2007年5月21日号 第4379号  

5月21日号 ー主なニュースー

○ 指定特別史跡に追加指定へ ー2カ所で1,898平方メートルー
 ー原の辻遺跡ー


 国の文化審議会(石澤良昭会長)は、新たに国指定特別史跡に指定すべき文化財等について十八日、文部科学大臣に答申を行ったが、その中で本市、国指定特別史跡・原の辻遺跡の一部が追加指定として答申された。
 答申されたのは、同遺跡内の芦辺町深江鶴亀触字高元と同触字不條の二か所で合わせて千八百九十八平方メートルで、指定されるとこれまで指定されていた約十八・一ヘクタールと合わせ約十八・三ヘクタールとなる。


追加指定地付近で発掘された石積護岸遺構

○若さ・スピード・躍動 ー7競技で熱戦ー
 ー本年度中体連球技・剣道大会ー
 

 市中学校体育連盟(会長・田嶋憲治石田校長)と市教委主催の中学校体育大会・球技、剣道大会が19日と20日の両日、勝本町B&Gグラウンドなど市内7会場で開かれ、各校の代表選手らによる日ごろの練習の成果を発揮した熱戦が展開された。


気合いの込もった熱戦が続いた剣道

○浜辺の清掃に強い味方! ービーチクリーナーを無償貸与本市に本田技研工業(株)ー

 本田技研工業(株)(本社・東京)は社会貢献活動の一環として昨年十一月に本市に来島し、郷ノ浦町、小水浜・塩樽両海水浴場で清掃活動を行ったが、このほどクリーン活動に使う四輪バギー一台など一式を半年間、本市に無償貸与することが決まり十七日、小水浜海水浴場で引渡しと試運転が行われた。


人出の必要な浜辺清掃に威力を発揮するビーチクリーナー

○一般質問は質問時間50分、回数撤廃へ ー中間報告まとまる市議会活性化特別委ー

 本市議会・議会活性化特別委員会(委員長・小金丸益明議員、十三人)の第四回会合が十七日、市勝本支所・会議室で開かれた。
 今会合では、前回まで協議してきた▽常任委員会の任期▽会派制導入の適否▽一般質問の形態の三点について、中間報告をまとめた。それによると、常任委員会の任期は、現行四年間の任期を二年間に、会派制の導入については導入が適当、一般質問については質問時間五十分で質問回数は撤廃ーとしており、市議会・全員協議会に報告するとともに六月の本会議に上程する。

〇2日間で約1600人が参加 ー=金子原二郎県知事も出席=ー
 ー 日本子守唄フォーラム2007in壱岐ー


 「よみがえれ!子守唄 うたってよ!子守唄 日本子守唄フォーラム2007in壱岐」(同実行委員会主催、NPO法人・日本子守唄協会共催)が十九日、二十日の両日、十九日は郷ノ浦町、弁天崎公園で、二十日は同町、文化ホールで開かれ、二日間で約千六百人が参加した。


リレー講演会で、写真右から西舘好子フォーラム大会会長、作家、脚本家・市川森一氏、県立シーボルト大学・小林美智子教授、東大名誉教授・小林登氏、宗教学者・山折哲雄氏

〇 壱岐・唐津・九州郵船 ー「トライアングルプロジェクト」発足

 九州郵船(株)の印通寺ー唐津航路が四月にオープンしたことに伴い、唐津・九州郵船・壱岐を結ぶ「トライアングルプロジェクト」設立発足会が十八日、郷ノ浦町、あまごころ本舗(株)で開かれた。
 同プロジェクトは、観光を中心に福岡ー壱岐ー唐津などのコースで、壱岐、唐津の両市、海の足で両市をつなぐ九州郵船=九郵=の三者が、がっちりとスクラムを組んで三位一体の協力体制を確立することにより、人・物・情報の交流拡大を図り、三者の活性化をーと発足

〇大好評!! ー岐壱「おりがみ展」 折り紙み教室ー

 日本折紙協会、同学会認定講師・宮本眞理子さん主催の「壱岐イキおりがみ展」が十九日から十日間の日程で郷ノ浦町、壱岐郷土館アートギャラリーで始まり、初日の十九日、文化ホールで折り紙教室「おりがみひろば」が開かれた。




○社説 ー子守唄フォーラム、おりがみ展に続け!!ー

 とても素敵な文化行事が先週末にあった。一つは十九日に五月晴れの郷ノ浦町、弁天?公園と二十日に文化ホールで行われた「日本子守唄フォーラム2007in壱岐」で、もう一つは文化ホールに併設されている郷土館先の郷土美術館アートギャラリーで二十九日まで開かれている「壱岐イキおりがみ展」。
 「よみがえれ!子守唄 うたってよ!子守唄」ーと開かれた子守唄フォーラムの初日、川棚から参加した田中正秀さんの「島原の子守唄」の熱唱は素晴らしかった。あのように万感の想いを込めて歌われたその子守唄を聞いたのは初めてで、深く心動かされた。それは男、父として、また、自分の人生、母への愛など表現された力強い歌声だった。
 その二日目は、金子県知事らのあいさつに続いてリレー講演「よみがえれ子守唄」があり、日本の各界を代表する五氏が登壇して▽子守唄を歌い継ぐ内面の豊かさは、社会(国)づくりにつながる地域力づくり▽日本人の死生観が込められた子守唄を「子育て唄」として再認識し、日本の原風景が残る壱岐から、子守唄=子育て唄=運動の新たな展開を▽厳しい社会情勢の中、壱岐は自力で再成してゆかなければならない。そのために自然が残り、本土はそれを失った。歌い継がれる子守唄=子育て唄=は、その応援歌になるーなどと述べ、壱岐のこれからの方向性を示す一つのアクションとなった。
 一方、おりがみ展の会場に展示された作品群とその空間をうまく利用した配置には、まったく驚かされた。会期中多くの市民に観てもらいたいし、時間があれば児童、生徒らにも観せ、感じてもらいたいーと思うほどのもので、通路を飾るウルトラマン、ゲゲゲの鬼太郎、ミッキー・ミニーマウスや中央に置かれた巨大な和牛、鬼凧、壱岐の地図、切り離されていない鶴、朝は日が差す通路は影を利用し、子魚が空間を泳ぐように配置された作品の数々、多数のペンギンーなど、折り紙に対するこれまでのイメージが一新されるもので、壱岐に来て約二十年、その中でも数少ない創造力を強く刺激される、心踊る作品展で、期間中に何度も足を運びたくなる作品展でもある。
 どちらのイベントも、本市の地域振興の理念「みどり、歴史を活かす癒しのしま、壱岐」に、日本の伝統文化でもある子守唄、折り紙という視点から、その方向性をそれぞれにイメージさせるもので、人々の創造性や感受性に漠然とでも「よかった」「楽しかった」などと、心に残る文化行事となったのではないか。こうした行事に続く、今後の市民の動き、行動が期待され、大いに注目される。

○ひとしずく

壱岐と長崎を結ぶ空の便・オリエンタル・エアブリッジ=ORC=は五月二日、搭乗者の累計が百万人に達し、これを記念して壱岐・対馬・五島の三離島の中学生を、大村市で開かれるコンサートに招待することを決め、本市から武生水中学の生徒8人を招待した▼県民の翼として本土と離島間を主に運航してきたORCは、その記念キャンペーンの一環で、将来を担う子どもたちへ芸術鑑賞の機会、生徒の交流の場の提供をーとこの企画を実施、生徒らは大村市、シーハットおおむらでクラシックのコンサートを聴き、国立諫早自然の家に宿泊、各離島から参加した四中学校三十六人でキャンプファイヤーなどして交流を深めた▼ORCはこの他、七月七日(土)当日の搭乗に限り前線一律五千円、七月いっぱい普通運賃の三三〜四二%割り引き、今月末日締め切りでスカイ・アジア航空と提携して、七月搭乗の壱岐ー長崎ー東京間の運賃を一万六千九百円(片道)とする▼これらのサービスを利用して、例えば鹿児島や今人気の宮崎に旅行でも。帰省もいいなあーなどと、あれこれとカレンダーをめくってみると自分は残念ながら…という調子だが、ゆっくりと旅をして、地元の食材と地酒(焼酎)を味わいながらーの夢は膨む。が、今は難しいので、工夫してここ壱岐で”心のぜいたく”をー。