2007年5月25日号 第4380号
5月25日号 ー主なニュースー
○ ー名称を「壱岐の島生き生きサポート」にー
ー「癒しの島づくり懇談会」開くー
これからの壱岐の観光振興を、本市の全体的な地域振興という視点からとらえ、行政・各産業などが意識を合わせ、それぞれに活性を高めながら観光立島を目指す「癒しの島づくり懇談会・第一回壱岐島地域の活性化を語る車座談義」が二十二日に開かれた。
〇 本番に向け練習に励む部員 ー 全国高校総合文化祭に出場ー
ー壱岐商業・壱州荒海太鼓部ー
壱岐商業高校の校舎から連日、力強い太鼓の音が響いている。
同校の壱州荒海太鼓部が今夏七月二十九日から、島根県で行われる「平成十九年度第三十一回全国高等学校総合文化祭」に向け、平日はもちろん、土、日曜日も学校で練習に励んでおり、市内各所には出場を祝う横断幕が掲げられるなど、本番に向けた機運の高まりを見せている。
ばちさばきに力が込もる生徒たち
〇行く春や 壱岐にて終えし 曽良の旅 ー河合曽良翁298回忌偲ぶ供養ー
松尾芭蕉の門下十哲の一人で、一七一〇年に勝本町で客死した俳人・河合曽良翁の二百九十八回忌を偲ぶ墓前供養が命日の二十二日、同町、能満寺上の曽良翁墓前で行われた。
五月晴れの下、曽良翁墓前で行われた供養
〇会期を6月3日まで延長 ー壱岐イキおりがみ展ー
現在、郷ノ浦町、壱岐郷土館アートギャラリーで開催中の「壱岐イキおりがみ展」の会期が、当初の二十九日までから、六月三日まで延長されることになった。
展示会場で宮本眞理子さん
○社説 ー「生命、環境、人は一体」6月の「環境月間」を前にー
おおむね毎年一月ごろから年を越してゴールデンウイークを過ぎた五月の中旬くらいまでを、自分の磯釣りのシーズンとして、足繁く渡良半島の牧崎へ通っている。ケガで棒に振った二シーズン以外は毎年のことで、もう二十年になる。それだけこの磯に通っていると、そのシーズンごとの変化がよく見える。
昨秋から今月中旬までの今シーズンは、前シーズンに比べて釣れたチヌ(クロダイ)の数が圧倒的に少なかったこと。これは通い始めた頃から比べると、一割にも満たない数字で、少しずつ減少傾向にあるように感じていたものが、まさに現実の出来事となったようで、さらにここ数年は、以前はあまり釣れていなかった一メートルを超えるサイズのクロ(メジナ)が狙って釣れるようになり、特に最近は、オナガグロ(クロメジナ)の数が多く、地グロと呼ばれるごく普通のクロの姿が減ってきている。
確かに釣り方は棒ウキから円錐ウキへと変わり、それだけこだわって通えば、感覚や腕の方も少しはレベルアップしてはいるのだろうが、今シーズンは、釣ったクロの数に対してチヌの数があまりに少ない。毎年楽しみにしている岩ノリも、まったくと言っていいほど付かなかったし、伸びてこなかった。これらの出来事も釣りの仲間内の会話では、温暖化による水温の上昇、磯焼けが要因ということになっているが、実際のところは、水温の上昇、磯焼け、南方系の魚による食害、砂取り、汚染などなど、様々な問題が深く重なり合ってのものであろう。
一方、島の陸側に目を向けると、ゴミの不法投棄、水質、地下水の取水位置、産廃ーなどの問題が、環境問題としてあげられているが、海でも陸でも、市民皆でできる事から取り組まなければーと、空き缶拾いや清掃奉仕などが市内の各地域、学校、団体などが、懸命に取り組んでいる。それでもなかなか減らないのは知っての通りで、よく言われるように”捨てない”ことこそ重要。加えて、この島の豊かで懐の深い自然という大きな存在の力に強く感動し、そのエネルギーを心の奥底から感じて共感する。自分なりにその美しさに力強さ、逆に優しさに圧倒されるー押し潰されそうに感じるほどの経験というか、体験も必要なのではないか。
さて、来月六月は「環境月間」で、五日は「環境の日」。これにちなんで本市でもその地区に合った方法で清掃活動など実施される。この壱岐の島の自然が、何とかこれ以上に蝕まれることがないように、市民皆で様々な取り組みをしたい。「生命、環境、人は一体」である。
○ひとしずく
「空あゆむ朗朗と月ひとり」。とても素敵な句である。よく晴れた夜空に月の透んだ光が、夜の風景を普く照らす。月が新しく誕生する朔(さく)の日から見えなくなる晦日へと、天空をひとり、そっと旅するーといったイメージがよい▼我が家には、月の一か月を表したカレンダーがあり、きょう五月二十五日は、月暦の四月(卯月=うづき=)の九日となっている。ちなみに立春に一番近い新月からスタートするこのカレンダーで、「七月(たなばた)」を探してみると、一般的なカレンダーの八月十九日(日)となっている▼昔の人々は、一日は地球の自転、一月は月の公転、一年は月と太陽のリズムを合わせて組み立てていたが、最近は、「この「時」のとらえ方を生活に取り入れると、自然のリズムを肌で感じられ、毎日をより豊かに彩ることができるようになる」とする人も多くなっている▼この壱岐では、海の事、農の事から始まり、様々に、この旧来のリズムがそこここに使われているが、子どもたちにも伝えていきたいものである。そのカレンダーの表す季節感は、心情、イメージ的にも自分にもマッチしているようでなかなかよいものである▼遊び心、洒落で居間に飾られているにもかかわらず、この島での生活には、とてもしっくりとはまっているように思っている。
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