2005年1月6日 第4208号より
壱岐の5建造物を登録−県『まちづくり景観資産』−
県が登録する「まちづくり景観資産」にこのほど、石田町石田西触、碧雲荘(主屋、門、庭園)、花雲亭(茶室、待合)など市内の五建造物が登録された。「まちづくり景観資産」登録制度は、県内の良好な景観資産を守り伝えることを目的に、個性的で魅力ある景観を形成しているまちなみや地域景観の核となっている建造物を登録し、観光資源として魅力を高め、交流人口の拡大などにつなげよう−と行われている事業。
全国でも珍しい取り組みで、九州では今のところ本県のみとされ、平成16年4月から現在までに、まちなみ20件、建造物67件の合わせて87件が登録されている。本市から今回の登録で、碧雲荘と花雲亭のほか
▽郷ノ浦町片原触、弁天荘の主屋と門▽勝本浦町勝本町、旧松本薬局▽芦辺町瀬戸浦、前田家住宅が登録された。
1515人参加、9日午前10時号砲−アテネ五輪金・野口選手らゲスト−
第19回壱岐の島新春マラソン大会
新春恒例のスポーツイベントとして定着している「壱岐の島新春マラソン大会」(同大会実行委員会主催)が9日午前10時から芦辺町、ふれあい広場をスタート・ゴールする特設コースで、今年はゲストにアテネオリンピック女子マラソンの金メダリスト・野口みすき選手と藤田信之監督を招いて開かれる。
第19回目の今大会は、一般が前大会に比べて179人多い670人、学生は同70人増えて845人と、野口選手参加の効果もあってか、総申し込み者数が1500人を突破、合計1515人がエントリー。島内勢は1138人(153人増)、島外からは377人(96人増)。
初春の空に威勢よく放水−今年も4町で一斉に−
各町消防団・出初め式
新春恒例、各町消防団の出初め式が6日、4町でそれぞれに行われ、今年から本市の女性では初めて団員になった元三島婦人消防隊員の女性団員53人も参加した。
正月三箇日に約9,000人の人出
−芦辺町住吉神社−
正月三箇日の島内の各神社は、多くの初詣客でにぎわった。本島の代表的な神社、芦辺町住吉神社でも、家族連れや帰省客、受験を控えた中学生、高校生らが大勢詰めかけ、それぞれに本年にかける目標や意気込み、健康など祈願していた。
多くの来場を!−壱岐商業高校新春コンサート−
壱岐商業高校・文化部の新春コンサートが16日午後2時(開演)から、勝本町、文化センターで開かれる。壱州荒海太鼓部、吹奏楽部、情報メディア部、報道部、ボランティア同好会、生徒会により行われる同コンサートは今年で3回目で、今回は「わたぼうしコンサート」大賞受賞曲・「ありがとう」を作詞した同校卒業生の白川のぞみさんと作曲者の小西秀徳さんを迎えて行われる。入場は無料で市民多くの来場が呼びかけられている。
同コンサートについて詳しくは同高校、中村・西両教諭(電話42−0205)まで。
ひとしずく
久しぶりに正月休暇で東京へ帰省した。実家に着いた翌日、大晦日の午後から雪が降り始め、出先からタクシーでやっと家にたどり着き、夜にはその雪は数センチ積もり、近所の屋根を白く覆っていた
▼元旦は見事な青空が広がる快晴で、家のベランダから見える真っ白に雪をまとった富士山の美しさに見とれ、一年の計など考えているうち、再会を約束していた知人宅へ向かう時間となってしまい†
▼その知人は千葉県銚子近くに住み、無農薬飼料による鶏卵生産を手掛け、食する人々の生命を健康に役立つうまい作物をつくる循環農法を†と国内外で訴え続け、自分の農場から生産される農産物で実証したいなどと話す大松秀雄さん
▼世界各地で土が荒れている。日本も危機的状況にあるが、今ならまだ間に合う、土がこの肉体となり、心・精神をも育む。先人たちが気づき、生活や田畑で活かしてきた知恵を復活させたいと話し、土いじりが苦手と話す私に、この春にプランターで何かつくってみれば、きっと新たな自分を発見するなどと力説、この春のチャレンジを約束させられた
▼彼は「これからは規模の拡大より、まず自分のグレードアップに努め、“本物の百姓”を目指したい」と、今後の目標を語り、何より自分のグレードアップが大切†と強調しているのを聞き、これを公私共に一年の計として、新聞づくりはもちろん、自分づくりに活かしたい。
社説 −2005年スタート−
壱岐市がスタートして2年目になる2005年が開けた。社会は、気象の異変などの自然災害やテロ、紛争といった不安な事態、一部の企業を除いて続く景気の低迷によるリストラなど、不透明な先行きから脱することができず、様々に価値観や個性が揺らいでいるようでもある。本紙はそうした社会の背景をちらつかせる2005年に臨み、ふくらみゆく夢と希望を託し、「芽」「湧く」「創(つく)る」の三つの言葉を、元旦号で知事や市長らの年頭のあいさつのページに配した。
「芽」は、物事の兆しを表し、幸運が巡り物事が成長する兆しを示し、「湧く」には、水などがひとりでに大地から噴き出してくるように、新たな風が起こり、人々にも新たな動きが、自然発生的に出てくることをイメージし、創造という言葉にもつながってゆき、「はじめ・はじめる・はじめてつくる」の意がある創の字から、受け取れるイメージ、インスピレーション、ストーリー性と、そこに、市民一人ひとりの行動の積み重ねで、創造される壱岐島の歴史のキィーワードとして、次代を担う若者たちを育てる大人たちのメッセージ−との思いを込めた。
長田徹市長は、新年のあいさつの中で、「新生壱岐市の誕生を機に壱岐市一丸となり、市民の皆様が主役となって、市の特性や資源を活かした夢のあるまちづくりを実現しよう†」と記しているが、まさに壱岐市づくりの主役は市民一人ひとりで、その一人ひとりが“主役”としての自信と誇りを持ち、それぞれの場で、時には異なる分野の人たちと交流しながら思いっきりのアクションを起こし、長田市長のそのあいさつにもある通り、数年後に合併して良かったと実感できる壱岐づくりを展開したい。
今年の干支(えと)は十二支の十番目に当たる「酉(とり)」で、元旦号1面に「繋」という字を書いた福田敏氏は、「酉年は、好転の年ともいわれる。国際問題、国内の社会問題など、更なる前進を願って希望を繋ぐ年にしたい」としているが、同感であり、そうあって欲しいと思う。4日には壱岐でも諸官庁や各事業所で仕事始めを迎え、きょう6日には各町消防団の出初め式が行われ、初春の空にも示された各団員の果たすべき責任への決意がこの島全域にみなぎり、心身共に身が引き締まる思いで、この1年を思った市民も多いのではないか。
本紙も郷土紙の一紙として文化の一端を担い、創出していることを忘れぬことなく、この1年間を新聞づくりに励みたい。
- | HOME |

