2007年8月31日号 第4399号 

8月31日号 一主なニュース一

○イルカパーク再整備に期待 一市・壱岐北部海洋性公園開発計画一



 本市は昨年度、本市の観光振興策の一環として、本島北部の観光資源、施設の総合的な開発計画となる壱岐北部海洋性公園開発計画を策定した。
 現在のような公園に整備して平成七年にオープン、平成十年から十二年まで三年間にわたり、イルカと一緒に泳げる「ドルフィン・スイム」を行った期間のピーク時には、年間七万人を超える入場者を集めたイルカパークのリニューアルを含め、串山海水浴場、辰の島、若宮島、名烏島など、勝本を中心に地域活性化ともなる同海洋性公園開発計画は現在、市がイルカなどに関する調査を行い、今後、発信機をイルカに着けた県による資源調査など行う方向で進められているという。

○バスケット男子で壱岐B優勝 一7競技に約380人が出場一
 一長崎市で第56回県青年団体育大会一


 県青年団連合会主催の第56回県青年団体育大会が25日と26日の両日、長崎市、長崎東公園コミュニティー体育館を総合開会式場に7会場で開かれたが、本市からバスケット男子の部に出場した壱岐Bチームが見事、優勝を飾った。


バスケット優勝の壱岐Bチーム

○ 職務質問の技能競う 一署員18人、9組が出場一
 一壱岐警察署、職務質問競技会一


 壱岐警察署の職務質問競技会が二十八日、同署の駐車場で開かれた。
 同競技会は、地域警察官の現場執行力の強化を図るため、犯罪の検挙と抑止に有効な職務質問の技能向上などを目的に行われ、今年は九組十八署員が出場して、まさに本番さながらに行われた。
審査の結果、一位には、佐藤宗清巡査部長・平野尚義巡査部長(勝本警察官駐在所)が選ばれ、二位は相良義貴警部補・原田泰介巡査長(自動車警ら班)、三位には久間健二巡査部長(鯨伏警察官駐在所)・鶴田武巡査部長(志原同)が入った。


本番さながらに緊張感のある大会

〇自著のエッセイ 21冊市教委へ 一勝本町出 身平野惠以子さん一



 勝本町出身で福岡県大牟田市在住の平野惠以子さん(73)はこのほど、壱岐の子どもたちに読んでもらえれば一と、エッセイ「ゆうとうかんのつぶやき」(A5版、二百四ページ)を二十一冊、市教委に寄贈した

〇 本市焼酎メーカー3社も出品 一中国北京、食の国際見本市一

 中国・北京市工業促進局など主催の「第三回中国国際餐飲(さんいん)・食品博覧会」が三十一日から三日間、同市の北京展覧館で開かれ、本市の焼酎やカステラなど県産品を、本県の七企業、団体が食の国際見本市に出展する。
 県の「長崎ブランド産品輸出促進事業」の一環として取り組まれ、本市から出品するのはいずれも焼酎メーカーで▽壱岐の華=▽壱岐焼酎協業組合=▽玄海酒造=

〇NPO化に向け記念講演会  一2日 ばさらの会一

 女性の社会参画を環境、政治、経済、教育など、多様な視点から支援し推進する福岡市、ばさらの会(勝本町出身、大野二三四女史主宰)は現在、特定非営利法人=NPO=化を進めており、十月末にはNPOとして第一回総会を開きたい方針。
 同会は二日午後三時から、同市、福岡国際会議場で、設立に向けた記念講演会を開催する。講師は先の参院選に自民党から比例区から出馬、当選した義家弘介氏

○社説 さあ、2学期スタート

 ”雷が鳴ると季節が変わる”という言葉を、以前聞いたように思う。このところよく稲光りがして、昨日は雷鳴もとどろき、雨が時折激しく降ったりした。秋雨前線の影響だろうか。
 が、あまりに残暑が厳しいだけに、雨にも家に込もった熱を追い出すくらいに降ってもらい、あとは涼しさを運ぶ風に次の季節を感じながら毎日を一と思う。しかし九州管区気象台の三カ月予報では、「残暑は厳しい見込み」とされていた。
 それでも近所の柿は色づき始め、市内のあちこちで青いトゲに包まれた実をつけるクリの木が見られるようになり、最近では稲刈りが行われ、太い竹で組んだ竿に家族で稲を掛ける風景も見られ、暑さに向かうように元気いっぱいスタートした子どもらの夏休みもこの週末で幕を閉じ、来週からいよいよ二学期が始まる。毎年今ごろ夏休み期間中の天候が日刊紙で紹介されていたように思う。今夏はどれだけ晴れマークの日が並んだのか、猛暑の裏付けを一と思われ興味が持たれるが、台風が九州に上陸した際と、このところの数日以外はほぼ連日”お日様”マークか。
 今夏は壱岐に来て二十一年間で一番暑く感じられ、暑さが身にしみた夏だったように思うが、その暑かった夏休み期間中は、本市の子どもたちが巻き込まれるような大きな災害や事件、事故など起きず、今のところ無事に二学期が迎えられそうで、とても喜ばしいことであるが、これからの時期は、台風の来襲が増えるころとされ、連日、日刊紙の紙面には交通事故や水難事故のニュースが報道されており、そうした事態で始業式の日を迎えられない子どもたちがいることは、とても痛ましい現実である。
 その二学期が始まる九月は、二〇〇七年がいよいよラストの三分の一、いわばそれぞれの一年間の実り、収穫を実感することになる四カ月間のスタート月でもあり、その一日はまさに、この一年の締めくくりの日に向かう再スタートの日でもある。市内の各学校には、児童・生徒らの日に焼けた姿とともに、笑顔、歓声が戻ってくる。が、その顔が様々に明るく元気に輝くもので、光を失うような状況にないことを、新ためて祈念したい。それは子どもらの輝きは、生活、社会の健康さを反映するからである。
 さて、本紙も再スタートのこの月に「人は愛を全身で表す。言葉は、人間として生まれたからには重要な付属品だ。言葉を持つことにより、愛はますます高まった。私にとって言葉は世界そのもの、文字を綴ることにより言葉は愛に変わる」の言葉を、再度胸に深く刻み、本年の残りの新聞づくりに励みたい。

○ひとしずく

とても幻想的な夜だった。皆既月食をあんなにゆっくりと観たのは初めてで、徐々に月食が進み地球の大気層を通過した赤色の光が月面を照らし赤銅色の月に、そしてまた徐々に白く柔らかな光を放つ月へと▼二十八日午後七時近くに原の辻方面を見渡す岳ノ辻展望所に着き、皆既月食が見えてくるのを待ったが、あまりの蚊の多さに負けて郷ノ浦大橋へ、これが正解だったようで、ちょっぴり妖しげでなまめかしく感じられたその月を、しばらく眺め帰宅、いつもの月に帰るその月を、買い物に行ったスーパーの駐車場から見上げ、我が家の寝室から眺めた▼”ゲゲゲの鬼太郎”の月みたい一と言った子どもの声が妙に耳に残り、その赤銅色の月を観ていると、あの主題歌に乗ってその一行がやってくるような錯覚にとらわれそうになるものの、子どもたちのように自由にその幻想の世界を行ったり来たりもできずに…▼旧暦では七月十六日で十六夜の月が、月食後は何もなかったように夜の島をこうこうと照らし、浮かびあがる島の景色には、秋の気配が意識された。これから月の光はとても柔らかく照らされるものを包み込み、抱くような光に感じられ、月も照らされているものを眺めるのも、どちらもとてもリラックスできて素晴らしい▼忙しさに思いが詰まるような時は、月や星をゆっくり眺めてみるのもよいものである。