2007年11月30日号 第4417号  

11月30日号 ー主なニュースー

○『道州制は、まず九州から』 ー九経連女性の会・大野二三四会長ー



(社)九州経済連合会=九経連=主催の道州制を考える講演会が二十六日夜、郷ノ浦町、文化ホール中ホールで、昨年四月に設立された九経連・女性の会の大野二三四会長(85)=勝本町出身、福岡市在住=を講師に「これからの壱岐と道州制」をテーマに開かれた。
 九経連は、九州を活性化することで住民の暮らしを豊かに。活力と魅力ある九州の創造をーと、国が進める道州制への取り組みを推進しており、同女性の会でも毎月一回、勉強会を開くなどして取り組み、今回、女性の会の事業としては初の講演会を、平成の大合併を済ませ市となった大野会長の郷里・壱岐で、行われることになった。
 大野会長は、これまでの人生の回想を交えながら「世界は劇場、人は皆役者。人生では本物を本気で演じ続けなくてはならない。女性の本質には『育てる』という心根があり、女性が行脚しながら道州制を語り育て、頭が福岡県、右手が長崎県、左手が大分県というように、よく人体に例えられる九州がまず一つにまとまり、“世界は一つ”を目指したい。何より本道を行くこと」などと、聴講に訪れた約二百人の市民に強調した。

○福岡から29人が来島、交流 ー郷ノ浦町宿泊業活性化部会ー
 ー第25回シルバースポーツ・グラウンドゴルフ大会ー


 郷ノ浦町宿泊業活性化部会=Gネット=主催の第5回壱岐シルバースポーツ親睦交流大会・グラウンドゴルフの部が28日と29日の両日、同町、大谷グラウンドで開かれ、本市の100人の選手と交流した。


和気あいあいとプレーを楽しむ参加者たち

○武生水が福岡県大会出場へ ー第14回九電所長杯ママさんバレーボール大会ー

 第14回九電所長杯ママさんバレーボール大会(九州電力(株)、市家庭婦人バレーボール連盟など主催)が25日、石田スポーツセンターで開かれ、2勝をあげた武生水が優勝、来年2月17日に北九州市立総合体育館で開かれる同大会への出場権を得た。

○社説 ーチャレンジ、絵本で子育てー

「ともに楽しみ・輝こうチャレンジ絵本で子育て」講演会が二十六日夜、郷ノ浦町、文化ホール・大会議室で、講師に著名な絵本作家・宮西達也さんを招き、読み聞かせボランティアグループ「そらまめ劇団」(武原由里子代表)が主催して開かれた。
 そらまめ劇団は「いま、電子メディアの洪水の中にいる子ども達に、ほんの少しの時間だけでも温かい肉声で、絵本を読んでみませんか? 親子や家族で子どもも大人も、きっと素敵な時間を共有できますよ! 子どもたちのきらきらと輝く瞳に出会うチャンスです。忙しいお父さんも一緒にチャレンジしませんか?」と、読み聞かせ講座などの活動を、県男女共同参画室・男女でともにチャレンジ・モデル事業として展開している。
 絵本と言えば、もうずい分以前、息子や娘が幼児の頃、読んで聞かせたことがあるように思うが、この講演会を知り我が家に残る絵本を数冊手に取ってみた。まず一冊目は安野光雅氏の本当に不思議なデザインの絵が展開される「ふしぎなえ」、次は作家の遠藤周作さんが監訳者を務め、あとがきに「子どもも、我が輩のような大人まで魅了してしまった不思議な魔力を持った本」などと記している妖精伝説「ノーム」、そして絵を葉祥明さん、文を日木流奈くんが担当した「Luna ルナ」。
 どれもその本を手に取ってみると、読んだその当時の自分の様子が鮮明によみがえってきて、今からでも誰かに読んでもらい、受けるイマジネイションの中を自由に泳ぎ回りたいーなどと感じるし、この原稿を書き終えてから久しぶりにゆっくりと読もうとも思う。今、家を巣立つ前の子どもがいる家庭では、絵本だけでなく、それぞれが”お気に入り”の一冊の一節でも、時間をつくり読み合ってみるのも素敵である。
 家族団らんの時など、残酷なシーンが連続したり、イジメの仕方を教えるような番組や笑いの種としているテレビ番組を見るよりは当然素晴らしいし、映像や絵を見ないので空想、想像力が培われることにもなり、無理をしない程度に続けていけば、何か素敵な芽が出てくるのではないか。何より、取り上げられる本のタイトルやその一節から、読み手のその時の状況が、ある程度理解でき、リラックスしたコミュニケイションづくりにもーと思う。
※そらまめ劇団の年内の活動として▽15日14:00〜16:00、壱岐キリスト教会・音楽と絵本のクリスマス「くるみ割り人形」、読み聞かせ講座(講師・田内英理子氏)が予定されている。詳しくは壱岐子ども劇場(電話、FAX47ー4621)へ。

○ひとしずく

ひと雨ほしいと思う日が続いている。佐世保市では十五日から、深刻な水不足で時間断水が実施され、給食を行っている市内の小中学校では、給食の内容を見直し、多くの水を使う献立を減らす方針という▼少々、飛躍しているかもしれないが、深刻さが増しているというアジアの太平洋地域の水問題に関して、「水の安全保障ーリーダーシップと責任」をテーマにした「第一回アジア・太平洋サミット」が三日、四日の両日、大分県別府市で、アジア・太平洋の四十九の国・地域から、首脳や国際機関の代表者ら約三百人が参加して開かれるという▼皇太子さまの記念講演もあるサミットの成果は、地球温暖化が主要なテーマとされる来年七月の北海道での主要国首脳会議に向けてアピールされ、海水の淡水化など日本の先端技術の発信にも役立てられるというが、この壱岐の島でも飲料水ー水源の確保はそのスケールは小さいものの大きな問題である▼アジアの太平洋地域で、安全な飲料水を利用できない人は七億人にもなり、住居にトイレがない人も九億人に達しており、こうした地域では、水問題の解決は貧困、飢餓の削減、教育の普及向上にもつながるものと期待されるーなどと日刊紙にあった▼その水環境に強く影響しているのも温暖化とされるが、そこに逃げずに各家庭などでも節電、節水などを心掛けたい。