2009年6月11日号 第4523号
6月11日号 ―主なニュース―
○市民病院を指定管理者へ委託―常勤医師の30人確保目指す―
―市立病院改革委・長隆氏―
本市の二市立病院の改革を目的に来月設置される市立病院改革委員会委員で、元総務省公立病院改革懇談会座長の長隆氏は八日、市議会全員協議会で改革の方針を説明。市民病院の経営は大学、社会福祉法人など民間の指定管理者で運営する「公設民営」が望ましいとする考えを示した。
○本市に看護学校設置の申し入れ―3学校法人で組織の設立準備委―
白川博一市長は二日開会の市議会六月定例会の行政報告で、医療・福祉関係の三学校法人で組織される壱岐看護専門学校(仮称)設立準備委員会から五月二十九日、本市に看護学校設置の申し入れがあったことを明らかにした。
申し入れを行った同委員会は国際学園(北九州市)、岩永学園(長崎市)、朝日医療学園(岡山市)の三学校法人。予定では正看護士資格がとれる一学年四十人、三学年の全校生徒百二十人規模となるという。申し出では平成二十三年四月の開校の予定となっている。
白川市長は昨年夏ごろから関係者と接触して交渉。「大変ありがたい。今後、内容を精査して、医師会、議会等と協議する。申し出側の要求をクリアして何とか開校にこぎつけたい」と話した。
○社説 港内清掃ボランティアと元寇史跡散策
NPO法人・活き壱岐住民ネットワークが主催、同じくNPO法人のしま自慢のプロジェクト、チーム防人の協力を得て二十一日、三回目となる島内主要漁港浮遊ゴミ拾い体験と瀬戸、元寇史跡散策が、漁港の再発見と地元漁民との交流、港内浮遊ゴミ拾いボランティア参加者間交流、瀬戸竜神崎一周(元寇史跡散策)と少弐公弁当体験―と行われる。
壱岐の主要産業、漁業の拠点を散策し、地元漁民の交流を深めながら、港内の浮遊ゴミを平鵜ことによる環境保全の意識改革、参加者のボランティアに対する認識を高め、今後の島の観光にもつなげていくため、島内の知られざるポイントを散策することで、改めて壱岐の素晴らしさを認識するためのきっかけになれば―と実施される。
参加希望者の保険と弁当の関係から十八日まで募集中で、当日は午前九時半に芦辺漁港外側船溜まり岸壁に集合、スタッフ紹介、概要説明に続き、恵比須漁港まで清掃活動をしながら移動、竜神崎散策のため壱岐神社駐車場に場所を移し、午前十一時半から島自慢プロジェクトの田口勇理事長のガイドで散策スタート、続いて浪切不動付近で握り飯三個をハランに包んだ弁当(おかずはスタッフによる手製で持ち寄り)で昼食、記念撮影、午後一時まで散策、壱岐神社駐車場で今後の活動に対する意見交換など行い解散の日程となっている。
今月は「地球環境と共に生きる経済へ」が標語の「環境月間」。そのイベントの主旨と標語が連動しているようで、ついその妙に感心してしまうが、イベントで参加の対象となるのは“島を愛する全ての人びととその家族(小学生以上)”という点も素晴らしい。それは以前読んだ本に「愛は“ワンネス(『ひとつ』であること)”の経験であり、人は愛を知りたい、経験したいと常に思っている。あなたがワンネスを経験するとき、自分が愛を経験していることを知る」などとあり、共感したからである。
そのイベントは、“ワンネス”を体験、体感するチャンス(機会)でもあり、参加者にはこの取り組みが続けられていくプロセス(過程)で再認識される壱岐の島の魅力、素晴らしさから、それぞれの“ワンネス”を実感してほしい。また、漁港の清掃ボランティアと史跡散策などを通して、見えてくるであろう壱岐の島の今、現状を知るための手がかりともなろうイベントであり、是非長く続けてほしい取り組みの一つである。
申し込み、問い合わせなど中山さん(電話0920―47―1798)へ。
○ひとしずく
市民病院とかたばる病院、本市の両市立病院の経営改善を目指す市立病院改革委員会のメンバーの一人で、総務省の公立病院改革懇談会・元座長、長隆氏が市議会でその改革方針を説明した▼昨夜深夜のニュース番組で沖縄県の病院が取り組んでいる研修医に関する制度が報道され、新人医師が連日、現場で徹底して多様な症例と向き合い経験する(させられる)姿が紹介され、数年目で指導的立場の医師が「やりがいがある」と語っていた▼その病院を利用する住民は「沖縄のためになるのであればよいのではないか」などと、医師不足が深刻な現状の中、医師を「育てる場」となっているその病院の現常を前向きにとらえているようであったが、研修医にとって働きたい病院の条件▽よい指導医がいる▽豊富な症例を経験できる▽研修、病院に専念できる環境である―をいずれもクリアしていたようだった▼長氏の説明の中で、官民で医師、患者、看護士の奪い合いをしてはどちらも疲弊する、地域医療を総合的にとらえて地域完結型の市立病院を目指し、福岡の病院へ行く患者を呼び戻したい―などの考えが示され、市内の民間病院との比較も行い、市民に積極的に公開したいという方針も示され、その説明からは、根本的な考え方からの“変化”が意識され、まとめられる改革案が待たれる。
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