2007年6月6日号 第4382号
6月6日号 ー主なニュースー
○ 市議会・6月定例会開会 ー補正予算案はじめ11議案など審議ー
本市議会の六月定例会が四日、勝本支所の議場で開会、平成十九年度一般会計補正予算案など議案十一議案、承認六件、報告五件の十一件の合わせて二十二件が上程された。一般会計補正予算案は児童手当・児童扶養手当給付事業、道路改良事業など二億五千二百二十一万四千円。一般質問は十三日、十四日の二日間、閉会は二十五日の予定。
議会初日は、長田徹市長が行政報告を行い、整備が進められている県立埋蔵文化財センターと市立一支国博物館(仮称)の建設について▽敷地造成工事を進めてきたが、設計の協議、調整により本年度に繰り越して事業を行っており、十一月末までを工期に順調に進捗ーとした。
観光商工関係で▽猿岩の岩の崩落など自然環境交付金の内示を受け、危険度調査、当面保持するための石の安定化工事を実施▽石田町、松永記念館について、九州電力(株)の寄付を受け、所蔵されている松永翁の肖像写真約百点のための展示室の改修費を計上ーなどと述べた。
市民病院の経営は、平成十八年度の事業会計決算は約三億四千万円の赤字となる見込みで、そのうち現金支出を伴う赤字額は約六千三百万円。前年度決算に比べ約一億円減少しているが、外来患者数の減少と入院患者数の伸び悩みが赤字の原因。現場職員の意識改革をさらに図り、今後より一層の経営努力をしたいーなどとした。
行政報告に続いて、議会活性化特別委員会(委員長・小金丸益明議員)がこれまで審議した内容を報告、▽常任委員会の任期を二年に▽会派制の導入は適当▽一般質問は答弁の時間を含め五十分間で回数制限なしーとする結果を報告、今後は次期改選時の定数条例改正を大きな柱とし、議員報酬など調査、協議する方針。
○受講者を募る ー本年度「しまごと発見隊」ー
原の辻遺跡保存等協議会(会長・須藤正人市教育長)主催の本年度「しまごと発見隊」が二十一日午後七時から、芦辺町、離島センターで開講する。
しまごと発見隊は、国の特別史跡・原の辻遺跡をはじめ、県内で最多とされる二百か所を超える古墳や神社、仏像、天然記念物などの指定文化財を対象に、「五感を刺激する」講座を実施し、多くの市民に文化財の重要性と関心を高めてもらおうーと開かれる。本年度で四年目。
募集定員は百人程度で、対象は島内の文化遺産に興味がある高校生以上の一般(島外者の参加も可)。申し込み締め切りは初回講座(六月二十二日)の当日受け付けまでとなっているが、第二回以降の一般参加も可能。
申し込みなど詳しくは、市教育委員会文化財課(電話45-1202、FAX45-1227)へ。
講座の日程など次の通りで、時間はいずれも午後七時から午後九時まで。ただし島内史跡巡りは午前九時から午後三時までで、別途参加者を募集することになっている。多くの参加が望まれている。
▼第1回▽6月21日、芦辺町、離島センター(長崎歴史文化博物館長・大堀哲氏講演=進化を続ける博物館づくり=)
▼第2回▽8月22日、石田町、改善センター(市文化財課・河合雄吉氏講演=原の辻遺跡史跡公園整備とボランティア活動=)
▼第3回▽10月18日、郷ノ浦町、文化ホール(壱岐高校原の辻歴史文化コースのテーマ研究発表)
▼島内史跡巡り▽10月27日、辰ノ島(無人島散策ツアー=海浜植物群落=)
▼第4回▽12月20日、勝本町、かざはや(福岡大学名誉教授・小田富士雄氏講演=笹塚古墳の被葬者と副葬品=)
○子牛は4億1、430万円販売 ー成牛は1億3641万円ー
ー市農協・6月子牛、成牛市ー
本年度第二回目となる市農協の六月子牛市が一日と二日の両日、成牛は三日、いずれも芦辺町、壱岐家畜市場で開かれ、販売額は子牛が四億千四百三十万七千九百五十円、成牛が一億三千六百四十一万二千八百五十円の合わせて五億五千七十二万八百円となり、前回に比べ平均価格で子牛が五・二六ポイントの減、成牛は六・八四ポイントの増となった。
○ 修学旅行で老人ホーム訪問 ー=今年で6年目の交流=ー
ー広島市立・城山北中学校ー
今年も修学旅行シーズンが到来ー。
本市にも関西方面を中心に各地から修学旅行団が来島し、多彩な観光メニューを体験しているが、二十九日に広島市・城山北中学校(佐藤昌史校長、三年生・百三十三人)が二泊三日の日程で来島、最終日の三十一日、勝本町、市立老人ホームを訪問した。
○社説 ー「新しい壱岐島の観光」にー
郷ノ浦地区の海開きが先月、修学旅行のシーズン入りを前に、渡良半島の塩樽・小水浜両海水浴場=ツインズビーチ=で開かれ、昨日五日には本島を代表し、白砂青松の風景、水質など全国的にも一級の美しさを誇る石田町、筒城浜海水浴場の海開きが、筒城浜海の公園管理センターで行われ、出席した関係者全員で今シーズンの安全と盛況を祈願した。
日差しにジリジリと肌を刺すような強さが感じられる日も多くなり、壱岐の島を代表する海水浴場で海開きが次々と行われると、観光関係者はもちろん、多くの島民が”いよいよ”といった感覚で、海、夏の観光シーズンを意識し、島全体が妙に気忙しく感じられるような、観光のトップシーズンのイメージが、脳裡をかすめるのではないか。
そうしたシーズンを目前に、本年を「新しい壱岐島の観光」という新たなブランドイメージの定着を進める上で、最も重要な年と位置づけ、壱岐・唐津・福岡と連携を強化した観光商品の開発、島内受け入れ体制の強化を図りたいーなどとする壱岐観光協会の総会が開かれ、今春フェリーが就航したことに伴う福岡(九州郵船)ー唐津ー壱岐トライアングルプロジェクトの推進、対馬・五島と共同で展開してきた「ながさき『しま』の誘客促進事業」、団塊の世代をターゲットにしたイベントの開催、本年度中の法人化に取り組みたいーとする方針が示された。
「観光」という言葉を辞書(広辞苑)に探してみると、「他の土地を視察すること、また、その風光などを見物すること」などとあり、日本大辞典には「日常生活地域を離れ、他の土地の風景や史跡などを見物し、楽しみながら旅行すること」と出ていた。ということは、壱岐からの場合、島を離れるためのフェリー、高速船、飛行機に乗り込むところから、「他の土地を視察する」「日常の生活や地域を離れる」ーの旅行、観光がスタートし、目的地で様々に楽しみ家路へーということになる。
その”様々な楽しみ”という点が、観光立島を目指す壱岐にとって最も肝心となることなど”今さら”であろうが、島内の受け入れ体制の強化という取り組みが、その新しいブランドイメージ定着のための指針として上げられているだけに、従来のサービス、商品、資源など、心も新たに新鮮な目を持って見直し非日常をいかに楽しく、時に感動を織り込みながら、多様に演出しながらも、この島の持つ豊かな歴史、自然などといった本質を、心身で味わってもらえるかーという点が、その新しさにつながるのではないか。
○ひとしずく
芦辺町、清石浜をホームグラウンドとして活動するサーフィン愛好者のグループ「壱岐ローカルサーファー」が全国海岸協会から、海岸愛護の海岸功労者に選ばれ表彰された▼海への感謝の気持ちを込めて取り組んでいる海辺の清掃活動、市民らが安全にサーフィンを楽しむための技術、マナーを指導する教室を開催するなどの活動を行っており、本県からの受賞は六年ぶりというが、島民の一人としても少々誇らしい受賞である▼海岸の清掃活動は、島内各地区で様々に実施されているが、サーファーとして自分たちの楽しみが創出される美しい海、浜辺といかに向き合ってゆくかーという想いが、伝わってくるようでとても素晴しい。これから海のレジャーが最盛期を迎えるが、海に接する人々に、常にそうあってほしいと思う▼漁業はもちろん、生活、産業、歴史、趣味、レクリエーションに至るまで、海から多大な恩恵を受ける本島であるだけに、島民の一人として、海の環境美化への取り組みは、島の陸の部分を考える上でも様々に影響があり、今後の地域振興といった点からも、これまで以上に重要となってこよう▼この壱岐の島を取り巻く海は、まさに“宝”の海である。その宝が宝であり続けられるようにと願い、市民皆がそれぞれの場で、それぞれの取り組みをーと思う。
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