2007年12月6日号 第4418号
12月6日号 ー主なニュースー
○県立埋文センター、一支国博物館(仮称) 事業説明会 ー市・原の辻プロジェクト室ー
平成二十一年秋の開館を目指す県立埋蔵文化財センター、市立一支国博物館(仮称)、原の辻遺跡整備事業について、市・原の辻プロジェクト室は、市民説明会を三日の郷ノ浦会場からスタートさせた。
説明会は長田徹市長、澤木満義副市長、須藤正人教育長、原の辻調査事務所・安楽勉所長、同プロジェクト室・米倉勇次室長らが出席、同プロジェクト室の担当者が同センター、同博物館と遺跡整備について規模や内容、進捗状況、事業費などを説明。
市によると、建設費は、同センターが七億六千万円、同博物館が三十億七千万円で、同センターは国と県が全額負担。博物館は合併特例債とまちづくり交付金を活用し、負担の割合は国・二十二億三千万円、県・六億千五百万円、市が二億二千五百万円。
遺跡の整備は、史跡等総合整備活用推進事業(平成十七年度〜二十二年度)で総額十一億七千四百七十四万五千円。国費補助などを活用、仮に事業費十二億円とした場合、負担割合は国が九億九千九百万円、市が二億百万円と説明、埋文センターと博物館、遺跡整備の合わせて総事業費約五十億円のうち、市の負担額は約四億三千万円という。
○志原仁駄橋綱引太鼓保存会が受章 ー第23回県地域文化章ー
県の第二十三回地域文化章の受章者が三十日に発表され、本市から郷ノ浦町志原西触、仁駄橋綱引太鼓保存会(藤本健人代表)が選ばれた。今年は同保存会を含め県内四団体が受章。
○告示日4月6日、投票13日に ー来春の市長選で、市選管ー
長田徹市長が来年四月十七日に任期満了となるが、市選挙管理委員会は一日、来春の市長選挙の日程を、告示日・四月六日、投票日・同十三日とすることを決めた。
○盈科Aがデットヒート制しV ー箱崎が躍進賞ー
ー壱岐ロータリークラブ小学生駅伝ー
小学生駅伝大会(同実行委員会、壱岐ロータリークラブ主催)が2日、芦辺町、中山干拓コースで開かれた。
今年第10回目を迎えた同大会には、市内小学校から24チームが出場、ダイエー横の広場をスタート・ゴール地点に1区間1・55kmのコース合計9・3kmのコースで、男女交互に6人の選手がタスキを繋いだ。
レースは、最終6区で盈科Aの横山義樹くん(6年)と石田Aの豊永恭平くん(同)がデッドヒート、最後の直線までもつれる展開となったが、100分の数秒差で横山くんが逃げ切り、盈科Aが優勝を飾った。
寒気を突いてスタートする児童たち
○子牛の総平均53万7千円 ー好調な取り引きに安堵感広がる市農協12月 牛市ー
市農協の十二月子牛市が一日と二日の両日、成牛市が三日、芦辺町、壱岐家畜市場で開かれた。
今回は、全国的に肉の動きが鈍い情勢の中で価格低下が関係者の間で心配されていたが、大方の予想に反し、平均価格は子牛が五十三万七千三百円(前回比七千八百十七円増)、成牛が三十七万六千六百円(同五万六千九百八十八円増)と前回を上回る好調な結果に終わり、畜産農家の間に笑顔と安堵感が広がった。
子牛は、前回を百五十六頭上回る八百七十八頭が取り引きされ、総販売額でも四億七千百七十八万七千五十円と前回を約八千九百四十七万円上回った。牛の平均体重も二百八十二kgと、メス、去勢ともに三kg増。特に去勢の平均価格は約五十八万四千円で、前回を約一万八千五百円上回る好調な取り引きとなった。
一方、成牛は妊娠と初任が好調な伸びをみせ全体の価格を引き上げる結果となった。
〇本市から4メーカーが優等賞 ー平成19年福岡国税局・酒類鑑評会ー
福岡国税局の平成十九年酒類鑑評会品質評価結果がこのほど発表され、本格焼酎の部で本市から、天の川酒造(株)(天の川)、(株)壱岐の華(壱岐の華)、玄海酒造(株)(壱岐)、(株)猿川伊豆酒造(潮騒の詩)の四メーカーが優等賞に選ばれた
〇事務局長を全国公募へ ー壱岐観光協会ー
壱岐観光協会(村田好弘会長)はこのほど同協会の自立化に向け、事務局長を全国から公募する。
申し込み問い合わせなど詳しくは、同協会(〒811ー5135長崎県壱岐市郷ノ浦町郷ノ浦281ー6番地、郷ノ浦港旅客ターミナルビル内、電話47ー3700、FAX47ー5302)へ
〇収穫の喜び味わう ー那賀小学校・恒例ダッシュ村祭でー
那賀小学校(大島眞校長、百六人)の恒例行事「壱岐ダッシュ村祭」が四日、同校で開かれた。
この行事は、同校の学童農園と水田で収穫したサツマイモ、大豆、もち米を調理し食べることで、作物の実りと収穫に感謝しようーと企画され、今年で五年目。当日は一・二年生が焼きイモ二百五十個、三・四年生が大豆四十kgを使った豆腐づくり、五・六年生がもち米二斗を使ったもちつきにチャレンジ、JA壱岐市青年部那賀支部とフレッシュミズの会の協力で“ダッシュ村産”の料理を作り上げた。
豆腐づくりをする児童ら
〇映画「奈緒子」 ー来年2月16日に全国ロードショーー
今年六月末から七月にかけて、本市と長崎市を中心に撮影が行われた映画「奈緒子」(監督・古厩智之氏、配給・日活)が来年二月十六日、全国ロードショーされることになった
○社説 新語・流行語大賞 ー「どげんかせんといかん」からー
一九八九年には「平成」の年号も特別賞を受けたことがあり、その一年の世相を反映させながら、話題となった言葉に贈られる「2007ユーキャン新語・流行語」の年間大賞が、宮崎県の東国原英夫知事の「(宮崎を)どげんかせんといかん」と高校生のゴルファー・石川遼選手の愛称「ハニカミ王子」に決まった。
東国原知事の「どげんかせんといかん」は、知事選で訴えたお国言葉のフレーズが、宮崎だけでなく日本中の老若男女の琴線に触れたーとされ、石川選手のそれは、控えめで”はにかみ”を持った若者が減る中で、自然で明るく屈託のない独特の表情は、日本人にとってノスタルジックな出会いだったーなどと評価され、この他、ベストテンには▽消えた年金▽大食い▽食品偽装▽そんなの関係ねぇ!▽鈍感力▽どんだけぇ〜▽ネットカフェ難民▽猛暑日ーが選ばれている。
これらの流行語で、壱岐の2007年を思い返してみると、大賞の「どげんかせんといかん」は、まさに本市にもぴったりくる言葉であり、最近、市民に行われている県立埋蔵文化センター、一支国博物館(仮称)の建設計画、壱岐建設業協同組合の問題、地域活性化、行財政改革、観光業など産業振興、少子高齢化、後継者対策、石油、ガソリンの高騰による様々なものの値上がりなど、妙に馴染む難しいテーマが、次々と浮かんでくる。地方の抱える問題に対する住民の”声”が、この言葉になって現れ、来春の市長選に出馬する予定者は、「いかにこの声に」というところである。
年金の問題は深刻だが、今やその責任は、国の官僚たちから地方自治体の窓口へと移行したかのようだし、薬害問題、食品偽装の問題が次から次へと噴出、防衛省のトップ官僚と業者の癒着問題という大事件の発覚などで、そんなの関係ねぇ的な風向きになってきているようだし、「鈍感力」に磨きをかけるため、何か大きな力が働いているのでは? と、連日のニュースを不信感を持って見聞きし、正義という言葉、姿勢にも危険性が意識される。もちろん本市では、市民と行政との距離が「そんなの関係ねぇ、オッパッピー」では困るし、「鈍感力」が妙に発揮されるようでも…。
「どんだけぇ〜」という言葉もあった。このフレーズには、あらゆる問題が含まれている。あってはならないが、壱岐でも大声でそう叫びたくなるような状況に陥る可能性が、ないわけではないだけに、皆が一丸となり”壱岐をどげんかせんといかん”の言葉の下、それぞれの場で取り組める行動を、これまで以上の情熱を抱き展開することが望まれていよう。
○ひとしずく
大学入試センターの試験会場について、横田修一郎県教育長が四日、二〇〇九年一月分から、本市、五島、新上五島、対馬の離島四地区にある県立高校四校を新たに試験会場とする方針を明らかにした▼この離島四地区には県立高校が壱岐、壱岐商業の両校を含め十五校あり、その生徒数は約四千五百人になるとされるが、一月のセンター試験は、冬の悪天候を想定して数日間の日程で会場へ向かうことになり、受験生たちの健康・精神面、また経済的負担は大きい▼その会場がそれぞれの離島に設置されることになると、その強いストレスから解放され、壱岐でも自宅から会場に行けるなど、その環境は、より本土の受験生たちに近づき、それまでの成果を発揮しやすいものとなろう。これは是非、実現していただきたいものである▼県高等学校長協会らの会場設置要望を今年四月に受けて以来、県教委は試験会場を主管する長崎大学などと協議を重ねているというが、横田教育長が示した通り実現し、本市では壱岐高校に会場が設置されるだけで、受験生の気持ちがどれだけ楽になるのかと思うと、”何としても”ということになる▼今冬は、インフルエンザの大流行が心配されている。帰宅した際のうがいや手洗いの励行、生活、体調のリズムを崩すことのないよう注意して、その時を元気に迎えてほしい。
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