2005年11月21日 第4275号
−主なニュース−
山口幹雄賞に絵画・坂口彰一さん=われらみな主役=
壱岐文化協会・文化祭
本市の「文化の季節」のフィナーレを飾る壱岐文化協会(田原かずお会長)主催の「われらみな主役2005文化祭」が18日から20日までの3日間、郷ノ浦町、文化ホールで開かれ、友人や知人、家族らが出品した美術作品、出演した芸能祭、文化講演が催された文化祭と、大勢の市民が各会場に足を運び、本市最大の文化の祭典を楽しんだ。
バレーボールNEC、OBら来島−児童・生徒らを指導−
本市スポーツ選手招致事業
本市、市教委主催の本年度・スポーツ選手招致事業はNECバレーボールチームのコーチら3氏を招き、18日から20日までの3日間、トークショーやバレーボール教室などを行なった。来島したのは、津雲博子さん(同女子OB)、岡田理恵さん(同)、2日目から大竹秀之さん(NEC男子・コーチ)ら3人で、3日間で勝本中学校、瀬戸小学校、郷ノ浦町、大谷体育館で小中学生らを中心に同教室が行なわれた。
バレーボール一般男子優勝など−第57回県民体育大会−
第57回県民体育大会(県、県教委、県体協など主催)が12,13日の両日、佐世保市をメイン会場に、8市3町の63会場で開かれた。本市選手団は、壱岐体育協会・松永裕一会長を団長に、14協議35種目に374人の選手が出場、バレーボールで一般男子が見事優勝、家庭婦人の部でもパート優勝(正式種目ではないため、パート優勝と表記)をかざった。
原の辻イベントラリー−赤米収穫祭、花火大会など−
本市、原の辻遺跡保存等協議会主催の同遺跡国特別史跡指定5周年を記念した「原の辻イベントラリー」が19日から始まった。初日の19日には、同遺跡赤米収穫祭が開かれ、収穫した赤米の試食や火おこし、勾玉作り、赤米餅つき体験が行なわれ、市民約500人が参加、火おこしを体験した児童は、回転する道具を熱心に回していた。また、午後7時からは、「今甦る秋の祭典〜弥生の世界〜」と題した祭典が同遺跡展示館前のイベント広場で開かれ、風舞組による太鼓や壱州おけさ隊の壱州おけさ舞踊、ファイヤーダンスの披露に加え、花火大会も行なわれた。
介護教室など開く−男女共同参画グループぼちぼちいこう会−
男女共同参画自主グループぼちぼちいこう会、本市主催の介護教室が20日、芦辺町、つばさで開かれた。「男女(みんな)で関わりたいね!これからの介護」をテーマに、約20人の市民が参加して開かれ、石田町、立石勝治さんの体験発表「私の介護体験から見たもの」や市社協芦辺事業所による講演、介護実演が行なわれた。
フェスティバルとゴミゲッツ−霞翠小学校−
霞翠小学校(久田清文校長、102人)は19日、同校で、恒例の「霞翠フェスティバル」を開いた。保護者や地元住民ら多くが参加した同フェスティバルでは、午前中に体育館で歌や遊戯、音読などの発表、午後からは運動場で児童らが団子や餅、豚汁などの店を開き、販売する児童たちは、「いらっしゃいませー。美味しいですよー。」と大きな声を上げ、??お客さん?≠?呼び込んでいた。また、同校は来月15日と16日の両日、歩いてゴミを拾いながら壱岐を一周する「霞翠小壱岐一周ゴミゲッツ」を実施する。
ひとしずく
「又例の寄鍋にてもいたすべし」(高浜虚子)の句があるが、最近は、暖かかった晩秋の頃から比べ、季節はスピードを上げて、すっかり帳尻を合わせてきたようで、「寄鍋」という言葉に違和感がなくなってきた▼よく行く居酒屋でも、壱岐名物の地鶏のひきとおし鍋なのか、鍋料理を仲間で突っつく姿がよく見られるようになってきた。クリスマス商戦もスタートし、17日に解禁となったワイン・ボジョレヌーボーでも片手に、詰め物をした七面鳥のローストでも―と思うが、これは夢のまた…▼寒気のせいか、先日、夜空を眺めていると星の輝きが一段と冴えて見えた。我が家の周りは街灯の明かりでずいぶんと明るくなってきている。星を見に時々、少し離れた場所に出掛ける。それはそれは、その光が強まって感じられ、つい、見える星の多さに“星くず”という言葉を納得してしまう程で、まったく美しく、心洗われるようである▼月の輝きも冷えた大気の中で、薄いサテンのベールで景色を覆い尽くすような光が神秘的。他の季節の月からは味わえない冬ならではの輝きである。「月の暦」で巡る潮の満ち干、生命の流れ、海山の恵み―と、様々に思いが巡る▼少し寒いのを我慢して、冬の星空にロマンを思いを馳せた後、それぞれのロマンを語りながら、鍋を囲むのもまた一興かも―。
社説 「壱岐っていいなあ」と思われる島に
「自然には人から聞いたり、映像を見るだけでは分からないことを直に肌で感じさせる力があります。―心がすさんだ時、何かをがんばろうとした時など、様々な場面で自然と触れ合うことは、すごく大切なことだと思います。日々の生活で疲れた人達が、壱岐の自然に触れることでリフレッシュし、壱岐を出るときに『壱岐っていいなあ』と思われるような島になって欲しいです。壱岐に住んでいる僕達が、壱岐を守っていきたいと考えています。」これは、壱岐の自然を守る会(会長・長田徹市長)が、標語・作文・ポスターの三部門で、児童、生徒から作品を募り、毎年実施しているコンクールの、中学生の作文・最優秀作品のラストの一節。自然を身近に感じながら、心を癒す自然、壱岐の島の自然を自分達が守っていきたい。美しいこの島の自然がいつまでもそうあってほしいと願う心の素直さがストレートに伝わってくる。この他の入賞した作品も同様で、ポスターの部の作品も、力強くそれを訴えているものばかり。大人の我々が勇気づけられ、心暖まるようである。
冬になり寒気が強まってくると、常緑樹などを除いて、彩りが少しずつ薄れてゆくが、今、山道の道脇などで咲くツワブキの花の黄色がとても美しく、ハゼの葉の紅葉なども見事で、そうした草花や樹木などを眺めていると、島の自然の息吹が感じられ、大切にしなくてはならないことなど、誰にでも理解できように思われるが、ゴミの不法投棄や開発しかけたままで放置され、赤い土がむきだしになっているような場所を見るたび、逆にまだまだ豊かとされる自然環境の継承が島民皆にアピールされているように意識される。動植物だけではなく、島を形作る鉱物なども含めた、あらゆる自然と人、社会の環境が調和して、自然から人への恩恵に、壱岐を超えて地球という星、さらに宇宙に感謝し、愛すら抱きながら、日々、そうした自然を、身近に感じて暮らしたいもの―などと、それらの優秀作品の数々を見、読み、子どもらの心がストレートに訴えかけてくる自然の大切さが、こうして原稿を書いていてもひしひしと伝わってくる。
何に関しても物質的な豊かさを先行させるこの社会の中で、島の自然、子どもたちの心とその作品から、心の喜びと充足、真の豊かさ、生命をつなぐ自然の循環の必要性を、大人社会が問い詰められ、麗しいふるさとを大切にし、次から次の世代に受け継いでゆくことの責任など、これからの国=ふるさと=づくりに望まれていよう。まさに「壱岐っていいなあと思われる島」―である。
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