2005年3月25日 第4220号より 

解散決議案を否決†賛成29、反対31†


壱岐市議会


壱岐市議会は定例会最終日の25日、本会議で議員発議による議会解散に関する決議案を100人を超える市民が傍聴し見守るなか採決され、賛成29人、反対31人で否決した。


同議会解散決議案は、町田正一議員を提出者に、24人の議員の賛同を得て提案され、町田議員は「財政が厳しく行財政改革の推進は議会から始められるべきで、任期は来年2月末日であるが、本年定数26で市政に取り組み職責を果たすべき」などと提案についての説明があり、賛否の討論が行われた後、無記名による投票の結果、賛成少数で同議案が否決された。


同市議会は、昨年の旧四町合併の際の在任特例により、旧四町の全議員が市議となり、議員数が62人に膨らんだこともあり、市民の間では当時から議員数を定数へ―とする声があったが、現在に至っており、同議案が可決されるためには、全議員の4分の3以上の出席と出席した議員の5分の4以上の賛成が必要だった。


盈科陸上チームが3位†激しい雨の中、全選手が力走†


虹の松原カップ 西日本選抜小学生駅伝


佐賀県唐津市など主催の第17回虹の松原カップ西日本選抜小学生クラブ駅伝競争大会が27日に開かれ、本市・盈科陸上クラブが健闘、男子の部3位に入った。


壱岐市民病院が完成=外科医師確保にめど立たず=


11診療科目でオープンへ


老朽化に伴う壱岐公立病院の移転新築により、郷ノ浦町本村触から、同町東触・桜川地区での整備が急ピッチで進められていた同病院=壱岐市民病院=がこのほど完成、5月1日のオープン目指して医療機器の搬入などが急ピッチで行われている。


旧四町合併以前から広域的な課題として長きにわたり取り組まれ、ようやくここまで漕ぎつけたものの、昨年12月の壱岐市議会・定例会で、長田徹市長が、「議会の内容、公立病院で医療ミスがあったとする一島内紙の報道などから、公立、かたばる両病院への医師派遣が、4月以降できなくなるという連絡が、九大医学部第二外科医局側からあり、影響が懸念される」などとする報告がなされ、3月末日現在も外科医師の確保にめどは立っておらずきょう1日から外科は休診となり、急ぎ手術が必要と見られる患者、症状の重い患者らは、島内の医師で対応できない場合は、従来の急患搬送システムで島外の病院に搬送するという。この状況に、多くの島民から不安の声が上がっており、離島の生命線とも言える総合病院で、1日も早く正常な運営が再開されるよう、市、議会の更なる努力が強く望まれている。


12年間無欠席†壱岐高・今春卒業 郷ノ浦町 山内尚子さん†


壱岐高校をこの春卒業した郷ノ浦町志原西触、山内尚子さん(18)は、小学1年生から高校を卒業するまでの12年間の学生生活を、無欠席で過ごした。高校の3年間は無遅刻という山内さんは、「自分に自信が持てるようになりたくて始めたチャレンジ。家族や友人たちは喜んでくれていますが、周囲の人たちの世話になりながらの目標達成だったので、やり遂げてホッとしています。でもマジたいへんでした」「これからは保健師を目指して頑張ります」と、素敵な笑顔いっぱいに話してくれた。


舟グロに男女20チームが参加†春一番風のフェスタ†


春恒例の「春一番風のフェスタ」が今年も27日に開かれ、雨が降るあいにくの天候となったが多くの人出でにぎわった。同フェスタの目玉、和船による舟グロには男女20チームが出場、一般の部で「猿岩っち、どっち!あっち!」(沼津新田触)、女性の部で「かぐや姫」(初山西触、同東触)がそれぞれ優勝した。この他レースの主な成績は次の通り。


▼一般2,市議会産業経済委員会号(市議会)3,本町流チーム(郷ノ浦本町)、消防団長艇(郷ノ浦町消防団)

▼女性の部2,紀宮様と一度よばれてみたいパールレディス(上村真珠)


ひとしずく


いつもの釣り場、牧崎で、以前から顔見知りの若い釣り人2人に出会った。2人とは、彼らが島外の大学へ進学していたこともあり、久しぶりに出会った


▼1人は小学生の頃から知っている若者で、崖を下って磯に降り、仕掛けづくりをする間に、卒業の進路など尋ねると、「卒業までの方向とは違うけど、バイト先の会社でしている仕事につきたいと思い頑張ってます。自分がしたい事が、できなかったことで、それをこれからの失敗などマイナスの経験の言い訳けにしたくないから、両親を説得して」―などと話してくれた


▼また、もう1人は、壱岐市内での就職を決め、この4月から会社務めをスタートさせるが、彼も大学で学んできた方向からは少々方向を変え、「これからの仕事にいかに活かせるのか、新たな生活をふるさとでスタートできるなんて、楽しそう」などと話してくれた


▼釣果には恵まれなかったものの、片や小学生、片や高校生のころから知っている若者から、グラス片手に夢やこれからの仕事について、趣味の釣りの事など、目を輝かせて語る2人の姿を見て、頼もしく思い、しぼみかけていた心の“熱”が、上がってきたようにも感じられた。何より2人から伝わってくるそれぞれの若さが素晴らしく、うれしかった


▼それにしても自分の感覚も、2人とのコミュニケイションで「俺もちょっぴり?結構“おやじ”かも?だ!」と実感・・。


社説 †新年度のスタートに†


今年も春の定期人事異動が発令され、本市のフェリーが発着する各港などでは、転勤や就職、進学などで壱岐を後にする人たちを見送る島ならでは†フェリーが離岸する際に流される音楽「蛍の光」、バンザイをしてエールを送る人たち、相方の思いを断ち切るように切れて風に舞う五色のテープ†と、まるで映画の1シーンを見るような、何とも切ない光景が続いているが、きょう1日から2005年度が動き出した。本年度は、旧四町の合併に向けて組織された「壱岐四町合併協議会」が策定した新市建設計画「飛翔…壱岐21世紀計画」の内容を踏まえ、本市が進むべき方向とそれを達成するための方策を明らかにし、本市のまちづくりを進める上での総合的な行財政運営指針となり、市民や企業などが一体となったまちづくり、協働のあり方・活動方針を示す「壱岐市総合計画」のスタート年である。


▽安心・安全な住みよいまちづくり▽個性あるまちづくり―と進められる壱岐市総合計画は、「自ら関わり、共に創る自然の島づくり」を基本理念に†産業振興で活力あふれるまちづくり=産業振興†福祉・健康づくりの充実で安心のまちづくり=福祉、健康†自然を生かした環境にやさしいまちづくり=自然・生活環境†心豊かな人が育つまちづくり=教育、文化、スポーツ†国内外交流が盛んなまちづくり=国内外交流†さまざまな人が関わり合うまちづくり=地域経営―と、この6項目が、今後10年間の市政運営、まちづくりの基本指針となり、様々な事業が展開されることになる。


新年度がスタートした今月は、小・中・高校と新学期が始まる月でもあり、まだ背負う本人より大きく見えるランドセルを背負って登校する児童、真新しい制服に身を包んで通学する生徒たち“新入生”を見ていると、子どもたち皆の胸に秘められた、新たなる社会への希望や夢が、不安を超えて膨らんでいくようにも感じ、「まさに次代、次の壱岐市、島を築く貴重な宝、人材なんだなあ」とつくづくと思う。それだけに、今、大人たちが築きゆく壱岐―社会の有り様への責任の重さを意識せずにはいられない。子どもたちが新たな一歩を踏み出すように、大人たちも、それぞれの場で―ということであるが、“今さら”であろうか。さて、この新年度の始まりに合わせ、春の交通安全運動が6日から10日間実施される。交通安全も島づくりも主役は島民一人ひとりである。それぞれにバランスの取れた豊かな自分づくりに励み、得た知恵を壱岐づくりに発揮しよう。