2008年4月16日号 第4442号 

4月16日号 ー主なニュースー

○壱岐にも『変化』の風!! ー大差で三つどもえ制すー

当8、567 白川博一無新
 6、392 長田 徹無現
 6、279 長嶋立身無新

 任期満了に伴う市長選挙の投票が十三日、三十投票区で行われ、即日開票の結果、新人で旧芦辺町長の白川博一氏(57)が八千五百六十七票を獲得し、同じく新人で旧郷ノ浦町長の長嶋立身氏(59)、現職の長田徹氏(62)=いずれも無所属=に二千票余りの大差をつけて初当選、二代目市長に選ばれた。
 白川氏は「改革断行」と、市民病院改革、総人件費一割以上圧縮、ゴミ・し尿処理計画の見直しーの三つの改革を掲げ、有権者に支持を訴えてきた。開票当日は告示日に出陣式を行った芦辺町箱崎八幡宮内の保健福祉館で待機し、当選確定直後、詰め掛けた約四百人の支持者らと喜びを分かち合い、「前回より票が増え、マニフェストを理解していただいたと思う。市民病院改革、税金の無駄遣いストップ本部設置、ゴミ・し尿処理施設計画の見直しの三点に早急に取り組みたい」と当選の喜びを語った。

白川博一(支援者と握手)
支援者と握手を交わし当選の喜びを分かちあう支援者と白川氏ら

○社説 白川博一新市長に

”壱岐はひとつ”と紆余曲折を経ながらも島民の思いが届き、四年前の三月一日、旧四町が合併して壱岐市としてその思いが実現、初代市長が誕生するまで、市の骨格はできあがっていたものの、まだ当時は混沌としていたようにも見えた。
 初代市長の長田徹氏は、様々な壁や逆行する流れもあったが、就任することでまずは「魂」を入れ、徐々に肉づけをして、壱岐市としてのスタイルを整えてきた。その彼の精神を支えたのは、今回の二代目の市長を選ぶ選挙に出馬した三氏の選挙戦を支え、精神も支えた「郷里の壱岐を愛している」という信念であろう。今回、落選という結果となったが、共に本市の安定と発展、健やかな在り様を請い希う想いに変わることはなく、二代目・白川博一氏の市政を側面的にであっても応援してもらいたい。
 今回は中国・北京、前回はギリシア・アテネとオリンピックの年にある本市の市長選、市民が望んだ新たな風「変化」をいっぱいにつかみ、四年間に着々とその道を整え当選を果たした白川新市長は「変える」という言葉をキィーワードに▽改革、税金の無駄遣いストップ▽希望の持てる島づくり▽壱岐結集、改革断行ーを有権者に強くアピールして、その選挙戦を制した。
 白川新市長の公務は十八日からで、市民に示したマニフェスト=公約=を、白川市政・第一章の四年間で、いかに具体化、実現していくのか、その手腕が問われることになるが、公約は▽自ら市民病院の改革(赤字体質の脱却、拠点病院としての機能整備など)▽徹底した行財政改革▽ゴミ・し尿処理計画の見直し、資源化・循環化▽畜産振興▽産地づくり▽後継者対策▽沿岸漁業を護る▽空きビル活用▽雇用創出▽福祉・教育の充実ーなど。
 本市の現状は、公共事業の減少、事業所の倒産、廃業、進む少子高齢化と人口、雇用の問題、観光客の減少ーなど、厳しさが増す財政状況や広がる格差など、暗さを実感するような状況にあり、白川新市長が訴えた「変える」というポイントは、市民にとってわかりやすかったし、市職員の総人件費一割以上の圧縮、無駄遣いストップ本部の設置など大いに共感を呼び、”市民の声の代弁者”的な期待感が大きく膨らんでいる。
 市民が主役の市政の新リーダーとして、今後の四年間を託された白川新市長には、何としてもその風を絶やすこと無く、壱岐に住む誰もが願う安定と健全な発展に、リーダーとして邁進してほしい。加えて闘争型の姿勢に陥ることなどなく、対話と調和を第一に何事にも臨み、小さく弱い声を決して大声で消し去ることがないように、と願いたい。

○ひとしずく

新年度がスタートしておよそ二週間、新学期を迎えた市内の各学校には新一年生が入学、その一年生を歓迎する恒例の遠足など、各校それぞれのイベントが行われている▼我が社の近くには盈科小学校があり、ピカピカの一年生と上級生たちが登下校する姿をよく見かける。特に最近は同じ地区内に銀行の社宅も建ち、赴任してきた行員らの家族の”お蔭”もあり、子どもたちの姿が一気に増えた▼その子どもたちも通う盈科小学校で、歓迎集会と遠足が行われると聞き、十五日に取材で”お邪魔”した。まず、集会が催され、新入生と六年生が手をつないで入場、学年ごとにイベント紹介などもあり、仮装・仮面ライダーの登場もあって雰囲気は大いに盛り上がり、子どもたちの元気な声が会場の体育館に響きわたった▼その子どもたちが全身で表現する「楽しい」という言葉、明るさが、最近、加齢による疲れなのか、単純に超メタボな体形のためか、疲れぎみだった心身に染み渡り、たびたび「元気をもらった」という言葉を耳にするが、子どもたちの表情に感動し、まったくその言葉を実感したようだった▼子どもたちが地域にあふれるーその声だけでも、地域の活力に大きくつながっている。共に学び成長する・「育てる」は、今の壱岐にとって一番の鍵ではないか。