2005年10月17日 第4268号
−主なニュース−
郷ノ浦と石田で開催−市政タウンミーティング−
市民と長田徹市長が直接対話し、“生”の声を市政に反映させるための対話集会「市政タウンミーティング」が13日に郷ノ浦町、文化ホール、14日に石田町、改善センターで開かれ、長田徹市長や澤木義満助役ら行政側と市民が直接意見を交わした。郷ノ浦、石田の両会場では、長田市長が現在の市政を説明、一支国博物館と埋蔵文化財センター建設について、同博物館は島外から人を呼び込み交流人口を拡大することができる。埋蔵文化財センターと機能を共同できる部分は共同し、コストを抑えたい―などとした他、病院事業、一般廃棄物処理問題、シルバー人材育成について、農水産業、市営住宅について―など説明した。
市民約700人が出場−6競技で熱戦展開−
第53回壱岐市民体育大会
“スポーツの秋”、本島でも多彩にスポーツ行事が行われているが、その中でも最大のスポーツイベント・壱岐体育協会(松永裕一会長)主催の第53回「壱岐市民体育大会」が16日、郷ノ浦町、大谷グラウンドをメイン会場に開かれた。
日韓国際交流文化祭−11月3日文化ホール−
県、本市、県文化団体協議会など主催の「日韓国際交流文化祭」が11月3日午後1時から、郷ノ浦町、文化ホールで開かれる。同交流文化祭では、隣国である韓国と文化交流を行い、友好、親善の輪を広げ、国際交流の一翼に―と、県民文化祭共催事業、本市優秀芸術召聘事業として開かれ、今年で7回目。今回も韓国国立国楽院・国楽振興会一行を招き、開会行事に続き、本市文化団体協議会側からの大正琴や舞踊、和太鼓の披露のあと、と韓国国楽振興会から、民族舞踊、民謡などが披露される。入場は無料で多くの鑑賞が望まれている。
三島が優勝−県小学生選抜ソフトボール壱岐予選−
本市ソフトボール協会主催の第16回県小学生選抜大会壱岐予選大会が1日と8日の両日、郷ノ浦町、大谷専用グラウンドなどで開かれ、三島が優勝した。同大会には、市内の8ジュニアソフトボールクラブが出場、トーナメント方式で県大会への切符をかけた好ゲームを展開した。大会2日目の決勝戦は、それぞれ打撃力に富んだ筒城と三島の対戦となり、初戦と第2戦あわせて30点と、強力な打線を持つ筒城を三島が完封、見事2―0で三島が優勝した。3位は渡良と柳田。
姉妹都市提携に調印−俳人・河合曽良翁を縁に−
本市と長野県諏訪市
諏訪市と本市の姉妹都市提携調印式が15日、勝本町。文化センターで開かれた。調印後、長田市長はあいさつの中で、「諏訪市は美しい自然と温泉に恵まれ、近年、精密機械工業が発達していると聞いています。本市も島にこもらず外との交流を促進しなければ―」などと話し、山田諏訪市長は「相互訪問を重ねるごとに壱岐市民の人情味を感じた。友好都市から姉妹都市になり、さらに関係を深めていきたい」―などと話し、両市の姉妹都市提携を祝った。
舟グロ競漕や仮装行列など−勝本町・聖母宮大祭、港まつり−
島内各地では秋祭りが盛んに行われているが、本島の秋祭りを代表する勝本町、聖母宮大祭が14日、海上パレードなどある港まつりが15日、勝本浦一帯で行われた。
ボランティア活動などに貢献−加藤みゆきさんを表彰−
認証15周年ソロプチミスト壱岐
国際ソロプチミスト壱岐(中原恵美子会長)は、「認証15周年の集い」を14日、郷ノ浦町太安閣で開いた。長田徹市長、須藤正人教育長、壱岐高校・川本敏光校長らが出席した集いでは、美容師、加藤みゆきさんが「女性のために変化をもたらす賞」として表彰された。
ひとしずく
だいぶ日の暮れが早くなった。15日午後7時からの講演会を受講するため、駐車場に出てみると、まだ午後6時半を少し回ったところだというのに、すっかり暮れて、「十三夜」の美しい月が上り始めて、その柔らかで優しい月の光りが、この島を包み込もうとしていた▼しばらく眺めていたが、講演会に遅刻しそうなので数分で切り上げて車を走らせたものの、会場に向かう途中、その月をもっとゆっくりと見ていたい―の想いが高まったが、“帰りにどこかでゆっくりと”と、自分に言い聞かせて会場に向かい、講演会にはぎりぎり、滑り込みセーフで間に合った▼その講演会は、中国に古くから伝わる占いで、日本で活躍する占い師でも十指の中に入るとされる松本有加さん(中国四川省出身、日本に帰化)が講師で、テーマは「中国古代占いで見つかるあなたのチャンスの生かし方」で、市内各地から約40人が受講して行われた▼松本さんの講演は人生は変化そのもの、古い常識は今に合わない、これにとらわれている人も多いが、それではチャンスを逃がすことにもなりかねない。人為的な枠にとらわれず地球人的な感覚で生きることが望まれる―などとした▼とてもリラックスした講演で楽しく聞くことが出来、加えて、帰りに見上げた月の光りは心にしみるもので、月、講演―と、楽しく素敵な夜となった。
社説 芸術・文化の秋−画家 濱さんのウイーン留学に思う
芸術・文化の秋―文化庁の本年度新進芸術家海外留学制度の特別派遣在外研究員に、本市郷ノ浦町、画家・濱英二さん(56)が選ばれ、来月16日から来年2月初旬までの80日間、古くから芸術を育ててきた国際都市、オーストリアのウィーンに滞在し、「被爆都市ナガサキから―」をテーマに創作活動を展開する。発表によると、この留学制度は文化庁が昭和42年(1967)から、芸術文化の振興のため、美術・音楽・舞踊・演劇・舞台芸術・メディア芸術、アート・マネージメント担当者、評論家を対象に、海外で一定期間、それぞれの専門分野の研修する機会を提供するもので、今年度は168人が派遣され、このうち濱さんが、一、二次試験、面接選考を経て選ばれた特別派遣在外研修員は30人。
画業25周年を過ぎ、最近、少し作風が変化するか、新たな時代にはいったのでは―と、長崎や福岡での個展を観て、しろうとながらに感じていたが、今回の留学でさらに一歩、独自のスタイルを深め、表現してほしいと思う。濱さんは留学についての抱負を次のように語っている。「時代・社会を見据えた作品を国内外に発表し続け、中でも被爆・ナガサキは長年のテーマの一つ。戦火をくぐり抜け、シベリア抑留を経てまた亡き父、母。つながるいのちを抱きとめながら、さらに続く未来へむけてオリジナルな表現を追及している。戦争・平和・地球をみつめた命、ヒューマニズム、歪みなどが一環した根本テーマ」。
「今回の留学で、現代アートが盛んで、国際的にも高い評価を得ている文化都市ウィーンでの創作、交流を通し、さらにEU諸国(ドイツベルリンで発表予定)へと新たな芸術の灯をともしたい」などと抱負を発表しているが、本年も、この壱岐の島出身の芸術家=画家=を、新たな壱岐の文化づくりをする―ぐらいの意識を持って支援すべきではないか。新たな“芽”、この島から濱さんに続く新たな可能性が湧き出ることを祈念し、また、機会を創出するためにもである。今、再びこの壱岐の社会が混沌として、次に伸び行くための「節」のような時代に入り、その節の期間を抜け出し、大きく力強く新たな時代に伸び行くために、芸術、文化、教育などの、目には見えにくいジャンルで、観じる心、見る目、表現する力―と、自力を太く逞しく養っておくことが望まれ、近づく光りあふれる新たな時代に活躍できる、感性豊かで、自分を信じて行動を起こせる人材を―と、「ものから心へ、そして思い、完成の時代」と言われるこれからの“時”を前に痛感する。
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