2007年5月1日号 第4375号
5月1日号 ー主なニュースー
○ 壱岐から5人が受賞 ー春の叙勲ー
平成十九年春の叙勲が二十九日に発令され、県内から五十二人が受章、本市からは五人が選ばれ、旭日双光章に勝本町、岩中松生さん(75)が納税功労で、郷ノ浦町、渋村寛氏(80)、勝本町、下條昭五氏(77)、同町、原田武士氏(78)がいずれも地方自治功労で選ばれ、瑞宝単光章に郷ノ浦町、辻川博明氏(76)が消防功労で選ばれた。
○住民の親睦と融和 ー「昭和の日」の29日に開催ー
ー第60回石田町民運動会ー
天候に恵まれ、初夏を思わせる陽気となった「昭和の日」の29日、恒例の石田町民運動会が今年も石田小中学校グラウンドで開かれ、参加者全員が、様々な種目で和気あいあいと親睦と融和を深めた。
〇 新たに2頭「すう」「ニコ」 ー勝本町、イルカパークー
本市の観光施設の一つで海洋性公園として親しまれているイルカパークに先月十一日、和歌山県から新たに二頭のイルカが仲間入りした。
今回、仲間入りしたのは、メスのバンドウイルカで、名前は「すう」と「ニコ」。年齢は三歳前後とされており、体長はいずれも約二・五メートルとやや小柄で現在、四角い囲いの中で元気に泳いでいる。
2頭で仲良く泳ぐ「すう」と「ニコ」
○社説 ー平成18年・交通統計ー
壱岐警察署(檀浦栄造署長)と壱岐地区交通安全協会(辻川更司会長)は昨年、平成十八年中に本市で発生した交通事故の分析などした「交通統計」(A4版、三十六ページ)を刊行した。
それによると、昨年の交通事故発生状況は▽発生件数六十五件▽死者二人▽負傷者八十九人▽物損事故二百五十四件で、前年に比べて件数二件増、死者増減なし、負傷者十二人増、物損事故八十三件減となっている。
人傷事故の原因別の交通事故発生状況は、前方不注視がトップで十八件、次いで安全不確認十二件、動静不注視十件、交差点安全進行五件、ハンドルなど操作不適四件などとなっており、その約六割がドライバーの一瞬の気の緩みや交通マナーを守らなかったことから発生しているという。やはり、ドライバーとしての初歩的な交通ルールへの姿勢が問われるもので、各ドライバーは”自分は大丈夫”とする前に、日頃の運転の様子を再チェックしたい。
年齢別では、六十五歳以上が最も多く十六件、次に四十〜四十九歳十一件、三十〜三十九歳、五十〜五十九歳が各八件、二十五〜二十九歳七件、二十〜二十四歳、六十〜六十四歳各六件などとなっており、十年以上の運転歴を有するドライバーの事故が六十五件中四十九件と半数を超えており、十年という年月が、運転時の緊張感をちょうどその頃のドライバーから奪うのか、ここでも自分の運転、交通安全への意識を再確認しておく必要がある。まさに”初心”忘れるべからずである。
交通安全のたびに訴えられ、重大な事故に直結する飲酒運転者の地区別の発生状況は▽郷ノ浦十九人▽勝本六人▽芦辺・石田各九人等合計四十四人で、平成十六年の三十九人、十七年四十三人ーと増加傾向にあり、市内の免許取得者延べ一万八千二百八十四人(男一万二十七人、女八千二百五十七人)の〇・二四%に当たる。この数字は「氷山の一角」である。いずれにしてもドライバーの徹底した事故防止への取り組みで、飲酒運転ドライバー「ゼロ」を実現したいし、そのための各人の行動で、安全で明るく快適な交通社会づくりを推進しよう。
統一地方選挙の関係で今年の春の全国交通安全運動は今月十一日から二十日までの十日間、「青だけど車はわたしを見てるかな」をスローガンに、(1)子どもと高齢者の交通事故防止(2)飲酒運転の根絶(3)自転車の安全利用の推進(4)後部座席を含むシートベルトの正しい着用の徹底ーの四項目を重点に実施される。交通安全に対する自分の行動を皆で再確認して、その点からも壱岐の活性を高めたい。
○ひとしずく
二十世紀最高のチェロ奏者のムスティスラフ・ロストロポービッチ氏=旧ソ連出身=が二十七日夜、モスクワ市の病院で死去した。八十歳だった▼歴史的な巨匠といわれるパブロ・カザルス=スペイン出身=以後の、最高のチェリストであり、指揮者としても活躍、民主運動家としても知られたロストロポービッチ氏▼その演奏を初めて聴いたのはレコードで、高校生になってからだったように思う。曲目はドボルザークのチェロ協奏曲で、ロストロポービッチ氏の演奏の迫力と美しい音色に強く感動し、それから毎日のように聴いていたことを思い出す。今でもその音楽の大きさを思うと、胸が熱くなる▼そのロストロポービッチ氏と世界的な指揮者の小澤征爾氏とは、友人としてとても親交が深く、ロストロポービッチ、小澤両氏とも若い音楽家を育てることへの情熱は非常に熱く、この訃報に一番力を落としているのは小澤氏かもしれない▼この連休を利用して、壱岐でも何回かコンサートを開いた九州交響楽団、新日本フィルハーモニー(東京)でコンサートマスターを務めるバイオリニスト・豊嶋泰嗣氏が来島、壱岐を満喫して帰ったが、ちょうど一緒に食事をしている最中にそのニュースを知り、ロストロポービッチ氏らと四重奏を組んだ時の逸話を聞いた。とても素敵で敬愛する大演奏家だったという。
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