2005年2月1日 第4212号より
「やぶ椿」「水仙」「まき」「めじろ」†本市の花木・花・木・鳥 決まる†
壱岐市は1月28日、市のシンボルとなる、市の花木を「やぶ椿」、花を「水仙」、木を「まき」、鳥を「めじろ」に決定したことを発表した。
シンボルの選定は、旧四町の文化協会長が推薦した委員から構成された選定委員会(白川芳継委員長、10人)が行い、昨年11月1日から1月15日まで希望の名前を公募、92人=郷ノ浦14人、勝本12人、芦辺58人、石田8人=から応募があり、それぞれ一番多かったものが選ばれた。
選定の理由は、やぶ椿は、島内全域に数多く自生し、市民に親しまれていることや常緑樹で葉が厚く、丈夫で光沢があり、緑の島に最もふさわしいこと。水仙は、島内のいたるところに群生して親しみがあり、清楚で気品がある。まきは、島内に古くから自生し、市民になじみが深く、壱岐に適した上品な樹で、一年中青々としている。めじろは、島内に広く生息して親しみがあり、身近に見られ、可愛く鳴く―など。
指定日は、壱岐市誕生一周年となる今年3月1日で、市の歌は来月15日に発表されることになっている。
6日10時、文化ホール前スタート†4地区対抗で8チーム出場†
第47回壱岐一周駅伝大会
壱岐体育協会(山内五郎会長)主催の「壱岐一周駅伝大会」が今年も6日午前10時、郷ノ浦町、文化ホール前をスタート、ゴールする島内を巡る13区間50・7キロのコースで開かれる。第47回目を迎える同大会は、青年と一般の2部門に、郷ノ浦、勝本、芦辺、石田の4地区対抗で、8チームが出場して行われ、厳しい寒気を突いて各地区の代表選手らが健脚を競い合う。
上映会好評!!†郷ノ浦町出身 村上安弘さん 初監督映画「本流」†
郷ノ浦町出身で、テレビの教育番組から報道番組など手掛ける村上安弘さんの初めて監督したドキュメンタリー映画「本流」の第一回上映会(壱岐出身の映画監督を育てる会主催)が30日夜、郷ノ浦町、文化ホール中ホールで開かれ好評だった。
上映を前に村上監督が「映画は制作から上映と出会いの連続、多くの協力者たち、この上映での出会いに感謝したい」などと舞台あいさつ。幼いころの弁天崎などでの自然体験がベースとなっているという作品が「頂(いただき)を目指す人がある。自分の地図にその頂が載っていない人もある。私の頂はどこにあるんだろう。自分の地図に自分の頂きを示すことが―」と、スクリーンにスタートした。
村上監督は上映後、「今回見てくれた人たちが、自分や人生について考える際の一つのきっかけになれば」などと話し、客席を追加する程、多くの市民が会場に足を運び、鑑賞してくれたことを心から喜んでいるようだった。また、村上さんは13日(日)午後6時半から上映される第二回上映会でも、来島して舞台あいさつをする予定。多くの鑑賞が呼びかけられている。
上映について問い合わせなど、長田米穀店(電話47-0065)か市山さん(090―6184)へ。
市山豊さんが優勝†むぎ焼酎壱岐杯 ゴルフ月例杯入賞者大会†
壱岐カントリークラブの本年度月例杯入賞者大会・むぎ焼酎壱岐杯が30日、寒気を突いて開かれた。 同大会は、1年間の月例杯の入賞者26人が出場して行われ、高レベルな戦いの末、郷ノ浦町、市山豊さんが今年の頂点に輝いた。2位は松田邦男さん(芦辺町)、3位は宮本祥一さん(勝本町)。また、長岡五男さん(郷ノ浦町)が最終ホールでホールインワンを達成した。ベストグロスは、グロス74で日高洋三さん(同)。
「蘭亭書道展」で入賞†勝本町、福田敏氏†
壱岐美術展覧会・書部門の審査員代表で、本紙元旦号に「繋」を揮ごうした勝本町、福田孤舟(敏)氏は、本年の第18回「蘭亭書道展」・一般の部で入賞、長崎文化放送賞を受賞した。作品は3月1日から6日まで福岡市大濠、福岡市美術館で開かれる蘭亭書道展で展示される。
ひとしずく
昨晩、郷ノ浦町、文化ホール・中ホールで、郷ノ浦町出身で、テレビの報道番組や教育番組、ドキュメンタリーなど制作し、活躍する村上安弘さん初の監督作品・冒険ドキュメンタリー映画「本流」の第一回上映会があり、300人を超える市民が会場に足を運んだ
▼本紙も今回の上映を応援してきたこの映画は、「はたして、自分の人生、自身の在り方はこのままでいいのか」と、“内なる声”に突き動かされるように、長野県小谷村にある冒険学校の63日間のプログラムに参加した元OLら12人の女性を中心に、心、表情の変化など、より接近して写し出した作品
▼第一回目の上映会を前に、村上監督は、この映画の見どころについて、「目の前の途方もないような現実、自然から、参加者らが疑問を抱えながらも逃げずに考え、自問自答を繰り返し、63日間のプログラムにゴール、少しだけ『何か』を手にした彼女たちのリアルな姿に、見た側のそれぞれも『何か』を感じ、考えてもらえれば―
」などと話していたが、上映終了直後の会場内の空気、知人らの感想にもそうした表情があった
▼第二回上映会が13日(日)午後6時半=上映=から、勝本町、文化センターで行われる。是非、高校生はじめ、多くの若者に観てもらい、その『何か』を、それぞれに考えてみてほしい。
社説 †問題の起点は『不安』!?†
現在の農業は、デフレや輸入農作物の増加、食品の偽装など、多様な問題をかかえ、人々の生命と健康に役立つ循環農法の必要性が問われはじめており、それを自らが組合長を務める千葉県旭市、旭愛農生産組合で実践する大松英雄さん(62)と福岡空港で合流し、農民作家として著名な佐賀県唐津市、山下惣一さん(63)宅へ向かった。山下さん宅へは、「食と農を大切にする社会のモデルづくりを」と設立された「元気クラブ」が、研修の一環として訪ねることを知り、初代代表でもある大松さんに頼み、同席させてもらった。
研修では山下さんと山の急斜面につくられた田畑の視察、山下さんとの意見交換があり、そこではまず、山下さんが、この場所でどう生きるかが自分の農業。自給自足ほど豊かなことはない。発想を転換すれば百姓は豊かな生活をしていることになる―と口火を切り、後継者問題では、農家は「家」、人ではなく、農業は家にくっついていて、例えば後継者となるその家の長男は、血族を守る一族の†公民館長†的存在である。後継者がいることは素晴らしいが、逆にそれは難しさも伴う。後継者の「嫁」を含め、価値観が大きく異なる若者たちと、率直なコミュニケーションがとれるようになるまで続くのでは―などと話した。
現在の国の政策については、農業があるから農政があり、今はそれが逆になっている。農政は吹き抜ける風のようなもの―などと話し、最近、対馬で開かれた「九州の百姓の集い」で、参加した韓国の農業者が語った「農業は正しい道をいかなければ」の言葉が印象的で、韓国、内外のそうしたプライドを持って農業に取り組む人たちとの連携を深める必要性が意識されたという。特に後継者問題では、暗黙のうちに、相互に理解されている言葉にならない何か、共通の不安があるように感じられ、大松さんに尋ねてみると、「百姓の家は農業が支えていて、各世代の後継者はリレーのランナー、次のランナーがいないということは、次の時代に自分たちの価値観、存在が否定されることにもつながりかねず、深く大きな不安となっている」と答えた。女性の参加者からは「自由に決めさせたいというジレンマはあるが、もしもの時が来る前に新たな力を外部に求めてみる―の覚悟もできていない」などとする声も聞かれた。
「農業だけではない」との思いを強く意識した内容であったが、壱岐がかかえるさまざまな問題、課題の起点は案外その不安で、その解消には、個人も社会も相方向に開かれ、冷静に徹底して取り組まれるコミュニケーションづくりが望まれ、相容れずと理解された場合でも、共通の目標としての地域振興、成長を掲げ、相方向に伸びゆくための場づくりが、その不安を共有したようにできるはず―と思われる。
- | HOME |

