2008年3月26日号 第4438号 

3月26日号 ー主なニュースー

○金銅製品や中国製二彩陶器など国の重要文化財に答申 ー双六古墳出土品412点を、文化審議会ー

文化財(金銅製品)

 国の文化審議会(石澤良昭会長)は二十一日、新たに指定すべき重要文化財として、本市勝本町、双六古墳の出土品四百十二点を文部科学大臣に答申した。
 答申されたのは、▽金製品八点▽銀製品五十四点▽金銅製品五十八点▽青銅製品十四点▽鉄製品百二点▽ガラス製品九十三点▽石製品十点▽琥珀玉一点▽陶器・土器七十二点。

鞍金具のガラス製品
この半球形のガラス製品は、国内ではこれまで、本市の双六古墳と藤ノ木古墳で出土した2例しか確認されていない

○今年初の大型客船入港 ー郷ノ浦新港に『ぱしふぃっくびぃなす』

大型客船入港

 大型客船「ぱしふぃっくびぃなす」(二万六千五百十八トン)が二十四日早朝、乗客三百八十人を乗せ郷ノ浦新港に寄港した。
 同船は九州一周クルーズとして二十二日に横浜港を出航、瀬戸内海を経て九州初めての寄港地として本市に入港した。着岸後、乗客はさっそくカメラ片手にバスやタクシーに乗り込み、壱岐島観光や歴史一日探訪と銘打ったツアーを終日楽しんだ。

○家元ら4人が来島して講習会 ー=市民約30人が参加=ー
 ー壱岐N(ニホン)O(オドリ)S(スポーツ)S(サイエンス)の会ー


 日本舞踊の西川流(名古屋市)から西川右近家元(68)ら四人が二十一日に来島し、芦辺町、つばさで日本舞踊を取り入れた体操「NOSS」(ノス)の講習会が市民約三十人が参加して開かれた
NOSSは、筋力の衰えを防ぐことを目的に、西川流が中京大学の湯浅景元教授の監修を受け考案した体操の一種.

NOSS講習会
参加者を指導する家元

〇23人が参加して健康体操 ー「ひばりときよしでエクササイズ」ー

 市民の健康づくりに役立つ体操や運動の普及を目指す市運動指導者会主催の第十回いきいき運動体験会「ひばりときよしでエクササイズ」がこのほど、郷ノ浦町、文化ホール中ホールで、市民二十三人が参加して開かれた。

市運動指導者会
音楽に乗って体操を楽しむ参加者

○社説 市となり4年、近づく市長選

 こんな仕事をしていると、様々な考えを持った人たちと話す機会に恵まれる。先日はある団体職員と、仕事の範囲と範囲外との接点の部分、まったく切り離すことができない部分や休みについて、まだまだ関係して動ける人がいる。その時々の状況に応じて前向きに動かなければ。休日は必要で、多様なストレスから自分を解放し、リフレッシュするための時間として活用し、めり張りのある充実した生活と仕事を心掛けたいーなどと話した。
 また、今、社会がこれだけ厳しい状況にある中、観光業に力を入れるより、より結果がわかりやすい事業を展開すべきーとの考えもあるが、観光業の波及効果は農・漁業などその範囲は広い、市民と観光客が交流する機会が増えれば、多様な考え方、有り様などに触れることも多くなり、それぞれに新たな広がり、文化というか“何か”を得ることもできる。逆に嫌な思いをすることもあるが、そこに発生する不安、怒りなど、自分の中にもそうした部分があったと知るだけでも大きいーなどと話す若手もあり、こうした人材がもっと表で活躍できる職場づくり・島づくりをと思うし、環境づくりが急がれよう。
 新年度・平成二十年度まであとわずかである。早いもので壱岐が郡から市になり四年間が過ぎ、来年度は早々に任期満了に伴う市長選が六日を告示日、十三日を投・開票の日程で実施される。昨日二十五日に立候補予定者説明会が、現職で再選を目指す長田徹市長、白川博一氏、長嶋立身氏と、今のところ予想された通り、立候補の意志が明らかな三氏の陣営から、関係者十三人が出席して開かれた。また、市内の各地に各候補がポスターを貼る掲示板も設置され、徐々にそのムードも高まり出した。このままでは前回の市長選と顔ぶれが同じなだけに、人材という言葉に寂しさがにじむという有権者もあるが、ここまでくるとその三氏による選挙戦となることは確実であろう。
 今年の干支は第一番目の「子(ね)」。新たな十二年のスタートの年で、「何をかじろうか…」のネズミ年でもある。キィーワードは、目には見えないものの、誰もが知っていて既に一人ひとりの胸に深く刻まれている言葉=愛・融合・平和・自由・喜び・勇気・気付きなど=で、それらの言葉を基点に自分を素直に見つめ、表現=語る、行動を起こすなど=することが望まれる時代の“本番”が、いよいよスタートする年のようにも観じている。
 その第一歩が市づくりに参画するための市長選である。来月四日の公開討論会などあらゆる機会を利用してーである。

○ひとしずく

春の彼岸の中日にあたり、昼と夜の長さがほぼ等しくなる春分が二十日に過ぎ、サクラの花も咲き始め、天候に恵まれれば数日のうちに一斉に咲き、月末、来月始めにかけて見頃となろう▼野山では、白、黄、赤、紫と色とりどり、形も大小様々に草木の花が咲き、ウグイスの鳴き方もだいぶ上手になってきた。朝晩、わが家で耳を澄ませばカエルの鳴き声が聞こえてくる。スーパーなどでは、まさに今が旬の野菜、食材が並び、それぞれにこの季節を彩っているよう▼一昨日は、よく晴れて春らしい陽気となったが、昨日は時に春雷が轟き、風も強く春の嵐のような天候が夕方まで続き、北帰行の途中で悪天候を避けて降りてきたのか、ツルの群れが、芦辺町の谷江川にかかる新谷江橋近くの田原に飛来しているーとの連絡があった。ツルが大陸を目指して渡るという事も、季節が早春から爛漫の頃に入ってきたということ▼そういえば最近、佐世保の友人から、人の目線ではなく、クマをはじめとする山や森に生きる動植物の側から、人の他の生物にも優しい文明が持続可能で、クマも自然に住める環境づくりへの行動をアピールする冊子「クマともりとひと」(日本くま森協会)を頂いた▼読むと、今はもう考えるより行動の時、一日も早く初めの一歩をーと目覚め、背中を押されているようだった。