2006年3月1日 第4293号
-主なニュース−
石田スポーツセンター・一支国博物館・印通寺ターミナルビルなど予定
来年度当初予算210億9200万円に−73議案を上程、3日開会・市議会定例会−
本市議会の議会運営委員会が2月22日に開かれ、本年・第1回定例会が3日から開会し、会期は同日から24日(閉会)までとすることを決めた。同議会では、一般会計補正予算案8件、条例議案42件、そのほかを合わせ73件の議案が上程される運びとなっている。また同委員会終了後、市は記者会見を開き、会計当初予算額や平成18年度予定の主要事業を明らかにした。平成18年度当初一般会計は210億9200万円(前年度比1億500万円増)。
「日本捕鯨の黎明期と壱岐」−18日、19日・国際シンポジウム−
一支國研究会(塩屋勝利会長)主催の国際シンポジウム「日本捕鯨の黎明期と壱岐」が18日と19日の両日、芦辺町、離島センターで開かれる。初日(午後6時半開会)は、長崎国際大学大学院・立平進教授の基調講演や「考古学資料に観る鯨」と題したシンポジウムが開かれる。パネリストは立教大学・山浦清教授、韓国木浦大学校・金建洙教授、県原の辻遺跡調査事務所長・安楽勉氏で、コーディネーターを平戸市生月町「島の館」・中園成生学芸員。アトラクションとして前目鯨捕り唄と小川島鯨唄が披露される。2日目(午前9時半開会)では、「日本人と捕鯨文化」をテーマに開かれ、パネリストは北海学園大学・岩崎Good manまさみ教授、九州山口鯨協議会・日野浩二副会長、初日に基調講演をした立平教授。会場では鯨料理試食会も開かれる。
田河クラブが優勝−少年剣士35人が熱戦−
第34回市少年剣道錬成大会
壱岐剣道協会(末永正幸会長)主催の第34回市少年剣道錬成大会が26日、郷ノ浦町、大谷体育館で、剣道の普及と発展、青少年の健全育成を―と、市内クラブに通う3〜6年生の小学生選手35人が出場して、日ごろの練習の成果を発揮して、気合の込もった熱戦を展開した。
食育のあり方、家庭との連携など−生活習慣病予防を食の観点から見直す−
第53回市学校保健研究協議大会
本市学校保健会、市教委主催の第53回・市学校保健研究協議大会が2月24日、関係者約200人が参加して勝本町、かざはやで開かれた。本年度学校保健会の推進事項「生涯を通じて心身ともに健康な児童・生徒の育成」のもと行われた同研究大会では、永年功労者、よい歯の学校、健康推進学校の表彰状授与に続き、長崎大学生産科学研究科・中村修助教授による特別講演、渡良小学校の養護教諭・長岡和子さんの研究発表「食に関する指導の充実と養護教諭の関わり」、研究協議「食に関する指導の充実について」など行われた。
“青い光”に高まる期待−発光ダイオード集魚灯−
イカ釣りに漁業実用化試験
県により実用化に向けた取り組みが実施されている「発光ダイオード集魚灯」のイカ釣り漁業への実用化試験が2月中旬から約1か月間、壱岐周辺海域で行われているが、22日夜、勝本町沖で実施された試験操業の様子を報道機関に公開した。
最優秀に石田町・山口民子さん−地産地消・料理コンクール−
市郷土食文化支援事業推進協議会主催の「地産地消創作料理コンクール」が2月27日、芦辺町、離島センターで開かれた。同コンクールには、レシピによる予備審査(応募総数32点)を通過した16点が出品され、最優秀には、石田町筒城西、山口民子さんの「アスパラのがんも春巻き」が選ばれた。
ネットショップ構築の実用書出版−湯の本出身 平山泰朗さん−
日本最大規模のネットショップ相互扶助団体・NPO法人「全国イーコマース協議会」(会員数約850事業者)の理事長で、ITの関連会社・?潟Eォークスコミュニケーションズの代表取締役社長・平山泰朗さん(34)=勝本町湯の本出身=の初の著書「必携ネットショップ構築標準ガイド」(A5版、207ページ)がこのほど出版された。
ひとしずく
東京の実家に、いわゆる法事的な出来事があり、先月の下旬、3泊4日の日程で帰省した▼帰省すると、何かと行事、予定が入り、ゆっくりと過ごせないものであるが、今回は1日ゆっくりできる日があり、学生時代、若い頃の思い出が詰まった国立(くにたち)へ出掛けてみた▼高校―大学―社会へ出て、壱岐へやってくるまでの思い出が、夜空のきら星のように輝き、満ちている場所であり、JRの中央線に乗って、その駅が近づいてくると、懐かしい景色が目に飛び込んでくる▼着いて南口の改札を抜けると、目の前に道幅が30?bはありそうな大学通り、少し歩くと朝日がさしてくる朝日通り、よく晴れた日には、道路沿いの建物と建物の間に富士山が見える富士見通りのメインストリートがあり、その三つの道路を中心に区画整理された街並みがある▼その大学通りの中心辺りに、道路をはさみ、武蔵野の林野が残る一ツ橋大学がある。その広い大学の古い校舎の一角に、オーケストラの部室があったが、そこにはもう新しい校舎が建っていた▼そして今では一流の演奏家になっている音楽家たちに手伝ってもらい、たびたびコンサートを開いた、音の響きが素晴らしい講堂は今も残っていた。たまにはゆっくりと、こうした場所を訪ねてみるのもいいものである。
社説 旅立つ若者たちへ
壱岐・壱岐商業両高校の卒業式が今年も1日にそろって行われ、今回、58回目の壱岐は男子・126人、女子・138人の合わせて264人、第45回目の壱岐商業は男子・49人、女子60人の合わせて109人、両高校合わせて363人の生徒が、人生のなかで最も多感な頃とされる期間、3年間を通し、それぞれに善くも悪くも心に刻む体験、経験を重ねた学生生活から、進学、就職と、これまでにない新たなスタイルを持った社会へと旅立っていった。両高校の卒業式が行われた3月1日は、壱岐の旧四町が紆余曲折を経、合併して壱岐市がスタートした日でもある。今の壱岐市は、まだまだ旧四町時代の意識から抜け切れずにいる部分が少しずつではあるものの、一本化された壱岐として前向きに、望まれている地域の特性を活かした独自の地域振興による自立―を目指し、そうしたスタイルを有するための、最もベーシックなデザインによる新たなまちづくりが、まあ、着々と進められている時ではないかと見られる。
国は、景気など確かに明るさが増してきている―としているものの、そのように感じられる層と、逆に感じられない層の差が、より明らかになり、社会全体が表面的には落ち着きを取り戻しながら前進しているようでもあるが、まだまだ混沌としている部分が大きく、その表面との間が間延びしながら、より厳しさが強まってきているようにさえ観じられる。今後さらに、その間延びが大きく広がらないための、政策が、意識改革が必要になる“かも”しれない。そうした社会の中で、これからのあらゆる面で、社会、人々を支えてゆかなければならない―ということは、あまりに大きなことのようではあるが、先日、話した数年前に起業して奮闘する若い社長は、「何か小さくても、一つの事業、イベントでも成功させることに、とても大きな意味がある。成功のある所へそのエネルギーやネットワークが集まる。次にその集まったエネルギーやネットワークにより、新たなチャレンジをスタートさせることができる。その小さな成功体験の積み重ねが大切」「自分はこれまで貯えてきたノウハウを100%講演や著書で紹介している。それを活かす人は普通一%にも満たないかもしれないが、使えると思った情報は、まず利用してみるべき」などと語り、「“郷里のために、育ててくれたもののために何かをする”という意志を自分に高く掲げ背景とし、無関心な都会人ではなく、多様な社会に強く関心を持って学び、その逆の田舎人を目指したい」とも熱く語っていたが、その言葉と熱く語れるものを見つけることを、卒業生らへの言葉としたい。
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