2005年6月10日 第4243号 

−主なニュース−



梅雨入り前に現地調査−市内の災害危険か所327地点-


本市、壱岐署、消防署、郵便局


梅雨の長雨や大雨、台風などによる災害多発シーズンを目前にして、壱岐市、壱岐市消防署、壱岐警察署、県壱岐地方局、郵便局合同の「災害危険か所現地調査」が8日、市内4か所で行われた。調査地点は、▽郷ノ浦町、宇土地区急傾斜地▽芦辺町、諸吉地区民家裏▽同町、箱崎地区民家裏▽石田町、今井崎川砂防の四か所で、担当者から被害状況と今後の修復予定の説明を受けながら視察した。県壱岐地方局の4月1日現在のまとめによると、本島の災害危険か所は、▽地すべり=54▽土石流=54▽急傾斜(自然斜面)=132▽山腹崩壊=87の合計327か所となっている。今回の現地調査を踏まえて13日、同地方局で県災害対策壱岐地方連絡会議が開かれ、▽県の災害対策▽災害警戒・対策体制など災害多発期に備えた防災対策が協議される予定。



陸上1500メートルでV、壱岐高2年武田哲平くん−県内95校・12000人が出場−


30競技で熱戦、第57回県高校総体


県高校スポーツ最大の祭典、県高校総合体育大会が3日から10日まで8日間、諫早市など7市7町58会場で開かれた。今年で57回目の県高総体には、壱岐、壱岐商業の本市両校をはじめ、県内95校で、選ばれた選手約1万2000人が30競技に出場して、日ごろの練習の成果を発揮した熱い戦いが展開された。陸上競技では、壱岐2年の武田哲平くんが、男子1500?bで激しいデットヒートを征し、4分2秒76のタイムで優勝した。



オープンは7月1日=今夏の安全と盛況祈願=


石田町筒城浜海水浴場・海開き


本島の海のシーズンを告げる石田町、筒城浜海水浴場海開き「海鎮の儀」(壱岐市商工会、壱岐観光協会主催)が7日、筒城浜の公園管理センター横の同浜を見渡す場所で開かれた。海開きの神事には、壱岐警察署、壱岐消防署、海上保安部壱岐署など関係者約20人が出席して、今夏の盛況と安全を出席者全員で祈願した。



今年は良好の出来−メロンゆうパック初荷式−


壱岐特産のアムスメロンを全国に発送する「メロンゆうパック」の初荷式が6日、芦辺町、市農協・野菜集出荷場で、郵便局と市農協の関係者らが出席して開かれた。メロンゆうパックは、1箱3,500円から5,000円で5種類あり、1日から市内の農協やスーパーなどで注文受け付けが始まっており、昨年の発送総数は4,560箱で、今年は6日から3日間で既に3,000箱が出荷され、昨年を大きく上回る見込み。



ひとしずく


前回のこのコーナーに続いてサッカーのことで恐縮するが、4年に1度のプロスポーツ最大の大会、ワールドカップ=W杯=2006ドイツ大会(6月9日開催)の世界各地区で行われている予選を、我らが日本代表が8日夜、北朝鮮を2―0で敗り通過、本大会にトップで名乗りを上げた▼フランス、日本・韓国、そしてドイツと三大会連続での出場となる日本代表は、開催国のドイツで開かれる「コンフェデレーションカップ」で、今月16日にメキシコと対戦、19日・対ギリシャ、22日には、今回もW杯優勝候補筆頭のブラジルと対戦、現在の実力を試す▼特に、スター選手がズラリと並ぶブラジル、このW杯優勝のダークホースとも見られるギリシャとのゲームは注目され、前大会から1ランク上のベスト8を目指す日本にとって、ファンが、その位置を確かめられる試合となるものと、その展開が楽しみである。その後8月17日、W杯アジア予選B組で1位通過への目標を掲げ、日本でイランと対戦、勝ってまさにトップで―と思いが膨らむ▼8日夜は、本大会でも、Jリーグ初期の人気、実力アップに選手、クラブチームの監督としても大きく貢献したジーコ監督に、W杯本大会目標の達成を―と思いながら、中継にその思いを込めて応援していたが、無観客試合で会場に入れないサポーターたちの声援がテレビから聞こえ、選手たちの頑張り以上に感動した。



社説  −『旅』が意識される観光−


梅雨入り間近と思わせる蒸し暑い1日となった昨日9日、蒸し暑くてもよく晴れた青空が広がり、夜には少々北よりの空に、美しい三日月が優しげに穏やかな光を放っていて、真昼の太陽が照りつけた樹木や草花に、涼しさを誘って癒しているように見え、何ともその三日月が美しく感じられて、しばらく眺めていた。確かこの壱岐の島は、旅行雑誌のアンケートで人気の観光地にランク入りしていたように思うが、最近はどんな位置にランクされているのだろうか。島外に住む友人たちは、念仏のように「ウニとヤリイカを食べに行きたい」と電話で話し、その中から数人が来島、これに壱岐牛の焼肉をプラスして、「また来年もよろしく」などと言い残して帰ってゆく。一人だけそのプランにホタルと露天風呂から見上げる星空をプラスする友人がいる。彼は、壱岐の島の大ファンで、全国各地を旅して、その仕事先で、友人や先輩たちにPRしているようで、時々その話しを聞いた音楽家たちから「いつ頃が最高なのか」と電話が入る。言い古されている言葉であるが、観光振興にはまったくありがたい彼のようなファンを一人でも多く“育てる”必要がある。しかし、一人のファンを育てても、無に帰してしまうような言葉や思いを投げ掛け、心萎えるような状況を作ってしまうことも多いように、彼方から声が聞こえてくる。



今年は、あの大地震の影響もあり、風評被害もあるようだが、この島を体感できるメニューが、ボートからのヤマザクラ見物、磯遊び体験、シーカヤックで小島を巡るプログラムなど企画され、大いに楽しめるようになってきていると思うが、これに夜空の降るような星を見る企画など、梅雨が明けて夜空の天候が安定する頃から、オプションでどうかな?と、星空を見上げるたび、その友人の顔と一緒に思い出される。また別の友人たちは、「あの美しい星空の下で、神話や伝承されてきた昔話しなど、読み聞かせてくれたらいいのに」「季節の夜空のイベントをすれば」「一人でも旅の始まり、船など交通アクセス利用時から、ロマンティックな感覚を楽しみたい」などと話し、各地で様々に表現活動をしている友人は「島の呼吸が感じられ、味わえる場所の紹介、一緒に味わってくれるガイドのような人物の紹介もほしい」「もっと旅が意識できる観光メニューづくり、マニアックに対応できる体制が必要かも」と話していた。 「旅」が意識できる観光…自分も“旅人”として、心ゆくまでこの壱岐の島を―と思う。