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2011年6月26日号 第4666号 

6月27日号ー主なニュースー


○感動のワークショップー「パントマイム」と「能」の身体表現学ぶー
 ー文化ホール市民共有いこいスペースー


狂言

 郷ノ浦町、文化ホールの106号室=旧郷土館スペース=を利用して、毎月第4日曜日に開かれている「市民共有いこいスペース」で26日、パントマイクと能のワークショップが、幼児から高齢者まで市民約100人が参加して開かれた。


○社説 本物の力に触れるワークショップ

 身体表現に関する「パントマイム」と「能」によるワークショップが昨日、郷ノ浦町、文化ホールの旧郷土館スペースを利用して毎月第4日曜日に行われている・市民共有いこいスペースの主催で行われ、パントマイムと能の2コースに子どもから大人まで多くの市民が参加して開かれ、目の前で展開される講師2人の迫力ある演技に見入り、熱心な指導に心奪われたように真剣に学んでいた。
 セリフのないパントマイムでは、なじみがある壁を伝う動作や何かに突き当たる動作、ロープを使っているような動作はもちろん、すべてのパフォーマンスに、自分が普段どのように体を使っているか、また、どのように使うかのイメージを創り出し、そのイメージがはっきりとできている必要があると話し、参加者と一緒に、小さな動作から大人数によるストーリー性のある動作など紹介しながら、全身の日常ではあまり意識されていない当たり前の動きに対し、意識して動かすこと・表現することの大切さと快さが、受講者皆に伝えられた。
 ラスト約15分で演じられた講師・山本さくらさんの作品で、東北のブナの森が育む生命や季節が移ろう様を表現しているという「森の詩(うた)」は、次から次へと表現される森の季節、大樹が、森が、そして自然が、深く静かに見守る小さな生き物たちの営み、そうした生命の輝きを包み込むように降り注ぐ光の粒、水々しさ―と、イメージが次から次へと湧き、その映像が心に映るようにも感じられる素晴らしいパントマイムだった。
 能楽師・安田登さんが講師の能では、能の呼吸法により地の底から響いてくるような大きな声と長い年月を経て築き上げられた表現に、子どもから大人の参加者まで皆が圧倒され、安田さんが持ってきた能面の角度により変化する表情を教わったり、現代病ともいわれる肩こりの解消によいという動作、柔軟な身体づくりにつながるという動作についても学び、ここでも結果をイメージして行う動きの重要さが強く意識された。受講者から「日本の代表的文化なんだから、学校の授業にも取り入れるべき。能の呼吸法で声を腹の底から出す動作など、心身共に整えられ、現代っ子はもちろん、ストレスが大きい社会人にも効果がるように思う。本物の力はすごい」の声も聞かれた。
 こうした素晴らしいワークショップが、本市でも多く開かれるようにならないものかと参加者らと話した。例えば観光の商品として、そうしたワークショップを企画し、会場では地元市民も参加できるというのはどうだろうか。


○ひとしずく

1年で最も昼が長い二十四節気の1日、「夏至」が22日に過ぎた。昨日など台風5号の影響もあり、湿度が高く、雨が時折強く降る梅雨らしい天候となった▼ジメジメとした暑さが不快指数を上げ、ストレスを倍増させているように感じられたこともあり、気持ちをさっぱりと切り替えるために、近くのホテルの大浴場に出かけてみた。風呂には、父と息子たち3人が先客で入っており、その親子の楽しげなコミュニケイションが心地好く、ついつい長風呂をしてしまった▼上がってからの流れる汗の量に驚きながら、我が家で流した汗の倍はあろうビールを飲んでしまった。それにしても、そんな庶民的な楽しみすら、できずに避難生活を送っている人がいるかと思うと、復興支援のボランティア活動でがれきの撤去作業活動に連日取り組んでいる人たちも加え、1日も早くリラックスできる日をと、願わずにはいられない▼本市からの派遣などで支援事業に参加している人、また28日には、壱岐から応援隊が宮城県の東松島市に向け出発する。是非、頑張ってきてほしいと思う。既に被災地で活動し戻った市民らの話を聞くと、いまだに報道を超えるような驚くべき状況があちこちに展開されているというから、無事にその任務を終えて―とも思う▼壱岐・応援隊、派遣されている人たちにエールを。

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2011年6月21日号 第4665号 

6月21日号ー主なニュースー


○応戦を背に熱戦展開ー男子400メートルリレーで大会新「2」ー
 ー中体連陸上、相撲大会ー


中体連陸上
相撲


 市中学校体育連盟など主催の市中体連「陸上・相撲競技大会」が19日、陸上が郷ノ浦町、大谷グラウンド、相撲が芦辺中学校相撲場で開かれ選手たちは応援を背に熱戦を展開した。


○社説「くにの発展に教育への理解は欠かせない」

 自分で考え・意見をつくり討論の際は説明でき、民主主義社会に参加できる大人をつくる。試験より重要な経験を多く積み、社会に貢献でき、人と人の違いを認められる包容力のある人を育てる教育。
 高齢で退職したり子育てを終えるなどしてからも、生涯を通して学ぶ姿勢を持ち続け、地域や社会、世の中に何らかの形で貢献できる人づくりを目指した教育。国の発展に教育への理解は欠かせない。すべての国民が教育に参加できるように国が援助する。質の高い教育、人材育成は国の様々な改革や国勢の浮揚にとって重要。
 これは、勝本町出身の大野二三四さんが主宰しNPO法人化、代表理事の「ばさらの会」の総会で、懇親会を前にあったシンポジウムから、パネリストの在福の総領事ら3人が「母国の教育」をテーマに語ったもの。
 続いて大野代表理事が、「大きいことは小さいことの集まり」。根っこを育てる教育が、素晴らしい人、社会をつくることになる―などと語り、松尾新吾副代表理事が、企業の教育は、「そっ啄(そったく)」のタイミングが重要。学ぶ意欲のある社員を、社員が直接教育し、学ぶプロセスの中に評価を入れることが、やりがいや緊張感に通じ大切―などと話した。
 一流企業の人事畑を長く歩いた松尾副代表理事や大野代表理事のそうした話しを、壱岐の次代を担う高校生や本市出身の大学生、就職している若者たちに―と強く思いう。是非、実現に向け一歩を踏み出したい。

 前号の社説で引用し、読者から問い合わせのあった宮沢賢治の「農民芸術概論要綱」序論は次の通りで、高い精神性が意識され、表現者である「人」にとって重く大きな言葉である。
……われらはいっしょにこれから何を論ずるか……
おれたちはみな農民であるずいぶん忙しく仕事もつらい もっと明るく生き生きと生活する道を見つけたい われらの古い師父(しふ)たちの中にはそういう人も応々あった 近代社会の実証と求道(くどう)者たちの実験とわれらの直観の一致において論じたい 世界がぜんたい幸福(こうふく)にならないうちは個人の幸福はあり得ない 自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第(しだい)に進化する この方向は古い聖者の踏みまた教えた道ではないか 新たな時代は世界がひとつの意識になり生物となる方向にある 正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じていくことである
われらは世界のまことの幸福を索(たず)ねよう 求道すでに道である


○ひとしずく

取材中のイベントなどで「自分も仕事抜きで参加したい」と感じることがたびたびある▼例えば一支国博物館の体験メニューのひとつ天体観測会であったり、様々な講演会があげられる。特に今週末の26日、文化ホールの旧郷土館スペースで開かれるパントマイムと能のワークショップには心惹かれる▼午前10時半からのパントマイムは「パントマイムで遊ぶ」のテーマで、パントマイマー・山本さくらさんを講師に、様々な動きにチャレンジ、山本さんの演技が見られたりと、楽しみなプログラムになっている▼午後1時半からの能の部は、東京で寺子屋をしているという能楽師・安田登さんを講師に招き「能で学ぶ」と題して、心身ともにリラックスし、リフレッシュでき、姿勢も良くなるかも?、能の呼吸法についての講習が予定されている▼どちらの講習もとても楽しそうで、受講したくなるそれである。参加はどちらかでも両方でもよく、欲ばって両方を自分として受けたいと思う。人はもともと何かを表現し続けなくては生きて行けない存在なだけに、こうしたワークショップなどで、そのための手がかりや方法を学べるということは、参加する人たちにとって素晴らしいチャンスである▼案内には、自然のパワーあふれる壱岐の島で、どんなパワーが目覚めるの―とあったが…。

2011年6月16日号 第4664号 

6月16日号ー主なニュースー


○社説 「粒」と「グラウンド・ゼロ」「農民芸術概論綱要」序文

 郷ノ浦町文化協会のあじさい祭が先週末に開かれ、画家・濱英二氏の「創作自選展―東日本大震災復興への祈りを込めて―」が10日から3日間、文化ホールの大ホールホワイエで開かれ、「いのち・希望をテーマに創作しました。自選15点を展示発表します」などと書かれ、展示風景の写真を添えた案内をいただいたこともあり、初日に出かけた。
 そこで濱氏から「医薬の門」という専門誌の表紙を飾った作品で、昨年3月、アメリカ・ニューヨークで開かれた第32回アートエキスポに出品した「tsubu―γ (ツブ―ガンマツー)」について、「科学的な、人工的な構造物の中心、例えば原発の炉心といった最新の科学技術の枠を集めて創り出されたものが、たどり着くその地にあるものについて、人類、人間は事件、事故などでその流れについて考えさせられ、それは真に人間的なものに気づくいい機会となる。その機会はまさに種とも言うべき核心・『粒』であり、ツブシリーズを描いてきた」などとする話を聞いた。
 詩人で夫人の裕子さんも加わり、あの「グラウンド・ゼロ」=英語で爆心地を意味し、広島、長崎の爆心地などを表す。アメリカ同時多発テロ事件(2001年9月11日)の報道の過程で、テロの標的となったニューヨークの現場の様子が広島の爆心地・原爆ドーム付近を連想させると、アメリカのマスコミで使われ定着した言葉=が、今回の東日本大震災の被災地にも意識され、今春、東北で発生した未曾有の大災害を、人々が心の奥深くで共有する「グラウンド・ゼロ」として、これまでの人々の多様な在り方を、より人間的な方向で見直した新たなる出発点にしたいもの。それはまさに、表面的なものに流されず、見つめる世界の本質を、全力で描き出そうとする芸術家の本領を発揮する時―などと話が弾んだ。
 NHKの早朝の番組で、宗教学者・山折哲雄氏が、「雨ニモマケズ」=アメリカ・ワシントンの大聖堂で、東日本大震災の犠牲者らを悼む宗派を超えた復興への祈りが捧げられた後、英語で朗読された=を書いた宮沢賢治の「…われらはいっしょにこれから何を論ずるか…」と始まる「農民芸術概論綱要」序論を紹介、特に「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」の一節にこそ、「人」が目指すべき方向性はある―などと語っていたように思う。
 是非、読んでその精神に触れてほしい。力強く確信をもって語られる言葉の連続に、きっと何か受け取るものがあるはずである。


○ひとしずく

大好きな壱岐産・ラッキョウの塩漬けができあがった▼アジのたたきなどの刺身や冷や奴(やっこ)、そうめんの薬味、つまみとしても、毎日ありがたく食べている。甘酢に漬けるそれが好きな人は多いが、塩漬けのものはラッキョウの香りが強烈で何ともよい▼自分にとっては初夏のこの時季に欠かせない味わいで、様々な使い方があるうえ、殺菌効果や利尿、発汗、整腸作用があって昔から薬用食物として利用され、ビタミンB1の吸収を助け、疲労回復、スタミナアップ、血液サラサラ効果、心臓の負担を取り除く作用なども期待できるという▼壱岐周辺では、まだあまり獲れていないと聞いたカツオ。太平洋側では、10キロ超級という大型のものが大漁だそう。最近、島内でもよく聞かれるホトトギスの大きな鳴き声を耳にするたび、「目に青葉山時鳥(ほととぎす)初松魚(はつがつお)」の句が思い出され、薬味にそのラッキョウを使って食べると、一段とうまさがアップするカツオの刺身、たたきが脳裏をよぎる▼ラッキョウは5月下旬から6月中旬に収穫される。ラッキョウと言えば鳥取県(砂丘)産のものが有名ではあるが、比べても壱岐産のものは引けを取らず、なかなかの味である。この原稿を仕上げたら我が家へ急ぎ帰って―▼自分にとっても、まさにその効能が期待されている。

2011年6月10日号 第4663号 

6月10日号ー主なニュースー


○「被災者は明日を信じ諦めていない」ー東日本大震災派遣隊員らが活動を報告ー

災害支援報告会

 東日本大震災復興支援活動報告会が6日と7日、勝本町、かざはやと郷ノ浦町、文化ホールで開かれ、本年3月に派遣された市消防本部・岩本圭助士長ら4人が被災地での活動など紹介した。県防災航空隊派遣隊員の一員として活動した岩本士長は「現地の人は生きるために必死だった。今なお不明者もたくさんいる。もしもに備えて家族などと対策を話し合う機会を作ってほしい」、また、齊藤司令補は「我々が去る時、高齢の被災者が深々と頭を下げるのを見て涙が止まらなかった。1日も早い復興を祈りたい」と声を詰まらせた。
 中山さんは「玄海原発が30キロ圏内にあり壱岐の島全体から避難しなければならない可能性もある。今回の活動をフィードバックして壱岐での活動に繋げたい」、辻さんは「被災者は明日を信じて諦めていない。多くの笑顔を見るためにも壱岐から多数の参加を」と呼びかけた。


○社説 運転免許捨てますか!

 駐車禁止の標識のブルーの部分に「酒」の字が入り、そのマークの下に「運転免許、捨てますか!」のキャッチコピーが白ヌキの字で配されているポスターを見かけた。
 深夜に買い物に行くと、この人は間違いなく家で一杯やってきたな―と思えるような男性を見かけることがよくある。日中に飲み終わった缶ビールをポイと捨てて、車を走らせたドライバーもいた。カップ酒をぐーっとあおり運転した人を見かけ、あ然としているのを威圧するように、エンジンをふかしてどこかへ去っていく―など、こんな悪質なドライバーは、もうだいぶ減ったのでは。
 そのポスターは、今月から飲酒運転に対する行政処分が、これまで以上に強化されたことをアピールするもので、▽酒気帯び(0・25ミリグラム以上)の酒気帯び=免許取り消し、免許を取り消された場合の欠格期間・2年、違反点数25点▽0・25ミリグラム未満の酒気帯び=免許停止90日、違反点数13点▽酒酔い運転=免許取り消し、欠格期間・最長10年間、違反点数90点と強化され、今後、発生することなどないと思うが、ひき逃げ(救護と義務違反)についても大幅に引き上げられた。
 最近でも酒を飲んでハンドルを握る人は、そのほとんどが常習化しているはずで▽ほんの数100メートル位だから▽ちょっとそこまで▽まだ酔ってないから大丈夫▽自分は酒はいけるくち▽見つからないように▽事故さえ起こさなければ誰にも迷惑はかけていない―などといったことを、その理由に上げているという話をよく耳にする。酒を飲んで運転をするということ自体、犯罪行為であり、無謀な運転をする暴走族などと、何一つ変わらないことを知らなければならない。
 最近はその場まで運転してきても、宴が終わる頃に店主らに頼み、代行運転を呼んでもらう客、家族に迎えに来てもらっている人も多いし、人数が少なくても送迎している飲食店も増えてきていると聞く。できれば地元のタクシーを利用してもらいたい。飲酒運転で事故など起こせば、本人はよくても、家族や店主、一緒した人たちも非常な迷惑を被る。その結果、失職することにもなりかねない。そうなると―である。
 加えて、タバコの灰を外に落としたり火が着いたまま捨てる人。携帯電話を掛けながらの運転、食べた弁当のパッケージやあき缶を公園などの駐車場や目に付きにくい場所に放置するドライバーらも多い。”自分だけが良ければ”は通用しない。とにかくそうしたことで自分をおとしめてはならない。マナーアップも徹底してほしい。


○ひとしずく

折り紙や郷土料理づくり、貝細工や様々な体験メニューが人気の一支国博物館・ワークショップで、先日はフラワーアレンジメントの教室が開かれた▼郷ノ浦町で花店を経営する平田薫さんを講師に、ヒマワリやバラなど使った作品づくりにチャレンジ、子どもたちからは▽思ったより早く終ったけど難しかった▽自分としてはとってもよくできた▽完成品を見ているだけで心が軽くなる―などの感想が聞かれたそう▼一方、大人の参加者からは▽仕上がった作品を眺めていると心のもやもやが吹き飛んだ▽四季それぞれに開催を▽自分なりに花を集めて習ったことを活用したい▽今日の食卓がパァーっと明るくなりそう―の声も。その後のメニューとしては、来月3日午後2時から、七夕折り紙づくり(定員20人)が予定されている▼このほか、博物館では、今月18日から7月7日まで大きな笹をエントランスホールに飾り、願い事を書いた短冊を飾る・七夕まつり、昨年も好評だった天体観測が7月27日午後6時から、佐賀県立宇宙科学館の協力で開催の運びで、これは小中高校生と保護者を含む50人が定員。電話か博物館1階受け付けで申し込む▼今月18日には、午前10時からと午後2時からの2回、童話やアニメ映画の上映も予定されている。個人的にはこの企画の今後を、大いに期待している。

2011年6月6日号 第4662号 

6月6日号ー主なニュースー


○練習の成果を見事に披露ー壱岐文化協会・本年度春一まつりー

春一まつり

 壱岐文化協会主催の本年度の春一まつりが5日、郷ノ浦町、文化ホール大ホールで開かれ、舞踊や詩吟、大正琴、フラメンコ、フラダンス、ダンスの発表があった。


○社説 災害多発期に備えよう

 早いもので今年も6月・水無月に入って6日目で、今日6日は二十四節気の一つで、稲でいうもみ殻にあるとげのような部分の芒(のぎ)を持った植物の種をまく頃で、西日本では梅雨入りの頃とされる「芒種(ぼうしゅ)」。その通りに壱岐など北部九州地方も、遅ればせながら昨日5日に梅雨に入った。
 九州管区気象台が九州北部・山口の梅雨入りを発表した5日は、本市では島の活性化、交流人口の拡大をテーマに毎年開かれているスポーツイベント、壱岐サイクルフェスティバルが開催された。たしかに湿度が高く蒸し暑い1日ではあったが、雨に降られることもなく、夕方には美しい日没を見ることができた。が、今後1週間は、前線の影響で曇りや雨の日が多くなる見込みという。
 今年は、台風1号が先月中旬に鹿児島の下方を通り熱帯低気圧となったが、続いて台風2号も似たようなコースを通って、1、2号ともに大雨や暴風への警戒が望まれ、大震災の被災地方面への影響が心配されたが、東電・福島第1原発は別にして極端な事態は起きていないが、豪雨、長雨の影響も加わり、土砂災害が心配される。
 本市でもいよいよ、大雨や台風の襲来が心配される時期に入った。自然災害への備えと注意が訴えられる期間でもあり、市民としては、子どもたちの通学コースや通勤コース、我が家の畑や田んぼの周辺、野山など、身近な自然に気を配り、「ちょっと昨日と違う、いつもと違う」などと異状を感じるような際は、市役所や消防署などに連絡をするなどして、その異状に対応しておくことが望まれ、家庭や職場などでは、避難の方法や場所、連絡の取り方なども検討し決めておきたいものである。
 気温、湿度ともに高くなるこれからの時期は、食中毒の発生も心配される。今年は腸管出血性の食中毒が早くから発生している。食品を取り扱う業者はもちろん、一般市民、家庭でも▽手洗いの励行▽清潔・迅速・温度管理▽体力・気力の充実―など、徹底してその発生防止に努めたい。市民それぞれの安全への前向きな備えが、いざという時にその被害を最小限に食い止める力となる。とにかくいつも書いているように「備えあれば憂いなし」の言葉通りである。
 防災に関しては、日頃から「安全」について、家庭はもちろん、地域の集会や勤務先などでも話し合っておくことが必要であり、快適な生活環境づくりのためにも望まれていよう。自然災害だけでなく、交通災害や火災などについても同様である。このシーズンを明るく元気に過ごそう。



○ひとしずく

日刊紙に、憲法9条を守ろうと2004年に結成された「九条の会」の講演会が4日に東京で開かれ、作家の大江健三郎さんが講演し、福島第1原発の事故について「ごく普通の環境の中で子どもが放射能に殺されようとしている(原発に)はっきりノーと言う、平和をつくり出す決意を確かめよう」と呼び掛けた―とあった▼テレビニュースで先日、ドイツで決められたことが、原爆で2度被爆し、第5福竜丸事件(1954年)、今回のような事故が発生し、4度目の被爆を経験している日本が、なぜ脱原発の方向に舵を切れないのだろうか―という疑問を話している人がいた▼別の番組ではさらに、政治家は国民の忍耐、今回の大震災では特に、東北の人たちのそうした強い心、よく言われる粘り強さなどの徳を称えながら甘えている―とする声もあった。ストレートな言葉が次々と聞かれ、国の姿勢に憤る発言が多くあったように思う▼梅雨入りしてさっそく蒸し暑い気候となり、エアコンをつけたくなるような夜となった。これから真夏になるといったいどうなるのか。避難所暮らしの人々や一人暮らしの高齢者らが、「今夏最高の暑さ」などといった暑い日が続くと、「もう我慢しなくてもいいよ」と声をかける人がいない場合や「国難」という事態を経験している人たち、そうした世帯も気にかかる▼今夏が昨年のように”熱い夏”にならないことを―である。

2011年6月1日号 第4661号 

6月1日号ー主なニュースー


○東日本大震災義援金約2240万円にー5月26日現在、市集計分ー

 市は東日本大震災に伴う災害義援金が26日現在、2238万3674円になったと発表した。寄せられた義援金は日本赤十字社長崎県支部へ送金されている。


○激励会開き親睦、交流ー本年度は3人が新たに加入ー
 ー壱岐地区青年農業者連絡協議会ー


青年農業者協議会

 壱岐地区青年農業者連絡協議会(安岡宏記会長)の本年度総会が27日、市家畜市場会議室で開かれ、任期満了に伴う役員改選で新会長に副会長の芦辺町、川上洋平氏が就いた。
 同協議会は市内の19歳から30歳までの青年農業者の連絡協調を図り、地区農業の発展と経営や生活の改善を図ることを目的に活動を行い、本年度は3人が新たに加入、会員は49人となった。本年度も青年交流会や研修会、JAフェスタへの参加などの事業を予定している。



○社説 6月は「環境月間」

 菅直人首相の「自然エネルギーの発電割合を2020年代早期に2割に引き上げる」とする、フランスであった先進国サミットでの発言が、またぞろ物議を醸していたが、ドイツのエネルギー政策が、東電・福島第1原発事故を受け大転換することになり、遅くとも「2022年まで」を目指して、原子力発電から脱却する方向に進むことになったという。
 ドイツの国民は、25年まえのチェルノブイリ原発事故のこともあり、原発への警戒心が強く、世論調査では6割が全原発の早期廃炉を求めているというのだからよほどである。が、脱原発に向けた財源や大幅な電気料金上昇の壁もあり、産業界は電力需給のひっぱくと電気料金の大幅値上げを懸念し、その道程は容易ではないが、「もう原発へは後戻りできない。クリーンエネルギー産業で生き残るしかない」などとする声が、徐々に高まっているという。
 日本政府の東日本大震災「復興構想会議」は、福島第1原発の事故を受け、福島県をはじめ東北地方を太陽光など再生可能なエネルギーの拠点とする方向性で基本的に一致―などと日刊紙で報道されていた。その事故は、台風から温帯低気圧に変わったものの、大雨や強風とその影響による被害が心配されており、これからの豪雨や台風など自然災害多発シーズンへの対応、対策は「いったい」と非常に気になる。思わぬ時季に台風がやってきた背景には、南米ペルー沖の赤道付近の海水温が低くなり、異常気象をもたらすというラニーニャ現象が影響しているとされるだけに、今後の台風発生が心配され、避難生活を送られている人たちの不安はどれ程のものかと思うと胸が痛む。
 従来の大量消費、使い捨て型の社会に対し、持続可能な循環型の社会づくりへの移行が、「地球環境と共に生きる」などとしたエコロジーへの意識の変化と伴に、少しずつではあるが市(国)民に起き始めた「今」の東日本大震災である。「遠く離れた壱岐からは、想像もできない災害であり、メディアも本当の事を報道していないし、政治家は何を見て何をしているのか理解できない」とボランティアに行った友人が話していた。
 国民一人ひとりが主役の国づくりであったり、限りある地球の資源を貪るのではなく、「生命の未来」「世代をつなぐ未来」といった理想を掲げ、新たな社会づくりに向かう人々の動きが始まったように、被災した方々の笑顔を報道で見聞きし、人々の善意を知るたびに観じる。
 今月は「環境月間」である。


○ひとしずく

釣友に「今夕はどうしますか?」と聞かれ、「今日はダメ」とも言えずに、ついつい「たぶん来ると思う」と返事した手前、少々懐かしいCMのキャッチコピーではないが、”5時から男”の本領を発揮して、釣友が待つ磯へ出かけた▼大好きなはずの釣りなのになぜ?と思われる向きもあろうが、実は最近、道具をしっかりと手入れし直し、ライフジャケットなどのウエアは洗濯をして納戸のようになっている部屋にかたづけていたので、「たぶん」となったのである▼行ってみると、前日のシケの影響でウネリが残っていて、最も釣れるであろう陽が沈むころには満潮が近づくこともあり、小さな不安が頭をよぎったものの、釣友が集中して釣りをする姿に、そんな思いは吹き飛ばされ、急いでマキエをつくり、仕掛けづくりを終えて美しい夕日がとてもまぶしい海へ久しぶりの第1投▼期待を背負った小さなウキは、沖へ流れると案の定、強い逆光で見えなくなり、しばらく流していると、リールから糸が走り出し、手の平サイズのクロが釣れ、しばらく時間が経過し午後7時過ぎから足の裏サイズのクロが当たり始め、ラストに強力な引きで2匹が楽しませてくれ、納竿▼今の時季のクロを「梅雨グロ」などと呼び、「今が旨い」という人もいる。釣友から塩焼きは旨味がたっぷりの素晴らしい味―との連絡があった。

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