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2010年4月26日号 第4584号 

4月26日号 ―主なニュース―

○来年2月目途に初公演予定―脚本市川森一氏、演出青井陽治氏―
 ―弥生の夢舞台「一支国座」発足―


トークショー演技講習

 本市の市民による劇団・「弥生の夢舞台『一支国座』」が二十一日に発足。発足を記念してこの日、脚本を提供する劇作家・市川森一氏と演技指導を手がける演出家・青井陽治氏が一支国博物館でトークショーを開いた。
 一支国座は、「いろり座」代表の平山宏美さんを代表発起人に、「壱岐のための」「壱岐にしかあり得ない」などと、一支国博物館のパフォーマンス活動を中核に、弥生文化の演劇活動による宣伝を目的に発足。


○市内6年生児童40人が田植え―原の辻ガイダンス前の水田で―
 ―宮中献穀事業「お田植え祭」―


田植え

宮中献穀事業で二十二年度新嘗祭に献納する新穀を作るため二十五日、原の辻ガイダンス前の十アールの水田で「お田植祭」が開かれ、田植えが行われた。
 宮中献穀市奉賛会(会長・白川博一市長)が主催。お田植え祭には、白川会長、県神社庁長・榊原精仁参事はじめ、県、市、農協の担当者ら約五十人が出席。神事に続き、貫頭衣を着た市内小学校の六年生四十人が、早乙女と田男となり、耕作者の農事組合法人原の辻の松野善信理事長らの手ほどきを受けながら田植えした。


○毎月第4日曜日に開催―旧郷土館エントランスを利用―
―市民共有憩いスペースオープン―


憩いのスペース

「市民が共に育て合えるスペースに」と、「市民共有憩いのスペース」が二十五日から、郷ノ浦町、文化ホールの会議室=八月に閉館した旧郷土館=を利用してスタートした。



○社説 一支国座の旗揚げに

壱岐だから!壱岐のための!壱岐を舞台に!壱岐にしか生まれ得ない、壱岐にしかあり得ない劇団・「弥生の夢舞台『一支国座』」が二十一日、民話劇伝承グループ「いろり座」の平山宏美代表、一支国弥生祭・吉田繁代表、壱岐郷土史愛好家・福田敏氏、乃村工芸社・坂元隆夫氏、劇作家・市川森一氏、演出家、翻訳家・青井陽治氏の六人を発起人に、平山代表をその発起人の代表として設立され、立ち上げトークショーと演技講習、座員募集会が開催された。
 その案内には、「私たちの島、壱岐は、ここにこそ、日本文化のルーツのすべてがあると言い切っても良い島です。神事や祭の始まった地なら、あらゆる芸能のふるさと、演劇もここから生まれたと言ってもおかしくない。その壱岐に、新しい劇団が生まれるのです。さぁ一緒に、一歩を、踏み出しましょう」とあり、「一支国博物館や復元遺跡も、私たちの舞台になります。弥生祭りをもりあげるのも私たち」ともあり、一支国座は一支国博物館の多彩な表現、PR活動の支援を中核に、壱岐の弥生文化の演劇活動による宣伝が最大の使命という。
 この劇団が数年先には、市民の劇団として、参加する市民ら皆が共に育つ場へと成長することを祈念したい。加えて、これからの活動が、この壱岐の島と古(いにしえ)よりの深い縁(ゆかり)で結ばれた、全国、世界へと散らばった人々の心に響き、何か引き寄せられるものを感じ取り壱岐へ集まってくるような、そんな劇団に育ってほしいものとも思う。案内にもあるように、日本文化のルーツのすべてがあり、神事や祭の始まった地ならなおさらで、まさに「さぁ、一緒に一歩を踏み出しましょう」である。
 文化ホールに併設されていたが昨年八月に閉館、会議室A、Bとなった郷土館のエントランス部分(A)を利用し、「市民共有憩いスペース」が毎月第四日曜日を開催日として昨日二十五日にスタート、このスペースを市民皆で育てようと、写真や陶芸、押し花ハガキ、折り紙などの展示に加え、手づくり布絵本などのコーナーが設けられ、子どもから大人まで多くの市民が会場に足を運び、布絵本を手に取ったり手づくりの作品に見入る姿が見られ、親子のふれあいの場、市民の情報交換の場ともなっていた。
 ここでも市民が主役。文化など共に育てる「場」としての今後が大いに楽しみで、そうしたグループなどが個々の違いを超えて集まり、より大きな壱岐発のうねりを創出してほしい。本紙はそうした活動の熱烈サポーターである。


○ひとしずく

今年のゴールデンウイークは、今月二十九日の「昭和の日」からスタートし、中には三十日(金)を休業し、「子どもの日」の五日までの八日間となる事業所も▼そのGWを目前に久しぶりに青空が広がり、日差しが強く気温も上がって暖かな天候となった先週末、郷ノ浦町の弁天崎公園には、家族連れや公民館行事のレクリエーションを楽しむ市民の姿や子どもたちが元気いっぱいに遊ぶ様子も見られた▼弁天崎公園ではフジ棚のフジが満開に近づき、辺りに独特の甘い香りを漂わせながら、淡い紫色の花が房となって咲いて、その美しさを写真に収める市民もあり、自然界は、春風に湧き立つように揺れる照葉樹林の緑のうねり、青々と立つ麦の緑のじゅうたんと、近づく初夏の足音が感じられる▼その日曜日、友人とアジ釣りに出掛け、それは素晴らしい夕陽を眺めながら楽しんだが、改めて日没の時刻が遅くなっていることを実感しながらの釣りとなり、貧果ではあったが釣った魚を手に家路につく頃には、すっかり暮れていた▼アジは今、産卵期に入っているのか卵を抱えていたが、産卵期といえば、少し遅れているそうだが、チヌ(クロダイ)もその時期に入り、沖の磯では大釣りをした釣り人たちの釣果も聞かれるようになった。海、山ともに長くその自然を楽しめるよう、大切にしたいものである。

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2010年4月21日号 第4583号 

4月21日号 ―主なニュース―

○社説 火山の噴火、地震、自然災害に

 アイスランドの氷河で十四日に発生したエイヤフィヤトラヨークトル火山の噴火で、火山から激しく上がる大迫力の写真が、各種報道で流されているが、噴煙が上がる様子を、日本の衛星が宇宙から写した写真が日刊紙に掲載されていた。灰色の噴煙が立ち登り広がる様が分かり、火口付近の黒く活発な噴火活動が見て取れる。
 その猛烈な火山活動は、アイスランドの西側が「北アメリカプレート」、東側が「ユーラシアプレート」で、互いに逆方向に平均すると年間約二センチ程度動いていることに起因しているそうで、地球のプレートのそうした現場は通常、海底に見られるが、アイスランドでは地上にあり、その裂け目が直下にあって溶岩や火山ガスの放出が続いているという。
 報道されている通り、人の流れや物流は停滞しているが、地球規模の天候への影響が心配される。昨日のテレビ番組では、フィリピン・ピナツボ火山の大噴火(一九九一年)の影響が、エルニーニョ現象で記録的な冷夏の日本に追い打ちをかけるような格好で、結果としてコメ不足につながった―などと、火山の大噴火と異常な気象、飢饉に関連づけて放送していた。これに最近の寒暖の差の大きさが、妙に真実味をプラスしているようで…。
 この十四日は、中国西部の青海省玉樹チベット族自治州玉樹県で、マグニチュード7・1の地震が発生、民家約一万五千軒のほか複数の学校の建物が倒壊するなどして、十七日現在、犠牲者は千四百八十四人にも達し、負傷者は一万二千人以上とされる大災害となっている。ここ壱岐の島に住んでいると、先のアイスランドの火山や中国の地震のニュースにも、現実感があまり意識されないが、噴火については、日本は火山国であり、地震国でもある。
 壱岐には温泉も湧き、岳ノ辻も火山活動でできた山とされる。数年前の福岡西方沖の地震の際には被害も出ていて、そうしたことを連想すると、”あながち”ということである。
 「備え有れば憂(うれ)い無し」と、自然災害に対してはよく言われ、またよく書いてきたが、アイスランドの火山の大噴火や中国の大地震に関する映像など見ると、どのように備えればよいのかなどまったく考えられない。科学音痴の自分には、人知を超えているようにも感じられるが、阪神淡路大震災や普賢岳の火砕流など自然災害の発生後の状況からは、学ぶことも多いはず。その現場でボランティアをした壱岐出身者らの体験談を聞くことも、その備えの内にあり望まれていよう。


○ひとしずく

新学期がスタートして、最近ではあまりそんな呼ばれ方をされなくなった”ピカピカの一年生”たちが、希望と喜びで背負うランドセルを一杯にして登下校している▼少子高齢化で、ますます新入生達は”ピカピカ”、地域の宝となっている。今年の壱岐の小学校の新入生は二百八十五人、中学校は二百八十六人で、中学校には、今年度は十校から四校の統廃合を前に最後の新入生が入学した▼小学校・五百六十二人、中学校六百八十三人―これは昭和六十二年(一九八七年)の児童、生徒数で、先に記した新入生数の倍である。二十数年でおよそ半減しているのだから驚かされる▼先日取材した少年サッカーの指導者が、「スポーツを含め子どもたちに多様な選択肢を。選びチャレンジできる体力づくりを」などと話してくれたが、これからの子どもたちにとって、選択肢があるということは本当に素晴らしいことであり、大人たちが子どもたちに、その機会をどれだけ広げていけるか、また、その工夫、努力をできるのかは、重要な務めで役割の一つでもある▼確か「人生は選ぶということの連続である。それぞれの現状は、その積み重ねの結果である」といった主旨の言葉があったと思うが、「子どもたちにその幅と力を」と願うその指導者に、意志を高く―とエールを送りたい。

2010年4月16日号 第4582号 

4月16日号 ―主なニュース―

○入館者1か月で18、537人―G・Wには多彩な催し開催―
 ―市立一支国博物館―


 市立一支国博物館は十四日、開館一か月を迎えたことから、十三日現在の来館者数をまとめた。
 発表によると、総入館者数は一万八千五百三十七人。最も多かった日は、開館日の三月十四日で二千百六十五人、次いで翌週二十一日の千四百九人。一日の平均来館者数は休日(十日間)が千五十九人、平日(十九日間)が四百十八人で、全体では六百三十九人だった。


○第20回記念総会と親睦会

 東海壱岐の会(永田強会長)の第二十回記念総会と親睦会が来月三十日午前十一時半から、名古屋市、中日パレスで開かれることになった。
 問い合わせなど同会事務局・高橋睦子事務局長(電話052―774―1024)まで。


○歴史、自然など340問―壱岐学検定テキスト発売中―

テキスト

壱岐の歴史、自然、文化を多方面から学び、郷里に関する知識を深めてもらおうと、「壱岐学講座」が一支国博物館で月一回のペースで開かれているが、同講座が予定する壱岐学検定に向けたテキスト「まっと知ろう!壱岐学」(B5版、一一六ページ)が発売されている。


○社説 「美しい島」、環境

 本年度の修学旅行客として、関西方面などから四十一校、約五千四百人が壱岐を訪れ、マリンレジャーなど自然体験や歴史など学ぶ。今年は一支国博物館がオープンしたこともあり、そのプランに加えている学校も多いのではないかと思う。その第一陣が来月十二日に来島する。
 本島でも、サクラの開花のピークは過ぎたが、緑がもえ始めた昔ながらの照葉樹林の山に咲く、その緑とのコントラストも美しいヤマザクラ、ナノハナ、スイセン、スミレなどたくさんの草木が彩りも鮮やかに花を咲かせており、ここ数日間の寒さとは裏腹に春爛漫の風情である。たびたび写真を掲載している郷ノ浦町・半城湾の最奥に植えられている花など、島がまだ彩りが薄い頃から辺り一帯の風情を、一歩進めているようで素晴らしい。
 さらに道路脇の小さなスペースやフラワーポットを利用するなどして育てられた花も、市民の目を楽しませ心を和ませるだけでなく、その明るさが、島の多様な環境の美化に大いに役立っている。最近では、道路に面した民家の塀にも美しさを工夫した所があり、ガーデニングブームの結果が出てきているのか、塀越しに目に入るシーンも、なかなかの庭がある。これなども、観光振興やゴミのポイ捨て防止にと一役買っている。
 空き缶やタバコの吸い殻、食べた後の弁当用パッケージなど、ゴミのポイ捨ては相変わらずで、自治体が条例で罰則を設けて禁止しないと”ダメ”というのでは、まず、これだけ美しい野山、海を有している壱岐の島に住むことの豊かさに気づく必要があろうし、違反者にはペナルティーとして罰金を科したから、減ったというのもどうかと思うが、自然を愛するはずの趣味を持つ人たちの中にも、平気でゴミをその場に置いて帰る人たちが多いことは問題で、この島の次代を担う子どもたちへの影響も少なからずあろう。
 天候に恵まれれば、小鳥のさえずりがあちこちから届き、湧き立つ緑、紺碧の海、白い砂浜―美しい海辺がゆっくり楽しめる島である。本市の地域振興には、観光業の活性化は欠くことはできず、大型客船が着く港、博物館、スポーツ施設、新たなプランづくりなど、いずれも然りであるが、それもこれも離島にとっての決定的な要素、豊かな自然とクリーンな環境のイメージがあってこそである。
 ”美しい”ということに焦点を合わせ、この壱岐の島についてより真剣に考えて見るのも、時代が大きく変化しようとする今、何か大きなヒントとなるのではないか。


○ひとしずく

以前からクロダイ(チヌ)を食べたいと話していた釣友に先日、釣りたての三キロ超しのチヌと軽く一キロは超えているオナガメジナ(オナガグロ)を持って、彼が通う町内の飲食店に出かけた▼釣友は、自分の船で沖へ出かけて漁をしたり、ごく簡単に説明すると、船から重く小さな魚に似せた擬似餌=ジグ=を沈め、巻き揚げてくる途中で魚を釣る、最近流行のジギングをしたり、アオリカ(ミズイカ)を防波堤などから狙う釣りなどしている。もちろん、本職は外国への出店を考える程の飲食店のオーナーである▼そんな釣りのスタイルの違いもあり”ライバル”になることもなく、自分が狙う魚をあまり口にする機会も無かったし、まぁ大きなサイズの一匹が釣れたので連絡、ちょうど一緒だった彼の仲間と四人で、チヌは塩とレモンをきかせたにぎり鮨と煮付け、オナガメジナは刺身にして、彼がその日釣った大きなカサゴ(アラカブ)と食べた▼チヌは釣るばかりで、自分が調理をすると微妙に生臭く感じられ、最近は滅多に食べることがないだけに、プロの”腕”を感じざるを得ない、今風に表現すると「マイウ!」=うまい=な逸品となって並び、オナガグロの方も、まさにプロの包丁さばきが意識される切れ味のよい、こちらも逸品だった▼釣り人の特権なのだろうが、こうした旬の地魚をもっと活かせないものかと思う。

2010年4月12日号 第4581号 

4月12日号 ―主なニュース―

○社説 壱岐いきプロジェクト”キュン活ツアー”


 「衣通姫(そとおりひめ)神社」・無人島にひっそりとたたずむ伝説の姫を祭る神社~無人島で、初めての二人きり。手をつないで伝説の姫の元へ…衣通姫の前で、あの子はなにを願うのか~。
 「住吉神社」・式内社、壱岐発祥、夫婦楠木~女性は右回り男性は左回り 素敵な出会いがありますように~。
 「鬼の足跡」・春分の日と秋分の日は足跡の穴におさまるように夕日が沈むと言われていま~ほっと”ひと壱岐”できる場所 夕日を見ながら初めてのデート~。
 「筒城浜」・頭の上も、下も星空!天然のプラネタリウムが見れるのはココだけ~自由時間 最高のプラネタリウムを前に、気になる相手と仲を深める絶好のチャンス~。
 これは福岡大学でベンチャー企業論を学ぶ学生たちを対象に行われた学内コンテストで、本市の活性化など多角的に研究し発表、優勝した「壱岐いきプロジェクト」のプラン「キュン活ツアー」で使われた、名所巡り用キャッチコピー。
 結婚を目指す活動を今風に表した「婚活」、ときめく胸の内「胸キュン」を合わせた「キュン活」に旅行・ツアーを加えたネーミング。その一泊二日の行程は、高速船で芦辺港に上陸、住吉神社~辰の島~鬼の足跡~筒城浜(宿泊)、津神社~岳の辻展望台、ハート型手水鉢~妻ケ島~帰宅などとなっており、その内容はコピー通り温もりが感じられて素晴らしい。
 このプロジェクトは今年九月、第一次選考がある全国大会への出場が決まり、キュン活ツアーのコースに五十歳代から団塊の世代の人たちを対象にしたメニューを加え発表する予定で、先日、壱岐で市観光協会・長嶋立身会長に話しを聞きながら協議、「五島の教会群、対馬の国境の島に対し、新たなキャッチコピーを考えたい。婚活という若い世代の新たな視点からとらえた壱岐の観光振興策はありがたい。より素敵なプランを作成するには、まず壱岐を好きになることから」などのアドバイスを長嶋会長から受け、「一つひとつの観光資源にはいいものが多くインパクトがある。例えば、壱岐に来たら元気が出るなど、最近人気のパワースポットの島として、より総合的なPRの展開が望まれる」などの意見が、学生たちから出された。
 神社、名所、婚活、地域振興を盛り込んだそのプランは、ポイントを結ぶ組み合わせ、とらえ所がおもしろい。是非、審査後は発表会を開き聞かせてほしい。とにかく壱岐の島を様々に宣伝してもらえることはうれしいものである。健闘を。


○ひとしずく

菜種梅雨を思わせるあいにくの天候となったが、郷ノ浦牛方触、壱岐國牛まつり保存会の「壱岐国牛まつり」が十一日に催された▼牛神様をまつる神社として有名で、境内には牛の石像がある津神社の例祭の日に行われる牛祭りは、昭和六十二年(一九八七年)の例祭で復活、当時も二十数年ぶりの再開ということで氏子総出でにぎわったという▼牛まつりは、牛方触青年会(当時の会長は深見茂嗣氏)が、牛の島づくりを目指す本市の畜産振興と地域の活性化、住民の触れ合いの場として再開させて以来、毎年行われており、今回も人気の仮装行列は、子どもたちを先頭に地域住民約五十人が津神社までの約一・五キロの登りを歩いた▼ちなみに復活の祭りの四月子牛市は、メス・四百十三頭、去勢・五百八十頭、合計九百九十三頭で約三億四千五百万円を売り上げ、平均価格はメス・約三十二万四千五百円、去勢・約三十六万四千円、総平均価格は約三十四万七千円となっていた▼今年の四月子牛市の結果を今号二面に掲載しているが、八百九十九頭で約三億七千七百五十二万円売り上げ、平均価格は、メスは約三十六万七千円、去勢・約四十六万三千円、総平均・約四十二万円である▼この祭りのたびに思うが、参加している住民の表情が素晴らしい。復活させた青年会の心意気が今でも感じられるようである。

2010年4月6日号 第4580号 

4月6日号 ―主なニュース―

○社説 春の交通安全運動

平成二十二年度が一日からスタートし、市内の小、中学校でもきょう六日から新学期が始まった。今回の春の人事異動で新たな陣容となった県や市、国の出先機関、教職員、団体などは、新たな顔ぶれによる新しい風を、その顔ぶれにより思い切って吹き込んでもらいたいし、その新しさをそれまでの流れに取り入れてほしいものである。
 新年度の子どもらの入学(園)に合わせるように、今年度の春の全国交通安全運動が、今春は今月六日から十五日までの十日間、「手を上げる可愛い笑顔に待つ笑顔」をスローガンに(1)子どもと高齢者の交通事故防止(2)全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底(3)自転車の安全利用の推進㈬飲酒運転の根絶―の四項目を重点に、やはり新入学の児童(園児)らの事故防止を第一に、安全、安心の交通社会づくりを目指して展開される。
 壱岐警察署と壱岐地区交通安全協会は昨年中の管内の事故概況などまとめた交通統計を作成した。それによると、県全体の人傷事故は、発生七千六百四十三件(対前年二百七十三件)▽死者六十七人(二十七人)▽傷者九千八百八十八人(二百九十二人、いずれも増)で、増加数、増加率ともに全国ワースト一位の結果となっている。
 本市は▽発生四十九件(二件減)▽死者二人(増減なし)▽傷者六十五人(二人増)▽物損事故二百四十六件(三十二件減)で、原因別では、前方不注視・安全不確認など安全運転義務違反が六割弱を占め、ドライバーのちょっとした気の緩みが事故につながっているという。
 さらに人傷事故の五〇%以上が、六十五歳以上の高齢者と子どもが関与したもので、飲酒運転の検挙数は十三件で前年を八件上回っており、運転中に携帯電話使用の検挙数も八十九件になるなど、交通ルールを守らないドライバーが後を絶たず、これを受けて今年の重点対策を(1)高齢者の交通事故防止対策(2)夜間の交通事故防止(3)飲酒運転の根絶の三点を掲げ、事故のない交通社会の実現に向け、努力する―などとしている。ちなみに、市内の運転免許保有者(昨年)は男九千八百五十五人、女八千二百二十四人、合計一万八千七十九人で、前年を三十九人下回っている。
 とにかく事故が起きてからでは遅いことは当然であり、ドライバーのマナーアップ、交通ルール遵守はもちろん、市民総参加による快適なる交通環境づくりの実現に向け、「自らの安全は自らの責任で守る」といった姿勢も大切で、その行動が多くの人たちへの安全にもつながるのである。


○ひとしずく

久しぶりに先日、二回連続で本命ゼロというまったくボウズ、オデコなどといった結果の釣りをしてしまった▼一回目はまずまずの型のアラカブとベラ数匹という貧果で、持ち帰ろうと少し離れた小さな潮だまりに入れていたアラカブは、近くでじっと釣りを見ていたトンビに持ち去られてしまうという、笑い話のような落ちまでついて散々な釣りになってしまった▼次は”落ち”はないものの、この時は「今日こそは」と気合いを入れて海に挑んだはずだったが、魚に喰わせるためのエサが、海に投入しても取られることなく、限りなく針に掛かったままの状態が続き、そろそろ日が沈み始めた頃、スーッとウキが沈み、これに合わせて釣り上がったのが、この日唯一の釣果となった二十五センチ程のメバル▼これは春を告げる魚と呼ばれる魚で、なかなか味が良いこともあり、今の時季”ひょっとして”と、本カワハギなどと一緒に釣れることを楽しみにしている外道で、三十センチを超える「尺(しゃく)メバル」には遠く及ばなかったものの大切に持ち帰った▼家で、そのメバルを濃い目のタレで表面に味がつく程度に煮付け、前日に買ったセリをさっと茹でてお浸しにして、まさに季節の旬の味を、湯割りの焼酎片手に味わった。その渋味豊かな深い味わいに、壱岐の島の自然の豊かさが思われ、つい飲み過ぎて…。

2010年4月1日号 第4579号 

4月1日号 ―主なニュース―

○社説 新年度スタート

 郷ノ浦町の半城(はんせい)湾の岸辺の斜面などに咲くヤマザクラも満開の頃を迎えたようで、数日前も麦谷漁港近くを、船からそのヤマザクラを愛でる観光船が、湾内を巡っていた。昨年は今頃、その船からヤマザクラを見、ポツリポツリと緑がかった白や淡いピンクの花が、柔らかな光を包み込み、その光がボーッと、様々な緑の海の中に浮かび上がっているように感じるシーンに、とても感動したことが思い出される。
 早いもので、それから一年が過ぎ、この四月から仕事の一年、平成二十二年度が、巡り来る気節に合わせるかのように動き始めた。市や県、国の出先機関、各種団体や事業所などでは、この春の人事異動により、陣容も新たに力強く壱岐の島の地域振興を共通のテーマとして、それぞれの職場で各人のスタートが切られたことと思うが、新たな戦力となる人たちには、できるだけ早くその環境を理解して、それまで培ってきた経験を活かし、その場をリフレッシュするべく、風を吹かせてそれぞれの場の活性を高めてほしい。
 また、新たに市民となった人たちには、島内の観光地や各種施設に出掛けたり利用した際に気づいたことなど、市役所の担当課などに伝えてほしい。善くも悪くも島色に染まる前の感性で願いたいし、エッセイや感想文にまとめて本紙などに寄稿してもらっても構わない。最近では、生活ゴミや粗大ゴミ、産業ゴミが、観光ポイント近くや山林などに捨てられており、せっかくの島巡りが、ずい分と残念なものになった―というものから、先月オープンした一支国博物館の徹底した市内外へのPRを望むもの、光通信に関する問い合わせもあった。
 「春」には、田畑を「墾(は)る」、草木の芽が「張る」などの意があるとされ、墾るには新たに土地を切り開く、張るにはいっぱいに押し広がるの意があるとされる。この新年度のスタートが、新たな壱岐の活性化を開くための滑り出しとなり、伸び始めようとする芽が、精一杯に育ち成長するための期間となることを願い、何かのパワーによりその芽、人材が、育とうとする場に偏向が生じ、バランスが崩れたままにならぬようにとも願う。
 さて、サクラによる島づくりを目指す島さくら・壱岐は昨年、四十種類のサクラ約四百本を植樹、石田町池田西触(国道を郷ノ浦方面から石田方面に向かい、江川酒店手前を右折、約二百メートル程度上がった左側)に「愛パーク」という桜公園整備を進めている。今月上旬から花が見られるそう。詳しくはあまごころ本舗内、同会事務局(電話47―4580)へ。


○ひとしずく

「元気で頑張って下さい、バンザーイ」「サヨウナラ」▼春は「旅立ち」「別れ」「出会い」のシーズンで、恒例の定期異動、進学や就職で壱岐の島を離れる友人や職場の仲間、上司や恩師らを見送る離島ならではのシーンが、海、空の各港で続いた▼特にフェリーでの見送りは、行く人たちと送る人たちの心を、つなぎ止めるかのように渡された五色の紙テープが、岸壁をゆっくりと離れる船が切って、スピードを上げていく船から、春風に舞いながら―と、何とも情感溢れる光景に、関係者ではなくても多くの涙を誘うのでは▼数日前に行った印通寺港でも、盛大なそのシーンが大勢の生徒たちが集まり展開され、壱岐を離れる先生と生徒たちの姿に、取材している自分の胸にも”ぐっ”とくるものがあった。飛行機を長崎で乗り継いで愛知県の新天地へと転勤した釣友のことが思われたから▼転勤する人の人柄が、そのシーンにも表れるものなのか。その様子を見ているとおおよそ理解できるように思う。この春に見たその光景は、どれも島が紡ぎ出した心温まるもので、壱岐で生活した数年間が締めくくられることをイメージすると感動的である▼そうして壱岐を後にした人たちには、新天地での活躍を祈念したいし、着任した人たちには、地域振興にその実力を存分に発揮してほしいものである。 

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