2006年3月31日 第4299号 

−主なニュース−



海洋都市として独自性強調へ−次年度事業計画など承認−


原の辻遺跡保存整備委員会


原の辻遺跡保存整備委員会(委員長・西谷正九州大学名誉教授)の本年度最後となる第3回会合が28日、郷ノ浦町、文化ホールで開かれ、次年度の整備事業案を承認した。会合では、本年度復元整備事業計画の報告があり、高床主祭殿、平屋脇殿、大型竪穴住居の三棟の復元に着手(10月完成予定)したことや同委員会の環境復元、生活復元、施設管理運営、建物復元整備の4部会の本年度調査報告が行われ、それぞれ専門分野の委員が説明、協議された。



九州国立博物館で観光物産展−壱岐観光協会−


壱岐観光協会は23日、福岡県太宰府市、九州国立博物館(昨年10月開館)で観光物産展を開いた。
同展は、「時空(とき)を翔(かけ)るシルクロード壱岐」事業として行われ、壱岐神楽、新壱州神楽の披露、観光アンケートやパンフレットの配布などあり、物産展は展示物への配慮から屋外で行われたものの好評だったという。



男子盈科・女子霞翠が5位入賞=男女43チームが出場=


唐津市 虹の松原カップ駅伝


第18回・虹の松原カップ西日本選抜小学生クラブ駅伝大会(唐津市、同実行委員会主催)が26日に開かれ、男子の部に出場した盈科と女子の部に出場した霞翠がともに5位に入賞した。同大会には、九州各地の小学校陸上クラブから男子の部に25チーム、女子の部に18チームのあわせて43チームが出場して、日ごろの練習の成果を発揮して健脚を競い合った。男女とも国民宿舎虹の松原ホテル前をスタート・ゴールする7区間15?`のコースでタスキを繋いだ。



団体はわかみやが優勝−第6回勝本町グラウンドゴルフ−


第6回勝本町グラウンドゴルフ大会(同協会主催)が27日、同町、B&Gグラウンドで公民館地区など18チーム90人が出場して開かれた。同大会では団体と個人の2部が行われ、グラウンド周辺のサクラは五部咲きと、春のさわやかな風が吹く中、10人がホールインワンを達成するなど出場者らは互いの健闘を歓び、楽しいひとときを過ごした。



勝本が2連覇−全日本学童選手権−


軟式野球大会壱岐予選


壱岐少年軟式野球連盟主催の全日本学童選手権大会壱岐予選が25日と26日の両日、芦辺町、ふれあいグラウンドと青嶋球場で開かれた。6年生が抜け新チームとなって2回目となった同大会には、市内の10小学校が出場、トーナメント戦で争われた。2日目に行われた決勝戦は、那賀と勝本の対戦となり、7―1で勝本が那賀を破り、今月初旬に行われた新人戦(同連盟主催)に続き優勝、2連覇を飾った。3位は八幡。上位の勝本、那賀、八幡には5月3日から3日間、大村市で開催される県大会への出場権が与えられた。



モダンなデザインのビルに=4月1日供用開始=


芦辺港・新ターミナルビル


本市の東の玄関口、芦辺港ターミナルビルの新築工事が4月1日の供用開始に向け最終整備の段階に入った。旧ターミナルビルの老朽化に伴う同事業は昨年3月に着工、延べ床面積が旧ターミナルビルに比べ約2割増しの1,256・96平方?b、地上2階建て鉄筋コンクリート造りで、総事業費は約6億2千万円。



和歌山からイルカ3頭届く−勝本町、イルカパーク−


本市北部の観光名所の1つ、勝本町、イルカパークに30日、新たにイルカ3頭が搬入され、現在飼育されていた6頭と合わせ9頭となった。仲間に加わったイルカはオス2頭、メス1頭のバンドウイルカで、和歌山県、太地漁協から購入。到着したイルカは身体測定や採血などが行われた後、同パーク内の円型いけすに移された。



2組合が新たに認定される−特定農業団体−


特定農業団体に芦辺湯岳生産組合(山川光組合長、36人)が昨年12月26日に本県第一号として認定されたが、本市は28日、石田町池田西上生産組合(柳川信行代表、20人)と郷ノ浦町、平人生産組合(永田実代表、33人)の2つの組合を新たに認定した。



ひとしずく


高校球児たちの夢と憧れ―春の甲子園大会が23日に開会、連日、若さあふれるはつらつプレー、ゲームを展開し、まさに熱いドラマが繰り広げられる甲子園球場で応援する人、テレビ、ラジオ観戦の多くの人たちに感動を与えている▼あのユニホームが躍動する姿、野球というスポーツへ臨むひたむきな姿勢が素晴らしく、一つ一つのプレーから目が離せない。また、ベンチ入り出来なかった部員が、応援の生徒らと一体となり、チームの先輩や仲間たちのプレーに声援を送る姿も、時に過ぎたように感じられるものがあるが、これまた素晴らしいものである▼特に今大会では、大会7日目に15回を戦い抜いて引き分け再試合となり、翌日もまた、9回を気迫に満ちたプレーで、共に懸命にぶつかり合う姿が、大きな感動を呼んだ早稲田実業―関西のカードは、本当に見事なゲームであった▼さらに本県からの出場校・清峰が大会8日目、東海大相模との対戦で見せた延長14回を戦った勝利も素晴らしかった▼その甲子園を前に、プロの日本代表が、初代チャンピオンとなった「ワールド・ベースボール・クラシック」より強い感動があった▼野球に限らず高校球児たちのその姿に見習うべき点は多い。



社説   新年度のスタートに


笑顔が溢れる壱岐市づくりへの思いを込め「笑顔」、日々の暮らしの中で大きなキーワードとなる「喜び」、社会の格差が広がりゆく中で、それぞれに未来の力を信じ、自分や故郷の素晴らしさを見直して、心に刻むようにその力を高めながら、夢や希望へとつながってゆく「地力」、自らの道を照らし明るい1年にしようという、祈りにも似た思いによる「光」―と、「笑顔」「喜び」「地力」「光」の4つの言葉を配した元旦号から、早いものでこの年も4分の1を終え、いよいよ新年度・仕事の年としての1年、平成18年度が、その陣容も新たに力強くスタートする。県地方局、壱岐市、国の機関、事業所など、その新年度のスタートを控え、例年通りに春の定期人事異動が実施され、トップや部・課長とそれぞれの枠組みのヘッドとなるクラスから職員まで、その顔ぶれに新たなメンバーが交代、加わるなど変わり、1日も早く新しいチームによる布陣を整えて新たなスタートを切ってほしいものである。



今日、その異動により、まったく新たな職場へと動いたり、この壱岐が初めての離島勤務となる人たちも多いと思うが、できるだけ早くその枠組、「しま」の環境、仕事に馴染むよう努めるなかで、大いにこのしまの人、自然、歴史など周囲の様々なスタイルを、今さらのように冷静に、客観視しながら見つめ、役立てて欲しい。そのツール、方法の一つとして、本紙のような郷土紙を活用して欲しい。金子原二郎知事が今回の定期異動についての談話としてその中で、「『県民主役の県政』を基本に、県民が将来に向けて夢を持てる元気な長崎県づくりを」と発表している通りに。



また、新年度が動き出す4月は、ピカピカの小学1年生に象徴される新学期がスタートする。まだまだランドセルが大きく見える新入学の児童、制服というスタイルがその新たな社会を表している中、高校の新入生と、そうした児童、生徒たちを見るたび、彼らはこれからの壱岐―社会をどのように動かしてゆくのだろうか、また、動くように走ってゆくのか―との思いが動く。彼らが活躍する時代には、どんな状況が目の前に出現するのか、今の時点ではまったく見えてこないが、まずは個人として、よくよく自分を取り巻く環境と内面を見つめ、ただ考えたり批評したりするだけでなく、思う方向へ小さくても大きなものとなるであろう一歩、行動を起こしてほしい。はたして、そうせざるを得ない状況に到っているかもしれないが、そんな中にあっても、1人でも行動を起こせる人に―と思う。