2005年1月17日 第4210号より
新たな営農業で発展を−エコファーマに88人認定−
壱岐農林業活性化大会
壱岐地域農業振興協議会(会長・長田徹市長)主催の「壱岐地域農林業活性化大会」が20日、勝本町、かざはやで、農業者や農協各生産部会、農協青年部、同女性部など関係者ら約200人が参加して開かれた。同大会は、農業の振興と活性化を図る目的で行われ、県農業賞の授与式、堆肥等を活用した土づくりと化学農薬・肥料の使用を低減することなどに取りくむ農業者を知事が認定した「エコファーマー」の認定証交付式があった。
県農業賞授与式では、葉たばこ部門で、徹底した土壌管理対策や病害中防除対策、常に収量、品質共に高い水準を保ち技術が高いこと。肉用牛部門では、葉たばこと飼料作物の輪作による自給飼料の確保や子牛の育成の委託による省力化など農業経営の効率化に努力していることから、岡口勝洋さんと富美子さん夫妻が県知事賞に選ばれ、飼育管理技術の向上と優良牛の増頭などに向けた活動に努力し、子牛の価格は平均価格より高く、飼育頭数も増加し、規模拡大が図られていることなどから、勝本町東触和牛研究グループに県地域農業振興協議会長賞が贈られた。
エコファーマー認定交付式では、市農協メロン部会(野元博幸部会長)の会員88人が新たに認定され、既に認定されているアスパラ部会69人、イチゴ部会57人を合わせて、延べ214人(実数178人)となり、主な施設園芸が全て認定された。また、税理士の平山寿則さんの講演「農家の税金あれこれ〜個人の税金と法人の税金」が行われた。
34校5402人が来島予定−本年度・修学旅行客−
壱岐観光協会(村田好弘会長)でこのほど、本年度の修学旅行客の来島予定者数がまとまった。まとめによると、本年度は今のところ、近畿や関西方面、宮崎から中学校30校、高校は大阪、奈良、愛知、静岡の4県から各1校、合計34校、5,402人の来島が予定されており、第一陣は4月19日から2泊3日の日程で初来島の岡山市立岡輝中学校の130人で、ラストは12月8日に初来島、1泊2日で壱岐を旅する静岡県立磐田農業高校の203人となっている。最多来島校は11回目の愛知市立岡崎城西高校の250人。
寒気を突いて力走−武生水が優勝−
第15回郷ノ浦町内1周駅伝大会
郷ノ浦町体育協会、同町6地区公民館など主催の「郷ノ浦町内一周駅伝大会」が16日、初瀬浦をスタートして、町内を巡り文化ホールにゴールするコースで開かれ、武生水が2時間2分17秒のタイムで優勝した。今年で15回目を迎えた同大会は、町内6地区の代表チーム・各12人、72人の選手が出場して行われ、選手たちは、沿道の市民ら多くの応援を背に、寒気を突く走りで健脚を競い合い、12区間31・6†でタスキをつないだ。
大会の主な成績は次の通り。
▼総合†武生水2時間02分17秒†渡良†初山†沼津†柳田†志原▽前半(1区〜4区、8†)†武生水†柳田†沼津▽中間(5区〜8区、11・8†)†沼津†武生水†渡良▽後半(9区〜12区、11・8†)†武生水†渡良†初山
「広報いき」が最優秀賞−組み写真では優秀賞−
県広報紙コンクール
県主催の平成17年県広報コンクールの審査がこのほど、長崎市で行われ、壱岐市の「広報いき」(8月号)が広報紙(市)の部で、見事に最優秀賞に輝き、組み写真の部でも「267年続く『男いき』−郷ノ浦祇園山笠」(9月号)が優秀賞に選ばれた。
風のささやき=原の辻遺跡って?=
「原の辻遺跡の素晴らしさって何?」と聞かれることがたびたびある。例えばその質問には▽魏志倭人伝の記述の中で、倭の国々で国名がわかり、王都が特定できるのは原の辻遺跡だけ▽弥生時代の遺跡として静岡・登呂、佐賀県・吉野ヶ里、壱岐・原の辻の三遺跡が国指定特別史跡で、いわば国宝であること▽シルクロードへも繋がってゆく、大陸との交流、内外への窓口▽豊かな自然、美味なる食材などは、国内にはこの島以外にも、本物とされる地域、物が数々ある。が、原の辻遺跡は壱岐の島にしかない本物中の本物であり、他にはないという実感がある−などと応えるようにしている。
はたして、そう応えているうちに、それを本当に実感しているのかと、疑問に思えてくることもあり、県内各地の資料が集まることになり、研究施設としての色合いが濃い埋蔵文化財センターや市の博物館が、その本物をしっかりと受け止められ、応えられる施設として整備され、福岡県・太宰府に建設される九州国立博物館とも連携し、より“その素晴らしさ“を実感し、内外に十分にアピールできるものであってほしい。
加えて、この“何?”の問いに、子どもらにもわかりやすい言葉で応えるための専門家の工夫、興味を持たせるための工夫、さらには本紙をはじめマスコミのより一層の理解と協力、PRが望まれる。「知る」「知らせる」ということが市民と行政、専門家、マスコミと、双方向でキィワードとなろう。
本物を知り、学び理解しようとする市民はもちろん、興味ある人々の姿勢にも素晴らしさがあるが、何より他にはない、この島にしかないという素晴らしさを、児童・生徒らの学習、市民の生涯学習の中で伝え、全壱岐市民の誇り、アイデンティティ、バックボーンとなりえる存在として知られる程に、その活動を展開する必要があるのではないか−と、その質問に応えるたびに観じられる。
大阪からチヌ釣り取材=大物はマダイ2・1†=
編集長の釣行メモ
大阪の釣り雑誌「ちぬ倶楽部」の取材で15日、編集長の四元秀敏さんが来島、瀬渡し船「シータイガー」・久間清喜船長の紹介で、一緒に竿を出すことになった。「チヌパワーズ」といかにも…な釣りクラブを主宰していることもあってか“白羽の矢”ということになったのかどうかは、定かではないが、とにかくクラブの釣友と3人で、今が一番釣りにくいチヌに挑むことになった。最近は北西からの季節風が強く、海はシケ模様の日が多く、その当日は、前日までの天気予報では寒が締まり雨か雪の予報だっただけに、郷ノ浦方面は無理かも、と思っていたが、天候に恵まれ、机島横の金白という磯から、イルカ鼻を見るような場所から北西の風を背に受け、午前10時半ごろから釣り始めた。
以前から知人に、フグが釣れたら持ってきて†と言われていたが、そのフグが釣り開始早々から入れ喰いとなり、潮が郷ノ浦に向かうように流れている間中つれ続けた。ちなみにフグは、“もしも”ということもあるので、持ち帰ったことは言うまでもないが、後でずい分と責められて†。その潮が緩み始め、そろそろ昼食のことが気になり始めたころ、写真の50†オーバー、2・1†のマダイが四元編集長の竿を絞り込み、見事なやり取りでアッというまに釣友の差し出す玉網に納まった。
この後もフグが当たり続け、針ごとずい分エサを取られたものの、夕方五時過ぎの納竿までにキロ級のマダイ2尾、25†クラスのマダイ1尾と、マダイばかり4尾の結果で、今回は赤ではなく黒の取材だっただけに、普段の釣りとは逆の残念な結果となった。
「来月の下旬には、大型のチヌが釣れ始めるとは思う。グループで“束(百)”の結果も珍しくない、春から初夏に、是非、再取材を」と頼んではみたが†である。果たしてその「チヌ倶楽部」にはどのように紹介されるのだろうか。
ひとしずく
最近、壱岐でもカゼがはやっている。あちこちで、鼻をグズグズさせ、せき込んでいる人たちを見かける。吐いたり下したりする人もあるという
▼今年に入ってから、カゼなどが流行しやすいとされる乾燥して寒い日が続いている。昨日20日は、二十四節気の一つで、このころが1年で最も寒いとされる「大寒」で、前後して納得できる天候の毎日で、エアコンをフル回転させて、外気以上にマイルームを乾燥させていたこともあってか、この数日、ノドに違和感を感じていたら、すっかりひきこんでしまった
▼カゼは、胃腸の疲れも原因にあげられるーと聞いたことがあるが、これにピッタリと当てはまるような生活が続いただけに、この辺りから、身体からのメッセージを受け取って、体調を整えたいと、このカゼの"お陰"でーと、今、考えているところで、春本番を前に、身も心も今少し軽快にーなどとも?
▼先日、センター試験が行われ、いよいよ受験のシーズンに突入した。受験生は最も大切な時期を迎え、カゼなど引かぬよう手洗いとうがいを、帰宅した際などには徹底するなど、"その時"に体調を崩し実力を発揮できぬようなことがないよう心掛け、万全の体制でチャレンジしてもらいたい
▼とにかく、万病のもととされるカゼなど引き込まぬよう体調を整え、それぞれのチャレンジや仕事を頑張ろう。
社説 −「阪神・淡路大震災十周年追悼式に」に−
日本漢字能力検定協会(京都市)は毎年12月、その年の世相を象徴する漢字を公募し、応募の中から選定して京都、清水寺で発表している。昨年は、相次いで日本列島に上陸した台風や新潟中越地震、記録的な夏の猛暑−の天災、イラクでの人質殺害、国内では幼児の虐待、子どもによる殺人事件−などの人災も多発したことを反映し、人間の自然などに対する身勝手さや天災に無力さを痛感するなどの意見も多かったことから、「災」の字が選ばれ、清水寺の森清範貫主が揮ごうした。
今月17日は、6,433人の生命が奪われた戦後最悪の災害、阪神大震災から丸10年に当たり、各被災地では遺族らによる鎮魂への祈りが捧げられ、兵庫県神戸市では「阪神・淡路大震災十周年追悼式」が天皇、皇后両陛下も式典に参加して行われ、天皇陛下は「−震災の経験と、得られた教訓を、広く人々に伝え、将来にいかすための様々な試みが進められ、国内外で地震の発生に備え、災害の復興に当たり、兵庫県の経験に学び、受け入れる努力がなされていることは、誠に意義深い。−一人でも多くの命が災害から守られる安全性の高い社会を築いていかなければならない」などと、追悼のおことばを述べられたという。そのおことばの通り、一人でも多くの命が災害から守られる安全性の高い社会を−と、スマトラ沖地震など大災害が発生し、その報道を目に、耳にするたびに思う。それは、大地震や津波、洪水などの自然災害、紛争、戦争、内戦、テロ事件、事故から、自然、環境の破壊−の人災と、あらゆる災害からである。人々が安心して自分を発揮しながら、安全に暮らすことができる平和な社会づくりは、人類の共通した努めであるはず。
災の字を揮ごうした森貫主は「災いが転じて和を招くように、来年は心一つになって、世界も和む年になってほしい」と話したとされるが、「一人ひとりは小さな私たちが、毎日をできるだけ和やかな心で過ごすように心掛け、幸福感を普段の生活の中で、路傍の花に気づく様に見出し、その発見に喜び、その一瞬を過ごす。こうした心掛けの積み重ねで人による人災は減り、天災が起きた後も、その地で心が救われる人が多くなる−」と、本紙でも何回か紹介した神戸市の隣り、赤穂市の天台宗・普門寺の住職が話してくれたことを今思い出す。阪神大震災被災地の地区追悼式で、灯したろうそくで書かれたという「かんしゃ」の文字や「1・17」の文字、祈る市民の姿からもつくづくと思われる。その普段の「心掛け」−が。
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