぶ。本市の地域防災力、その精神は、全国でも有数の高ポイント地域であろう。
 はたして、日本列島では巨大な地震が周期的に起こり、活断層も多く未知の断層もあるというから、”どこへ移り住んでも”という気がしてくる。それだけに、地震などおよそ縁遠いと思われる地域でも、避難、救助、被害の情況、様々な支援など、住(市)民への情報の伝達システムや方法を徹底しておくことなどから、被害が大きかった場合でも、活動できるように徹底しておくことも、日ごろの備えになろうし、できるだけ発生時に受けた恐怖、不安を減らし、前向きな行動へとつなげていくためにも。
 仙台市内に息子がいるが、携帯電話が不通になったと釣友が話した。家族の連絡手段についても同様であり、備えておきたい。

○ひとしずく

日本の笛を吹く友人が「雨の日には雨の良さを味わい、その日にあった行動をする。何か別のものを求めずに、自分がいる場所、時間にその時々の味わいを見つけるようにする。それぞれの美しさや自然のリズムに乗ると、楽しくとてもリラックスできる。インスピレーションも豊かに湧いてくる」と▼彼女が、壱岐に遊びに来て牧崎や左京鼻を案内した際、一緒に来た詩人と芝生に寝ころんだり、海を渡り吹く風に添うように踊ってみたり、笛を吹いたり歌を歌ったりしていた▼自然の中に流れる感覚のようなものに逆らわず調和して、インスピレーションのままに身体を動かすことはとても心地好いそうで、その心地好さを初めて知った時の驚きは、今でも忘れられない素敵な喜びという▼最近では自分も”その域”に近づいたように感じる時もある。自然の音というかバイブレーションに、耳・心を傾けていると、毎日のあまりに雑多な音が感じられてその和音を同時に聞けず、自分も荒々しかったり弱かったり、苦しかったりと、妙な音を発していると気づく時がある。その友人は不協和音と思える音にも添ってみること、と言う▼自然は美しさを分離することなどなく、受ける側がそう思い込み判断しているだけ。決して不自然、不調和な音はないのだそうだ▼”水々しさ”がとても大切なファクターだそう。

2008年6月11日号 第4453号 

6月11日号 ー主なニュースー

○議員定数20、報酬10%減額 ー16議案を提出、一般質問は12、13日市議会6月定例会開会ー

 本市議会六月定例会が六日、勝本支所議場で開会、一般会計補正予算案はじめ十六議案など上程した。
 本議会は白川博一市長就任後初の定例会で、市民病院医師公舎建築事業千七百四十万円など政策的予算を含む総額十八億九百万円の一般会計補正予算案が上程された。特別会計補正予算案額は五億千八百四十九万八千円。
 本定例会では冒頭、議員定数条例の制定と議員報酬の特例に関する条例の一部改正の二件が議員発議され、いずれも原案通り可決。次期市議選から議員定数を現在の二十六から二十とすることとし、議員報酬については現在の五%減額から一〇%減額とした。報酬の一〇%減額は七月一日から適用される。

市議会
施政方針について話す白川市長

○第44回総会、懇親会 ー壱岐商業高校同窓会福岡支部ー

 壱岐商業高校同窓会福岡支部(中村豊支部長)の第四十四回総会と懇親会が七月六日正午から、福岡市中央区渡辺通り、セントラルホテルフクオカ(電話092ー712ー1212)で開かれる。

○深見隆さんの作品8点が本市に ー夫人に白川市長から感謝状ー
 ー 30日まで郷土館ギャラリーで郷帰り展ー


絵画寄贈

行動美術協会、日本美術家連盟会員で、昨年七月に八十歳で亡くなった郷ノ浦町出身の洋画家、深見隆さんの絵画八点がこのほど市に寄贈され、九日、白川博一市長から深見さんの妻・里子さんへ感謝状が贈られた=写真=。

○社説 6月市議会・施政方針から

 福岡壱岐の会(幡鉾賢輔会長)の本年度総会と懇親会が八日、市内の八仙閣で、白川博一壱岐市長や深見忠生市議会議長、壱岐、壱岐商業両校長、東京雪州会、関西壱岐の会、東海壱岐の会の会長ら来賓、会員ら合わせて百八十人が出席して盛大に開かれ、吉田宏福岡市長も顔を見せた。
 来賓のあいさつで白川市長は、壱岐の産業振興を考える上で、結び付きの深い福岡市とのパイプをより太くしたい。壱岐から福岡への週通勤(週末を壱岐で過ごす)の推進、そのためのシステム整備など考えたいなどと話し、「博多祇園山笠」に次いで七月下旬にある「郷ノ浦祇園山笠」への招待状を吉田市長に直接手渡した。
 さらに白川市長は、大都市・福岡市と歴史と癒しの島・壱岐市との姉妹都市的な結び付きの正式な締結をと話した。これは、先にも記したが長く深い歴史的な結び付き、近年の経済圏としての関係、市内に多数住む壱岐出身者、両市職員の交流、そして消えることのない福岡市きた区構想などといった点からも、まんざらではないが、関係性の決定的なポイントが何になるのかといった辺りがーで、しかし、夢のある大きな話である。
 本市の六月定例議会が六日に開会し、初日に施政方針説明があった。注目の行革では「無駄遣いストップ」本部を設置し今月末には計画を策定、その動きについて随時公表、市民からの提案も受け付け、資産の整理・統廃合で、民間への委託、売却の方針を示し、交流人口・定住人口の拡大で、県埋文センター、一支国博物館(仮称)を活きた施設とするため、周知、情報発信に努める。壱岐島荘、サンドームの譲渡や賃貸なども視野に入れ、早急に結論をーなどとしている。
 一次産業の振興では、自立できる農業経営の育成、特定農業団体・認定農業者の育成などに努め、厳しい状況が続く漁業は、新規就業者の育成に力を入れ、安定した種苗の生産など沿岸域での漁獲向上に期待するーなどとした。学校教育は原ノ辻遺跡、博物館活用による歴史遺産の徹底した学習、統廃合案を策定(十月末)し計画を固めたい方針。市民病院に関しては、医師確保など明確なビジョンを持つことが肝要とし、今年度中に「公立病院改革プラン」を策定ーなどと方針を示した。
 とにかく、市政を巡る環境は日に日に厳しくなる一方だが、福岡壱岐の会で示したような、白川市長の活動への切れ味を今後に強く期待したいし、どの問題に対しても、一般市民の視点を忘れず、自分と異なる声、小さな声にも耳を傾けた運営をーである。

○ひとしずく

先月二十八日の日刊紙に、全国の昨年一年間の自殺者数が三万人を超える見通しで、一九九八年以来十年連続となることが確実となった、とあった▼警察庁の統計によると、年間に自殺者が三万人を突破するようになったのは、企業の破たんが続出した一九九八年からで、その後、景気は回復したとされるが、自殺は一向に減らず三万二千人台が続き、世界保健機関=WHO=の統計で日本の自殺率は(二〇〇四年)二四・〇で世界九位というから驚きである▼本県の昨年の自殺者数は四百人と予想されており、壱岐保健所によると、本市は二〇〇六年は十人、〇五年十二人、〇四年十四人となっており、人口三万人規模としては多い方なのだそうだ。それにしても、交通事故の昨年の死者数は五千七百四十四人で、自殺者数はその約五・六倍にもなり、県では約七倍、本市では平成十八年で五倍と、これは何らかの対策が必要なのではーと、数字を見ると単純にそう思う▼自殺者が多いということは、それだけ社会の持つ不安が大きく、個々に何か根深い心的要因があるのだろうから、専門的に様々に学んだ質の高いカウンセラーの必要性が高いのと同時に、その不安、市(国)民と真摯に向き合い、取り組める地力を持った政治家の出現が期待されるが。