2007年4月16日号 第4372号
4月16日号 ー主なニュースー
○ 勝本町にコールセンター ー22日に企業説明会、6月開業予定ー
ースタッフ43人を募集、(株)レオパレス21ー
賃貸アパート・マンションの管理経営を全国で展開している(株)レオパレス21(本社・東京、北川芳輝社長)のコールセンターが県と市の誘致により、本市勝本町に立地する運びとなったことが十二日、わかった。
今回の誘致は、長田徹市長と同社の創業者で前社長の深山祐助氏が幼少のころからの同級生という縁もあり実現する運びとなったもので、業務開始は六月一日を予定している。
写真のみやま荘を改装して開業するコールセンター
○ 埋文センター・博物館 ー建設準備ニュースを刊行ー
県と市はこのほど、平成二十一年秋の開館を目指して整備が進められている県立埋蔵文化財センター・市立一支国博物館(仮称)について、その整備の進捗状況をまとめた「建設準備ニュース」(A4版、4ページ)=写真=の第一号を発行した。
○ 利用前に空席の確認を! ージェットフォイル、フェリー、九郵ー
修学旅行団の来島が今年は5月15日を皮切りにスタートし、5月をピークに11月まで34団体4650人が来島するが、九州郵船は修学旅行シーズンのスタートに伴い、ジェットフォイルとフェリーの空席が少なくなるため、利用を予定している便の空席状況などを、事前に確認するよう呼びかけている。
〇 ウォークラリーに158人参加 ーリニューアルした展望所から春景色楽しむー
ー岳の辻園地竣工記念イベントー
郷ノ浦町、岳ノ辻園地整備事業が今月一日に竣工したことに伴い十五日、市や観光協会などが主催して記念イベントが同園地一帯で開かれた。
同イベントでは始めに、西側展望所で開会式があり、県自然環境課・牛場雅己課長が、「今年は昭和四十三年に壱岐対馬国定公園が指定されて四十周年を迎える記念の年。この素晴らしい眺望を忘れずに周辺環境の手入れを行っていただきたいほか、多くの人に紹介してもらいたい」などとあいさつ後、壱岐高校吹奏楽部のコンサートマーチ「光と風の通り道」の演奏とともに皆で華々しく完成を祝った。
東展望所で説明を受けるウォークラリー参加者
○ 社説 ”求めてつかむもの”ー神話による壱岐興しー
このところ郷ノ浦町、一の宮、天手長男(あまのたながお)神社、芦辺町、月読(つくよみ)神社を中心に、全国各地から多くの研究者や参詣者が訪れ、本社の自分のところにまで「素晴らしかった、何とか神話、神々の物語が興されるような企画をつくれないか」「由緒をたどって各地を巡れば数年はかかる神々の社(やしろ)が、三〜四日もあれば、専門的なガイドと巡れる」「もっと島外にアピールすべき、もったいない」などといった言葉が直接届いたりする。
読者の皆様も知っての通り、水と生命のかかわり、農業と漁業、占いなど月の暦(こよみ)に象徴される月読神社は、壱岐から奈良県の伊勢神宮に分けられ、全国に広がっていき、芦辺町の住吉神社は住吉神社の、同じく箱崎八幡神社は八幡神社の、それぞれに元宮ではないかと言われ、先日、牛祭りでにぎわった郷ノ浦町の津神社は、神話の時代には、宇宙への思いを発信させていた場所で、津や興など漢字一文字で呼ばれる神社は別格?などという話しも最近来島した研究者から聞いたが、このことについては、今は故人の郷土史家も語っていたという。
市内の八旅館が組織する「お宝巡り島のやど塾」が主催の「創作朗読劇講座」が昨日十五日から始まった。講座は、神話をテーマに壱岐を舞台に創作民話の台本づくりを行い、その台本で市民と受講者が朗読劇を演じることで、本島の文化を検証し、より多くの人に本島の素晴らしさを知ってもらおうーというもの。
初回の今回は、著名な脚本家で長崎歴史博物館の名誉館長など務める市川森一氏と館長の大堀哲氏の記念講演会などがあった。この企画は、これまでにないような講師陣の下で行われるもので、まさに”神話のふるさと”とも言われる壱岐の真骨頂を、市内外に示す機会となるものと、多様な形で表現されるであろう神々の世界、ロマン、ファンタジーを描いた作品の発表会が今から待たれ、壱岐の文化の振興、観光の新たな展開という点からも、今後のふくらみが期待される。
「壱岐の風土と歴史」を著した故中上史行氏は、その著書のあとがきに「大空高く枝葉をのばす大木が、地に深く根をはるように、将来にのびようとするものは、それぞれに豊かな過去の歴史を持っています。過去の歴史は、人々にとって大きな財産ともいえます。だが、過去の歴史はただそこにあるのではなく、自分で求めてつかんでゆかなければなりません」と記しているが、神話による壱岐の島興し、観光や人材づくりによるそれなども、中上氏のその言葉の通り、まさに「求めてつかんでゆくもの」である。
○ ひとしずく
本社近くには、盈科小学校、合同庁舎、県壱岐地方局と、毎年見事な花を咲かせるサクラの木が多くあり、特に盈科小学校と合同庁舎の間を抜ける道路の両脇に咲いたサクラは、そのアーチを通るようで素晴らしい▼先週は一斉にそのサクラが散り始め、午前の日の光を受けながら、春風に舞い落ちるその花びらの中を、車で通り抜けるのは気が引けるように感じられる瞬間もたびたびで、とても多く舞う瞬間には、車を停めて眺めていたい…と思うことも▼そのサクラも葉ザクラとなり、盈科小学校側の土手には、近づく初夏を彩るサツキの花が咲き始めた。この土手のサツキも毎年見事に咲いて楽しませてくれるが、今年も一斉に咲く満開の頃が待ち遠しいようである▼壱岐の島の春から初夏へ移ろう季節の風物詩、春の市が十五日の瀬戸市からスタートした。以前からするとずい分と様々に変化しているが、通りの両脇に並ぶ露店の中を、衣料品や日用雑貨など店員の人たちと言葉を交わし、品定めしながら往く大人たち、玩具や菓子類を扱う店の前で足を停める子どもたち。それぞれに楽しそうな顔があった▼瀬戸市ではその通り全体を包み込むようなゆったりとした雰囲気、昔ながらのと言えばいいのか、生活のリズムのようなものが毎年感じられ、今回も心が”ホッ”と力を抜き、和んだようだった。
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