2007年6月11日号 第4383号
6月11日号 ー主なニュースー
○初夏の壱岐をカラフルに ー442人が出走、433人が完走ー
ー第19回壱岐サイクルフェスティバルー
初夏の壱岐を駆け抜ける銀輪ー。
今年も壱岐サイクルフェスティバル(同フェスティバル実行委員会、同市など主催)が10日、本市を一周する特設コースで開かれ、始めにサイクルロードレースが午前8時50分、郷ノ浦町、文化ホール前を一斉にスタート、カラフルなユニホームと自転車の選手たちが郷ノ浦大橋を快走し通り抜けた。
○本市観光客延べ数約61万4千人 ー県・平成18年観光統計速報ー
県観光振興推進本部は七日、平成十八年度の観光統計(一月〜十二月)について速報版を発表した。
本市の観光客延べ数は、六十一万四千百二十六人で、前年に比べ約二万七千人の減。日帰り客は、七万九千六百九十人(同七百八十九人、一%増)、宿泊客延滞在数は五十三万四千四百三十六人(同二万七千八百八十二人、五%減)となっている。観光客延べ数に修学旅行宿泊数が占める割合は一・九%で七千三百四十三人(対前年二千百六十人、二二・七%減)。
○「壱岐っ娘」優勝、全国大会へ ー全国家庭婦人バレーボール県予選ー
第19回全国家庭婦人バレーボールいそじ大会(同連盟主催)が10月5日から3日間、福井県営体育館などで開かれるが、同大会の出場権をかけた県予選が3日、諫早市体育館で開かれ、本市から出場した壱岐っ娘チームが見事優勝した。
〇今夏の盛況、安全など祈願 ー神事、座談会などに関係者約30人が出席ー
ー石田町筒城地区海水浴場海開きー
環境省の「快い水浴場百選」、「日本の渚百選」などに選ばれている壱岐の代表的な海水浴場、石田町、筒城浜をはじめ、筒城地区海水浴場の海開きがこのほど、筒城浜海の公園管理センターで開かれた。
〇急ぎ産廃ストップ新条例制定を ー壱岐島への産廃持込に反対する住民連合ー
「壱岐島への産廃持込に反対する住民連合」(東谷伸氏ら共同代表)は一日、「産廃ストップの新条例制定を至急に」とする申入書を長田徹市長に提出、五日、市役所地下会議室で記者会見を開き、申し入れを行った経緯などについて説明した
○社説 ー壱岐エコシティ・アイランド宣言ー
ドイツで先日開かれた主要国首脳会議(サミット)の焦点とされた地球温暖化対策で、先進国全体で二〇〇八〜一二年の五年間に温暖化ガスの排出量を一九九〇年比で約九五%以内に減らすーという京都議定書に定めがない二〇一三年以降の温室効果ガス削減へ向け、世界の排出量を二〇五〇年に半減させる旨の提案を、安倍晋三首相が行い、日本、欧州連合、カナダの決定を真剣に検討するーと明記した経済文書を発表した。
世界各地で温暖化の現状を取材した民放の番組みを見たが、ドイツの小さな島に住む住民は、ここ数年で海水がちょっとしたシケでも陸を覆うようになり、住まいを高床式にしたり、イタリアのベネツィアでは大潮のたびに海水が上がり、地下水への影響も心配され、商店には深刻な被害が出ている。南太平洋のツバルでは、海の水位の上昇により、人が住めない状態になりつつあるなど、非常に深刻で悲惨な被害の様子が映し出された。
逆に、アイスランドの水から水素をつくり、有害な物質が含まれない水素を燃料とする「水素立国」を目指す取り組み、自家用車の利用を減らし、バスの運行を増やしたり、タクシーなどが停車して、30秒以上アイドリング状態だった場合、罰金が科せられたり、エネルギー需要を通常の七割だったかに抑えた都市づくり、ゴミの再資源化を幼児の頃から実際に学ぶ取り組みなど、温暖化防止、地球環境の維持のため、国策として真摯に取り組む国々の様子も紹介されていた。
壱岐では最近、壱岐島への産廃持込に反対する住民連合が、急ぎ産廃ストップの新条例制定を求める申入書を長田徹市長に提出した。先週末には「壱岐の島いきいきサポートプロジェクト」(仮称)の会合が開かれ▽「離島(しま)」から連想される荒れる海、揺れる船などとは逆の、より豊かなイメージ先入観づくりが必要▽美しい壱岐=ふるさと=づくりを、島民皆が心を合わせ、できることから取り組むーなどの考えに、エコシティ(アイランド)宣言、環境に配慮した活性化策の展開などが、地域振興策として重要とする考えが示された。
そのプロジェクトは「エコ」をキィーワードに、「努力」することにおびえる必要のない、住みやすい島づくりを、一つの柱として活動することになるようだが、市はこの際、全国の離島に先駆けてエコシティ(アイランド)宣言をして、農・漁業、一般産業、市民皆で”エコ”に取り組むのも一考に値するのでは。確かに痛みを伴い資金も必要となろう。将来あらゆる面で効果が上がるものと信じ、勇気ある島づくりをーである。
○ひとしずく
釣りだけでなく、一級の景勝地としても大好きな郷ノ浦町、牧崎に、久しぶりに出かけてみた▼鬼がクジラを捕る際に残した足跡、古代の”壱州人”が祭祀を行っていたパワースポットーとも言われる穴へと向う、遊歩道の右下に広がる草原の丈が伸びて、心地好い風に吹かれてなびく光景が何とも美しく、アニメ映画「風の谷のナウシカ」のラストシーンが想像された▼ずい分以前、牧崎の岬の先端に向う際中にある少しひらけた場所から、遥か水平線の丸み、海面の膨らみを見て、心動かされた息子に「地球は丸いんだね」と言わせたその場所から海を眺めた。遠く海を行くタンカー、空高く舞うトンビ、清んだ青空にポッカリ浮び行く白い綿帽子のような雲、雄大な自然の中で、ゆっくりと流れ、刻まれているかのような時の流れ▼ほんのわずかな時間であったが、心癒されるとても豊かな時間が、立っている牧崎の地から、宇宙へと広がりゆく自然の大きさに、包み込まれてゆくような感覚の中で意識された。今、そのシーンを思い浮かべるだけで、その時、その場所で覚えた感覚が、心身を通してよみがえる▼読者の皆様もそれぞれに、自分を心豊かに癒してくれる、勇気づけてくれるようなそうしたスポットを持っているのではないか。ほんとうに大切にしたいのである。
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