2008年4月25日号 第4444号 

4月25日号 ー主なニュースー

○植栽も施され補修終える ー壱岐の島1番の観光スポットー
 ー海抜45メートルの巨体『猿岩』ー


 本市観光地の「NO1」スポット、海抜四十五メートルの巨体がそびえ立つ景勝地・猿岩(郷ノ浦町新田触)の補修工事がこのほど終わり、市は二十二日、現地で補修工事調査業務の概要を説明した。
 調査の結果、猿岩の“顔”の上部の額部分に幅約一メートル深さ四メートル以上の割れ目があり、ほか数か所に亀裂があることが判明し、これ以上の雨水の浸入による浸食を防ぐため、その隙間に吸水性ポリマー土のうを詰め、軽量の発砲ウレタン樹脂を注入、表面はポリエステル樹脂とガラス繊維でコーティングした。また景観を損ねないよう、補修表面には植栽土のうが施された。

猿岩
足場を組んで行われた猿岩の補修工事

○本年度総会と懇親会 ー6月8日に福岡壱岐の会ー

 福岡方面在住の壱岐出身者の集い、福岡壱岐の会の本年度・総会と懇親会が六月八日午前十一時半から、福岡市博多区、八仙閣で開かれることになった。
 問い合わせなど詳しくは、同会副会長兼事務局長・村井省三氏((株)大濠地所内・電話092ー724ー5120、FAX092ー737ー0556)へ。

○7競技での活躍に期待 =本市選手団57人=
 ー第5回ねんりんぴっくスポーツ交流大会ー


ねんりんピック壮行会

 県、県老ク連など主催の第5回県ねんりんピック・スポーツ交流会が5月10日、諫早市、県立総合運動公園など11会場で開かれるが、大会を前に本市選手団(団長・山本義人市老ク連会長、57人)の結団壮行式が24日、郷ノ浦町、大谷体育館で開かれた=写真=。

○石田「apple」が4連覇 ー市家庭婦人バレーボール連盟主催 
ーNECロケッツ杯ママさんバレーー


 決勝は、それぞれ予選で2勝した強豪「apple」(石田)と「アクティブ」(勝本)が対戦、セットカウント2ー0でappleが勝ち、予選から1セットも落とさない快勝で初のNECレッドロケッツ杯を制し、見事大会4連覇を飾った。

○創作料理の試食会も ー山野草に関する講習会開くー
 ー40人が参加、壱岐旅館組合ー


 壱岐旅館組合(吉田繁組合長)主催の「山野草の学習とクッキング講習会」が二十二日、郷ノ浦町、文化ホールの調理室など利用して、組合員ら四十人が参加して開かれた。
 諸物価の高騰や観光客の低迷など同組合を取り巻く環境が厳しさを増す中で、創意工夫による新たな展開を目指し、今回の講習は食の原点として山野草を見直し、壱岐らしく活用することで新しい「食のおもてなし」のポイントの一つに、健康志向やエコツーリズムといったニーズに対応し活動の一環としても実施された。

料理教室
宮坂さんの創作料理を前に説明を受ける参加者

〇勝本町身出、白川恵名さんに決定 ー初仕事は「どんたく」で壱岐PRー
 ー壱岐観光協会キャンペーンレディー


キャンペーンレディ

 壱岐観光協会(村田好弘会長)の壱岐キャンペーンレディの選考がこのほど行われ、審査の結果、勝本町鯨伏出身で、現在福岡市在住の白川恵名さん(21)=写真=に決定し、二十一日、原の辻遺跡復元建物前で村田会長から任命証が手渡された

○社説 環境・衛生に関する2つのニュースから

 テント内の気圧を下げることができる医療用テントの開発に、日本の商社などが携わり、近く商品化へーというニュースをテレビで見て驚いた。ウイルスなどを気圧の違いと特殊なエアコンにより、そうした物が外部に漏れ出すことなく、そのテント内で治療できるーなどと、専門の担当者が説明していたが、人から人に感染するウイルスによる病気、例えば新種のインフルエンザなどが、商社が関係しているだけに、世界的に蔓延する可能性があるのかーと、取り越し苦労的な想像が頭に浮かんだ。
 ずい分以前から、抗生物質などの薬剤の普及で、人々が苦しんできた病気が、絶滅に近い状態になったとされたものの、環境条件や薬剤に耐性を持ち、少しずつ感染する人たちが出ているーなどとするニュースを耳にし、まったく根拠などないが、病院での院内感染で入院患者が死亡したニュースや鳥インフルエンザの報道が頭をかけ巡り、ただ漠然とそうした社会が現実になりそうな地域が、世界のどこかに発生しないことを願った。
 昨日の日刊紙には、壱岐も警戒区域に入り、非常に驚かされた昨年五月に発生した光化学スモッグについて、国立環境衛生所が、中国からの「越境汚染」の影響に関する研究結果を明らかにし、特に九州は、中国の影響が四〇ー四五%と最も高く、発生域が近年拡大し、多発する光化学スモッグは越境汚染が一因と指摘されてきたが、その具体的な割合が示されたのは初めてという。
 今回は、光化学スモッグの原因となる光化学オキシダントが高濃度で観測された時間帯について、全体と中国の排出量データを除いた場合とのモデル計算の比較計算から中国の「寄与率」を推計、その寄与率を日本各地の分布図として表すと、北日本を除く全域で二五%以上が「中国由来」のもので、研究所は、もらい公害などといった認識ではなく、国内の汚染対策の推進とともに、日中ともに有益な解決への取り組みの加速が重要ーとしており、その影響度合いを算出した図でも、壱岐はもちろん、九州の割合が高いことが如実に示されている。
 このままでは、二〇二〇年には九州で基準値を超える時間は一年の三分の一にもなるとの予測もあり、その報道からも地球規模で驚くべき事態が進んでいることが突き付けられ、それは先のテントのニュースでも同様に、この日本海の西の入り口に位置する壱岐の島にいても、目を見開き世界を見つめることの重大さを原油価格の高騰や株価、オリンピックなどの問題だけでなく、環境・衛生問題からも迫られる。

○ひとしずく

壱岐旅館組合が二十二日に開いた「山野草の学習とクッキング講習会」は、取材していてもなかなか楽しいものだった▼第一部の「食べられる山野草を見つける」では、「野草・山草・海草」と、人々がいにしえの頃から口にしている道草では、特に春の毒出しなど、口から脳に運ばれ、心身に伝えられる様々な情報がある。「週に一度、毎月一回は口にすることで、心身を自然な状態に近づけたい」 などとする講話▼岳の辻へ場所を移しての山野草・道草摘みでは、講師の山田智之氏の説明を受けながら、参加者がツワ、ヨモギ、スイバ、カラスノエンドウなどを摘み、次の講習、道草クッキング・創作料理の会へと思いを飛ばし、摘んだ野草からメニューをイメージしているようだったが、カラスノエンドウが食べられる草と知り驚いた▼天然食材料理アドバイザー・宮坂博子さんの道草クッキングでは、サラダやツワの芯にひき肉をダンゴのようにつけて焼いたもの、韓国料理に野草を使ったもの、野草を入れたまぜご飯など七種類が、会場にずらりと並べられ、山野草と言えば、定番のあえものやおひたし、天ぷらしか知らなかった自分には、強いインパクトがある料理で、宮坂さんが持ってきたスギナ茶も素晴らしかった▼参加者から「次は山野草を使った菓子、スイーツの作り方講習を」の声も聞かれていたが、まったく”同感”の新たな取り組みだった。