2005年10月11日 第4267号 

−主なニュース−



施設機能を損なわぬようにしたい


第2回一支国博物館(仮称)等整備推進協


登呂遺跡、吉野ヶ里遺跡につぎ、国内三例目となる国の特別史跡「原の辻遺跡」に隣接し、平成20年の開館を目指す埋蔵文化財センター(仮称)〔約5千平方?b〕と一支国博物館(仮称)〔約4千平方?b〕の整備推進計画を図り、事業内容や運営のあり方について協議、検討を行う一支国博物館(仮称)等整備推進協議会(山西實会長)の第2回会議が6日、郷ノ浦町、文化ホールで開かれた。会議では、市が同センター、同博物館建設計画のこれまでの経過やそれぞれの施設の機能や規模について説明し、建設規模の説明の中で、本市議会9月定例会で予算特別委員会から博物館建設の規模を大きく見直す必要がある―などと、建設規模の縮小を求められていることについて、一支国博物館(仮称)は、県の事業である埋蔵文化センターと機能面で共有できる部分は共有し、施設の機能を損なわぬようにしたい―などとした。



男女とも武生水が優勝=4人が区間新記録=


市中体連・駅伝大会


本市中学校体育連盟(会長・山川正毅中学校長)主催の市中体連駅伝競争が今月6日、筒城ふれあい広場周回コースで開催され、男女とも武生水が優勝した。男子は第42回、女子は第25回目となる同体会には、市内10中学校の代表選手たちが出場、男子6区間20・4?`、女子5区間13・3?`のコースを選手たちは、北東からの海風を受け、周回コースを疾走した。今大会では、男子の部1区で初山3年、藤川一馬くんが12分14秒で、4区では武生水3年、山本晃輔くんが10分9秒、女子の部では、石田3年、松本美樹さんが11分19秒で、田河3年、松永望さん11分24秒で大会新記録を達成した。



新・市議に聞く?L



久間初子氏(60)


多くの市民の支援により、新たな市議会の選挙に当選でき、心から感謝すると同時に、その責任の大きさを痛感している。2人しかいない女性議員の1人として、女性・母親の視点から、少子高齢化、子育て支援、人口問題など、この任期4年間、精一杯職責を果したい。壱岐ではまだまだ、女性が目標を持って社会へ進出することを支持し、支援する女性が少ない。国、県でも推進している男女共同参画型の社会づくりの推進が望まれる。子育て支援では、出産費用の助成増額、保育費の助成、児童手当ての給付期間延長、街の空き店舗を利用し、高齢者に小さな子どもを持つ母親が子育て中の悩みなど相談でき、週に一度は保健婦が訪ねるようなふれあいの広場づくりを、実現できるよう努めたい。壱岐の活性を高めるためには、第一次産業の振興、特に水産業の振興が欠かせない。まず足元から地産地消の推進に、観光関係者とも協力し合い、一歩踏み込み、本腰を入れた取り組みが必要。とにかく女性が力を発揮しなければならない時代が来ている。女性の頑張りで笑顔で前向きに暮らせる壱岐づくりに精一杯チャレンジしたい。



中村出征雄氏(63)


壱岐市誕生後、初めての市議会選挙で当選者となり、責任の重さを痛感するとともに支持者並びに市民の皆様へ心から感謝しています。市の財政が非常に厳しく逼迫する中、これからの任期4年間が新しい壱岐市を左右すると言っても過言ではない大事な時期であり、新庁舎の建設問題、原の辻問題、ごみ焼却問題、市民病院管理運営等、喫緊の課題であると思います。私は44年間の行政経験を活かし、市民生活の向上及び支の行財政改革を積極的に推進し、「清潔・正直・信念」政治市政のもと市民の声を市政に反映いたします。選挙期間中に申し上げましたつぎの七つの政策提言実現の為、努力することが私の責務であると考えております。?@地域の特性を活かした均衡ある壱岐市の発展推進?A農業、漁業、第一次産業と観光を組み合わせての振興対策?B福祉政策の充実と福祉産業の育成?C中小企業の振興、雇用対策?D地球環境にやさしい環境政策の推進?E定住促進対策、壱岐で住みたい方への宅地の分譲推進(市の遊休地の活用等)?F世界の恒久平和と戦没者の英霊顕彰です。本市無限の発展に精一杯がんばります。



市民多くの参加を−13日の郷ノ浦からスタート−


市政タウンミーティング


市民と長田徹市長が直接対話し、市政に反映させるため対話集会「市政タウンミーティング」が13日の郷ノ浦町・文化ホールを皮切りに、14日石田・改善センター、20日勝本・かざはや、21日芦辺・つばさの市内4会場で開かれる。いずれも午後6時半から8時半まで。



壱岐の島スケッチ作品発表−芦辺町老快待所−


市商工会青年部芦辺支部が開設し、バスの待合所や観光案内所として利用されている「老快待所」で4日から約一か月間、島内の小学生が夏休みに描いた「壱岐の島スケッチ作品発表会」が開かれている。



壱岐で15日講演会−四川省出身の占い師・松本有加さん−


中国四川省出身で、中国に古代から伝わる占い「周易」を専門とし、多数のテレビや雑誌で取り上げられている占い師、松本有加=天山愛占=さんの講演が15日午後7時から、勝本町かざはやで開かれる。



ひとしずく


「釣瓶落(つるべおと)しといへど光芒しずかなり」=水原櫻子、現代俳句歳時記、角川春樹編=、まさに秋の日の様子を詠んだものであり、あのスピードで秋の陽が、釣瓶が落ちるように水平線に向かうのであれば…と、ユーモラスに感じられる▼夕方の釣りをする時間もだいぶ短くなった。牧崎の磯で夕陽を眺めながら釣っていると、先の句の「しずかなり」が日没のほんの少し前に、その光の強さが一瞬強まったようにも見えるものの、実感として伝わってくる。そして、光が弱まると、遠くの漁火の光が際立ってくる▼本市掲載の潮どきを見ると、きょう11日の日の入りは午後5時53分で、先月の十五夜のころから約半時間も早まっている。その潮どきを見ながら毎回釣りに出掛けるが、牧崎の磯で釣りをしていると、対馬を出て壱岐を経由して博多へ行くフェリーが、午後5時ごろ、夕焼けをバックに目の前を通る。素晴らしく美しい光景であるが、これからますます夕陽の強さが増し、その姿は逆光で影絵のようになり、その頃には、次の季節の足音がだいぶ近くなっている▼つい最近まで、ずい分暑かったが、この数日、夕方になると北東の風が強く吹き抜けて、本社近くでも色づいたサクラの葉が舞い、その北東の風に乗って飛ぶように行く白、灰色の雲に次の季節が意識され、早いもので洒落たジャケットでも―と思う。



社説  「しま自慢」観光カレッジの開講に


「ながさき『しま自慢』観光人材育成協議会」の内閣総理大臣認定「地域再生計画」事業として、壱岐地区「しま自慢観光カレッジ」がいよいよ16日からスタートする。観光業の振興は、どの産業にとっても重要で、ずい分以前から、その必要性が訴えられ、観光立島を目指すべき―とされてきたが、その必要性が、まだまだ一般市民には十分に理解されていないように思う。本市の市議を紹介するコーナーの取材で、ある市議は、どの産業も観光業とタイアップすることを視野に入れたビジョンを持つ必要がある。各業者をはじめ、市民も大きく意識を変えて、島全体で一丸となり、観光に向き合い取り組まなければ―などと話したが、同感である。



親しい先輩たちは、海と海を巡る魅力は、島として当たり前に大切で、環境の維持、保全、整備なども当然。そこを離れ、目には見えないもの、島民の心、人情、街の風情、ムードといった、観光の原点といった部分に立ち帰り、それを観光に訪れた人たちが街中や田舎道でも、「業」の部分をあまりに意識することなく、地産地消はもちろん、「旅」を味わえるようなスタイルの再創出も必要―などと最近よく話す。この話しを聞いたからではないが、美しい街づくり推進事業・ワークショップが行われている勝本浦の古きよき街並みをはじめ、芦辺浦、瀬戸浦、印通寺浦など、ゆっくりと旅行者になったつもりで歩いてみると、勝本浦地区は、その推進事業の指定を受けているだけに、よく以前の街並みが残っており、特別に印象深いが、どの地区もその香りと言えばいいのか、それぞれに独特の雰囲気があり何とも素晴らしい。加えて田舎道や港なども歩いている時に、何か島民と温かなコミュニケイションが取れれば、さらに印象は深まり、その地域だけでなく、壱岐全体が思い出に取り込まれてゆくのではないか。



また、本気で観光を産業の中心に据えるのであれば、しま自慢観光カレッジの5コース▽観光ガイド▽地域コーディネーター▽農漁業体験インストラクター▽商品開発クリエーター▽観光リーダーを終えた人材や、実際に観光業で様々に経験を積んできた人たちらを加えるなどして独立した一つの課「観光課」が、行政にとっては大いに必要ではないか―とも話す。今号で全市議の紹介を終えるが、どの市議も産業の振興に観光、観光業の存在は欠かせない―と語っており、そのカレッジから、フレッシュな考えとビジョンを持ち、壱岐の観光、観光業について行動を起こせる人材が多く出てくることを望みたい。