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2011年4月26日号 第4654号 

4月26日号 ―主なニュース―


○市民多くの善意に感謝―文化ホールで大震災復興支援公演―

チャリティ公演

 市内のカラオケや舞踊、和太鼓、ダンスなど、愛好者の団体から有志10人により結成された「Heart to Heart IKI」主催の東日本復興支援公演「がんばろう!日本~壱岐からの応援~」が24日、郷ノ浦町、文化ホール大ホールで開かれた。43万7999円の善意が寄せられた。


○古式ゆかしく田植え―石田で献穀田お田植え祭―

田植え

 県神社庁壱岐支部(支部長・村田徹郎白沙八幡神社宮司)の献穀田お田植祭が24日、石田町石田東触、志自岐神社氏子、安川正一さんの斎田(約6アール)で行われた。


○日本最古の土器、元寇の遺物など―22日から一支国博物館で開催中―
 「教科書に載った長崎の歴史展」


博物館

 一支国博物館の第5回特別企画展「教科書に載った長崎の歴史展」が22日から1階テーマ展示室で始まった。
 同展では小中学校、高校の教科書に掲載されている本県の歴史に焦点を当て(1)日本最古の土器「豆粒文(とうりゅうもん)土器」(国指定重要文化財)(2)元寇(文永の役・弘安の役)(3)島原の乱(島原・天草一揆)(4)長崎出島の4つの時代の歴史遺産を展示。さらにキリシタン文化の残る島原半島の吉利支丹墓碑などに関する教科書に載らない遺物も展示される。展示品数は54点。


○社説 安全で快適な交通社会を目指そう

 平成23年度がスタートしてサクラの時季も過ぎ、郷ノ浦町の弁天崎公園をはじめ、各地のフジ棚では、淡く青色がかったような紫色のフジ色の花が咲き始め花房を下げ、辺りに独特の甘い香りを漂わせているが、この春の定期異動で新たな陣容となった市・県の職員ら公務員や教職員、事業所など、その新たなスタイルにも新旧皆が馴れ、歯車もかみ合って本年度の事業や計画に着手し、そろそろ加速のためギアを上げる頃ではないか。
 例年、新年度というと、新入学(園)の子どもたちに合わせるように、春の交通安全運動が全国で一斉に展開されるが、今年は統一地方選挙の年だったこともあり、およそ1カ月遅れて来月11日から20日までの10日間実施されることになり、「行けるかな 渡れそうでも 待つ勇気」のスローガンのもと、本市でも新入学(園)の子どもたちの安全を第一に、交通事故がない安全で住みよい交通社会づくりを目指し、今年度第1回目の交通安全運動として行われる。
 今年の交通安全年間スローガンは▼運転者(同乗者を含む)向け・ぼくはここチャイルドシートが指定席▼歩行者・自転車利用者向け・行けるかな渡れそうでも待つ勇気▼子ども向け・星キラリ自転車ピカリ帰り道―で、これに加えるように本県の「守ろう交通ルール高めよう交通マナー」があり、市民総参加による取り組みとして、島の交通環境のレベルアップを図りながら、交通事故ゼロを目指したい。
 壱岐署管内の今年の交通事故発生件数は 3月末現在、物損13件、人傷11件の合計84件で、人傷事故の傷者は14人で死亡事故も1件(死者1人)発生しており、昨年同期に比べ減少傾向にあるが、事故が起きると、事故を起こした側、事故にあった側、それぞれに家族や知人ら関係者を巻き込みながら、様々に厳しい現実が突きつけられる。もし、これに飲酒運転が絡んでくると、さらに社会的な面からも、ドライバー、社会人としてより一層厳しい事態が、酒からさめたそれぞれに降りかかる。
 交通安全運動は季節ごとに行われているが、この春の交通安全運動は(1)子どもと高齢者の事故防止(2)飲酒運転の根絶(3)全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底(4)自転車の安全利用の推進―の4項目を重点に実施されるが、壱岐署は「全席シートベルト着用モデル事業所」の認定を行ったように、この徹底により安全は1ランクアップする。
 市民は皆、交通社会のメンバーである。快適な島づくりを目標に、日々、交通安全に取り組みたい。


○ひとしずく

最近は西風が強い日が多く、竿を振る回数が減っているものの、夕陽やミサゴの巣を見に行ったりしながら、海の様子を眺めてリラックスしている▼もう1週間くらい前になろうか、渡良半島の牧崎に海を見に行った時、それは驚くべきシーンを目の当たりにした。雑誌では見たことはあるが、実際にこんな釣り人がいるのか―と驚いた▼たぶん「あそこの瀬まで泳いで渡れば釣れる」の思いから泳いでいたのだろう。ルアーでスズキなど狙う”ルアーマン”で、瀬づたいに30メートル程泳いで目標の瀬に上がり釣り始めた▼自分の安全に関しては、十分に配慮してのこととは思うが、そんな釣り人を見ると心配の方が先に立つ。普通に磯や防波堤で釣りをしている人を見ると、ライフジャケットや専用の長ぐつなど、安全対策が甘い釣り人も多く、特にこれから気候がよくなってくると増えてくるように思う▼釣り仲間が以前、大波をかぶり転倒したものの、海中に落ちずに命拾いをしたが、シケの海に落ちた釣り人を助けるのは難しい。防波堤でも同様で、助けに飛び込んだ人が厳しい状況に―のニュースを、これからマリンレジャーが盛んな時期に入るとたびたび耳にする▼安全対策は自分のためにするものではあるが、一緒に釣りをする仲間や家族、家で待つ人々のためにも万全でありたい。

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2011年4月21日号 第4653号 

4月21日号 ―主なニュース―


○29日にオープンセレモニー―経過報告やテープカットなど―
―ベイサイドプレイス内、壱岐市福岡事務所―


福岡事務所

 本市福岡事務所が29日、福岡市、ベイサイドプレイス博多内、乗船券売り場前にオープン、テープカットなどのある開所式が午前10時から、同福岡事務所前で催される。
 同福岡事務所(IKI IKI情報プラザ)=写真=は、福岡都市圏での情報発信を強化し、交流人口の拡大に努めることを主な目的に、市商工観光課・米倉勇次課長が所長を兼務、同課の出口威智郎さんが所長代理として常勤し、臨時職員2人が配置されることになっている。


○絵付け・手びねり・ロクロなど―設備を活用して陶芸教室も―
 ―郷ノ浦町、通所授産施設・壱岐国の里―


壱岐國の里

 郷ノ浦湾を一望する位置にある郷ノ浦町郷ノ浦、身体障害者通所授産施設・壱岐國の里では、施設の陶芸設備を活用して陶芸教室を開いている。
 申し込み問い合わせなど詳しくは陶芸教室担当・小畑さん(電話0920―48―0080、FAX0920―48―0081)へ。


○岩ガキ3年物、食べごろです―郷ノ浦町漁協が1ロキ1000円で直売開始―

カキ

 郷ノ浦町漁協は23日から6月12日までの毎週土曜日と日曜日、同漁協セリ場横の定置部事務所前で、「岩牡蠣祭り」を開催する。
 岩牡蠣祭りは、定置部事務所前にテントを設置し1キロ千円で販売する。その場で焼いて食べることもできる(有料)。時間は午前11時から午後2時まで。岩ガキはそのままでも美味しいが、レモンやポン酢を落とすとさらに芳醇な味を楽しめる。





○社説 「みどりの月間」(4月15日~5月14日)に

 春から初夏へと移り行く季節を追いかけるように、瀬戸~勝本~芦辺~石田~郷ノ浦と、壱岐島内の5浦を巡り開かれる伝統の「春の市」が17日の瀬戸市から始まった。週末、祝日に開催されてゴールデンウイーク最終日の郷ノ浦八日市の頃には、壱岐の野山の彩りも若葉から青葉に草木が育つ緑萌える季節となる。
 今月29日の国民の祝日は、「昭和天皇は植物に造詣が深く、自然をこよなく愛したことから『緑』にちなんだ名がふさわしい」などとして「みどりの日」とされていたが、法の改正により2007年から、この祝日は「昭和の日」となり、それまでの「みどりの日」は5月4日に移り、この年から、4月15日から5月14日までの1カ月間を「みどりの月間」として、各地で様々な関連イベントが行われる。
 「森林をはじめとした『緑』は、あらゆる生命の源であり、私たちの生活・文化・環境などに多くの面で限りない恩恵を与え続けている。身近な『緑』を大切にし、日本や地球の『緑』を守り育てる」などと、地球規模の環境問題と連動して緑化運動が推進されているが、本市でも郷ノ浦、勝本、芦辺、石田各地区の児童による緑の少年団がその月間にちなみ、植樹活動を展開している。
 もうずい分以前、知人を壱岐観光の代表的スポット「猿岩」を案内した際、猿岩の反対側にあって展望所が設けられており、ちょうど椀を伏せたような形で、シイの木のような広葉樹が生い茂った丘を見て、その広葉樹の林に感激してしばらく見入っていた姿を、壱岐の島の「緑」について考えるたび、その様子が懐かしく思い出され、島の昔ながらの広葉樹林の大切が意識され、この1面にもある「生命・自然・人は一体です」などとする本紙のアピールも浮かんでくる。
 生きものはすべて共存・共生し合う関係にあり、互恵し合う存在であるはずで、大いなる「生命の和、環(わ)」に根差している”もの”であるが、現状は、自然の驚異に対して、その力が”仮”の設定をはるかにオーバーしている事態が発生した場合、人は「想定外」という言葉を使うほかはない状況にあることが、今回の大震災からもよくわかる。そもそも自然の力に対する仮の設定など有り得ないことも同様にはっきりとわかった。これは自分だけかもしれないが、多くの人たちが実感したものとも思う。
 今この瞬間も、人々の優先される利益、利便性のためにと、地球上から次の世代に残すべき多くの「緑が」消えている。人はよくよく考え行動しなければならない。


○ひとしずく

東京電力・福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故による風評被害が農作物、海産物などに出ていることがよくニュースで取り上げられているが、先日は被災者に対する差別が、避難先などで起きている―との報道があった▼東京の電力を賄うための施設で、東京電力などの説明ではまったく安全なはずの原発の事故。それも大震災による被害の上に、さらに風評被害や差別などで苦しまなければならないのか。原発はどうして大都市圏ではだめなのか。よく考えてわかるように説明して―との声が報道されていた▼大都市圏につくれないものは、田舎にも建てられないこと。今回の事故で原発の難しさと自然の力の大きさが際立ったようにも感じる。完全に安全な原発などない上、事故現場の第1線で国の今後を左右するような厳しい作業をしている人々への配慮のなさも見えてきた▼東京電力の今後も担う彼らの環境を改善しないのはなぜなのか。どんな理由があろうと、下請け、孫請けだろうと、彼らの必死の作業に頼らなければならないのは明らかな事実である。とにかくできるだけ早い改善が望まれている▼被災者の支援について、被災地に入り被災者や遺族の話しを聞いた大学教授が、「彼らに寄り添い悲しみを共有してあげることが大切」としていた。「添う」こと―深く深く考えさせられる。

2011年4月15日号 第4652号 

4月15日号 ―主なニュース―


○オス1頭、メス2頭が仲間入り―和歌山県太地漁協から購入―
 ―本市の代表的観光施設・イルカパーク―


イルカ搬入

 ゴールデンウイークなど本格的観光シーズンを前に、本市観光の代表的施設の一つ、勝本町、イルカパークに14日午前、3頭のイルカが仲間入りした。
 3頭はいずれもバンドウイルカでオスが1頭(280センチ・267キロ)、メスが2頭(275センチ・232キロ、268センチ・222キロ)。市が和歌山県太地漁協から購入した。前日13日午後4時半に同漁協を出発し、トラックで陸路、海路合わせて約900キロの道のりを旅してきた。


○社説 行楽シーズン

 本島のサクラのシーズンもピークを越えたように思うが、近くの盈科小学校や合同庁舎、県壱岐振興局、弁天崎のサクラも素晴らしかった。湾内の岸辺や山の斜面などポツリ、ポツリと咲くヤマザクラも美しいが、野山の緑も日増しに色合いを深め、そろそろ初夏の陽気を意識する日も多くなってくるはず。
 島に初夏の訪れを告げる風物詩、春の市がこの週末17日(日)の瀬戸市からスタートし、春爛漫の陽気と休日が重なると、その会場や島内各地の公園には、家族連れなど多くの人出があり、子どもたちの遊ぶ姿や歓声、周囲の自然の豊かさはもちろん、花壇に植えられた花や自生しごく小さな花をつけたものなど、訪れた人々の笑顔、心和むシーンに、行楽シーズンがやってきていることを、毎年実感させられる。
 そのシーズンは、今月29日の「昭和の日」から30日と5月1日の週末までの3連休、3日・「憲法記念日」、4日・「みどりの日」、「こどもの日」の5日までの後半3連休、中日にあたる2日と6日に休暇を取って10連休にする人たちもあるという今年のゴールデンウイークにも重なり、この期間がそのシーズンのピークとなる。この期間を利用して帰省する人、家族や友人らと旅行を計画している人、今年は大震災の被災地にボランティアに行く人もあると聞く。
 「初夏」とは旧暦の4月(卯月)の異称で、今年は新暦の5月6日、季節が夏へ移り変わる頃とされる二十四節気の一つ「立夏」からスタートする。この頃になると、マリンレジャーが壱岐でも活発になり、本島の沖磯では、産卵のために浅場に回遊してくるクロダイ=チヌ=を狙って、島外から多くの釣り客らがやって来る。皆、大物、数釣りへの期待を胸に竿を振っている。
 この時期の島内の釣り場では、熱さからかライフジャケットを着用せずに釣りをしている大人、子どもたちを見かけるようになる。海に落ちた際の救命対策だけではなく、転倒した際にはクッション代りにもなるし、安全対策の一環としてライフジャケットは必ず着用してもらいたい。釣り場でケガなどすると周囲の人たちにも迷惑がかかる上、せっかくの趣味、時間が台無しになるのだから、海で安全に楽しく過ごすために、安全対策を万全にしてほしい。
 本島には自分のプレジャーボートで釣りに行く人も多い。ライフジャケットなど安全対策に加え、ゴミや空き缶の海へのポイ捨てなどせず、環境美化への心掛けも忘れずに楽しんでもらいたい。これは陸上でも同様である。


○ひとしずく

東日本大震災の被災者支援の輪が、本市でも様々な形で広がっている。「とにかく自分たちのできることをしよう」と、皆一生懸命である▼先日、評論家が「目に見えるものを頼りに利便性の追求に明け暮れ、その粋を集めた最先端の施設、人口の物は、大震災という自然の力に打ち砕かれ、草1本すら生み出すことができない人間は今、目に見えないものに怯え、目に見えないものの重要さに気づき始めている」などと話していたが、まったく同感である▼それは別にしても、この大震災では、手を取り合おうとする心のつながりや絆、添うことの温もり、皆で支え合おうとする思いなどに対し、がれきの山と化した人工物と、人という存在の両極が目の前に展開しているように見える。必ずや新たな社会のシステムというかスタイルのようなものが生まれるものと思うし、そうあってほしい▼例えば廃棄しなくてはならない程ではなく、必要なものを必要なだけ、極端ではなくちょうどよい―などといった、過不足なく偏りのない「中庸」の精神というような大きな方向性が、様々な局面で必要とされてくるのではないかとも思う▼まだ大きな余震が続いている。壱岐をはじめ、国内はもとより海外からも、多くの真心が届けられている。1日でも早く安心できる生活をと、祈らずにはいられない。

2011年4月11日号 第4651号 

4月11日号 ―主なニュース―


○山本けいすけ候補が初当選―3選ならず山口壮三候補―

県議選

 任期満了に伴う県議会議員一般選挙の投開票が10日に行われ、現職と新人の一騎打ちとなった本市選挙区では、新人の山本けいすけ候補(35)が9494票を獲得。現職の山口壮三候補(70)に1899票の差をつけ初当選を果たした。
当 9、494 山本けいすけ(35)無新
 7、595 山口 壮三 (70)無現


○グランプリに松本さん(福岡)―第2回夜神楽フォトコンテスト―

フォトコンテスト

 壱岐観光協会主催の第2回壱岐夜神楽フォトコンテストの審査結果がこのほど発表され、グランプリに福岡市、松本健二さん(36)の写真が選ばれた=写真=。


○ガイドブック「神々の島、壱岐の神社を訪ねて」刊行
 ―島内の150社を巡った田村睦さん―

 
田村氏

 神社庁に登録されている市内4地区の神社150社など歩き、各神社への行き方や祭神、祭典、神々の簡単な紹介など盛り込まれたガイドブック「神々の島、壱岐の神社を訪ねて」(B5版、112ページ)がこのほど刊行された。


○社説 ”心ひとつ”に 県議選終わる

 県内統一地方選挙の第1ラウンドとしての県議選は1日に告示されて以来、9日間にわたる激しい選挙戦が展開され、昨日10日に投票が行われ、有権者の審判が下った。
 定数が1人の本選挙区では、その1議席を巡り告示以来、3選を目指す現職の山口壮三氏と新人の山本けいすけ氏が、一騎打ちとなるし烈な選挙戦をくり広げた結果、新人の山本候補が大きく差をつけて初当選を果たした。まずは、当選した山本氏の若い力と行動力、情熱を大いに発揮しての壱岐市づくり、県勢の振興への活躍、尽力に期待をし、祝意を表したい。
 今回の県議選は、国、県、各市町の財政がひっ迫する中で、低迷により格差が広がる経済への対策、雇用対策、産業の育成、観光商工業の振興、農・漁業の推進、人口、教育対策、原発問題への対応などの多様な問題、課題に対し、活性を高めるためのより具体的な政策やビジョンを、有権者にどれだけ丁寧にわかりやすく示せるか―などが注目されていたように思うが、山本氏の当選は、新たな情報通信網の整備などにより、新しい時代に突入した本市の現状と、この4年間で地道に築き上げてきた実績と経験、何より周囲を固めた応援者の力が、合致した結果であろうし、有権者9、494人が、山本氏の熱い想いに応えた賜物でもある。
 東日本大震災の発生に伴い、様々なジャンルで物流が悪化し、自粛ムードが広がり、すでにあちこちの観光地でキャンセルが相次ぎ、農水産物の販売額などが減り、工業の生産高も減少する中で、今後、そうした波が、ここ壱岐の島に押し寄せてくることも考えられ、不安感がより高まるような状況にあり、新たな時代を迎えた本市は、市民が力を合わせ智恵を出し合い結集して、社会の不透明さや政治、経済などへの閉塞感に対し、新たな壱岐、壱岐づくりへの希望を、そうした不安感などを払しょくする力とし、厳しい局面を乗り越えて行かなければならない状況下での、山本氏の当選でもある。その肩に掛かる期待は重い。
 前号にも記したが、これからの壱岐づくりにとって、応援、投票しなかったからなどと、批判的になったり何か負荷をかけたりしている余裕も猶予もない。現状をよく見つめて何が必要で、何をすべきかなど、大地震の対応にも似て力を合わせ一丸となり、市民皆で本市(県)勢の振興という共有する願いに向かい、今回の県議選の結果を踏み越え、1歩1歩前向きにその歩を進めたい。
 有権者=市民=1人ひとりがその主役である。心ひとつに頑張ろう。


○ひとしずく

出雲や奈良、大和、熊野、伊勢、京都などの神社を巡るうち、壱岐島内の神社庁に登録された神社などを2009年の秋から年末にかけ、東京と壱岐を往復して詣でた田村睦さんが、巡った神社などについてガイドブックにまとめこのほど刊行した▼昨年の元旦号でその際の様子や感想など、インタビュー記事として掲載しており、「神々の島、壱岐の神社を訪ねて」のタイトルで、その時の150社と気になる神社4社などが収められ、各町ごとに地図と案内で各神社のおおよその位置、祭神、例祭の日、7社、17社など島内神社巡りのいろいろも紹介されている▼「昔むかし私はここにいたかも」―ひょんなことから始めた神社巡り、とうとう壱岐の島までやって来て、なぜか壱岐に住むことになってしまいました。これは何かの巡り合わせ?いやいや壱岐の神々に呼ばれてきたのです。でもなぜ―と書き始められ、壱岐に来た理由にも触れられている「おわりに」▼田村さんは「この本で、忘れられたように身近にある神社を思い出すというか、その存在を再認識してほしい」「神社も壱岐の文化、文化遺産です。この本を参考に”お気に入り”の神社を見つけてもらえればうれしいし、壱岐の神々に感謝ですね」などと話した▼大変な労作である。是非、手に取ってほしい1冊である。

2011年4月6日号 第4650号 

4月6日号 ―主なニュース―


○2候補が精力的に支持訴える―10日に投開票、必ず投票を―
 ―県議会議員・一般選挙―


山本けいすけ 山口壮三

県議会議員一般選挙が1日に告示され、山本啓介氏(35)=無新=と山口壮三氏(70)=無現=の2人が立候補。本市選挙区の議席1を巡って市内各所で10日の投票日を目指した選挙運動が行われている。


○開校宣言、校旗授与など―本市中学教育、各校の歴史スタート―
―新4中学校で一斉に開校式―


開校式

 中学校統廃合に伴い、新4中学校の開校式が6日、各校で開かれ、生徒、保護者ら関係者が新中学校の門出を祝った。



○社説 いよいよ大詰め 10日投・開票の県議選

 統一地方選挙による県議会議員選挙が1日に告示され、本市選挙区でも1議席を巡り、新人の山本けいすけ氏(35)=無所属=と3選を目指す現職の山口壮三氏(70)=無所属=2候補による一騎打ちとなり、10日の投票日に向けてし烈な選挙戦が展開されているが、大震災発生による申し合わせで、少々静かな選挙戦も、いよいよ大詰めである。
 今回の県議選は、県、市町の財政がひっ迫する中、各候補が有権者、県民に対し、原発の安全性を含めた防災問題(本市では一部が佐賀県玄海町、玄海原発の30キロ圏内に入る)、低迷し一層格差が広がる経済、雇用対策、産業の育成、観光商工業の振興、農漁業の推進、人口、教育対策などの様々な問題に対し、活性を高めるより具体的な政策やビジョンを、どれだけ示せるかなど注目されようし、本市選挙区の山本、山口両候補にも求められている。
 山本、山口両候補の立候補は、多くの有権者がほぼ予想した通りで、掲示板の選挙ポスターや宣伝カーによるアピール、運動員たちの熱い活動は、両陣営の県政への思いそのものであろうが、有権者は街頭での訴えや市内各戸に配布されるそれぞれの主張など載せた選挙広報、本紙など島内紙や日刊紙の報道、送られてくるはがきなどの情報を、再チェックして10日の投票に臨んでほしい。
 市となり8年目の壱岐は、市として一つにまとまり、各種産業から団体、個人に到るまで、住みよい壱岐づくり、発展を目指すというスタイルを共有していることを再確認し、中学校の4校化、光ケーブル網の整備による新たな情報通信のスタート、市ケーブルテレビ開局などで、これまで以上に、議会はもちろん行政の有り様までもが、より日常的に共有できるようになろうとしており、いわば壱岐としてのグローバル化が始まったばかりの重要な時期である。
 その現状の中で県議会に対し、本市の代表を選出する選挙である。選挙後に、応援、投票をした、しなかったからなどと、批判的になったりしている余裕も猶予もない。今、大震災の復旧と復興に向け、国をあげて叫ばれているのと同じように、力を合わせて一丸となり、壱岐づくり―県、国づくりに、市(県)民として、主役としての役割を果たすべく覚悟を決め、それぞれの場で行動することが望まれてもいよう。
 パワーの偏向につながるような意識、様々な情実などに流されることなく、市民としての良心を発揮し、重要な時代にさしかかっている壱岐にとっても貴重な1票を無駄にせぬよう、その1票を投じたい。


○ひとしずく

壱岐の島に初夏の訪れを告げる島内5浦を巡る「春の市」の日程などを周知するための広告が本紙の1日号に掲載された▼この広告が出ると、例年ならば春爛漫という言葉が似合う気候なのだが、今年は吹く風が少し冷たいように感じられる日が多いように思う。海水温がまだ低いのか、天気予報を見ると、県内各地の最高気温に比べ、壱岐のそれは、少少低いことがほとんど▼しかし、日差しが強くなっており、ここ数日のうちに壱岐のヤマザクラはもちろん、あちこちに植えられたソメイヨシノも一日一日咲くスピードをあげて見頃となろう。昨日は満開に近いところもあり、郷ノ浦町の弁天崎公園や大谷公園では、子どもたちが保護者らと弁当を広げる光景が見られた▼4面に掲載している半城湾奥の畑では、今年も色鮮やかなチューリップ、ナノハナが咲き、その周囲をサクラが囲む見事な風景をつくっており、車を降りてベンチのように置かれた太い丸太に腰掛けて、暖かな日差しと心地好い春風、そして風情を楽しむ市民の姿もあった▼ここ数年、遊覧船から愛でるサクラが人気の、半城湾の岸辺のサクラもいよいよといった感があるが、東日本大震災のことを思うと心が痛むのと同時に、生かされて今この時季の輝きにふれられる喜びを、ただただ島の自然と大いなる生命のリズムに感謝するばかりである。

2011年4月1日号 第4649号 

4月1日号 ―主なニュース―


○燃油価格変動調整金上乗せへ―5月から博多~壱岐で80円、九州郵船(株)―

航対協

市航路対策協議会(会長・白川博一市長)が29日、市役所で開かれ、九州郵船(株)の竹永健二郎社長が5月から7月の3か月間、運賃に燃料油価格変動調整金(バンカーサーチャージ)を上乗せする考えを示した。
 今回上乗せする同調整金は博多―壱岐間で80円、唐津―壱岐間で30円、厳原―壱岐間で70円など全8航路。最も金額が大きいのは博多―比田勝間の220円。


○ケーブルテレビ施設が開局―自主放送を開始、壱岐ビジョン―

市のケーブルテレビ事業によるケーブルテレビ施設がきょう1日に開局、午前6時から自主放送番組の提供を始めた。


○ピアノリサイタル開く―卒業、進学を機に蓬莱泰恵さん―

ピアノ

 この3月に壱岐高校を卒業した郷ノ浦町、蓬莱泰恵さん(18)のピアノリサイタルが27日夜、同町、文化ホールで開かれ、同ホールジュニア合唱団や高校で所属していた吹奏楽部の仲間たち、友人ら多くが蓬莱さんのピアノ演奏など楽しんだ=写真=。


○社説 新年度のスタートに

 今日1日は、統一地方選挙による本県・県議会議員一般選挙の告示の日で、午前10時現在、現職で3選を目指す山口壮三氏(70)と新人の山本けいすけ氏(35)の予想された2氏が立候補の届出を済ませ、10日の投・開票日に向けて9日間の選挙戦に突入した。
 今回の県議選も、県政とのバランスをはかりながら、本市の各種産業の活性化、地域振興にとって、より実効性のある政策はもちろん、生活、教育、雇用などや環境、人口対策、自然、防災に到るまで、県(市)民に対して将来への明確なビジョンなど、選挙運動期間中にどれだけ有権者にアピールし示すことができるかが注目されるところである。有権者は、壱岐市・県づくりの主役として棄権などせず、その責任を果たしたい。
 本日から新年度・平成23年度が動き出した。市は春の人事異動で、組織改編により、課制から部制へ変更、市民部内に「子ども家庭課」を、観光商工課内に福岡事務所(博多港、ベイサイドプレイス1階)、政策企画内に男女の縁結びを支援する「お結び班」をそれぞれ新設、今日はそのスタートの日でもある。今回の異動で新たな職場に配属された職員には、存分に力を発揮してほしいし、管理職にある職員には、部下の個々の能力を活かして磨き、より素晴らしい人材に育ててほしい。全職員が一丸となり、エンジン全開で市勢の浮揚に取り組んでもらいたい。
 この4月は、本市にとって非常に重要な新システムがスタートする。中学校の規模適正化による統廃合で、郷ノ浦・勝本・芦辺・石田の4校になる。6日の開校式で新たな歴史をスタートさせる。本市を担うことになる「宝」であり、「力」「未来」である生徒たちが、様々に学び体験しながら、ふる里を知ることで、自分のバックボーンへの誇り、自信など養い、次のステップへと進めるよう、行政、教育関係者はもちろん市民皆で見守り、感性豊かで逞しい壱岐の島の子どもとして育みたい。
 「壱岐の風土と歴史」を著し教育者でもあった故中上史行氏はその著書に「大空高く枝葉をのばす大木が、地に深く根をはうように、将来にのびようとするものは、それぞれに豊かな歴史を持っています。過去の歴史は、人々にとって大きな財産ともいえます。だが、過去の歴史はただそこにあるのではなく、自分で求めてつかんでゆかなければなりません」などと記している通り、老も若きも、受け身になるばかりではなく、新たな生活をより積極的に充実させることで、歴史を刻み続けたい。



○ひとしずく

だいぶ日が長くなってきた。本紙の潮どき欄を見ると昨日の日没は午後6時41分とあった▼この時間を利用してウォーキングでもと思い、郷ノ浦の街へ久しぶりに歩いて行くと、サクラやモモの花が咲いて、「今年の春も早晩春」などと、あちこちに季節の移行を感じながら歩いた▼それにしても追い越してゆく、本格的に取り組んでいる人たちのスピードは速く、自分からしてみると圧倒的な迫力がある。普段から歩くのは遅い方なので、あのくらいのスピードになると…というか、真剣さがないと健康にはつながらないであろうことがよくわかる▼以前、早朝に歩いていた時も、ウォーキングというよりは散歩の域を出られずに続けることができなかったが、澄んだ大気や鳥の鳴き声があちこちから聞こえ、耳をすまして目をキョロキョロさせ、季節感をたっぷりと楽しみながら歩いていたように思う。暖かさが暑さに変わるまでの頃が、最も風情を楽しみながら歩ける時期になるのだろうか▼先日、一支国ウォークの第2回大会となる「元寇730大会」が6~28キロの4部門で開催されたが、参加者の歩きっぷりの見事さには驚かされた。自分の小走りくらいのスピードで、壱岐の島の春を全身で感じとりながら歩いているようだった。“何かのため”といった力みもなく、リズムよく歩く姿に、キャリアが感じられた。

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