2006年5月11日 第4307号 

−主なニュース−



旧展望台から2・8?bアップ−バリアフリー基準を満たす−


岳の辻展望台整備、県見直し案


県自然保護課は郷ノ浦町、岳ノ辻に計画中の「岳の辻園地整備計画」(平成16〜18年)について、3月2日から20日までの間、県民から意見を募集してきたが9日、県壱岐地方局で意見募集の結果を公表、計画の一部修正を発表した。



ツバキ30本、ツツジ200本を植樹−本年度・親と子新緑のつどい−


緑化推進運動の一環として毎年行われている「親と子新緑のつどい」(本市、県壱岐地方局、県緑化推進協会主催)が13日午前10時から、芦辺町、男女岳ダム公園(雨天時は同町、離島センター裏の全天候型多目的施設)で開催される。同つどいは、森林と緑の重要性について認識を深め、緑化思想の普及と意識高揚を図る目的で行われ、郷ノ浦町、三島(大島、長島、原島)や筒城、勝本、芦辺の緑の少年団や市民が記念植樹を行う。今年は来賓・学校植樹にツバキ30本、親子の植樹にツツジ200本を植える。



環境省自然環境局長賞を受賞−本市、壱岐「島の科学」研究会−


5月10日から16日の1週間は野鳥を慈しみ、自然を大切にする心を持ち、野鳥と一緒に暮らす環境づくりについて考える愛鳥週間で、同週間にちなみこのほど、環境省自然環境局長賞に壱岐「島の科学」研究会が選ばれた。



大会ではベストを尽す−県代表選手に本田さん、村川さん、監督に辻さん−


ボウリング国体九州ブロック大会


最大の国民スポーツの祭典で、各都道府県の持ち回りで毎年開かれている国民体育大会が今年は兵庫県で、「のじぎく兵庫国体」として9月30日から10月10日、同県下一帯で開催される。 本市から郷ノ浦町、本田幸子さん(16)と勝本町、村川ナツ子さん(53)がボウリング競技で4月29日と30日に大村市と諫早市で行われた県代表選手最終選考会を通過、県代表として7月21日から23日に熊本市で開催される九州ブロック大会に出場することが決まった。



北九カージナルスが2連覇−14チームが熱戦展開−


第3回壱岐市長杯硬式野球大会


フレッシュリーグ九州硬式少年野球連盟・九州北部支部所属、壱岐ブルーバード球団(清水正孝代表)主催の第3回「チャリティ壱岐市長杯争奪硬式少年野球大会2006」が3日から開幕、芦辺町、ふれあいグラウンドをメイン会場にトーナメント戦による試合が展開され、北九カージナルスが前大会に続き2連覇を飾った。



海路で約3万8千人が来島−市内の各観光地も多くの人出−


2006・ゴールデンウイーク


今年のゴールデンウイークは4月29日「みどりの日」からスタートして、最長の人で9日間にもなり、この壱岐の島にも観光や帰省などで島外から大勢の来島があった。九州郵船によると、ゴールデンウイーク期間中の博多―壱岐間のフェリー利用者数は約1万7千人で、ジェットフォイルは約8千4百人。呼子―印通寺間は約1万2千2百人となっており、合計約3万8千人で、昨年に比べて僅かに伸びているものの、倍近くにまで跳ね上がっているとされる原油価格の高騰の影響をもろに受け、船の燃料となる重油、軽油の値上がりも著しく、非常に厳しい状況にある。



GW期間中に3,114人入場=芦辺町 壱岐・原の辻展示館=


県は8日、4月29日から5月7日までのゴールデンウイーク期間中の県内の主要29施設に訪れた観光客入り込み状況を発表した。



ひとしずく


芦辺地区消防団の操法大会が7日、離島センター横に新設された会場で行われ、どのチームも自分から見れば、それぞれにその消防意識の高さそのものに、見事な演技を披露していたように思う▼その会場で、平成15年4月の統一地方選挙で実施された本県議選挙からすでに3年が過ぎていることに気づかされた。それは昨年冬に2007年4月の県議選に立つ意志を固めていると聞いていた人物の姿を見つけたからである▼特別なことは話さなかったが、どうもその人物と現職、その他に今のところもう1人、計3人がその意志を持ってそれぞれのアクションをスタートさせたようである▼市となってから初の県議選となるだけに、水面下ではずいぶんと早くから様々な動きがあっているもの―と、およそ2年前の3月に歴史を大きく動かして、市というスタイルを取ってからも多くの難問、不安を、ある意味、以前と似たようにも見えるスタイルで抱えるこの島で、その時有権者たちは、壱岐市民としてのアクションをどれるかどうか―など、頭をよぎった▼県議選では、県政とのパイプをどのようにとらえ、市民の目線でその実情を理解し、どのような独自のスタイルで臨もうとしているのかなど、共感も大きなポイントとなろう。それにしてももうそんな時が近づいているのである。



社説   『島の科学』


今年で60回目となる環境省の「愛鳥週間」が10日から「国民1人ひとりが野鳥を慈しみ、自然を大切にする心を持つとともに、野鳥と一緒に暮らす環境づくりについて考えること」などを趣旨に16日までの1週間実施されている。この愛鳥週間が、今回で早くも60回というのには驚いた。戦後間もなくスタートし、野鳥とそうした動物たちが生きることができる環境づくりを考え、大戦で傷ついた人々の心も癒しながら日本の復興を成し遂げよう―とする感覚すら伝わってくるような数字ではないかと思うし、逆に大戦直後の疲弊した人々の痛みの大きさも見えるようであり、どれだけこの週間のような心持ちが望まれていたのかと思うと……である。毎年この愛鳥週間にちなみ、野生生物保護に大きな功績があった―などと認められる人々、団体が表彰されており、その野生生物保護功労者表彰で本市から、壱岐「島の科学」研究会(代表・浦川虎郷氏)が、この14日に東京で開かれる表彰式で、「環境省自然環境局長賞」を受賞することになった。受賞の理由としては、長年にわたる本島の自然などに関する研究、調査に加え、昭和50年から続けられている自然観察会の実施、児童・生徒たちへの指導、本島特有の自然、文化を伝える活動、野生生物の保護や自然保護思想の普及、啓発活動などが大いに評価されたもの。



その壱岐「島の科学」研究会は、最近は年に1回、機関誌「島の科学」を刊行している。創刊40周年の記念号の沿革には、昭和38年に「島の科学研究所」が設立され、昭和40年に「島の科学研究所」が設立され、昭和四十年に「島の科学」を創刊、当初は年2回発行されていた―とされ、昭和60年には「壱岐島の自然、人文、社会科学の研究に取り組むとともに、研究成果を機関誌で広く発表し、その実績は高く評価され、本県の教育振興に大きく貢献―などと、県教委顕彰を受けており、これはまさに、島の科学発行の趣旨であろうし、受け継がれる高い意志の軌跡でもあろう。その機関誌を手に取るたび▽民俗学・山口麻太郎氏▽植物学・品川鉄摩氏▽地質学・林徳衛氏ら優れた学者に加え、昨年亡くなられ、キリシタン研究など手掛けられた吉木豊氏らの名前が思い出される。昨年発行された第42号でその編集者を見ても、3人のメンバーの年齢が気になる。が、吉木氏の発表にある「壱岐の『教育王国』は誰かが、『幻の王国』と言ったが、私はそれでもよいと思う。消え去る幻でなく根が残り精神が生きていると信ずるからである」の言葉を、次代の??壱岐学?≠?担う研究者たちへのエールとしたい。