2007年9月11日号 第4401号  

9月11日号 一主なニュース一

○自然環境保全条例など19議案上程 一一般質問13日、14日市議会9月定例会開会一

 本市議会・九月定例会が三日に開会し、一般会計補正予算案、市自然環境保全条例の制定についてなど十九議案、報告二件、認定四件、請願一件、要請一件が上程された。
 一般会計補正予算案は、固定資産評価システム保守業務委託費(航空写真撮影等)千二百九十七万円、耕作放棄地調査費八十五万円など三億二千四百二十二万七千円。特別会計補正予算案は二千二百十一万三千円。

○本市の実質公債費比率12・2% 一平成16〜18年度の平均を発表一
 一総務省一

 総務省は七日、全国県市町村の実質公債費比率(速報)を発表した。
 発表された数値は、今月三日現在の平成十六年度から同十八年度までの三か年の平均値で、本県内の二十三市町村はいずれも一八%未満。本市は一二・二%

○クロマツ林の除伐など体験 一=4地区の団員108人が参加=一
一壱岐・緑の少年団地域交流集会一

 県緑の少年団連盟、県緑化推進協会、県壱岐地方局主催の「壱岐地区緑の少年団地域交流集会」が九日、石田町、筒城ふれあい広場一帯で開かれた。
 同集会は平成二十一年度秋、雲仙市で開かれる第三十三回全国育樹祭を前に、国民と緑化運動を結びつける橋渡し役として、期待されている緑の少年団の互いの交流を一と行われ、本市の三島、筒城、勝本、芦辺の四地区の緑の少年団から百八人の団員が参加、同連盟や県壱岐地方局農林部の協力を得て行われた。


皆で除伐作業をする緑の少年団の団員

〇高速船を一往復減便(9〜4月) ー印通寺〜唐津線もドック配船中減便一

原油価格高騰で、九州郵船(株) 市航路対策協議会(会長・長田徹市長)が十日、市役所会議室で開かれ、九州郵船(株)・竹永健二郎代表取締役社長、原田久瑞取締役営業部長、小園富弘壱岐支店長の三人が出席、配船の見直しなど同協議会に要望、了承を求めた=写真=。
 要望は、燃料費などコストの削減を図るため、高速船「ヴィーナス」の博多発午前十時四十五分折り返し芦辺発午後一時二十五分便のダイヤを、現在の一月と三月の間のドック配船時と修学旅行客が多い五月から八月の期間を除く九月から四月まで(年末年始除く)減便するもので、同便の利用率は一二〜二〇%程度にとどまっていた。
 本年四月就航の印通寺・唐津間についてもドック配船時の配船が唐津港・印通寺港のいずれを起、終点としても、始発、最終が早朝もしくは深夜となることから、騒音の面で周辺住民や宿泊施設に配慮し、この期間中を現行の五往復から四往復に減便することが提案され、同協議会はいずれの要望も了承、減便は今年十一月から実施される運びとなっている。

〇メディア漬けから子どもたちを守ろう 一市民生委・児童委協連合会一

 ひとり暮らしの高齢者らへの支援活動や相談、助言活動、児童虐待の防止、早期発見など、地域社会の福祉向上への様々な取り組みを行う民生委員制度が創設され、本年で九十周年を迎え、各地で多様な記念イベントが行われている。
  郷ノ浦町、文化ホール中ホールで八日、同九十周年の記念講演会が、「地域ぐるみの子育てをすすめるひだまりの会」支援アドバイザーの高山静子さんを講師に招いて行われ、高山さんは、「テレビやビデオ、DVDなどメディア漬けから子どもたちを守り、子どもらの健全な成長を」と強調した。

○社説 一子育ての脱メディア漬けを一

 どれくらいたつだろうか、テレビの様々な番組やビデオなどに”危険の匂い”
を感じてから。ずい分以前に「一億総白痴化」という言葉を使い、その危険性をアピールした評論家がいたように思う。
 民生委員制度が創設されて以来、本年は九十周年の年にあたり、各地で多様な記念イベントが実施される中、本市では民生委員児童委員協議会連合会が主催して、福岡市、「地域ぐるみの子育てをすすめるひだまりの会」を平成十年に結成し支援アドバイザーを務め、中村学園大学と同じく短期大学で教鞭を執りながら、子どもとメディア、子育てなどに関する様々な研究や活動を展開する高山静子さんを講師に招き、記念講演「今だから地域で子どもを育てよう〜メディア漬けの時代に大人ができることは?」があった。
 高山さんは講演で、テレビやビデオ、DVDなど映像メディアの視聴が、乳幼児から子どもたちの発達に及ぼす影響について、「現在は泣く赤ちゃんをあやすビデオ、DVDがある。これを使ってしまう両親がいることも、核家族化が進み泣く子をあやした経験のない親が誕生し、そうした物に頼ったとしても不思議はない。実際に初めての子どもが生まれた時、自分もどうしたらよいかわからず、相談する相手もなく、とても困った経験があるが危険である」と警告。
 「三歳まではそうしたメディアを利用しているうちに、あまりに残酷でリアルなものは別にして、内容に関係なく、子どもが映像を見続けることで、その発達に必要な人とのかかわり、遊び、生活体験が奪われることが問題。情緒が未発達で、心身の痛みなどに共感できない状態に陥り、成長すると親になりきれない親になり、さまざまな問題行動へつながる」とも話し、ノーメディアデイの設定、子どもと人の居場所がある空間、地域づくりを一と強くアピール。
 さらに日本小児医会の提言▽二歳までテレビ・ビデオ視聴を控える▽授乳や食事中のテレビ・ビデオは止める▽すべてのメディアへの接触時間を一日二時間とし、テレビゲームは一日三十分までが目安▽子ども部屋にテレビ、ビデオ、パソコンを置かない▽保護者と子どもでメディアを上手に利用するルールづくり一を紹介、脱メディア漬けを訴えたが、同感である。
 この講演でも、コントロールされる側からする側への移行が、受講者らに訴えられた。これは今、本市を含めて様々に変革期を迎えた社会にとって、人々への最も重要な言葉の一つである。それは、今風に言うと無意識化から脱却ということでもある。

○ひとしずく

一昨日の夕日は、赤く染まる雲の形も素晴らしく、本当に美しかった。しばらく我が家から見入ってから、あわてて渡良半島の牧崎へ向かったものの、少しばかりタイミングを逸してしまった▼それでも壮大なスケールで展開される、暮れゆく夕空の美しさは格別で、何人かの市民が先端の絶壁近くから見入り、携帯電話のカメラに収めながら、すっかり日が落ちて目の前の大海原に漁り火が灯り始めるまで、じっと見入っていた▼夜は夜で満天の星空となり、無数の星が流れるような天の川、名前はわからないが美しく瞬く星が何とも愛らしく見え、それこそ牧崎にでも行って寝そべって見上げていたい。などとも思ったが、グーッと鳴いた腹の虫を気づかい、岳の辻頂上近くの西側展望所を後にした▼日が沈むと昼間の暑さから解放され、夜の星空観察は少々ひんやりとした空気が心地好く感じられ、鳴いている虫たちの音も、妙に心に染み入るようで、秋という季節の深まりがここでは意識され、この自然に寄り添うように一というか、その心地好さを肴に、一杯やりたいような気がしてきた▼種田山頭火の俳句に「一杯やりたい夕焼け空」という句があるが、その時の彼の気持ちが、何とはなしに感じられるような夕日を眺め、星空を見上げた記憶の中に、余韻のように広がる共感があり、心にも響いていたように思われた。