2005年8月26日 第4258号
−主なニュース−
外科医師2人体制へ−山口大学第2外科・松村照男氏−
9月から壱岐市民病院
老朽化に伴う壱岐公立病院の移転新築により、郷ノ浦町東触桜川地区に整備され、本年5月にオープンした壱岐市民病院(中田和孝院長)の外科は、副委員長の長島正明医師のほか、医師の確保にめどが立っていなかった外科医師1人が決まった。同病院(旧病院含む)の外科には、議会の内容や医療ミスがあったとする一部報道などから、九州大学・第二外科からの医師の派遣が4月以降はなく、長嶋副院長のほか、残る1人の医師の手当てが難航していたが、このほど、山口大学医学部・第二外科、山陽市民病院の外科に勤務し、救急医療にも情熱を傾けたい―という松村照男氏(57)、来月1日から診療を始める予定で、同病院ではこれまで、市内の病院の協力を得るなどしながら、外科の患者の診察をしてきたが、これで整形外科などと同様に医師2人体制となる。
エリアを拡大し郷ノ浦、芦辺で放送−9月から勝本FM−
エフエム放送で壱岐を1つに―と、勝本町勝本浦、商工会管理施設から放送している勝本エフエムは9月から、郷ノ浦、芦辺両地区でもエリアを拡大して放送を開始することになった。郷ノ浦地区では7月1日から、芦辺地区では今月6日から、試験放送を行ってきたが、郷ノ浦は郷ノ浦アットマーク、芦辺はダイエーを中継送信所として、これまで通り76・4メガヘルツで放送、郷ノ浦、芦辺両地区は地区内の50%を、勝本地区は25%をカバーしているという。島外在住者はインターネットで聴取することができる。問い合わせなど詳しくは、同スタジオ(電話42―0309、Eメール=764@ikifm.jp、ホームページhttp://ikifm.jp)へ。
石田ジュニアクラブが準優勝−男女各24チームが出場−
第20回全九州小学バレーボール大会
全九州小学生バレーボール男女優勝大会in沖縄(九州バレーボール連盟、同小学生バレーボール連盟、FNS九州主催)が20日から3日間、那覇市民体育館で開かれ、本市から出場した石田ジュニアクラブ(山口武監督、12人)が見事、準優勝に輝いた。
新・市議に聞く?C
倉元強弘氏(72)
支持者の皆さんの力強い支援に心から感謝しており、二期目の責任の重さを痛感し、次代を担う人たちにバトンリレーする時、難儀をさせられる―などと言われぬよう、この4年間の任期を精一杯努めたい。およそ1年半前に合併して以来、この壱岐も少しずつではあるが、変化の兆しが感じられるが、合併前に協議会で決められた事項は守られるべき。特に旧四町が枠組みを超えて合併したことを象徴する、本市庁舎建設は、在任中に目鼻をつけたい。選挙期間中、地盤となる地域だけでなく、他の地域の有権者から、原の辻博物館(仮称)のことを多く尋ねられたが、必要はあろうかと思うものの、非常に厳しい現状にある市の財政の中で、その状況に応じたものを―と考える(県の埋蔵センターは別)。思い切った発想も必要とは思うが、市の規模に適応してバランスの取れた市政、島づくりが必要では。本市の振興は、これまで言われ続けているように、第一次産業の活性化、投資は欠かせないが、ここでもバランス感覚が鍵となる。どの議員も「島をよくしたい」と願いは一緒である。皆と力を合わせ、未来の人たちに悔を残さぬ壱岐づくりに尽力したい。
音嶋正吾(49)
今回、多くの有権者の支援により、初当選することができたことを感謝するとともに、市政に対しては襟を正し、自分自身も心を引き締めて、壱岐づくりに邁進したい。選挙期間中に各地域をまわり、市民の視線での政治の必要性がひしひしと感じられ、そのことが、議員としての活動の重点と考えている。旧町のしがらみを解いた公正公平な政策の実現に向けてチャレンジ続けたいし、弱肉強食ではなく、よりよい自治による明るく住みよい社会を実現できる市政を目標に、何事にも全力で取り組んでゆきたい。本市の財政は逼迫した状況にあり、住民が納得できるような施策の選択も必要で、市政への信頼の回復など、市長がリーダーシップを発揮して展開する諸施策について、地震をもって審議し、市政が先に進むように選ばれたものとして努め、合併してよかったと思える壱岐づくりを―と考えている。壱岐の発展に、第一次産業の振興は欠くことができない。観光業も原点に立ち返り「壱岐の島」自身をブランド化するような意気込みを持ちたい。壱岐に住み頑張る若者たちの自信創出事業も重要。とにかく危機感を持ち腹をくくってこの任期を努めあげたい。
12月末日まで休館に−天井吹き付け資材に白石綿−
改修工事で、石田町、松永記念館
石田町印通寺浦、松永記念館は、天井の資材に白石綿(クリソタイル)が使われていたとして、24日から休館、予定されている期間は12月末日までとなっている。同館は、明治から昭和にかけ、日本電力界の普及と振興に努め、産業経済発展の基礎を築いたといわれる松永安左エ門(本市出身)の生家跡に建設されたもので、昨年の来場者数は約4000人。本市でも、現在、各施設のアスベストの使用調査を実施しているが、今のところ資材にアスベストを使用している建物は見つかっていないという。
壱岐日韓ジョイントチャリティーライブ
「壱岐発Asian Bridge 42・195」主催の第1回日韓ジョイント・チャリティーライブが23日、郷ノ浦町片原、壱岐キリスト教会で開かれた。壱岐ロックバンド「kumaバンド」、韓国のアコーッスティックデュオ「ラブストーリー」の2グループが出演した同ライブには、約100人の市民が来場、kumaバンドが演奏するロックサウンドやラブストーリーの透き通るような歌声に鑑賞に訪れた市民らは、手拍子などしながら大いに楽しんだ。
ひとしずく
このほど発表された厚生労働省の人口動態統計=速報=によると、全国の市町村に提出される出生届に基づく今年1〜6月の死亡数は56万8,671人で、出生数は53万7,637人と、半年間で人口が3万1,043人減ったことが分かったという▼その統計によると、少子化には歯止めがかからず、インフルエンザ流行も影響したものとみられ、このまま続くと自然増加数(出生数から死亡数を引く)が初めて年ベースでマイナスになり、人口減少時代に入る可能性も―としていた▼本市でも、本年度版・市勢要覧の資料編で人口のコーナーを見ると、0〜4歳児の数は毎年確実に減って▽平成13年・1,552人▽同14年・1,531人▽15年・1,473人で少子化は着々と進行している▼平成14年の自然増加数は、旧町別で▽郷ノ浦・出生107人、死亡146人(マイナス39人)▽勝本・同48人、同104人(同56人)▽芦辺・66人、107人(41人)▽石田・47人、49人(2人)となり、合計すると出生268人、死亡406人、マイナス138人―でかなり深刻な状況となっていることがわかる▼先の市議選でも、少子高齢化をテーマの一つに上げる候補も多かったが、難しい課題でありもっと危機意識が必要なことは、理解できるが…である。
社説 「次代を担う若者たち」という言葉に
新学期が始まる9月まで約1週間、夏の自然のあらゆる生命が湧き立つような期間に、まだまだ豊かな自然が残っているとされるこの壱岐の島で、本市の次・その次の時代を担う若者たち、子どもたちは、大きく心揺さぶられ、心に残る様々な体験、感動をどれだけ味わったのだろうかと思う。一方、大人たちは、生活環境、自然環境の中で、自分を様々に発揮、表現しながら、成長してゆこうとする子どもたち、さらに、自分を巡る社会の中で、その位置や胸の奥にある自身を見つめながら、自分はどうしたいのかなどと考える若者たちの、可能性へのチャレンジの??芽?≠?摘むような行動を、意識的、無意識であれ、とっていないかどうかなど、いざ、社会全体が引き締まり、一年の結びに向かい動き出す前に、考えておきたいものである。
最近は、「次代を担う若者たち」という言葉に、期待感が高まっているように感じる。その期待感には、若者たちの無限とも思われる可能性、選択肢をせばめているように受け取れるニュアンスが、多分に含まれていよう。また、そうした思いを感じ取り、応えながらも自信を持って自分らしく暮らす中にも、社会には役立つ道があるはず―と、模索しながらも一歩一歩前向きに進もうと行動する若者たちも多い。本来、サポートしなければならない大人社会が、若者たちにマイナスイメージのレッテルを、目線を合わせようとせず、不安を覆い隠すように貼っている―と、思われる場合に出くわすことも多くある。それは、次代を担う若者たちを、自分たちが経験して描いた通りのストーリーの中で、「新たな」「異なる」といった事への不安が、漠然とでも感じることがないようにーというスタイルも見え隠れしている。自分たちがその時代には、その当時の大人たちの愛はもちろん、広さ、深さを求めていたのではないか。
県教委が佐世保で行った「心に響く人生の達人セミナー」で、長髪にバンダナ、リラックスした服装が定着したイメージの数学者・秋山仁さんが、集まった中高生に▽感動を求めよう▽大いに読書しよう▽自分探しの旅に出よう―などとメッセージを贈り、「でっかい志を立て、夢の実現に向かって一生懸命努力しよう。努力が報われる保証はどこにもないが、それでも努力するのが若者」と熱く語ったという。これは大人にも若者にも望まれる言葉で、この言葉の意志は、壱岐市づくりにも通じていよう。電力の鬼と言われた松永翁が訳したサミュエル・ウルマンの詩「青春」が思い出される。
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