2007年10月26日号 第4410号  

10月26日号 ー主なニュースー

○市民の関わり方、活かし方など提言 ー一支国博物館(仮称)等整備推進協議会ー



 一支国博物館(仮称)等整備推進協議会(会長・山西實一支國研究会副会長)は二十三日、同博物館整備事業に伴う提言書(A4版、八十一ページ)を長田徹市長に提出した。
 提言書は、▽しまごと博物館▽しまごと大学▽しまごと元気部会ーの三部会が取りまとめた博物館の活用策、市民ガイドの育成、小中高、大学との連携、体験メニュー、地場産品の振興など多岐にわたり、市民に親しまれる内容にーと、“壱州弁”を使っている部分もある。市は来年度予算から、実現に向けた取り組みを行うこととしている。
 同協議会は平成十七年八月、長田市長から諮問を受け、同博物館と県立埋蔵文化財センター、原の辻遺跡のオープンに向け、これらの施設が研究、地域振興の拠点となる方策に加え、市民がどのように関わりを持って施設を活かしていくかなど、全体会を八回、部会を二十回開き協議してきた。

○不戦の誓い新た ー本市戦没者追悼式・慰霊祭ー



 戦後六十二年となる今年、県戦没者慰霊奉賛会壱岐支部(支部長・長田徹市長)主催の本年度市戦没者追悼式と同奉賛会(市戦没者慰霊奉賛会主催、会長・同)が二十三日、芦辺町国分郷、忠魂碑前で開かれ、参列者全員で戦没者の冥福を祈った=写真=。

○11月にスタート ー国指定・壱岐神楽夜神楽特別公演ー

 昨年から始められ好評の壱岐観光協会主催の国指定重要無形民俗文化財の壱岐神楽の「夜神楽文化遺産の舞」特別公演が今年は十一月一日から、芦辺町、住吉神社特設会場で始まる。
 申し込みなど詳しくは同協会内壱岐体験紀行予約センター(電話47ー6912、FAX47ー5302)へ。

○日高洋三さん(郷ノ浦)が公式戦初V ー第22回シニア選手権ゴルフ

 壱岐カントリー倶楽部主催のシニア選手権がこのほど、同ホールで開かれた。
 今回で22回目を迎かえる伝統ある同大会では、55歳以上のベテラン選手がハンディキャップなしのスクラッチプレーで27ホールを回り、前半の18ホールをパープレーで通過、後半の9ホールを1オーバーでホールアウトした郷ノ浦町、日高洋三さんがグロス109の成績で初の公式戦制覇を飾った。

○「NO(嫌だ)・GO(逃げる)・TELL(相談する)」 ー子どもの人権説明など親と子安心安全講習会ー



 NPO法人・子どもの人権アクション長崎(通称あじじの会)主催の親と子の安心安全講習会「CAP公開ワークショップ」が二十日、郷ノ浦町、文化ホールで開かれた。
 「あじじ(安心、自信、自由)の会」は、いじめや誘拐、性暴力などの様々な暴力から自分の身を守り、子どもが本来持っている暴力から逃れる力を育てることを目的に、一九九五年から県内を中心に活動しているグループで、二〇〇四年二月には壱岐グループ(篠崎由加利代表、五人)も結成された。
 当日は、市内の児童十三人とその保護者が参加、来島した同会スタッフ二人と壱岐グループによる子どもと大人をそれぞれ対象にしたワークショップが開かれた=写真=。

〇「地域を盛り上げよう」と再開 ー昨年から田河青年団夏祭りー

 芦辺町、田河青年団(山川徹団長、十人)主催の第二回「田河青年団夏祭り」が二十一日夜、同小学校体育館で開かれた。
 この祭りは、同青年団が「地域に役に立てることは」「祭りで地域の活性化を」と立ち上がり、人手不足で休止中だった地域の行事を、昨年夏に九年ぶりに再開、今年は二年目で、当日は地域住民約二百人が詰め掛けた。


呼び込みの太鼓をたたく青年団員

〇岳の辻園地などを散策 ーひとあゆみの会ー



 在宅重度身体障害者の会・ひとあゆみの会(松山桂子会長)の第四十一回秋の集いが二十一日、郷ノ浦町、岳の辻園地と石田スポーツセンターで開かれた。
 今回は会員十五人はじめ、壱岐、壱岐商業両校や一般ボランティア、社協などから合わせて五十三人が参加、当日は気持ちの良い秋晴れに恵まれ、午前中に岳の辻園地を訪れ、西側展望台から中央展望台まで散策、昼食時は公園で弁当を食べ、気持ちの良い時間を過ごした。午後からはバリアフリー化されている石田スポーツセンターに場所を移し、体育館の設備の説明など受け、ボランティアとともに体育館内を散策、最後に風船バレーも行い=写真=

○社説 来月1日は「本格焼酎の日」

 毎年今頃の時季になると、暑かった頃がうそのようで”冷たさ”がだいぶ意識されるようになり、朝晩吐く息が白く見える日もあり、「寒」がぐっと近づいてきたーなどと書きたくなるが、どうも順調にはいかないようで、昨日は「暑いですね」という言葉があちこちで聞かれた。
「ひとしずく」の欄に以前、友人らとの鍋料理の話題を書いたが、もう少しその季節は遅れそうで、鍋料理からイメージされる家族はもちろん、友人や仲間たちとのコミュニケーションに、心身共に暖まる様子ーがあまりしっくりこないし、壱岐の代表的な味、豆腐や地鶏、牛肉、季節の魚を使った鍋を囲む姿、そのイメージがはっきり見えないためでもある。
 はたして次号を発行する五日後から、今年のラストの二カ月、十一月がスタートする。そして、その一日は「いい日いい月」の「本格焼酎の日」である。最近は、少し前の異常と思えるような芋焼酎ブームも落ち着き、それぞれにマイブームというか、好きな銘柄の焼酎を手にする”ファン”が増えているように感じられる。
 女性のグループが、数種類の銘柄を皆で味わいながら飲んでいる姿も見られるようになった。それぞれの個性が深い味わい、豊かな香りとなっている壱岐産麦焼酎には、自分のような”酔いたがり”とは別の、「大人の嗜好」とでもいうような新たな流れが、ひたひたとさしてきているようにも思う。
 最近も日本を代表するバイオリニストの豊嶋泰嗣さんや友人の音楽家たちとの食事の席で、女性のバイオリニストたちの焼酎の飲み方がそうしたもので、妙に感心しながら一緒させてもらったが、豊嶋さんが壱岐で覚えた味、釣り、絶景の素晴らしさ、温泉、そしてこれまで壱岐で開いてきたコンサートの話を展開し始めると、彼と壱岐で共演した女性が、盛り上げ役を買って出て、是非、壱岐でコンサートをーと、話題がスライドして…。
 それにしても、島外で偶然入った店で、壱岐産の麦焼酎が並び、飲まれている姿を見るのは、関係者でもないのにうれしいものである。壱岐産の焼酎は、島の自然、環境、人、歴史、伝統ーが、悠久の時をかけて育んできたもの。酒類の確立された製法と品質、社会的評価など勘案し、原産地を特定して国際的に保護する制度・地理的表示を受けた、言わば”別格”のもので、これから壱岐の食材とともに旨さが膨らむ時季を迎える。様々にその旨さを楽しみながら地産地消を推進したい。
 注・その時の一番の心得は飲酒運転をしないこと。

○ひとしずく

気象庁は昨日、十一月から来年一月までの三か月予報を発表した。それによると、来月は暖かく、十二月、一月は平年並みの寒さになる予想という▼南米・ペルー沖にラニーニャ現象が起きている時は、日本の冬は寒い冬になる傾向が強いものの、今年は北極からの寒気の南下の勢いが弱くなりそうで、現在の気温が高いこともその要因と見られ、とにかく暖冬なのか冬らしい冬となるものか、予想が非常に難しいーとテレビニュースで取り上げられていた▼今年は、真夏の暑さが少々遅れぎみだったが、いきなり酷暑となり残暑も長く、広島では例年に比べてあの松茸の収穫時期がほぼ一か月間遅れたというから、冬らしい天候となるのも、それぐらい遅れるものと思っていたが、北極上空でできる寒気も、シベリアなどの溶け始めている永久凍土、北極圏の氷りーが示す通り、温暖化の影響を強く受けているのだろう▼最近は開発された充電池により、停車駅でパンタグラフを上げ、高架線から電気をわずか数十秒で充電しながら走る新型路面電車ができて実用間近ーという報道もあり、ヨーロッパの国々の中には、通勤などマイカー利用を極力減らし、路面電車やバスなど公共の乗り物に転換するなど、より排出される二酸化炭素を減らすことで温暖化に挑んでいる国もある▼さて、我が国では?