2009年11月16日号 第4554号 

11月16日号 ―主なニュース―

○開館100日前イベント 文化ホールで22〜23日
 ―県文化財サミットin壱岐―


 来春三月十四日に開館する埋蔵文化財センター、一支国博物館の開館百日前イベントとして、「県文化財サミットin壱岐」が二十二日と二十三日の両日、郷ノ浦町、文化ホールで開かれる。
 二十二日は午後三時の開会行事に続き、久留米工業大学・大森洋子教授、関西外国語大学・佐古和枝教授の講演や事例発表、パネルディスカッションが午後七時まで予定されている。
 二十三日は午前九時に開会。四分科会に分かれて意見交換が行われた後、同十一時から全体会がある。またサミット開催期間中は、埋蔵文化財センターと一支国博物館の内覧会が催される。いずれも参加無料。


○社説 愛用したい”ふるさと産品”

 先日は北まわりの大風が吹き荒れて、まるで台風のような大荒れの天候となったが、これを機により一層冬らしさが自然の中に増してきたようで、昨晩もベランダに出て見ると、吹く風の冷たさに身が引き締まるような思いがした。
 市商工会勝本支所恒例の朝市まつりが一日に黒瀬駐車場と商店街で、市農協の人気イベント・JAフェスタが十四日と十五日の両日、壱岐家畜市場で、二十二日には午前九時から、離島センターで、市商工会芦辺支所のあしべ商工・産業まつりが予定され、郷ノ浦町商店連盟は冬の謝恩セールを年末まで、石田町では「勤労感謝の日」の二十三日、商工・産業まつりが、印通寺浦のマリンパル壱岐とその周辺などで開催される運びとなっており、その寒さがムードに拍車をかける。
 歳暮や年末商戦に向けた取り組みをアピールする広告やチラシなども、最近よく見かけるようになってきたが、地元商店など参加する商工まつりには、本島産の海産物や農産物、加工品など、地元で生産された”ふるさとの味”を活かした産品が多く並べられ、イベントも行われることもあり、この壱岐を離れた家族や友人、知人らに送る多くの人たちでにぎわっているが、十月に七度目の壱岐公演を開いた日本を代表するヴァイオリン奏者の豊嶋泰嗣さんからも、あの壱岐の味を―と連絡があった。彼はあちこちでその味などをPRしてくれている。
 こうした”壱岐大好き”の著名人が増えて、国内外のあちこちで島の自然や味覚、歴史や文化などPRしてくれれば、少しは島の経済力アップにつながるのではないか。そのためには到達すべき目標が同じであれば、それぞれ様々な進み方、進み具合があることをよく理解して、一丸となって取り組むことができればなどと、ずい分以前から言われてきているが、一丸とまではいかなくても、足並みを揃えて意識、意志の統一を図ることの必要性が、ここへきてより高まってきている。
 地産地消という言葉を耳にするようになって数年は経過していようが、島外への発送や自宅で使うにしても、地場産品の素晴らしいポイントは、つくり手の顔が見えるような、真心が感じられる産品であることが多く、味わいや使い勝手はもちろん、安全や安心がモットーとなる品がほとんどであることで、それが魅力でもある。ふるさと産品は愛用することで、地域の活性化に一役果たせるという”プレゼント”も、もれなく付いてくる。
 そうした点からも、できるだけ地場のふるさと産品を愛用したい。


○ひとしずく

第五十四回県展・移動展が十二日から四日間、郷ノ浦町、文化ホール中ホールで開催され▽日本画▽洋画▽彫刻▽工芸▽書▽写真▽デザインの七部門の入選作品百十余点が展示され、それぞれの作品が放つ美しさに見入った▼会場では十四日と十五日の両日、市美術展も開催されていたが、市美術展に出品、入賞した作者の人たちにも大きな刺激になったのではないか。視点や表現の迫力、スピード感などなど、市美術展からもどんどん県展で入選する作品が出てくるために、今回の県展移動展は参考になったものとも思う▼パンフレットの金子原二郎県知事のあいさつには、県は「文化によるにぎわいの創出」を重点施策として推進し、歴史や文化を活かした交流の促進と心豊かな質の高い生活環境づくりを目指し、地域の活性化のために、県民皆が優れた芸術文化に接し、文化活動に積極的に参加できる環境づくりに取り組む―とあった▼この延長線上に、あと四カ月後の来春三月十四日にオープンする市立・一支国博物館、県立・埋蔵文化財センターも位置しているものと思うが、一支国博物館では、どのような文化活動が、オープニングイベントとは別に、どのようにより積極的に展開されてゆくのか今からとても楽しみにしているし気になるところでもある。