2007年9月6日号 第4400号
9月6日号 一主なニュース一
○「市民に必要なよりよい病院」を 一今月中に答申提出へ市病院事業運営審議会一
経営上の課題と対策について審議する本市病院事業運営審議会(会長・小曽根洋県自治体病院等開設者協議会事務局長、九人)の第六回会合が三日、市民病院二階会議室で開かれ、本市立病院の役割・あり方に関する報告書=答申案=がまとめられた。
答申案は、市民病院の果たしてきた役割、現状、あり方、経営上の課題と対策、経営形態のあり方に加え、かたばる病院のあり方など五項目からなり、「市民にとって必要なよりよい病院」を目指し、改革に取り組みたい一とした。
○3種目で7つの大会新記録 一児童から一般延べ1213人が出場一
一第30回壱岐ナイター陸上競技大会一
壱岐陸上競技協会(目良徹郎会長)主催の第30回「壱岐ナイター陸上競技大会」が1日、郷ノ浦町、大谷グラウンドで開かれ、トラック、フィールドの33種目に、市内全小中学校から小学生4年生から一般まで878人が応募(延べ出場者1213人)して、学校やクラブなどで積んできた日ごろの練習の成果を発揮、高い水準の競技が繰り広げられた。
今大会では、3種目で7つの大会新記録が出ており、特に高校男子3000メートルでは1位から4位までが大会新記録という快挙となった。
自己ベストを目指し走る参加児童
○ 第7代横綱に久間拓海くん(郷ノ浦幼稚園) 一元大関栃東親方、壱岐の嶋も観戦一
一第10回大会を迎えた一支國幼児相撲一
本市の島おこしイベントとしてすっかり定着、毎年恒例の行事となった「一支國幼児相撲大会」(同大会実行委員会主催)が今年も1日、芦辺町、離島センター横の全天候型多目的施設で開かれた。
会場には取り組みや栃東親方らを見ようと、園児の保護者や地元住民、市民ら約2000人(同実行委員会調べ)が訪れ、今年も大変なにぎわいを見せた。
今大会は第10回目の記念の大会で、取り組みには市内9幼稚園から38チーム、5保育所13チームに加え、第1回大会から連続出場の壱岐団地めぐみ保育園から3チームが参加して、個人戦に73人、団体戦に279人の“ちびっこ力士”が出場、優勝を目指した力のこもった取り組みが続いた。また今回も壱岐高校放送部と壱岐商業高校報道部が呼び出しを行うなど大会運営に貢献した。
力と気合いの込もった熱戦を展開する子どもたち
○社説 壱岐産、24万円超のノコギリクワガタ
壱岐で採集された全長が七・五センチもあり、その大きさはギネス級というノコギリクワガタ(オス)が、ネットオークションで二十四万五千円で落札されたという。
このニュースを聞いて、近ごろすっかり無沙汰している福岡市で肉屋を経営する釣友が思い出された。彼は、知り合ってから結婚するまでの数年間、毎月のように来島し、そのたびに二人でクロダイ=チヌを狙い、あちこちで竿を出した。
彼は潮だまりなどの小さな魚をすくって持ち帰り飼ったりもしていたが、かなり昆虫が好きで、自宅の二階にクワガタを繁殖、飼育するための部屋を設け、成虫の販売なども手掛け、来島した際に見つけ、採集したクワガタが珍しい場合、”新種発見か”と専門家に調べてもらう一といったこともしていた。
その彼が言うには、壱岐には、珍しかったり興味を引かれる昆虫が多く、真剣に研究、調査すれば、何か新たな発見があるかも一と、次こそは釣りではなく、クワガタをはじめとして昆虫採集に来たい一と言っていたのが思い出される。
珍しい国外のクワガタの養殖一販売や公開など、なかなかおもしろい商売になるかも一などと話す人もいるが、これがあのタイワンリスのように島内にはびこって、在来種と交配して他を駆逐するような状況も予想される。そうなれば、虫を通して見た壱岐の島の自然は危機的な状態ということになり、そうならなければよいが…。
そのネットオークションで高値で取引されたクワガタは、正真正銘、壱岐産のノコギリクワガタで、そうした壱岐が育んだ驚くべき資質を持った昆虫が、まだこの島に数多くいるとするなら、その自然環境は豊かなものであると言え、古くからこの島で繁殖してきた生き物の、これまで通りの生棲、環境を守ることは、島のアイデンティティーを守り伝えるという、枠を超えた取り組みともなろうし、島の自慢一自信につながるものともなろう。
今、様々な動物が昆虫を含めてペットとして飼われているが、その生き物を逃がさずに飼うことも、重要なルールである。確かに一部では手遅れかもしれないが、”昔ながらの”という言葉の重さが、クワガタの落札というそのニュースから連想される。そこには大切にしていかなければならない、この島の素晴らしさ、要素が詰まっていよう。よくよく見つめ観察するうち、これまでにない視点から、その要素に新たな一面が加わるなどの発見もあるかもしれない。 昆虫、動物、自然、歴史、文化などなど、同様の方法で、潜む新しさを探ってみることも、壱岐の地域振興には必要かも。
○ひとしずく
今夏は最近まで黄桃に凝って、たびたびスーパーで買って食べていたが、もうシーズンが過ぎたのか、その姿は見られなくなり、今は、ナシ、特に二十世紀を中心に、ブドウをメニューに加え、野性味が感じられて酸味が旨いリンゴ・紅玉が店先に並ぶのを首を長くして▼それにしても、スーパーは季節を一足早く先取りして、果物や野菜など並べている。眺めているだけでも楽しいが、先月中旬くらいから新物のサンマが口に入るようになり、脂が乗ったその味を塩焼きはもちろん、刺身などで、これも流通、輸送技術の進歩のお陰げと、秋を代表する旬の味をありがたくいただいた▼秋は、馬肥ゆる秋と言われるくらい、食べ物が美味しくなる季節である。季節が深まれば鍋料理もよい。私のように、ダイエットが是非とも必要な体型をしている者にとっては、非常に厳しい困った季節でもある。多様な「食」に通じる知人の説によると、果物を食前、食後とタイミングを図りながら食べるのがよいそうなのだが、そういう本人の体形もこの私に似ているだけに、今一つ説得力に欠けていて▼秋はまた、スポーツ、文化の季節でもある。適当な運動で余分なエネルギーを消費して、爽やかな心持ちで食を含めた多様な文化を楽しみたいものである▼身体を思い十分に配慮しながらこの季節を一ということである。
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