2006年1月20日 第4286号 

−主なニュース−



三つどもえの選挙戦にー新人小久保、山下両氏、現職金子氏−


2月5日投開票、県知事選


任期満了に伴う第16回知事選が19日告示され、インターネット関連会社役員の小久保徳子氏(47)=無所属、新人=、共産党公認の新人、山下満昭氏(53)、現職の金子原二郎氏(61)=無所属、自民、公明推薦、社民支持=の3人が届出を済ませ(届け出順)、17日間にわたる激しい選挙戦をスタートさせた。立候補の届出は、同日午前8時半から県庁で始まり、午後5時で締め切られ、3氏による三つ巴となり、投票日は2月5日(日)で、即日開票される。



壱岐産の野菜で料理コンクール−県郷土食文化推進協−


県郷土食文化支援事業推進協議会主催の料理コンクールが2月27日、午前9時半から、芦辺町、離島センターで開かれる。同コンクールは、壱岐でとれた野菜を活用したオリジナル料理を活用したコンクールを開催することで、地元農産物のPR、消費拡大、地産地消を促そう―と開かれ、創作料理のでき具合を審査する。調理条件には、食材費1人千円以内や食材にアスパラガスかブロッコリーを使うことなどがある。また、事前にレシピ(書面)による予備審査があり、審査を合格した人が出場資格を得る。参加希望者は、料理例(レシピ)、住所、氏名、連絡先を明記した申し込み用紙を2月6日までに提出する。申し込み問い合わせなど詳しくは、壱岐農業改良普及センター(電話45―3030、FAX45―3045)へ。



地域と密着した教育−『どんぐり隊』開校−


霞翠小学校


霞翠小学校(久田清文校長、102人)は14日、「かすいどんぐり隊」の開校式を同校で行った。文部科学省の「コミュニティ・スクール調査協力校」に指定されている同校は、学校と家庭と地域が力を合わせタフな子どもを育てよう―と、地域密着型の教育を進めてきたが、同校の「翠(みどり)の会」が、土曜スクール部会として開校を進めてきた。当日は61人の児童たちが地域の人や地元高校生指導者と共にゲートボールや手芸、料理など九種類の遊びを和気あいあいと楽しんだ。



「すべって、ころんで、泣いて、笑った」―山田伸子さん5輪出場の喜びを共にわかちあう集い―


トリノ冬季オリンピック女子ショートトラック・スピードスケートに出場する山田伸子選手(34)の壮行会が福岡市内で開催された。今回で5回目の出場になる同選手を励まそうと、会場には友人・知人をはじめ、政財界や壱岐出身者などに加え福岡のテレビ局などのマスコミ関係者を含め、総勢230人にものぼる人たちが集まった。山田選手の母ツヤ子さんは壱岐市郷ノ浦町出身。同日朝には母の実家である壱岐で墓参りを行い、長田徹市長を表敬訪問、その足で会場に駆けつけた。



担い手の育成、確保も−つばさで設立記念式典−


九州初特定農業団体・湯岳生産組合


本市から九州で初となる特定農業団体に、昨年12月26日指定された湯岳生産組合(山川光組合長)の設立記念式典が16日、芦辺町、つばさで、中村法道県農林部長、本田哲士県壱岐地方局長、長田徹市長ら来賓、関係者ら約120人が出席して開かれ、認定書が伝達された。



事業化システムの説明受ける−磯焼け対策、コンブ栽培−


壱岐東部漁協


コンブの養殖栽培に取り組む壱岐東部漁協(浦田俊信組合長)は19日、韓国藻類学会・キムヤンドン副学長と境一郎エコシステム研究所主任研究員・陶俊彦氏を招き、磯焼け対策とアワビ栽培の事業化システムの説明を受けた。



チャリティーコンサート−2月14日「KUMAバンド」−


「アジアンブリッジ42・195」主催(後援・壱岐キリスト教会、勝本エフエム)のアマチュアロックバンド「KUMAバンド」のコンサートが2月14日午後7時から約2時間、郷ノ浦町片原、壱岐キリスト教会で開かれる。



??女性や暮らし 情報発信広場・1月?≠謔?


−雑穀で豊かな島づくり−


本紙の正月号で、「雑穀を壱岐で育てたい、作っていた方に教えてほしい」と載せたところ、情報をいただき、芦辺町諸吉で、これまで家庭用に、あわ、きびを作っていた方に出合いました。さっそく伺い、話を聞き、循環式精米機や製粉機などを見せていただきました。今後、島内で少量ずつでも雑穀を育て、食べてみようという人があれば、この機械を使ってもいいです、と快く承諾下さり大変感激しました。最近は私のまわりでも、家族に食べさせたい、という人も増えつつあり、おいしい料理法を知りたい、との声も多く、今後も紙面で紹介していきたいと思っています。近々、雑穀料理講習も予定していますので、決まりしだいお知らせします。島内にはまだ、唐箕や足ふみ脱穀機も残っていることも知りました。栽培法をご存知の方、また再び作ってみようと思われる方、情報の提供、ご協力をお願いします。※種を希望される方は取り寄せできます。農薬や化学肥料を使わず栽培された在来種の種です。


連絡先:夢のある街・イキ壱岐雑穀研究グループ 小川 47―4496、または編集部 47―0014まで



ひとしずく


「焼藷の車に寒さつきまとふ」(百合山羽公)、最近、近所で焼きいもを売り始めた。我が家の子どもたちが食べているのを見ていると、何とも言えない甘い香りが食欲をそそり、少しもらって食べてみれば、甘さもちょうどよく、なかなかのもので、ついついマイブームに…▼「イーシヤーキイモー!」という声をこの頃耳にしていない。車販売の焼きイモや案外、値段もよかったように思い出される。が、冬の夜、遠くスピーカーから流れて近づいてくるあの声から、連想される寂しさというか、わびしさというか、あのイメージがとても好きだった。東京にいた学生時代、夜鳴きそばのそれもよかった▼以前は、イモのようにボソボソとして、食べると必ず飲み物が必要になるような食べ物は苦手だったが、そんな風情を知ってしまうと、夕方になって寒が身にしみてくると、ついつい買いに行ってしまうのはなぜか?などと少し考えてみたが、つまりは、その風情とうまさが癖になっているのではないかと思う▼家までのわずかな距離を、新聞紙にくるんでいるのを見つめながら待ち、アツアツのそれを手に、風の冷たさを意識しながら小走りでゆくのも、心が弾んでいるのがわかってよいものである。こうしてみると、味に季節の風情、心象がプラスされた“うまさ”が、癖の原因ではと思う。心にしみる一本の焼きイモ?である。



社説  第16回県知事選スタート


県勢の浮揚、発展に尽力してきた金子原二郎知事の二期目の任期満了に伴う県知事選挙が19日に告示され、届け出順にインターネット関連会社の役員、小久保徳子氏(47)=無所属、新人=、共産党公認の新人、山下満昭氏(53)、現職の金子原二郎(61)=自民、公明推薦、社民支持=の3人が立候補して、17日間にわたる三つどもえの激しい選挙戦に突入、それぞれに県内各地を精力的にまわり、支持を訴え、来月五日に県民の審判が下る。三選を目指す金子氏は、本紙元旦号での新年のあいさつにもあるように、現場主義に徹して、声を反映する施策づくり、県民の目線に立った県政の推進、県長期総合計画(2001年から10年間)の後期計画として、「ながさき夢・元気づくりプラン=重点目標▽交流を拡げる魅力的なまちづくり▽競争力のあるたくましい産業の育成▽安心で快適な暮らしの実現=策定、「交流とにぎわい長崎の郷土(ふるさと)づくり」の実現を目指したい―としているが、これまでの実績を踏まえ、信任が問われる。



国と地方のあり方が変化し始めているように見えるものの、逼迫した国の財政は地方により一層の自立を求め、国からの補助金や地方交付税などへの依存度が高い本県や市の財政は、より厳しさを増し、自立への方向を模索しているような、予想もできない現実が迫り来る中で、本県の今後の進路も問われることになる県知事選であり、離島、本市に対する姿勢や、今後、多様な形をとって示される公約などを材料に、3候補の中から1人を選ばなければならないことは、本県を取り巻く社会情勢が極めて難しい局面にある現在、大変なことではあるが、県民の義務として、それは果さなければならない。



県選管の選挙啓発チラシには「大人は忘れない!」「投票は 子供の未来 託す鍵」のキャッチコピーが配され、本市明るい選挙推進協議会と市選管は、正しく、明るく、きれいな選挙にするために候補者、有権者みんなが自覚して、贈ったり、貰ったり、求めたりしないよう―と、アピールしている。有権者である我々県民が自覚を持って一票を行使することを、どこかへ追いやってはならない。この選挙で選ばれた県知事の新たな任期は、諫早湾干拓事業、新幹線建設計画など、知事選の主な争点となった巨大事業、離島県とされる本県の離島や過疎地域でも格差を意識せずに、希望が見えて、実感できる地域振興―に対する一方で、行財政改革の徹底などによる財政の健全化―と、それこそ難題ばかりを記したメニューが目の前に突きつけられている。非常に重たい四年間となるはずである。