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2010年1月26日号 第4567号 

1月26日号 ―主なニュース―

○社説 「聞く耳」を持ち、日本語を美しく

今年度の市PTA連合研究大会が二十三日、郷ノ浦町、文化ホール・中ホールで、約四百五十人人が参加して開かれ、「家庭・学校・地域が協働し、共に教育力を高めるPTA活動を推進しよう」の大会スローガンの下、小・中学校PTAの事例発表や講演などがあり、その三者連携による子どもたちの健やかな成長を―などと、多くの参加者たちが熱心に聞き入り学んでいた。
 情報化・国際化が進む社会にあって、豊かで便利な生活を追い求めてきた結果、それは暮らしに大きな恩恵を与える一方で、様々な問題を引き起こして多くの矛盾を生み、社会は先き行き不透明な混沌とした状態にあるものの、社会全体が現状に危機感を抱き、物事の本質を見極め、よりよい未来づくりに努めるという姿勢に変わってきているように感じられる。子どもたちが夢と希望を持ち、心豊かに生きるために、PTAが存在意義と責任の重さを再認識して話し合い理解を深め教育力をさらに高める―などを、この研究大会の趣旨に実施された。
 より響き合うコミュニケイション、共に気づき学び合う共育、その環境づくりなどについて様々に語り続けてきた友人は、本音で向き合ってくれる大人はとても大事。大人が少しでも建て前、世間体などで子どもを指導しようとすると、すぐに子どもは察知する。察知された大人は、”聞く耳”
を持っていないと、子どもの反応を「わがまま」としてとらえる。聞く耳を持つには普段からその事を意識している必要がある。
 意識を持って聞くということは、すべての人間関係に言え、自分の都合のいいように解釈するのは、傷ついて育った人たちの特徴。子どもの頃に満たされずに育った人ほど、聞くことがへたで、自分が責められていると感じ、自分が悪いと言われるのが怖いため、相手が言おうとしていることをきちんと聞けずに守りに入ってしまう。共に気づき学び合うというスタイルからは、相手の反応は相性も含めて鏡で、見守り観察し、手助けする存在としての大人が、それぞれの思いを、相手が子どもであっても尊重する心を持ち伝え合うことが大切―などと、ずい分以前に話したことがあった。
 最近は、大人とされる人たちより、若い人たちの中に本音で素直に行動を起こし、しっかり自分らしく現実を生きる人たちが増えているように感じられることがたびたびであり、頼もしくさえ感じられ、子どもたちにはまず、そうした若者に育ってほしい。加えて方言を含め、日頃から意識して日本語を美しく話し使ってほしい。


○ひとしずく

JAのアグリプラザで、オレンジ系の柑橘類という壱岐産の天草を数個買い、家で食べた。これが果汁が多く甘味も香りも十分で、とても美味しかった。壱岐を離れている子どもに本紙を入れて送ろうかと思うほどであった▼それを我が社で話していると、数年前から販売されており、スウィートスピリングという柑橘類も同様に美味しいという話を聞いた。スーパーで買った有機栽培のイチゴといい、壱岐産フルーツの素晴らしさを実感しながらありがたくいただいた▼最近は、市内のスーパーには地元農家の野菜類コーナーが設けられ販売されている。新鮮で手頃な価格設定が人気なのか、案外、多くの買い物客が手に取って、レジへ向かっているように思うが、自分もその中の一人▼初めて見る野菜もあったりで、スーパーに行くたびにのぞいている。季節的に鍋料理の時季でもあり、クレソンやセリ、コマツナ、ネギをよく買い食べている。野菜も地元産のものは果物と同様に美味しいように思え、ほとんど鍋に使う野菜は地元産で、地産地消に一役買って…などと微妙に悦に入りながら、突ついている▼島外からの友人と我が家で鍋料理を食べる際、よく話題になるのが、この野菜などのうまさである。新鮮さと作り手が見えるような食材で、値段も手頃なのがとても良い。

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2010年1月21日号 第4566号 

1月21日号 ―主なニュース―

○『壱岐を元気にする会』が発足―一支国博物館オープン機に活性化目指す―

壱岐を元気にする会

市民団体「壱岐を元気にする会」がこのほど発足し、発起人で会長の市議、久保田恒憲氏ら代表者は十七日、会見を開き、今後の活動方針など説明した。副会長は山西正博氏。
 会見には久保田会長のほか、顧問の山口壮三県議、永田實壱岐ロータリークラブ会長の三人が出席。久保田会長は「一支国博物館開館に向け、市民の英知を集め積極的に地域活性化活動を行うボランティア組織が必要」などと設立理由を説明した=写真=。


○不審者が滑走路に侵入!!―壱岐空港で訓練実施―

空港訓練

 壱岐署と壱岐空港管理事務所は十八日、合同で不法侵入事案対応訓練を実施した。


○社説 市の公共交通に関する資料から
 
 市地域公共交通活性化協議会で「市地域公共交通総合連携計画」の資料など配られたが、これが様々な活性化策への参考になるものと思われ、非常に興味深く読ませてもらった。
 その資料によると、まず市民全戸アンケート結果では、世帯人数は二人が最も多い二五・四%で、次いで三人の一五・七%。年齢に関しては六十代以上が約四十三%で高齢化を裏づけ、最も多い職業は会社員・公務員となっており、ほとんどの市民がバスを利用しておらず(一週間の利用回数〇回=九三・九%)、その理由は▽自家用車がある▽時間が合わない▽本数が少ない▽運賃が高い―などで、改善されても多くの市民は利用しない―などとしている。
 一カ月間の船への利用回数(市外)では、〇回が六六・二%となっているが、二四・九%が一回は市外へ行く船舶を利用しており、そのつながりが高いことを示している。年間の飛行機利用は〇回が八五・一%で、一回五・一%、十~十九回一・一%で、ヘビーユーザーの存在が伺えるとし、バスの運行について▽バスの規模など臨機応変に行い、補助有りきの考えは改めるべき▽学生、高齢者らに対する運賃の補助と配慮を▽行政のより一層の支援▽利用者数と運賃の関係など悪循環に陥っている―などの声も。
 自由回答では▽フェリーと高速船の発着港が二港あり、行き帰りの便で港が異なると、港まで自家用車を利用した場合、公共交通機関でも費用などかかり不便▽壱岐への帰りの船便利用でチケットを買う際、到着港からのバス利用を確認(変更の場合は船中で)してバスを運航しては▽市内通勤を考えたバスダイヤを▽ドライバーの高齢化などもあり、バスの小型化、乗合タクシー化の方向へ進むべき▽公共交通機関としてのバスの現状、今後が非常に不安▽高速船の運賃が高い―の意見も。
 本市両高校生への、本市の将来についての質問では▽交通手段の多い市に▽皆が来たくなるような島▽財政のあり方を考え、もっと自然を大切に▽親に送ってもらわなくても移動できる島に▽住民も島全体をもっと客観的に見て善し悪しの判断を▽離島のハンデを感じさせない文化的に発展した市になってほしい▽観光客にもう一度来たいと思ってもらえる島に▽医療機関の充実を▽もっと観光に力を入れるべき。現状維持では後退してしまう―の考えが示されている。
 紹介したほかにも、様々な意見や調査結果が盛り込まれているが、古くから言われ続けていることも多く、あとはいかに動きへつなげるかである。


○ひとしずく

一月十日は「110番の日」で、壱岐警察署は一一〇番の日にちなみ、印通寺港のマリンパル壱岐駐車場一帯で、警察業務への理解と協力を訴える活動を実施、霞翠小学校では児童らに不審者への注意を呼びかけた▼見かけない船や漂流物を発見した▽油の排出や不法投棄など発見した▽密航・密輸・密漁などの情報を得た、目撃した▽もしもの時の自己救命策確保―など、海上の緊急通報は「118番」で、一月十八日が「118番の日」▼秋の全国火災予防運動期間中の十一月九日に設定されているのが「119番の日」で、110番、118番、119番といずれも市民に事件、事故、火災の防止、予防、安全確保のため、それぞれの活動をアピールし、取り組みの強化、訓練などが展開されている▼緊急通報は、生活上のライフラインであり、当然、緊急事態に遭遇した際に使用されるもので、「イザ」という時に、その事態への対応をそれぞれの機関に要請するもの。ライフ・ライン=生命線、命綱=は、いたずらに利用されるものではないことは、今さらいうまでもないはず▼まずは普段から、生活上の安全に対する個々の取り組みや心掛けが大切となる。各機関は、周知活動を様々に行っているが、各緊急通報の日を機に、市民一人ひとりが「自分の安全」について見直しておきたいものである。

2010年1月15日号 第4565号  

1月15日号 ―主なニュース―

○弁天荘で22日開催―恒例の新春柳宴―
 ―壱岐川柳会―


 壱岐川柳会恒例の新春柳宴が十七日正午から、今年も郷ノ浦町、弁天荘で開かれる。
 今回も当日午後二時まで、「陽」「港」「父」「珈琲」「祈り」を兼題に各三句を募っており(席題なし)、多くの参加が望まれている。会費は二千円(発表誌進呈)。大会終了後、同会場で開かれる懇親宴は同五千円。
 申し込みや問い合わせなど、藤本健人さん(〒811ー5125、壱岐市郷ノ浦町志原西触7―2、電話090―3195―8467)へ。


○中国語コンテスト優勝など報告―川村くんら6人が市長を表敬―

高校生表敬

 昨年十二月に京都外国語大学で開かれた第十三回全国高校生中国語スピーチコンテスト中級部門で優勝した川村明人くんら壱岐高生六人が十二日、白川博一市長を表敬訪問し、成績を報告した=写真=。


○社説 心の向きを明るい方へ!インフルエンザなど予防しよう

 一年のうちで最も寒さが厳しい頃とされる「大寒」の二十日を目前に、この冬一番の強い寒気の流れ込みにより、九州各地で雪や強風など悪天候による交通機関の乱れが報道されていたが、本市でも十三日深夜に氷点下一・八度の最低気温を記録したという。
 このところ壱岐保健所により、市内のインフルエンザ発生状況が出され、市民に注意が呼びかけられている。市内でもマスクをして予防などに努めている人たちの姿を、よく見掛けるようにはなっているものの、薬の処方などで病院に行くと、待ち合い所の市民の多さに、その事態を実感させられる。
 大学受験のセンター試験が昨年から、本市をはじめ県内の離島でもそれぞれに実施されるようになり、今年も十六日から二日間、本市では壱岐高校で行われる。これは、受験生たちがインフルエンザなど各地で流行する中、シケの海を越えて都市圏のホテルに宿泊しながらその時を迎えていたことを思うと、コンディションを整えやすいのはもちろん、よりリラックスして受験できるようになったことの素晴らしさが、我が子たちのその頃をこの時季に思い出しながら痛感させられる。今年の受験生の頑張りに、大いにエールを贈りたい。
 それにしても、最近も市内の小、中学校で、インフルエンザによる学年、学校閉鎖の処置が取られたところがあるが、十分に注意して毎日を元気に過ごしたいものである。壱岐保健所などは、毎年の流行時と同様に▽手洗い、うがい▽マスクの着用▽バランスの取れた食習慣による体力強化▽室内の適度な湿度▽ワクチン接種―などポイントに、予防の徹底をアピールし続けている。
 概ね三月までがインフルエンザの流行期間の目安とされている。その三月―年度末に向けてのこの時期はまた、仕事の一年間を締めくくる忙しく重要な期間となるだけに、受験生はもちろん、市民皆で手洗いやうがい、マスクの使用など、普段から紹介されている予防方法を心掛けて毎日を健康に過ごし、この期間を無事に送ることで、「あの時、インフルエンザに感染していなければ」などと、あとあと悔いを残すことがないようにしたい。
 もちろん、インフルエンザだけでなく、”万病のもと”とされるカゼを、先のインフルエンザの予防法を行いながら予防し、まずは新年度がスタートするまでの二カ月半、市民一人ひとりが、それぞれの場で様々にこれまでの成果を発揮し、自分を思いっきり表現できるよう、心の向きを明るく前向きに定め、毎日を元気に過ごそう。


○ひとしずく

二〇一〇年の市消防出初め式が六日、市民の生命と財産を守る―の消防精神と防災への万全の体制を年頭にあたり再確認し、その意気を示すように、放水式で新春の空に放水のアーチを威勢よく勇壮に描いてみせた▼壱岐地区交通安全協会の新春交通安全祈願祭が今年は四日、芦辺町、住吉神社で行われ、参加者全員で事故のない安全で明るい社会づくりを祈念した。加えて壱岐署の武道始めの逮捕術大会が署内の講堂で開かれ、島の治安の維持にかける強い意志と使命感を訪れた来賓らに示した▼壱岐消防本部がまとめた昨年中の火災の発生件数は三十九件で、救急の出動件数は千四百四十四件となっており、市内の交通事故発生件数(人傷)は壱岐署によると四十九件となっている。消防、警察といずれの業務も、いつどこで発生するかしれない火災や災害、事件、事故などの緊急な事態に備え、その使命を肝に命じながら向き合い、日夜、職務に精励している▼寒が入り冷え込むこの時季、空気が乾燥して火災が発生しやすい時期であり、消防関係者の日頃の火災防止への取り組みもさることながら、市民の火災防止への姿勢も重要であり、事件、事故に対するドライバーをはじめ、市民皆の日頃の注意も大いに望まれる▼市民一人ひとりの取り組みから、今年も明るく住みよい壱岐づくりを目指そう。

2010年1月11日号 第4564号 

1月11日号 ―主なニュース―

○社説「平成22年の新成人に」

本市の平成二十二年の成人式が十一日・「成人の日」の前日十日に郷ノ浦町、文化ホールで市内外に住む平成元年(一九八九年)四月二日から翌年の四月一日の間に生まれ、式典への申し込みがあった市内外在住の三百六十七人を対象に行われ、男性百六十九人(市外五十八人)、女性百六十一人(同四十四人)の合計三百三十人が出席して、社会的・法的にも二十歳=はたち=の若者たちが、人生の新たな門出を祝う式典に臨んだ。
 その新成人たちが生まれた平成元年には▽毎年恒例の島おこしイベントの一つとして定着したサイクルフェスティバルが六月にスタート▽九州郵船のフェリー「ニューつしま」が十月に就航▽四月・消費税スタート▽十一月・ベルリンの壁崩壊、平成二年は▽壱岐商業高校・女子駅伝部が二年連続で全国女子駅伝大会に出場▽十二月・大相撲の壱岐巡業▽東西ドイツの統一▽秋山豊寛氏がソ連のソユーズで日本人初の宇宙飛行―などの出来事があった。
 今回の新成人たちが旅立つ社会は、引き続き都会と地方、飽食と貧困、低迷により厳しさが増す経済、悪化する一方の従来の雇用情勢、機会など、人々の心や精神にまで拡大し始めてきているという格差、より混沌として不透明感が一層高まる中、拍車がかかり進む温暖化によると思われる驚くべき現象や被害など世界的な自然災害、テロや紛争などによる不安定な国際情勢、国民の感覚からは大きく掛け離れた政治家や官僚らの意識と有り様、大樹と思われた企業の枯死、国民が今後背負わなければならない負担など、まるで目の前が不安で覆いつくされているかのような、まったく厳しい情況である。
 式典では酒を飲んだ新成人の男性ら数人が、市職員や白川博一市長からたしなめられる残念な一幕もあったが、白川市長が式辞で、閉塞感が高まる社会の中にあっても、失敗にくじけずその中にこそ成功の鍵を見出し、唯一無二の奇跡の存在として、自分の手で輝かしい未来をつかみ、共に新しい壱岐を築きたい。今後の健闘を祈念する―などと述べて新成人を来賓らと激励、これに新成人の代表が、共に歩んできた友人たちとより地域に貢献したい。歴史をつなぐ命の一つとしてふる里・壱岐を支え、その素晴らしさをアピールする存在に―などと宣誓した。
 確かに大シケの海原ではあるが、自分を常に客観的に見つめ、他との違いを冷静に受けとめて相和していけるような人物、社会づくりを目指し、変化の時に新たなる希望の主役として自分を育んでほしい。


○ひとしずく

サッカー全国高校選手権・決勝が今日十一日、東京・国立競技場で行われる。決勝進出は山梨学院付属(山梨)、青森山田(青森)の両チームとも初めて▼スポーツニュースで観た両チームの戦いぶりは、サッカーに対する情熱、プレーのひた向きさといい素晴らしく、テクニックもこれが高校生かと思うような見事なものであった。もちろん、この大会に出場したどのチームにも言えることだと思う▼二〇一〇年の”走り初め”と、特設のシーサイドコースを走るマラソンによる地域おこしイベント・壱岐の島新春マラソン大会が十日に行われ、市内外から千三百二十二人が参加して、この日を目指しそれぞれに鍛えてきた健脚で、それぞれのマラソンを走り抜いた▼このレースを観て二十四回目の今大会でも思うことは、先に記した高校生のサッカーやラグビー、野球などの競技にも通じている”何か”たとえば「ひた向きさ」があり、そこには観戦する側の醍醐味と感動がある▼そんな事を意識しながら、学生、特に高校サッカー、野球をテレビ観戦するのが好きである。彼らの熱さに触発されることもたびたびなのだが、なかなか一歩が出ない。やはりスポーツには向き不向きが…▼二十日は「大寒」。日頃からスポーツ、体を動かして体調を整え、カゼなど引き込まぬよう元気に過ごそう。

2010年1月6日号 第4563号 

1月6日号 ―主なニュース―

○職員に奮起を促す―白川博一市長が訓示―
 ―文化ホールで市役所仕事始め式―


市仕事はじめ

 市は四日朝、郷ノ浦町、文化ホールで仕事始め式を開き、白川博一市長が職員に訓示を行った。
 白川市長は三月十四日開館の一支国博物館と埋蔵文化財センターについて、「スタートダッシュが大事。博物館を拠点に振興を図ることを肝に銘じてほしい。博物館が活かせるかどうかで壱岐が生きるか死ぬかということにつながる」と職員に奮起を促した。


○防火・防災の決意新た―新春恒例・消防出初式―
―市消防本部、消防団―


消防出初

 市消防団と市消防署の消防出初式が六日、郷ノ浦町、文化ホールで開かれ、署員と団員が防火防災の決意を新たにした。
 式典には草合祐三団長以下団員七百七十九人と来賓合わせて約八百人が出席。恒例の初纏(まとい)に続き、草合団長は「旺盛な消防精神を発揮し出初に臨むことを期待する」と訓示、激励した。
 消防本部のまとめによると、昨年中の火災は三十九件(対前年一件減)で、主な発生原因はたき火十九件、放火八件、コンロ二件、火入れ、電気機器、タバコ各一件などだった。
 式典後には四地区に分かれて放水訓練が各地で行われ、市民に防火協力をPRした。
※表彰受賞者は次号に掲載


○社説 2010年の『仕事始め』に

 年号が平成へと改まってから二十二年目、二千年代に入ってから十年目の二〇一〇年が、まだゆっくりとした正月の休暇の余韻が残るなか、市や県、国などの各種団体や機関、事業所の仕事始めを四日に迎えて動き出した。
 きょう六日は本市消防の出初め式が行われ、初春の空を突いて放水が乱舞する消防出初め式の気合い、意気を市民皆に、全島にみなぎらせ、この一年を無事に明るく過ごし、混沌として先が見えないような社会の現状のなかで、それぞれに自分の、自分たちの明るさを一心に見つめて照らしながら、その明るさをより確かに強く太く結び大きく広げていきたいものである。
 正月の松飾りがある間、松の内の間に、以前なら勝本町の「松の内成人式」が行われていたが、市となり四地区一緒に文化ホールで「成人の日」を目前に十日、人生で二十年目の節目の門出となる、新成人たちの式典、成人式が行われ、新成人それぞれが決意も新たに成人の誓いを立てる。 二月には任期満了に伴う県知事選挙が四日告示、二十一日投開票の日程で予定され、既に六人が立候補を表明し、知事選に向けて様々な活動を展開しており、早速、その権利の一つ、選挙権を行使することになるが、今年は夏に参議院選挙も予定されている。
 本来ならば、強い明るさを放ち進む道筋を照らすべき首相やその近くからは、早過ぎるかもしれないが、国民の目には不信感をあおり、落胆に拍車をかけているようにも見える政治のぐらつき、以前にも聞きつづけていたような、庶民との感覚のズレを示す考えが景気の低迷への不安とも重なり、社会への不透明感、閉塞感、広がる多様な格差が一層、強く意識されるばかりで、これでは新成人たちが、有権者としても自覚を持つなどということは、非常に難しくなろう。
 しかし、最近はその権利・自覚・責任を果たさないことも一つの選択肢と言う風潮もあるようにも感じられるが、現政権は衆議院選挙の末に交代した政権によるもので、スタート、基点がどこにあるのかをよく考えさえすれば、取るべき行動は明らかとなろうし、そのプロセスの重大さも、自ずと理解できよう。その他にも一人ひとりの自覚と行動が原点となる、飲酒運転はしないなど交通安全への取り組みも同様であり、そうした行動はみな、新たな壱岐づくりへの一歩となるのである。
 年頭に当たり本紙にも県知事や市長、各方面の抱負など述べられており、それぞれに展望を開いたものと思うが、本紙は今年、「きざす」をキーワードに新聞づくりに励みたい。


○ひとしずく

とても厳しい寒波の影響で冷え込んでいるが、凛とした大気に満ち充ちて年が明け、比較的に静かな正月の三箇日だった。平成二十二年の初春である▼今年こそは、その瞬間、一瞬一瞬の自分はもちろん、周囲の出来事なども意識的に見つめ目を見張りながら、もちろん公私共にその底流にあるもの、意志や精神、表現されているものの意識の流れ、プロセスといったものもしっかり観察し捉えたい▼この一年も読者の皆様や諸先輩方から育てられている、若く有能な地元出身の記者に助けられての新聞づくりとなるが、様々な出来事、それを産み出した多様な環境に、常に目を凝らし耳を澄ませアンテナを大きく張りながら、新たな島づくり、地域活性化へ向けた新たな芽の発見、善くも悪くもバランスの在り方など感覚を研ぎ澄ませ、レッテルを貼ることでそのものが縮んでしまうことなどないよう、十分に心掛けたい▼できるなら、その芽・きざしが伸びてゆくための支援をし、暖かで豊かにイメージがふくらんでゆくようにも様々に努めたいものである。加えて、バランスが左右、上下どちらかに傾いたり、集中、偏ることがないようにもである▼この六日号からいよいよ本紙の一年間が本格的にスタートする。まずはそのバランスを崩すことにならぬよう注意して、明るく住みよい壱岐づくりに市民皆と一緒に取り組みたい。

2010年1月1日号 第4562号 

1月1日号 ―主なニュース―

○いよいよ3月14日に開館―観光・地域振興の拠点として期待―
 ―市立一支国博物館・県立埋蔵文化財センター―


博物館全景

 整備していた市立一支国博物館と県立埋蔵文化財センターがいよいよ今年三月十四日にオープンする。
 観光、本市の地域振興の拠点としても大いに期待されている同博物館、埋文センターの開館初日のオープン時間は午後一時に決まり、営業時間は二日目からは午前八時四十五分から午後五時半までで、市民はもちろん市内外から多くの人たちに展示物が公開され、特に博物館では次々と展開される企画が注目される。


○「萌」―孤舟・福田敏書―
 ―もゆ・きざし・はじまり・物事のおこり、幸せな年の始まりを願って!―


書「萌」


○やっぱり壱岐は神々の島152社を巡って

 壱岐を巡る旅の一つのジャンルとして、芦辺町の月読神社や住吉神社、郷ノ浦町の天手長男神社など、例えば「延喜式神名帳」に記された由緒高い神社とされる式内社の二十四座の中から、気になる神社を詣でてみたり、マイカー、レンタカーで島内をドライブしながらであったり、観光パンフレットなどを参考に探訪しながら、まだまだ豊かに残るとされる自然の美しさを楽しむスタイルなどあると思うが、神社にある記名帳を見ると、国内各地から多くの人たちが訪れていることがわかり興味をひかれる。
 島内には百五十を超える神社庁に登録された神社があるが、このうち「しまさくら・壱岐」がサクラの植樹のために神社庁から取り寄せた資料を基に、昨秋から年末にかけ、そこに記載された神社全百五十二社を詣でた東京在住の女性、田村睦さんに話を聞いた。
                  (編集部)

出雲大社からスタート

私の神社巡り

 仕事の合間を見ては、海外を含めてあちこちを旅するうち、日本という母国の素晴しさが際立って感じられるようになり、同時に心の安らぎといった感覚が、自分の内に意識され始めたのが三年前。ちょうどその頃、幼い頃に遊んだ天神様の公園が懐かしく思い出されるようになったこともあり、直観的な閃きや当時手元にあった旅の雑誌などでたびたび目に飛び込んできたのが島根県の出雲大社で、ここがスタートになりました。

今年5月に初来島

 ”導かれるままに”と言えばいいのか、心の示すまま奈良、大和、熊野、伊勢、京都などと神社巡りを続けるうち、”神々のルーツは壱岐、対馬に”の閃きがあり、五月に壱岐に初上陸、月読神社や住吉神社、天手長男(アメノタナガオ)・天手長比賣(アマノタナガヒメ)の両神社などに行き、翌日から対馬で二泊の予定がシケで足止めとなり、夜たまたま食事をしていた郷ノ浦町内の居酒屋で、今回の壱岐百五十二社巡りをするきっかけになった方と巡り合ったんですが、翌日は天候も回復したので対馬へ行きました。

アマノタダガヒメ


茂みをかきわけ訪ねた神社も

 百五十二社巡りは九月にスタート、十月、十一月、十二月と毎月来島してできるだけ詣でて帰るというサイクルで巡り、年内には区切りをつけたかったこともあり、住吉神社から始めて十二月十六日に終了し、十八日に住吉神社に正式に参拝して全行程を終えました。民家の家の間を通らせてもらい裏の山にある神社を目指したり、三百十七段もある階段を登ったり、ジャングルの探検隊のように茂みをかみ分けて訪ねたり、池の岸にあるにもかかわらず樹木で見えなかったり、もちろん手入れの行き届いた神社もありましたが、多くの場合、守っている氏子の数も少く残念な状況になっていました。

“お気に入り”は天手長比賣神社

 神社を巡ぐるという形で壱岐の島を旅してきましたが、島の懐の深さというか、内的なスケールの大きさを実感できました。神社庁に登録されていない神社も合わせると八百~千にまで達するのではというその数からは、古(いにしえ)の頃の壱岐の豊かさ、大陸との人・物・文化の交流、交通の要所として栄えていたことの証明にもなるのでは。すっかりこの島が気に入ってしまいました。
 いろいろと巡った中では、天手長比賣神社が、社や祠などなく、鳥居はあるものの、自分にとっては澄んだ気が流れていて、加護を受けているようで、最も心安まり癒される場となり大好きな神社です。

この“旅”を本か冊子に

 巡った百五十二社にサクラが植えられると聞きましたがすごく素敵ですね。よく言われる神々の島が、何年か先にはサクラの島となるのは本当に素晴らしい。今後はさらに調べて、ガイドブックというか本か冊子にこの旅をまとめたいと思っています。

楽しみにしていた壱岐大々神楽

 神社巡りの締めではありませんが、神々の導きと加護に感謝して住吉神社を参拝、日本の胡弓の演奏を奉納しましたが、同じ場所で楽しみにしていた壱岐大々神楽が舞われたのには参りました。最後までしっかり観れて感激しました。古事記に記される神々もたくさん登場し、楽しく観ることができました。本当に素晴しい神楽だと思いますよ。

神楽 胡弓弾いている人


神社もまた島の文化遺産

 神職の方々、多くの地元の皆様の協力があってこその旅で、とても感謝しています。神社のルーツをなどと巡った旅が、いつのまにか自分のルーツ、自分を探す旅になっていることに気づけたことが、この旅からの何よりのプレゼントだと観じています。神社については様々な考え方があろうと思います。しかし、文化遺産であることは間違いようもなく。いつでもその輝かしさを思い出せるよう大切にしたいものですね。


○社説 2010年の幕開けに

 二千年代に入って十年目となる平成二十二年の幕が上がった。「今年はどんな年になっていくのであろうか」と、誰もがこの清々とした新玉の日に思いを巡らせるのではないだろうか。
 個人―地域―九州―日本―アジア―世界は、そして地球のこの一年は、いったいどんな展開を見せながら、その時を進めてゆくのであろうかと、ある人たちはワクワクと胸躍らせて、またある人たちは新たなもの、流れに不安を抱いて、それぞれが様々な思いを感じ取りながら、こんな年、あんな年にしよう(する)などと、今年をイメージしているのではないか。
 本市は今年、平成十六年三月一日に誕生して以来、人で言うなら満六歳の誕生日を迎える幼稚園の年長さんということになるが、この一面に紹介している福田敏氏の書「萌」が表すとおり、この一年の年頭にあたり、めばえ、物事が起ころうとする=きざす、はじめ=きざし―など、意識的に自分の内、外に見出し、やはりその物事が起ころうとする芽のような勢いを大切に、結果にとらわれ目を奪われることなく育て伸ばしたい。途中で様々な出来事を経ながらも新たなスタイルを創出し続けたい。
 これからの時代、今までは在っても目に入っていなかったり、日常ではあまり必要とされていないような目立たないもの、否定されてきたものとその逆のスタイルなどが融合してゆくような、それは例えば、自分の中の豊かさを知る、気づくことによるコンプレックス、苦手意識との和解であったり、自然と人間との関係性が回復、調和する方向へ動いてゆくのでは。
 人の寿命が尽きるように人類全体が消滅するような時もくるかもしれません。それでも自分たちの手でそうなることがないよう願っている―などと書かれた文章を読んだことがあるが、最近たびたび聞かれる融合、和解、調和などといった言葉は、そのキィーワードなのであろう。
 今年の干支は「寅(とら)」、十二支の三番目で、昔の時刻の名称としては、今の午前四時とその前後二時間をさすそうで、まさに何かが起ころうとする”きざす”頃である。満六歳の壱岐の島にとっては、光りの粒のような明るさ、勢いの種を意識して認め、より確かなものへと、先に記した言葉をキィーワードに育てる―というぴったりの年回りではないか。
 さて、一年の計は一月一日、元旦にあるなどと言われているが、私的にも公的にも、また、新聞づくりをする編集者としても今年一年、干支ではないが「虎」にならぬよう心して努め、励みたい。


○ひとしずく

久しぶりに来島した友人が「もう春が感じられていいなぁ」などと話していた▼たしかにスイセンなどあちこちで咲いているが、これにも地球の温暖化が関係しているのだろうかと思っていると、暖冬傾向はしばらく続きそう―という天気予報が聞こえてきた▼だいぶ前になるが、「人は本来、地球に育まれている存在であり、人間社会はより深い本質的な部分で地球という星と向きあう必要がある―。地球の声が聞こえますか」などといったテーマで制作された映画を観た▼学者や芸術家、伝統を守る先住民族の人々らが、悠久の命への畏怖と愛、人という種の未来についての話しなど、それは美しいダイナミックな自然と滅びゆく自然の対比を背景に描いたドキュメンタリー風の作品で、その内容に深く感動したことを思い出す▼壱岐百五十二社の神社巡りをした田村睦さんは、神社に向かう途中や境内で不法に棄てられた生活ゴミや粗大ゴミの量に「あまりに多くて悲しくなる」と取材の際に語ってくれたが、実際にその通りで、壱岐の活性化には、島を美しく―と思う心を育てるという、最も基本的な作業が第一に望まれていようし、環境問題への取り組みの初めの一歩である▼様々な展開への大切な一歩でもある。

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