2008年7月1日号 第4457号 

7月1日号 ー主なニュースー

○大久保敏治組合長が勇退 ー後任には大久保照享氏、勝本町漁協総会ー

 勝本町漁業協同組合の本年度通常総会が二十八日に開かれ、大久保敏治組合長(80)が退任。後任に理事の大久保照享氏(62)が着任した。

○「受けとめよう 子どもの心」 ー父母と教職員の会ー

 今年で三十回目の開催となる「壱岐市父母と教職員の会」(主催・市母と女性教職員の会実行委員会)が二十日午後七時から、郷ノ浦町、文化ホール大会議室で「受けとめよう子どもの心〜楽しみながら子育てを〜」をテーマに開かれる。
 今回は、子育てや不登校などの教育問題に取り組む大阪千代田短大・広木克行学長の講演「今、子育てに大切なこと」がある。多くの受講が望まれている。

○芦辺地区第1分団が2部門で優勝 ー県大会は8月3日、県消防学校でー
 ー第3回市消防ポンプ操法大会ー


 市主催の第3回消防ポンプ操法大会が29日、芦辺町、市消防団操法訓練場で開かれ、小型ポンプ操法、ポンプ車操法の両部門で芦辺地区第一分団が優勝した。
 主な結果は次の通り。
▼小型ポンプ操法▽(1)芦辺地区第1分団(芦辺浦)183点=指揮者・篠崎啓、1番員・篠崎康輔、2番員・大川純視、3番員・赤木利也、補欠員・藤本寿文(2)石田地区第2分団第2小隊(筒城)177点(3)郷ノ浦地区第7分団2部(長島)166・5点
▼ポンプ車操法▽(1)芦辺地区第1分団(同地区全域)216点=指揮者・今西正国、1番員・西弘光、2番員・永田雅樹、3番員・村田博城、4番員・播磨三吉、補欠員・大曲康文(2)郷ノ浦地区機動分団B(同)137点

消防決意表明
決意表明をする小金丸益明分団長と団員

○白川裟織さん(鯨伏6)が全国大会へ ー6年女子100メートルで準優勝ー
 ー第24回全国小学生陸上競技交流大会県予選ー

陸上(白川さん)

 第24回全国小学生陸上競技交流大会県予選が6月22日、県立総合運動公園陸上競技場で開かれ、鯨伏6年、白川裟織さんが女子6年100メートルで準優勝を果たすなど本市選手の活躍が光った。
 本市からはそのほか、女子ソフトボール投げに出場した志原6年の下口綾華さんが32メートル94センチを投げ、32人中5位、共通400メートルに出場した壱岐ジュニアランナーズチーム=下口綾華、濱口聖、今西菜月(石田6年)、白川裟織=が出場55チーム中4位に入賞した。

○壱岐海保と漂着ゴミ調査 ープラスチックなど中心に55キロ回収ー

 鯨伏小学校4年生の児童17人ら 鯨伏小学校(入江靖宏校長)の四年生十七人が三十日、勝本町、串山海水浴場で漂着ゴミ調査を実施した。
 海岸の漂着ゴミを拾うことを通して、海洋環境保全の重要性や壱岐の周りの海が、どのような状態にあるのかを理解することーなど目的に壱岐海上保安署が協力して行われ、当日は児童らがプラスチックなど中心に五十五キロを回収、分別した。

〇古代米の田植えを体験 ー今年は深江生産組合のほ場もー
 ー小中学生、原の辻サポーターら120人ー


 原の辻遺跡保存等協議会主催の本年度「古代米作り体験」が二十一日、同遺跡展示館前のほ場で開かれた。
 当日は強い雨がふるあいにくの悪天候にもかかわらず、地元住民や小中学生、原の辻サポーターら約百二十人が参加。一列に並び約十五アールの田に赤、黒、緑米を昔ながらの手植えで植えた。

古代米体験
田植えにチャレンジする子どもたち

○社説 '08年の後半スタート

 玄海灘から九州を見据えるかのような位置にあり、いにしえの頃よりこの国にとって大きな役割を担い果たしてきた壱岐、その悠久の歴史、現代史の新たなる章が壱岐市として開かれてより四年、四月に二代目の市長が決まり、第二代市長による新たな項がスタートした二〇〇八年。
 その一年も早いもので半年が過ぎ、きょう七月一日からその後半がスタート。「国の内外および天地に平和がもたらされるように」との願いを込めて付けられた年号・平成への思いとは逆に、原油高騰の影響が漁業や農業、食料、電気、ガス、交通ーと、一般国民の生活に大きくその影を落とし、格差社会の進行に拍車をかけ、その上、国の顔がどちらを向いているのか、まったくわからないような出来事が、次から次へと噴出し、内外ともに不安な社会がはっきりと顔をのぞかせている。
 今、初代市長のまいた種が芽を出し始めたようにも感じられるとする人々がある中で、マイナス面を抽出して対応策を検討することも重要ではあるが、この離島(しま)のプラス面を、より具体的に探りピックアップし、次の世代につなげられる魅力、力にしていくこと。多くが共感、共有できる将来像を持ち、例えばそこから少し先の将来〜近い将来〜現在といった形で、目標をセットしてその現状を明らかにしながら、今をより前に進めるーといったことも、社会の先行きがこれだけ不透明な時だけに肝要では。
 それには何より、人材の育成は急がれる。新鮮な感覚を持った人材の個性に、聞く耳を持たずパワーで否定し従わさせ、力の三角形に組み入れるようなスタイルではなく、その柔軟で創造性に満ちた豊かな個性が、それぞれに異なっていたとしても、地域振興、活性化、くに=壱岐=づくりという共通の意志の下、その個性を伸び伸びと発揮できる環境づくり、その席も重要となる。「育てる」ということは、苦手な分野ではあろうが、本市のどの分野にも最も望まれている。とにかく信じて任せ、見守りながら待つことである。
 リーダーや上司、先輩とされる人には、ある意味、責任という言葉に対して腹をくくる必要が伴おう。それが各ポストの仕事の一つでもあるからで、昨年一年間を表した漢字・「偽」という言葉が、ひとり歩きをして様々に付けられることなどないよう、一歩づつでも堂々と本道を行き、夜明け前の空のような状況に入った社会ではあるものの、前向きな一体感を皆で体感したいものである。
 そのためには政治や行政も、常に開かれた姿勢を保ち続けることである。

○ひとしずく

男性アイドルグループのリーダー・山下智久さんと女優で歌手、モデルの新垣結衣さんらが出演する医療ドラマが三日夜スタートする。タイトルは「コード・ブルードクターヘリ緊急救命」▼ドクターヘリとは、救急専用の医療機器を装備し、救急医療の専門医師と看護師が乗った専門のヘリコプターで、救急救命センターに常駐して消防、医療機関などからの出動要請により、救急現場に向かい救命救急医療センターに搬送するまでの間、患者に救命医療を行うーというもの▼離島やへき地など医療過疎地の救急医療態勢に貢献をーと、福岡市、医療法人財団「池友会」の民間版ドクターヘリの運用が先月二十七日から、壱岐や対馬、九州本土のほぼ全域、山口県をその飛行範囲に始まったーなどと日刊紙で紹介されていた▼脳疾患や心疾患など、発症してから治療が始まるまでの時間が勝負といわれる急患を、壱岐では手続きが煩雑ではあるが、その活躍は市民にとって非常に心強い自衛隊のヘリコプターによる搬送、長崎医療センター(大村市)へ市民病院からの連絡から三十分以内には壱岐空港に到着する県のドクターヘリがあり、海上保安部のそれもある▼本当に頼もしいシステムである。そのドラマでは、どのように物語が進むのか楽しみ。