2005年4月26日 第4225号
-主なニュース-
全国から約400人が出席−海の森づくりこんぶサミット−
「海の森づくり こんぶサミットin おおむら実行委員会」(実行委員長・浦田俊信)主催の第1回「こんぶサミットin おおむら」の全国大会が22日、23日の両日、本県大村市シーハット大村で開かれ、全国から関係者約400人が参加した。同大会は「山、川、海の健康を取り戻そう」「海の森づくり運動を全国に広げよう」「“こんぶ”は地球と人を救うお医者さん」の3つをスローガンに掲げ、こんぶの海を浄化する働きや藻場としての特性に注目し、その利用方法や可能性について理解を深める場に―と、NPO、「海の森づくり推進協会」(代表理事・松田惠明)が共催。
豊作への願い込めて−各地で田植え、早期米−
本年産の早期米の田植えが24日、市内各地で盛んに行われていた。郷ノ浦町、大谷グラウンド近くの水田でも、夏を思わせるような日差しが照りつける日差しの中、黙々と田植えが行われていた。
渡良チームが優勝=中学女子ソフトボール=
九電杯、県大会壱岐予選
本市ソフトボール協会主催の九電杯中学女子春季大会・第33回県中学女子壱岐予選が23日、郷ノ浦町、大谷ソフト専用球場で開かれた。同大会には、渡良、勝本、箱崎、武生水の4チームが出場し、トーナメント方式で九電杯を目指した熱戦が展開され、決勝戦は渡良と箱崎が対戦、渡良が箱崎を打力で圧倒し16−6のスコアで制し、優勝、九電杯を奪取した。
署名数1万人を突破−選管に28日、署名簿提出へ−
壱岐市議会の解散を求める会
壱岐四町合併で在任特例を適用したことにより、議員数が62人に膨らんだ本市議会の定数を26人とすることで、本市の財政難解決に―と、住民投票も視野に入れ、議会に解散を求める署名活動を展開する「壱岐市議会の解散を求める会」のまとめによると、市内各地から集められた署名が24日に1万人を突破、25日現在1万2,490人に達した。同解散を求める会はこの日、同事務局で署名を集める受任者に集まってもらい、署名活動の確認などを行い、さらなる署名を集めるための運動をスタート、今日26日、議会事務局に副議長を訪ねて、経過を報告、瀬戸口和幸議長から「署名について重く受け止めている。6月定例会中に対応を決めることにし、連休中に議会運営委員会開催を要請し、状況の報告と今後の対応を検討したい」などのコメントが同求める会に出された。同会の東谷伸事務局長は24日、「28日に署名簿を壱岐市選管に提出し、29日から20日間のうちに有効、無効の審査が行われるが、費用の問題もあり、6月の定例議会以前のできるだけ早い時点での自主解散を」―などと話していた。
いよいよ5月1日開院−外来診療は6日スタート−
壱岐市民病院
市民待望の郷ノ浦町東触、壱岐市民病院がこのほど完成、5月1日に業務を開始するが、この日午前9時から、同病院の玄関前で開院式が行われる。壱岐公立病院(同町本村触)の老朽化に伴う移転新築により、その整備は旧四町合併以前から長きにわたって取り組まれ、紆余曲折を経てようやく完成に漕ぎつけた「壱岐市民病院」は、現在、外科医師2人のうち1人が内定しているものの、臨床研修制度などがネックとなり、市や議会など医師確保に尽力しているが、2人目の医師の確保ができていない厳しい状況にあり、市民の不安を抱えたままオープンを迎えることとなった。
ひとしずく
長崎市出島町に「呼吸する美術館」がコンセプトの県美術館が23日にオープンした▼本市で美術館といえば、郷ノ浦町、私設美術館・小さな美術館(館主=彫刻家・種田和夫氏)だけである。子ども―大人も含めて心の教育の必要性が問われ、情操教育の重要性が説かれるなかでである。充実した内容の図書館などもそうした点で大いに必要と思われる▼市の財政難がこうした問題を考えるとすぐに頭に浮かぶが、美術、文学、音楽、演劇などの芸術は、次の世代を育てる=個性豊かで、例えばトップランナーとしても大きなプレッシャーに自力で向かえるような人材育成を―と思うと、費用はかかるが必要なツールの一つではないか。中学生の文化部の活動の充実にも、それはあたるのではないか▼芸術、アートと向き合うということは、作品と自分との距離の中に、また、響いた音との間に、目には見えなかったり言葉で表現できない“何か”を見出したり、深く考え、作者がその作品に投影した心を感じ、共鳴、感動、また逆の思いを意識することではないかとも感じる▼こうした施設には、収益性は期待できない。が、心豊かな人材を育てる―の面も大きく有するだけに―ということである。
社説 −親と子新緑のつどい−
「春雨が穀物の発芽を促すころ」の意味がある二十四節気の一つ「穀雨」が20日に過ぎ、本市でも早期米の田植えが盛んに行われ、強い日差しや風、聞こえてくるカエルの鳴く声、フジの花の甘い香り―と、次の季節夏へとつながるイメージが自然界に満ち、その巡るサイクルに宿る生命力に驚かされ、感動させられることがたびたびある。壱岐の島の野山も季節が進み、彩り豊かに大小の花が咲き、照葉樹の山々は、若葉の緑と常緑樹の深い緑のコントラストが、絶妙な美しさを見せ、風にうねるその様は、とてもダイナミックで、ついつい見入ってしまい、早朝などはそのうねりに自分のリズムを合わせていると、その雄大な息吹に飲み込まれ、一体となった感覚を覚えることがあるほどで、この時季の照葉樹林の美しさは素晴らしい。
その“緑”を愛し、全国の緑化推進をアピールする第16回「全国『みどり愛護』のつどい」(国土交通省など主催)が23日、大阪府、淀川河川公園で、皇太子さまが出席、全国から都市の緑化活動の関係者ら約1,500人が参加して開かれ、皇太子さまが「淀川の地で生まれた『みどりの愛護』の波が大きく広がり、国内はもとより全世界の緑化に貢献することを期待します」などと、ご自身が研究対象にしている水運の例を挙げながらあいさつし、式典後に参加者らとヤマザクラを記念植樹したという。
本市でも来月28日、勝本町、イルカパークで、「親と子の新緑のつどい」として、今回も「森林は水源のかん養、大気の浄化、豊かな海づくり、人々の心の平安」など、人々に多大な恩恵を与えており、その恵に感謝し、緑化推進運動の一環として、緑豊かな活力ある美しい郷土づくりを―と開かれ、三島・筒城・勝本の三小学・緑の少年団員をはじめ、市内各小学校の代表、来賓ら約330人が出席して開かれる運びとなっている。
最近は、ガーデニングの普及、個人や団体による“花いっぱい”への取り組みが進み、美しい草花などで彩られている場所が増えているように感じられることが多い。これも緑化運動の一環ではないかと思う。身のまわりの小さな緑を大切にしたいとする市民の心が見えるようで素晴らしい。誰かに何かをしてもらうのではなく、その小さな環境美化の行動が、緑化運動に対する個人の一歩としてその場所に刻まれているし、大きくは世界の緑化運動にもつながっていよう。海の森づくりこんぶサミットが23日に大村で行われたが、山と海―壱岐の自然を守り育てることで人も育ち、ほんとうに人も自然も豊かな島に―と願う。
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