2005年11月7日 第4272号
−主な内容−
壱岐代表がグランドチャンピオン−団体は惜しくも準優勝−
ながさき牛づくり振興大会
ながさき牛づくり振興大会が2日、五島市、五島家畜市場で開かれ、壱岐代表として出品された、はるみ号(松本正則、鯨伏)、ひらしげ号(辻川仁、箱崎)、しげこ号(榎川幸子、沼津)、はる号(井上正一、勝本)が種牛の部で、見事優秀賞一席(グランドチャンピオン)に輝き、団体成績は準優勝となった。
本市から3氏が受章−本年度秋の叙勲−
本年度の秋の叙勲が3日付で発表され、本市から旭日双光章に勝本町東触、豊坂穣さん(83)と、石田町石田東触、中原汪さん(71)、瑞宝単光章に芦辺町湯岳興触、中永政雄さん(87)の3人がそれぞれ受章した。
壱岐男子昨年に続き3位−第57回県高校駅伝−
県高校駅伝大会(県高体連、県教委主催)が2日、雲仙・小浜マラソンコースで開かれ、男子の部で壱岐が健闘、2時間14分58秒のタイムで昨年の大会に続き3位に入賞した。今年で57回目を迎えた同大会には、男子50校、女子34校が出場して、男子は7区間42・195?`、女子が5区間21・0975?`を駆け抜けるコースで行われ、健脚を競い合った。 壱岐男子(市山、武田、山内、重田、平田、岡本、品川)は、練習の成果を選手たちが確実に発揮しながら力走、4位でたすきを受けたアンカーの品川くんがスパートをかけ、見事に3位入賞を果した。
和太鼓演奏、伝統舞踊など−第7回日韓国際文化交流−
日本と韓国の文化交流をと、壱岐、韓国で交互に開催されてきた「日韓国際交流文化祭」(県、本市など主催)が、「文化の日」の3日、郷ノ浦町文化ホールで開かれた。
予選会と公開録画−壱岐でNHKのど自慢−
NHK長崎放送局と本市は来年1月29日午前11時45分から、郷ノ浦町文化ホールで、人気番組・「NHKのど自慢」の公開録画を行なうが、前日の28日午後1時から、同ホールで予選会を開く。ゲストは歌手の新沼謙治さんと伍代夏子さん。
ひとしずく
早いもので、この日から冬が始まるとされる二十四節気の一つ「立冬」(7日)が巡ってきた▼秋の深まりとともに、3、4日、山奥の温泉にでも出掛けてみたいような気がして、そうした連休など取れもしないのに、あちこちの本屋で気に入った本や雑誌を見つけては買って帰り、「この露天風呂は気持ちがよさそうだなぁ」などと、眺めながら妙に納得している▼釣りで大ケガをして、皮ふを移植をした辺りの皮ふが荒れて、乾燥するとヒビ割れたりして、刺激に弱く、その荒れた部分が温泉の成分に反応するらしく、帰宅後に何かと処置をしなくてはならないのでそれ以前のように、たびたび温泉には行けずにいるが、ゆっくりと体を伸ばして、心身共にリラックスさせて…▼露天風呂好きである。特に昼でも夜でも、そして朝でも、寝そべるように空を見上げて湯につかりながら、刻々と変化する雲の形、月や星を眺めていると、日々のストレスなどから心が解放され、癒されて、詩的な光景や言葉が浮かんだり消えたりしながら、妙に周囲の雰囲気に溶け込んで、これが禅の心境かも―などと、思うこともたびたびで、不思議なものである▼それにしても、九州はもちろん、各地の温泉を取材した雑誌など見ていると、各地の有名宿の紹介があったりして、いつかは、そうした旅館に数日泊まって―などと思う最近である。
社説 高まる“壱岐学”の必要性
「感動がある。物語がある。九州」「歴史・文化を掘り下げる」―どこかで聞いたことがあるような言葉である。これは九州の観光振興について、その七県の官民が一体となり組織されたという「九州観光推進機構」が制作した観光モデルルート集「九州」の表紙に配された言葉である。このルート集は、「うんちくの旅」を観光客の知的好奇心を満たすためのキーワードに、▽神話・伝説▽古代ロマン▽キリシタン▽文学―などを設定、ルートは2泊3日の旅を主に考えられ、ルートごとにテーマと魅力、観光スポットなども盛り込まれているという。
「文化の日」の3日、近世の長崎を中心に貴重な資料を一堂に集めて、「交流・連携・発見」を基本理念として整備された長崎歴史博物館(長崎市立山1丁目)がオープンした。歴史・文化―「長崎学」の研究・情報発信、人を育む拠点施設として、本県出身の著名な脚本家・市川森一氏を名誉館長に開館。江戸時代の長崎奉行所の一部が博物館のシンボルとして復元されている。海外の博物館とも交流し、連携を図る方針で、来年1月21日から3月5日まで、中国の北京故宮博物院の協力で、「西太后とラストエンペラー展」が予定されている。先に記した九州七県の観光モデルルート集のキーワード、「主役は利用者」をモットーにスタートした長崎歴史博物館の基本理念や長崎学など情報発信―とするコンセプトなど、その内容を確認したわけではないが、壱岐の観光振興やその方向が注目されている一支國博物館(仮称)にも当てはまりそうな言葉である。中でも、注目したいのは、“長崎学”という言葉で、本市でもずい分以前から、歴史、文化、風俗、自然、環境、産業、人物―など、より郷土学的なスタイルを整え、総合的な“壱岐学”の必要性が訴えられてきたが、博物館が、人を育てる施設とされたり、人・情報の拠点とされるのであれば、今、この壱岐を様々な風に耐えうるよう、表すことができる人物が、少なくなってきていると思われるだけに、壱岐学づくり・まとめはは急がなければならない。長崎のそれのように、拠点となる施設は、そうした点からも必要となろう。
それにしても、ここに記したモットーやキャッチコピー、理念などがいつか目にし聞いたことがあるように思った人は案外多いはず。どれも個性を訴えるには少々弱く感じられ、郷土の特色を活かした地域振興という言葉の難しさが痛感される。市としても、様々な方向性の起(基)点となろう壱岐学の必要性が、高まっているのではないか。
- | HOME |

