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2011年1月26日号 第4637号 

1月26日号 ―主なニュース―


○新中学校の校章など決定―近日中に各戸に回覧へ、市教委―

 4月の中学校統廃合に向けこのほど、新4校の校訓、校章などが決定し、市教委はリーフレットを作成し、近日中に公民館を通じて回覧を各戸に回すことになった。


○市内外から約20人参加―壱岐川柳会・2011年壱岐新春柳宴―

 壱岐川柳会(江川漣会長)恒例の壱岐新春柳宴が23日、今年も郷ノ浦町、弁天荘で開かれ、会員らが今年の詠い初めを行った。
 今年は市内会員はじめ、同会が所属する「ふあうすと川柳社」(神戸市)や福岡、長崎の俳句愛好家らが来島。合わせて約20人が参加。今年も郷ノ浦湾が見渡せる会場で、「弥生」「わくわく」「飛ぶ」「褒める」「島」を兼題に句を披露し合い、兼題1つにつき1人3句まで出句し、入選作の数を競った。


○設立15周年記念コンサート―2月12日、玄 海 怒 涛 太 鼓 ―

 和太鼓を演奏する「玄海怒涛太鼓(市山保人代表、14人)の設立15周年の記念公演が2月12日午後6時半(開演)から、郷ノ浦町、文化ホール大ホールで開かれる。


○社説 新中学校の校章、校訓に

 今号3面にも掲載している通り、4月に開校する本市の▽郷ノ浦(生徒数333人・11クラスの予定)▽勝本(同181人・7クラス)▽芦辺(243人・9クラス)▽石田(143人・7クラス)の4中学校の校章、校訓、制服、体操服などが決まった。
 郷ノ浦の校章は、町の花でもあるアジサイの一つの額をモチーフに、4枚の片は武生水、渡良、沼津・初山の4中学校を表し、生徒・保護者・地域住民が心と思いを一つに、一つの中学校となることを示し、校訓は「厳しく優しく逞しく」。是非、校章が表し、校訓が示すような人物に成長してほしい。
 勝本の校章は、現在の鯨伏、勝本両校のものをモチーフに両校が一つになることを表し、中央の星は輝きを、星の周囲の円はチームワークと団結、円の外側は、太陽のように夢・希望・誇りを持ち頂点を目指すことを示し、校訓は「変わらざる純朴、絶えざる向学、大いなる躍進、遥かなる理想」。維新の志士たちを思わせるもので、大人とされる人々もまずは、自分に対してもこうありたい。
 芦辺の校章は、芦辺町の町章がモチーフで、箱崎・田河・那賀の3校が一つとなり、夢と希望に満ちた新中学校を築きたいとする思いを表し、中央の3つの輪がその3校を示し、この3つの輪により一つの大きな輪(和)をつくることを示す。校訓は「忍耐、自律、友愛」で、この厳しい社会情勢の中で、この3つの言葉は、必要とされるキィーワードともなろう。他3校の生徒たちも胸に刻み成長し続けてほしい。
 石田の校章は、不幸な戦争からの復興と平和を希求し、ペンが表現するもの、思想や文化は心を動かし、武器よりも大きな力を発揮するものであり、2本のペンに勤勉と友愛の精神を託し、生徒、職員でデザインした現在のものを使う。校訓は「明朗、積極、創造」。武力を背景にした平和を望む声も高まる中で、それによる平和はなく、逆にペン、情報による暴力などない社会づくりに、それぞれの場で学び続けることで参加し実現してほしい。さらに、これからの人生、社会を健康でを明るく朗らかに創造してほしいとも。
 新中学校4校の校章のデザイン、校訓を紹介した。どれも素晴らしい理念を下につくられたもので、まだまだ先行きが不透明で不安感が高まるばかりの社会の現状の中にあり、その理念は新中学校の生徒ばかりではなく、多くの人々の心にも灯すべき明かりであり、自分の一歩一歩、道を照らす言葉でもある。深く胸にとどめてその意を思い、まずは大きく自分を育んで―と思う。


○ひとしずく

「手で顔を撫づれば鼻の冷たさよ」「我が行く天地万象凍てし中」「冴(さ)ゆる夜のこころの底にふるるもの」「現身(うつしみ)の寒極りし笑ひ声」「日脚伸ぶ今年為すこと多きかな」▼それにしても寒い日が続いている。大気の温度の冷たさが心情にも染みてくるような日々ではあるが、最近は、差す日に微かに春が感じられる一瞬もあったりで、厳寒、そんな中にも心がやわらぐような気がするし、巡る季節に様々な思いが巡るよう▼そう言えば先日、ソメイヨシノよりも濃いピンク色の花が美しいヒカンザクラが沖縄で咲き始めたと、テレビニュースで報じていた。ソメイヨシノについても民間の気象会社が、最も早く咲くのは高知、熊本、福岡で3月23日になりそう―などと開花予想を発表した▼壱岐などは3月25日の範囲の中にあるように思うが、近頃の凍てつくような寒さは、来月4日の「立春」以降、徐々に暖かな日が増えてサクラの花芽も成長し、平年並みか少し早く開花するものと予想されていた▼東京に住む友人は、今回の冬は比較的に晴れて暖かな日が多くてよかったが、ヒートアイランド現象も手伝って、夏が極端に暑くなるような気がして少々怖いなどと話していた。もうそろそろ寒さより暖かい日が続いて―と思っている自分にはうらやましく聞こえた▼いずれにしても極端はちょっと―である。

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2011年1月21日号 第4636号 

1月21日号 ―主なニュース―


○石室造りの再現模型など―2月12日リニューアルオープン―
―壱岐風土記の丘・古墳館―


風土記の丘内部
模型図

 旧勝本町が一九九〇年、「ふるさと創生事業」で同町布気触の国道沿いに、壱岐独自の「百姓武家建築」を移転復元した「壱岐風土記の丘」で、同町が収集した民俗資料を展示していた「民俗工芸文化館」が来月12日、「古墳館」としてリニューアルオープンする。


○心暖まるステージに感動の声―壱岐商業高校「新春コンサート2011」―

新春コンサート

勝本町、壱岐商業高校(柿原孝則校長、301人)の「新春コンサート2011」が16日午後、勝本町、文化センターで開かれ、同校の吹奏楽部の部員14人、壱州荒海太鼓部・同、霞翆小学校5年生・23人、県立虹の原特別支援学校・10人が出演して感動のステージを展開した。
 同コンサートは「自分が変われば学校も変わる」のスローガンの下、地域に信頼される学校づくりに努める同校が、吹奏楽・壱州荒海太鼓両部の演奏の機会をつくろう―と開催され今年で9回目となる新春恒例のイベント。


○社説 今年も市民総参加で交通安全に取り組もう

本市の今年の交通事故防止や死亡事故「0」など交通安全を祈願する壱岐地区交通安全協会の「交通安全祈願祭」が、今年は五日、芦辺町、住吉神社で行われ、出席者全員が”無事故で安全な住みよい島づくり”への誓いを新たにした。本年もまた、市民総参加で交通安全に取り組もう。
 本市の昨年中の交通事故発生件数は▽物損・280件▽人傷事故・50件、負傷者71人、死者0で、前年に比べて1件減、傷者6人減となっており、連続死亡事故0の日は19日現在636日で、今年は事故はさらに減らしたいし、死亡事故0の日は限りなく伸ばし続けたいものである。
 一方、飲酒運転の根絶に関しては、昨年末の交通安全県民運動(12月12日~31日)に合わせ、市職員を代表して白川博一市長が、県壱岐振興局を代表して山崎直樹局長が「事故の悲惨さを考え、率先して飲酒運転を追放する」「公務員が襟を正して取り組む」などと撲滅宣言したが、これまでにも多くの団体、機関、事務所などが、飲酒運転の追放を中心に交通安全への宣言をしており、以前よりは”明らかに飲酒運転だな”と思うようなドライバーを見かけることは減ってきた。が、絶対に「飲んだら乗らない、飲むなら乗らない」である。
 平成23年の交通安全年間スローガンは▼運転者(同乗者含む)向け▽ぼくはここチャイルドシートが指定席▼歩行者・自転車利用者向け▽行けるかな渡れそうでも待つ勇気▼子ども向け▽星キラリ自転車ピカリ帰り道―で、これらのスローガンをメインに、まずは、交通安全への市民一人ひとりによる取り組みの徹底、次に家庭―地域―関係各機関・団体、事業所などによる思いやり、マナーアップとルール遵守で、▽交通信号を守る▽スピードを出し過ぎない▽脇見運転をしない―などなど、基本的ルールの再確認を、ドライバーだけでなく歩行者にも行ってほしい。
 先日は、チャイルドシートに座るべき年齢と思われる子どもを、ハンドルと自分の間に抱くような格好で、低速で走行している車を見かけたし、見通しが悪くなるような場所に停車したり、走行中の携帯電話利用も多い。増々厳しくなる罰則が様々に施行されるが、今後は違反と罰則の”イタチごっこ”のような状況を繰り返さぬよう、皆で注意しよう。
 壱岐地区交通安全活動推進委員の委嘱が19日に行われ、5委員の代表が「地域に根付く交通安全活動を推進し、安全、安心な社会の実現を目指す」と宣言した通りの島づくりを、市民一人ひとりが主役となって展開しよう。


○ひとしずく

来島して25年目、壱岐での生活が何と四半世紀に突入しようとしている。これまで50数年の人生で、最も長く暮らしているのである▼その間、知っての通り記者をし続けてきたが、スイセンの花やウメの花が、島内あちこちで咲く今の時季になり、「立春」が近づいてくると沼津中学校の岳の辻への立春登山が気にかかり始める▼深江田原、原の辻遺跡、一支国博物館、壱岐水道―玄界灘を見渡す頂から日の出を待ち、自覚・立志・健康と書かれた横断幕を背に、2年生の生徒たちが、山頂一帯を満たす清新な大気で胸をいっぱいにし、凛々とした寒気の中で、「十四歳の春」という人生の節目に立てた目標、志を発表する立志式が行われるのである▼この立春登山も今回がフィナーレとなる。中学校の統廃合によるものだが、自分にとって壱岐の早春を代表する行事であっただけに残念に思う。関係者や卒業者らには、まさに万感胸に迫るものがあると思う。そんな統廃合では、そうした思い出深い独自の伝統行事があり、それらは閉校と同時にそれぞれの胸の奥に仕舞われていくのだろうか▼母校から生徒たちが学んだり部活動をする姿が消えてしまう6校の各地区からは、火が消えたような校舎が寂しく残される。何か新しい利用法を皆で考え、新たな拠りどころとしての再出発をと思う。

2011年1月17日号 第4635号 

1月17日号 ―主なニュース―


○壱岐の子どもたち18人が出演―オリジナル劇「ココロのそばに」上演―
 ―10年目の県「ココロねっこ運動」―


ココロねっこ運動

 子どもたちの心の根っこを育てるために、大人のあり方を見直し、みんなで子どもを育てる本県独自の県民運動「ココロねっこ運動」がスタートして10年目を迎えた。
 その運動の一環として、「愛と希望と勇気」をテーマにしたオリジナル劇「ココロのそばに~ココロと中間の大冒険~」が15日午後1時半から、郷ノ浦町、文化ホールで、応募した本市の4歳から12歳までの子ども18人が「根っこの兵隊」役で出演して上演され、多くの観客を前に、忍者スタイルで戦いの場面やオリジナルテーマ曲「虹色マーチ」の合唱、ダンスなどを披露、その“熱演”ぶりにさかんな拍手がおくられていた。


○社説 県「ココロねっこ運動」

 嵐で不思議の国へ飛ばされた12歳の少女・ココロが、その国を旅するうちにワラの脳のカカシ、ブリキのおもちゃのブリキ、とても臆病なライオと出会い、それぞれの願いを叶えてもらうため、大魔法使いに皆で会いに行き、「根っ子の精」で出会うことで、仲間、友の異なるそれぞれの素晴らしさに気づき、新たな自分を生きようと、再会を約束してそれぞれに旅立ってゆく―がストーリーの演劇「ココロのそばに~ココロと仲間の大冒険~」の公演が15日、郷ノ浦町、文化ホールであった。
 アメリカの児童文学、ファンタジー作家のライマン・フランク・ボームの著し、その不思議な登場者や事件、奇想天外なストーリーから子どもから大人まで多くのファンを得、ミュージカルや映画化されて大ヒットした「オズの魔法使い」をもとにした演劇で、「子どもの心を根っこから健やかに育てるためには、大地である大人社会とそのあり方を見直し、みんなで子どもを育てよう」の理念により、平成13年にスタートした本県独自の県民運動・「ココロねっこ運動」のオリジナル劇。本年度中に本市など県内21市町で上演される。
 ココロねっこ運動は今年で10年目を迎え、▽「早寝・早起き・朝ご飯」の生活のリズムを確立させましょう▽いじめや仲間はずしがなく、安心して園・学校生活を送れるようにしましょう▽子どもや子育て家庭を温かく見守り、相談にのりましょう▽「ノー残業デー」を設定し、家族のだんらんを応援しましょう―など、家庭、保育所・幼稚園・学校、地域、企業が取り組むべき10項目の目標「ココロねっこ10(テン)」を掲げ、より一層の運動の推進が、県下で一斉に展開されている。
 上演後に白川博一市長が「子どもは未来を担う宝。大人はしっかり向き合って育てる責務がある」などと、多くの観客に呼びかけたが、まったくその通りで、我が社近くには、児童たちがよく集まり歓声をあげながら、ボール遊びなどに熱中する場がある。その姿はこの地域の明るさとなっており、単純にそんな光景からもそう思う。
 最近は、子どもへの様々な虐待や後を絶たないいいじめによる自殺など、信じられないような子どもたちの現実が、マスコミを連日のようににぎわせている。この運動の理念にあるように、大人社会は、そのあり方を見直す必要がある。もちろん、政治や行政、企業のあり様、教育関係者、最も身近な両親や家族も含め、特に自分は大丈夫と信じている人から取り組みたい。子どもは未来の宝、希望である。


○ひとしずく

壱岐空港で16日未明にマイナス4・2度を記録したが、対馬ではマイナス7度台を観測したというから、”この冬一番”という寒気の流れ込みには驚いた▼会社駐車場のバケツに張った氷は、出して計ってみると1・5センチから2センチ程度もあり、今朝まで割れた時のままで残っていた。16日は我が社でもマイナス1度の最低気温を記録したが、氷が張っている池もあった▼本市には昨日、強風、波浪、乾燥、低温注意報が発令されており、今週も寒い日が続きそう。暴飲暴食などせぬよう心掛け、軽い運動などで心身をほぐすなどして体調を整え、外出から帰宅した際には、うがいや手洗いを行い、”万病のもと”とされるカゼやインフルエンザを予防しよう▼今年に入り寒い日が続いているが、そんな中、本格的な入試シーズンの幕開けとなる大学入試センター試験が15日と16日の両日、本市では壱岐高校で行われた。受験生にとっては大切な時期に入ったが、すでに推薦で合格している生徒たちもいるが、万全の体調で臨んでほしい▼20日は、「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」、寒さが最も厳しくなる頃とされる二十四節気の「大寒」で、期間としては次の節気の「立春」(2月4日)までとなる。が、立春とは言ってもまだまだ寒い。くれぐれも体調に注意して、元気に過ごそう。

2011年1月11日号 第4634号 

1月11日号 ―主なニュース―


○公民の自覚、決意新た―市内外314人が出席―
 ―平成23年・本市成人式―


成人式

 新成人として社会に船出する20歳=はたち=の若者たちを祝福する平成23年・成人式が「成人の日」の10日を目前に9日、郷ノ浦町、文化ホールで開かれ、華やかな和服やスーツなど晴れ着を身に包んだ新成人314人(男144人、女170人)が、市内外から参加して行われた。
 対象となったのは、平成2年4月2日から同3年4月1日の間に誕生した若者たちで、市内在住者(住民基本台帳による)は男109人、女142人の251人、市外在住者(昨年12月13日現在の申し込み者数)が男41人、女54人の95人、全体で男150人、女196人、合計346人で、この日一堂に会した新成人たちそれぞれが、社会人、公民としての自覚を胸に決意を新たにした。


○福岡市土肥瑚青、結奈姉妹で達成=5日に入場者1万5千人=
―埋蔵文化財センター・キッズこうこがく研究所―


 芦辺町、県埋蔵文化財センター内の「キッズこうこがく研究所」の子どもの入場者数が5日、1万5000人を達成。同日、記念セレモニーが開かれた。
 1万5000人目の入場者は福岡市博多区の土肥瑚青(こはる)さん(5)と結奈さん(3)の姉妹で、保護者の土肥聖吾さんとともに入場。今回で5回目の入場という。姉妹は「嬉しいです」と話した。


○社説 11年の新成人へ

 壱岐が市となって7回目となる平成23年・成人式が10日の「成人の日」前日、9日に郷ノ浦町、文化ホールで、今回は市内外に住む1990年4月2日から翌年1991年4月1日に誕生した男女346人を対象に開かれ、20歳・はたちの若者たちの法的、社会的にも新たなスタートを出席者全員で祝った。
 法務省統計局の人口推計によると、本年1月1日現在の新成人の人口は124万人男性が63万人と女性を2万人上回っており、データが残っている範囲では最低で、最も多かった1970年、246万人のほぼ半数となっており、総人口に対する割り合いも初めて1%を割りこみ、人口そのものの減少と若年層人口の減少を示しているという。
 新成人たちが漕ぎ出した社会は、都会と地方、貧富など格差が様々に拡大する傾向が一層進み、低迷する経済、雇用の悪化、それらの有り様が一般的な国民から離れ、停滞―後退しているようにしか見えない政治と、一大変革が求められるような国の状況の中で、地方はより厳しさが増して混沌とし、不透明感に覆われているような現状にあり、「人生の目標に向かって…」などといわれても、それを定め難いような、これまで以上にその波は高まっていよう。
 昨年末のこの欄で、国内外で業績を大きく伸ばしている企業経営者は、今の日本は「稼ぐ人」から「もらう人」の社会となり、政治もそれに合わせているような状況。「人々のライフスタイルを変えるようなものを生み出そう」という発想に対し、無理だろうという諦めからのスタート、できない理由を探す人が多い。「これは難しいけどできる」を発想することが大事―とするある雑誌のインタビュー記事を紹介したが、是非そうした気概を持ち、それぞれの人生を歩んでほしい。政治や行政、大人と呼ばれる人々には、そうした若者たちが活躍できる舞台を創出することが望まれている。
 本紙元旦号に、勝本町、福田敏氏の「万事良い方向に開けますように」の願いを込めた書「開」を配しているが、これはまさに市民皆の願いでもあり、波が非常に高い大海に船出した新成人にとっても同様であろう。が、その中を航海するほかはなく、自分という船を信じ、意志を高く持って自分づくりにひたすら励み、蓄えたエネルギーでその波を観じる目を養い、超えながら、目指す方向、考えなど共感できる人たちと協調して、社会に新たなうねりを起こしてほしい。実現へは新成人一人ひとりが主役であり起点である。
 成人おめでとう。


○ひとしずく

あれからどれだけの時が経っただろうか。長男と渡良半島の牧崎へ行き、目の前に広がる美しい海、水平線を眺め、「地球はやっぱりまるいんだね」と感動していたあの日から▼海上保安庁の第11回未来に残そう青い海・図画コンクールで、本市から入賞した10人の作品が16日まで一支国博物館に展示されている。作品を観ると子どもたちの思いが伝わり、その時の光景を懐かしく思い出した▼展示された入賞作品からは、海への驚きや尊敬、力強さやぬくもり、育まれる生命への感動や込められた讃歌ともいうべきそれぞれの思いが感じられた。素晴らしい作品ばかりなので、是非、多くの市民に会場に足を運んでもらい鑑賞してほしい▼先日、優に1キロを超える地グロ=メジナ=の酒蒸しと刺身などの料理を友人と食べた。プロの手で料理された魚の味は素晴らしいもので、脂の乗った刺身の滋味豊かな味わいといい、酒蒸しの深いコクと旨味が際立つ美味しさは、なんとも素晴らしかった▼その見事なクロの味わいも、美しく豊かな海の環境が”あればこそ”で、マグロやブリ、イサキやイカ、ウニやサザエ、アワビなどの貝類も同様。もし、水揚げされた海の環境が悪い場合のことをイメージしてみると、恐ろしい▼まさに「未来に残そう美しい海」であり、皆がその精神を共有し行動したい。

2011年1月6日号 第4633号 

1月6日号 ―主なニュース―


○「大晦日」に清掃活動実施―郷ノ浦町「鬼の足跡」でチーム防人―

清掃

 ボランティアグループ・チーム防人(中山忠治代表)は大晦日の31日、郷ノ浦町、牧崎公園の「鬼の足跡」で清掃活動を実施した。


○大阪からの観光客も参加―市内外42人が日の出楽しむ―
 ―一支国博物館・初日の出観望会―


初日の出

 芦辺町、一支国博物館は元日1日午前7時から約1時間、4階の展望室、3階の展望広場を開放して初日の出を眺める「初日の出観望会」を行った。


○社説 仕事初め、新年始動

 2011年、2000年代に入ってからの次の一節、10年が厳しい寒波の中に開けた。静かな正月の余韻が残る4日、諸官庁や各事業所の仕事始めの日を迎え、本市の1年もしっかりと動き出した。
 今日6日は、市消防本部と市消防団による出初め式が実施された。出初め式は「市民の尊い生命と貴重な財産を、火災や災害から守る」の精神を全島にみなぎらせ、消防マンへの誓い、決意も新たに行われ、市内全域に新年のスタートに向けた気合いが行き渡った。
 以前は松の内の間に、勝本町で「松の内成人式」が行われていたが、市となり4地区一緒に文化ホールで、10日の「成人の日」を目前に、今年は前日の9日午後2時から、人生で20年目の節目を迎え、その門出を祝う式典が行われる。新成人たちは決意、自覚も新たに、これからの人生に漕ぎ出して行く。
 今年は統一地方選挙の年で、本県では県議選が4月1日告示、10日投開票の日程で実施されるが、新成人としての重要な義務の一つに選挙権の行使がある。政治への不安や不信感が高まり、国民から離れて彼方で行われているようにも見える中央の政界、広がる一方の多様な格差と厳しい地方経済、古きシステムが変革が求められる不透明な社会の情勢が肌で感じられるような時に在り、有権者としての自覚を発揮することなど、非常に難しいことではあろうが、その権利の行使こそが社会の出発点である。
 本来ならば、政治がそのビジョンによって国の進路を決め、様々な施策となって各県や市などへと行き渡り、住民にその道筋が見えてくるはず。現政権は衆院選の結果、交代した政権なだけに、その権利・自覚・責任を果たすことの重要さが、県議選であったとしても明らかで、そのプロセスの重さがそれぞれに理解できよう。
 昨年末に県壱岐振興局と本市が、年末の交通安全県民運動にちなみ、それぞれの職員を代表して、山崎直樹局長と白川博一市長が飲酒運転撲滅宣言を「壱岐の島は豊かな自然と人情に溢れ、日々穏やかな時間を過ごせる絶好の環境。それを一瞬にして奪う飲酒運転による事故の悲惨さを考え、率先して飲酒運転を追放します」などと行った。これも一人ひとりの自覚と行動が出発点となるもので、何に関しても小さな一歩の積み重ねが、新たな壱岐―県―国づくりへの原点である。
 本紙の今年は、年頭の言葉「開く」をキィーワードに、これまで通り在るままにニュースをとらえ、決して偏向することなく、新聞づくりに励みたい。



○ひとしずく

今年の元日は、平成23年、2011年の夜明け、初日の出を芦辺町、一支国博物館の展望室で迎えた▼年末からのシケ模様の悪天候で、半ば”ご来光”はあきらめていたが、まだ暗いうちに外に出てみると美しく輝く月と星が見えていたのであわてて用意を整えて博物館へ。着いてみると、すでに大阪からツアーで来島、初日の出を楽しむ企画で参加したという観光客数人が、その時を今か今かと待っていた▼空の色が紫色から薄紫、ブルーがかった色合いへと変化するうち、展望室には多くの人々が集まり、赤紫色のような光線が空を突き、オレンジ色の光が雲を縁取るように伸びて、一点の光の球が姿を現した瞬間に歓声があがり、それは美しい光線を四方八方に放ちながら、臨む人たちすべての顔にもその光りが射した▼「壱岐の島の 空の果てなき 雲に乗り 永遠なれと 日にも願わん」の友人作のメッセージが強く思い出され、古事記「国生み神話」の壱岐・「天一つ柱」が立ち上がる遥か彼方より、「さて今年は」と、様々に滞っているようにも感じるこの国を、東雲に乗り眺める神々の姿が、見えるかのようにイメージされた▼次の段階に向けて大きく跳躍するための卯年の1年、2011年である。それぞれの「一年の計」の実現に向け、思いっ切りの1年としよう。

2011年1月1日号 第4632号 

1月1日号 ―主なニュース―


○社説 2011年 新年の幕開けに

 2000年代に入って10年という一括りが過ぎ、11年目となる2011年の幕が上がり、誰もがこの清々とした新玉の日に「壱岐、社会の今年は、どんな一年になっていくのだろうか」、また、「自分はこんな一年にしたい」「こうした一年にする」などと、様々に思いを巡らせながら考え、今年をイメージしている人たちも多いのではないかと思う。
 今年の干支(えと)は「卯(う)」で、辞書で引いてみると▽十二支の第4、うさぎ▽十二支の四番目に当たる年や日。卯の年▽東の方角。方位▽昔の時刻の名。今の午前6時ごろ。また、およそ午前5時から7時の間の時刻、卯の刻▽しげる―などとあり、その卯に続き「兎(うさぎ)」の「う」が並んでいる。ちなみに母音の一つで平仮名の「う」は、「宇」の草体。片仮名の「ウ」は宇の冠で、宇には▽のき(軒)、ひさし、のきば▽いえ(家)、屋根▽天地四方、無限の空間▽天、空▽ところ、あたり▽心、魂、精神、器量―などとある。
 本年の壱岐市は、中学校の統廃合による新中学校のスタート、光ケーブル網の整備による新たな情報通信の開始など、本市にとって歴史に残るであろう、新たなシステムが動き始める。卯の字には、左右に開いた門の象形で、万物が冬の門から飛び出す―の意もあるだけに、その勢いを活かしてこの年を、それぞれに何か新たなる取り組み、自分、仕事へのチャレンジの期間として、一時代の支配的なものの見方や時代の共通の思考の枠組みを指すパラダイムにつなぎ止められていた錨をはずし、広がる新しい世界、段階へと、軽やかに船出してほしい。もちろん自分もそうありたいし、市というスタイルをとるこの壱岐にもそうあってほしい。
 この元旦号に福田敏氏が「万事良い方に開ける一年でありますように」の願いを込めて書いた作品「開」を配しているが、それはまさに市づくりの主役・すべての市民の願いでもある。その願いをサポートするように本紙の今年、70回の発行が始まった。決してニュースを偏向してとらえることなく、冷静に、公正に発信し続けることに心を配り、郷土紙の一紙として壱岐の文化の一端を担い、創り出していることを念頭に置いて肝に命じ、その役割をひたすらに果たしたい。
 「言葉は、人間として生れたからには重要な付属品だ。私にとって言葉は世界そのもの。文字を綴(つづ)ることにより言葉となり愛へと変わる」の言葉を深く胸に刻み、毎回の新聞づくりに励みたい。
 本年もご愛読のほど、よろしくお願いします。

○ひとしずく

睦月 寒深くなりて 沈み行く静かなる想ひ ただ休みなれば 降り行く雪にも染みわたらん 染み渡りし想ひ 結晶となりて人々の胸に宿る 宿りし結晶 染み出ずる日を ただ待ち続けるだけ▼そんな心持ちでひとり静かに過ごしたり物思いに耽る時間がとても心地好く、もうずい分以前から、そんな時間を心掛けて持つようにしている。そうした時間の中にいると、様々に考えや感情が浮かんでは消え、時が速く、逆に遅く感じたり、思考が停止していたのではと後で感じたり、呼吸の回数が極端に少なくなっていたように思うこともたびたび▼東京都世田谷区の「月読寺(つくよみじ)」と名付けた家に住み、「『自分』から自由になる沈黙入門」や「考えない練習」など著し、今、最も注目される僧侶とされる小池龍之介さんについての雑誌の記事で、呼吸を見つめながら座禅による瞑想をしていて、心が勝手に不快になっていることに気付いた―の一節があり、妙にわかった気がした▼はたしてそうした時間を持った後は、目の前が明るくなったような爽快感があり、力みが消えて心身ともに朗らかな心持ちになる▼万病のもとというストレスなど、様々に解消して、本年を明るく元気に過ごそう。

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