2007年9月26日号 第4404号  

9月26日号 ー主なニュースー

○人件費の適正化など改善策答申 ー市病院事業運営審議会ー

 昨年十二月から市立病院の役割やあり方に関する協議を計六回行ってきた市病院事業運営審議会(会長・小曽根洋前県自治体病院等開設者協議会事務局長)は二十五日、答申書を長田徹市長に提出した。
 答申では、平成十七年度の累計欠損金が九億三千六百万円となっている市民病院について、精神科を併設した病院の入院施設は民間病院を含めた二病院のみで、その必要性と意義は高く、今後も政策医療として存続する必要がある?とし、近年入院患者が五十人未満で推移、北側の二十床が使われていない状況を指摘しながら、地域に必要とされる精神科デイケアなどに効率的に転用を図るべきとした。
 在宅医療については、ニーズが高まり、それを推進するための往診、訪問診療など、医療機関の後方支援を担うことも求められ、訪問リハビリテーションの実施、相談窓口の設置が必要とし、透析医療に関しては、現在の四床では赤字。透析患者の合併症などに対応するベッドを確保すべきで、維持透析は民間との連携も必要。増床も?などとした。
 経営については、平成十七年度の決算では二十億円の医業収益を得るために二十六億円の費用を費やす経営は破綻状態に近いと言わざるを得ない?とし、▽医師の確保▽病棟の再編▽医療連携室の設置▽人件費の適正化?など八項目を挙げた。
 特に人件費については、看護師などで職務給の原則に反し著しく不適正な面があり、早期に見直しを図るべきで、地方公営企業法の一部適用を全部適用にし、一般職員も含めた給与体系の適正化を図る必要があると指摘した。
 一方、かたばる病院については、昨年六月公布の医療制度改革法に伴い、地域ケア体制整備構想との関連を見据え、療養病床の位置付け、介護施設の併設など検討する必要があるとした。将来の市民病院との統合については保健・福祉・医療の部局を網羅した検討会を設置し、方策を検討すべき?としている。

○石田が優勝、大会8連覇 ー2位・勝本、3位・初山、鯨伏ー
 ー第43回市地域婦人会バレーボール大会ー


 市地域婦人会連絡協議会(松尾美江子会長)主催の「市地域婦人会バレーボール大会」が22日、郷ノ浦町、大谷体育館で開かれ、12地区対抗で白熱した熱戦が展開され、石田が優勝して見事8連覇を達成した。

○壱岐ブルーバードが優勝 ー第3回大会以来2度目のVー
 ?壱岐白竜旗争奪第5回少年硬式野球大会?


 フレッシュリーグ九州硬式少年野球協会・九州北部地区連盟加盟、壱岐ブルーバード主催の第5回壱岐白竜旗争奪硬式少年野球大会の準決勝、決勝戦が21日、芦辺町、ふれあいグラウンドと勝本町、B&G球場で開かれ、壱岐ブルーバードが見事優勝、第3回大会に続き2度目の優勝を飾った。

○5勝2敗で勝ち越し ー勝本町出身、壱岐の嶋ー



 大相撲秋場所が9日から、東京、両国国技館でスタート、23日に千秋楽を迎えたが、本市勝本町出身で、今月一日に行われた第10回「一支國幼児相撲大会」で、多くの市民に元気な姿を見せた力士、壱岐の嶋(序二段92枚目)が、五連勝のあと二敗したものの、その力を発揮して勝ち越しで今場所を終えた。

○よい環境で学べるように =小学校で除草作業を実施=
 ー霞翠地区西戸触老人会の25人ー


 平成十七年と十八年度に文部科学省のコミュニティースクール調査協力校に指定されるなど、学校・家庭・地域社会が一体となった教育を推進する霞翠小学校で二十日、よい環境で子どもたちが学べるように?と霞翠地区西戸触老人会(松尾伝治会長)の二十五人が校庭と運動場の除草作業を行った。

〇福岡市「鉄道フェスタ」でPR ー壱 岐 観 光 協 会ー

 十月十四日は新橋(東京)?横浜間に日本で初めて鉄道が開通した「鉄道の日」で、同日を記念して翌週二十一日午前十時から、福岡市、地下鉄七隈線「橋本駅」近くの橋本車両基地で開かれる「鉄道フェスタin橋本車両基地2007(仮称)」に、壱岐観光協会も参加、本市のPRを実施する。

〇例会で田石スポーツセンター見学など ーボランティア募集中、ひとあゆみの会ー

 在宅重度身体障害者の会・ひとあゆみの会(松山桂子会長)の第四十一回集いが十月二十一日午前九時半、郷ノ浦町、岳ノ辻西展望台を集合場所に行われるが、同会はボランティアを募集している。 
 問い合わせなど詳しくは、同会事務局・かたばる病院リハビリ室(電話47?1135、FAX47?4955)へ。

〇勝本FM28日19:00放送休止 ー「壱岐市民エフエム(仮称)」開局準備へー

 勝本町勝本浦を聴取区域に二〇〇四年二月に開局、イベントや議会放送などで人気があった勝本エフエムが二十八日午後七時をもって放送を休止する。
 発起人のボブ斉藤さんは、総務省の放送事業者としての免許を取得し、初年度の運営費、開局に向けた各種調査、機材類の購入費など開設準備資金、合計二千万円(この内、人件費など年間経費九百六十万円)を、企業や団体、行政、個人からの出資、広告、年会費(寄付)で目途がたてば、来春にも壱岐市民エフエム(仮称)を開局したい考え。
 また、開局に向け第二級陸上無線技術士免許の取得者、ボランティアスタッフを募集している。詳しくは斉藤さん(電話42?0309)へ。

○社説 来春の次期市長選に

 長田徹市長が市議会の今定例会の閉会のあいさつで、市長として様々な地域振興策に取り組んできたが、依然として大きな課題が残されており、二期目には「魅力ある町づくり」を目指したい?などと、来春三月か四月に予定される任期満了に伴う市長選に出馬し、再選を目指す方針を正式に表明した。これにより、既に走り出している市長選への様々な動きが、活発になってくることは容易に想像できる。
 現在、壱岐市が抱える問題として、市病院事業運営委員会で、経営は破綻状態に近い?と指摘された市民病院の経営▽厳しい財政がさらに悪化、このままでは、五年後には県の財政が行き詰まるなどとする報道から、原の辻遺跡の一支国博物館(仮称)、県立埋蔵文化財センターの整備、運営▽少子高齢化▽農漁業、観光・商工業の活性化など、地域振興▽自然への対策を含めた生活、社会環境の整備、保全?が上げられよう。
 これに対して出馬をする人たちが、旧四町が合併して市となって以来、多様な変化を経ながら、そのスタイルを徐々に築きつつある。同時にこれまでの壱岐の現状、長田市政をどのように評価して、新たな壱岐を築いていくための方向性や将来像から導き出される政策などが、機会をとらえて有権者に示されるのか、次期市長選までおよそ半年、まだずい分先の出来事のようにも思えるが、十分に注意すべき期間に入った。
 自民党の総裁に就任、新首相として新内閣を発足させた福田康夫首相は、参院選での与党惨敗、インド洋での海上自衛隊の給油・給水活動の継続問題、都市と地方の地域間格差の是正、年金問題など、難しい局面ばかりの船出である。ある企業カウンセラーが、政策も企業経営も、これまでの日本人の行動の源とされてきた、「信念」などの言葉で表わされ、あまり表面に出てこない部分を、変化させることで新たな方向性を示し、何らかの動きが起きてこなければ、その前途は非常に多難?と話していた。これはこれからの時代、リーダーと呼ばれるイスに就くためには、欠くことのできない視点であり、要素ともなろう。
 そうした、これまでにないまったく新たな視点で、現在ではまったく生命力を失っているような旧来のものに焦点を合わせてみると、実はその生命力、躍動感に気づけなかっただけで、常に変化しながらその姿が見えているものだけに、鮮やかに勢いあるものとして映っていたということもあろう。それだけに、その視点は、今、何らかの前向きな変化を起こさなければ?とされる壱岐にとって、非常に重要なものとなろう。

○ひとしずく

昨日は朝から雨が時折強く降ったりと、少々テンションが下がりぎみだったが、天候は午後から徐々に回復しだし、夕方には夕焼けが美しく、飛ぶように流れる雲にその日が差して鮮やかに輝き、まるで夜の名(明)月を先導しているように感じられた▼そして昨夜は九月の十五夜で、午前中の雨の”お蔭”なのか、まさに仲秋らしい涼しい風が吹き抜けて。それに何より、照らすものすべてを柔らかく包み込むような、優し気でちょっぴり妖し気でもある光を放つ月が夜空に昇り、自分としては、月見には最高…これにロマンティックな要素が加わりさえすれば、まさに最高の夜?▼我が家には数日前から、居候しているコオロギと思われる虫が一匹、それに今月初旬から、やはり居候している先輩のカネタタキ(鉦叩)一匹がいて、コオロギは案外大きな声で、カネタタキは、とても澄んだ声で「ちっちっち、ちっちちち」と、その鳴き声は部屋を抜ける秋風に乗り、名月を眺めてリラックスした心身に染入るようだった▼今晩は陰暦の八月十六日の夜で、昨晩の名月とは趣が微妙に異なり、「精神の雅」を十六日夜(いざよい)に、その月を愛でながら?ともされる名月の夜▼パソコンで壱岐地方の星空指数を見ると、今晩は80で、まずまずの天体観測日和とあった。友人でも誘ってツキを盃に浮かべたつもりで?。