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2009年11月26日号 第4556号 

11月26日号 ―主なニュース―

○約1300本が行方不明に―『平茂晴』のものも県外に―
 ―市農協の凍結精液―


 県から委託販売を受けるJA壱岐市の凍結精液千二百五十七本の行方がわからなくなっていることが二十四日までにわかった。
 県畜産課によると本年四月、宮崎県で和牛精液の盗難事件が発生したことを受け、県は各地農協など県内十四か所の委託販売を行うサブセンターの立ち入り調査を実施。その調査の際に判明した。同課は市農協に精液の管理状況などを精査するよう指導している。凍結精液の価格は一本千二百二十円で、行方がわからない精液の価格は百五十万円から百六十万円分と見られている。
 市農協は畜産課にサブセンターを設けているが、その管理を主に担当していた男性職員が今月上旬に自殺。男性は平成十七年四月から担当していた。
 この約千三百本のうち、約三百五十本は人気ブランド種雄牛「平茂晴」の精液で、県は平成二十四年の全国和牛能力共進会を見据え、県内の畜産農家の要望が高い平茂晴の精液が県外へ出ないよう平成十九年三月から県肉用牛改良センター(平戸市)とサブセンターが申し合わせをしているが、今回の発覚で、平茂晴の精液を含む一部の精液が県外に流出していたことも判明。
 その本数については調査中だが、元市農協畜産部長で現市議は、担当していた男性職員に広島県の畜産農家に平茂晴の精液約二十本を売るよう指示していたことを認めている。


○社説 知ることは喜び 文化財は地域の輝き

 学校に通っていた頃は、歴史や社会などにまったく興味はなく、年号や地名と覚えることばかりで、楽しさなど少しも見出す事ができずむしろ嫌いな教科で、案の定成績も良くはなかったが、それが数年前、ふとした事から子どもの頃に遊んでいた”冒険の地”が天神山と言われ古墳があったことを知った。
 そこが突破口となって思い出を様々にたどりながら郷土についての勉強が始まり、ルーツとも重なって興味と意欲の方向性が神社へと移った。関東方面の神社を調べながら関西方面、山陰と進むうちに、神社が壱岐、対馬に集まっていることに気づき、壱岐の神社を巡ることで、国内各地の神社につながる多様な神社のスタイルや歴史など、広く学ぶことが出来て、まさに生涯、学習と自分では思っている。子どもの頃にまかれた、人生にとってとても大切で貴いその種から、芽が出て今伸びざかりといった感覚で、島内の神社を歩いている―と、壱岐の神社を巡ることが趣味という東京の友人が、来島した際によく語る。
 郷ノ浦町、文化ホールで先日、県の文化財サミットが開かれ、▽地域の文化財や史跡などから人離れが進んでおり、次の世代・子どもたちに集まってもらえる場づくりをすることが地域を知る場に、世代間、学校と地域の交流の場に▽郷土を知るための学習を、身の回りの文化財を利用して行い、まつわる歴史など物語風にアレンジして語ることなどから、郷土の「誇り」を知るための”おもしろみ”を伝える教育が、伝える側、受ける側共々により積極的に望まれる▽先人に学ぶ心を見直し、現代社会の現状に活かしていこうとするスタイル、マスコミなどを利用し地域を超えた活動、より積極的なアピールと、それによる反応の確認▽長い目で見た学習、次の世代への伝承、感動から自信につながる指導▽多様な文化財も環境に含まれ、郷土の自慢を地域に積極的に活かす―などとする素晴らしい意見が聞かれ、歳をとっての感傷なのか、文化財とのかかわりの中で、今、時の流れを痛切に感じている―の言葉には、その重さに心が動いた気がした。
 最後にこのサミット開催が、文化財に関係する人たちの意見交換、交流の場となり、増え続ける文化財の保護などに対し、それぞれの場から出される知恵が多様な問題に活かされた、地域が一体となった取り組みに―とするまとめの言葉があったが、文化財は郷土の光り、輝きである。それを知ることはその光りを観ることであり、内にその輝きを見出す喜びを知ること、とその友人は話す。


○ひとしずく

昨夜も星が空いっぱいに輝く美しい夜空が広がり、駐車場で車を降りてからも、少し首が痛くなるくらい頭上を見あげ、様々に思いを巡らせながらゆっくりと楽しんだ▼冷たい大気の中で、先日、福岡で聴いた九州交響楽団の緊張感のある演奏にのり、とてもロマンティックに二十世紀を代表するハンガリーの大作曲家、バルトーク(1881~1945)の名曲、ヴァイオリン協奏曲第2番が、豊嶋泰嗣氏のストラディバリウスで奏でられた名演を思い出した▼昨日、神無月(かんなづき)・旧暦十月九日の夜は上弦の月が夜を照らし、九州は筑紫の山頂で天に向かい爪立って平安と人々の幸福を祈り続け天神となったという、菅原道真公の伝説と太宰府天満宮に以前行った際のことなどが思い出され、尊敬する造形書家、江島康子さんの作品と笑顔が浮かんできたような気がした▼まぁ、夜に我が家の前の駐車場で車から降り、空を見上げてその美しさに感動して”素晴らしい”などと小声?で独り語など言っている姿は、かなり”変なオジサン”ではあるが、美しいものは美しくて素晴らしいし、独り言の少しぐらいは、俳人・種田山頭火の句「すべってころんで山がひっそり」の心境的に、聞こえた人があればアハハハと笑ってやり過ごしてほしいと思うが…▼それでも、小声で夜空の月や星に「美しい」などとつぶやいてみるのも案外いいものか。

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2009年11月20日号 第4555号 

11月20日号 ―主なニュース―

○川村くんと築城さんが優勝、壱岐2連覇
 ―浦さん3位に 九州山口地区高校生中国語発表会―


中国語スピーチ(3人)

 第八回九州・山口地区高校生中国語発表会が十四日、福岡市、九州産業大学であり、壱岐原の辻歴史文化コースで中国語を専攻する築城七海さん(一年)が暗誦部門で優勝。スピーチ部門でも川村明人くん(三年)が優勝、浦志穂美さん(同)が三位に入るなど同コースの生徒が大活躍した。


○サクラの除草など―勝中の有志16人がボランティア―

勝中ボランティア

 サクラで壱岐の活性化など目指す「島さくら壱岐」はこのほど、中学生の生涯学習の一環として、勝本町、イルカパークの園地内に植樹されたサクラの周辺の除草作業など、勝本中学校の有志十六人の参加により実施した=写真=。


○社説 感動から行動へ 壱岐の自然を守る作品コン

「海は青くかがやいていました。砂浜の砂は、サラサラして、きれいなはだ色。砂とうみたいなキラキラした物が点々と落ちてきれいでした。私は、こんなきれいな海があるんだと感心してしまいました。私達家族四人は、感動して、じっと海を見つめたままでした―みんながごみを捨てない、流さない努力をしたら、壱岐の島の海がもっとかがやき、きれいな海になると私は思います。」
 「―壱岐の自然を守るのは、壱岐を愛する島民の思いなのではないか―開発と自然保護のバランスは難しいが、今ある自然を少しでも残そうとする努力は必要だと思う。それは、ごみを拾う。自然に触れるなど、壱岐の自然を愛する気持ちから始まるのではないか―豊かで見飽きることがなく、常に新しい表情を見せてくれる。そんな美しい壱岐の自然を後世へ残していくために、自分でもできる事を探してみようと思う」。
 これらは、壱岐の自然を守る会が毎年、市内の小・中学生を対象に作文、標語、ポスター三部門で行っている作品コンクールの、作文の小、中学生両部門で、最優秀を受賞した作品の一節で、作者たちが壱岐の自然を愛し大切に思っている心、島民が気づかぬうちに癒し育む自然を豊かなままで残したい、そのために自分たちが、またそれぞれにできることから力を尽くしたいとする想いが、痛いほど伝わってくる作品で、標語、ポスターとどの作品も自然に向かう時の喜び、残したいと願う純粋な心がストレートに響いてくるものばかり。
 今年は今の時季、皇帝ダリアの見事な花があちこちで見られるが、葉の落ちた枝にぶら下がるカキ、道脇に咲くツワブキ、小さな花をつけた名も知れぬ草、山の斜面に点々と見られるわずかばかりの紅葉、磯にぶつかり砕ける波、巻き込まれる気泡がつくる白色から水色に見える海など、意識して眺めることで、自然を通してこの壱岐の息吹が、まさにそこここに感じられ、そのコンクールに出品された作品がアピールする自然を守り育てる意志の重さ、一人ひとりの行動の必要性が実感され、この壱岐の島でも今、待ったなしで望まれていることが理解できる。
 「猿岩が 見ている未来(さき)も 青い海」=標語の部・中学生最優秀=。この標語のように未来を見据える目は、経済、生活環境、自然と、どんなジャンルにも強く求められているスタイルであり、調和、バランスをとることなど、自然という異なる生命の集合が創造する美しさから、学ぶことは多い。意識して自然に触れることである。


○ひとしずく

秋分と冬至の中間にあり、この日から冬が始まるとされる「立冬」も七日に過ぎて、早いもので明後日二十二日は二十四節気の一つ「小雪」▼小雪は北風の強くなる時期とされるが、まさにここ数日間、強くも弱くも北まわりの風で寒く感じられる日が続き、冷たさが意識されることもたびたびで、昨夜は乾燥・霜注意報が発令され、星空を観に出た駐車場ではその注意報が実感されて、あと十日余りでやってくる師走・十二月、大晦日の足音が迫ってくるようだった▼そろそろ本紙も例年と同様に、来年平成二十二年の正月・元旦号の準備をスタートさせなければならない頃に入り、毎年のこととは言え「光陰矢の如し」のたとえを実感し、ゆく年の早まるスピードに、この頃になると公私ともに気忙しさが募ってくる▼さて、この一年も一カ月と十日、いよいよ締めの期間となる。これからは何かと押し出されるように、毎日がアッという間にといった具合に過ぎてゆくのが例年の師走のパターンである。何とかそこから抜け出してその時の流れを自分のペースにできぬものかとも思う▼集団カゼ、インフルエンザが壱岐でも流行しだしている。学年閉鎖や学級閉鎖に至った学校も出ているだけに、健康には十分に注意して、快く残る月日を過ごし、それぞれに新たな年に向かい準備を進めたい。

2009年11月16日号 第4554号 

11月16日号 ―主なニュース―

○開館100日前イベント 文化ホールで22~23日
 ―県文化財サミットin壱岐―


 来春三月十四日に開館する埋蔵文化財センター、一支国博物館の開館百日前イベントとして、「県文化財サミットin壱岐」が二十二日と二十三日の両日、郷ノ浦町、文化ホールで開かれる。
 二十二日は午後三時の開会行事に続き、久留米工業大学・大森洋子教授、関西外国語大学・佐古和枝教授の講演や事例発表、パネルディスカッションが午後七時まで予定されている。
 二十三日は午前九時に開会。四分科会に分かれて意見交換が行われた後、同十一時から全体会がある。またサミット開催期間中は、埋蔵文化財センターと一支国博物館の内覧会が催される。いずれも参加無料。


○社説 愛用したい”ふるさと産品”

 先日は北まわりの大風が吹き荒れて、まるで台風のような大荒れの天候となったが、これを機により一層冬らしさが自然の中に増してきたようで、昨晩もベランダに出て見ると、吹く風の冷たさに身が引き締まるような思いがした。
 市商工会勝本支所恒例の朝市まつりが一日に黒瀬駐車場と商店街で、市農協の人気イベント・JAフェスタが十四日と十五日の両日、壱岐家畜市場で、二十二日には午前九時から、離島センターで、市商工会芦辺支所のあしべ商工・産業まつりが予定され、郷ノ浦町商店連盟は冬の謝恩セールを年末まで、石田町では「勤労感謝の日」の二十三日、商工・産業まつりが、印通寺浦のマリンパル壱岐とその周辺などで開催される運びとなっており、その寒さがムードに拍車をかける。
 歳暮や年末商戦に向けた取り組みをアピールする広告やチラシなども、最近よく見かけるようになってきたが、地元商店など参加する商工まつりには、本島産の海産物や農産物、加工品など、地元で生産された”ふるさとの味”を活かした産品が多く並べられ、イベントも行われることもあり、この壱岐を離れた家族や友人、知人らに送る多くの人たちでにぎわっているが、十月に七度目の壱岐公演を開いた日本を代表するヴァイオリン奏者の豊嶋泰嗣さんからも、あの壱岐の味を―と連絡があった。彼はあちこちでその味などをPRしてくれている。
 こうした”壱岐大好き”の著名人が増えて、国内外のあちこちで島の自然や味覚、歴史や文化などPRしてくれれば、少しは島の経済力アップにつながるのではないか。そのためには到達すべき目標が同じであれば、それぞれ様々な進み方、進み具合があることをよく理解して、一丸となって取り組むことができればなどと、ずい分以前から言われてきているが、一丸とまではいかなくても、足並みを揃えて意識、意志の統一を図ることの必要性が、ここへきてより高まってきている。
 地産地消という言葉を耳にするようになって数年は経過していようが、島外への発送や自宅で使うにしても、地場産品の素晴らしいポイントは、つくり手の顔が見えるような、真心が感じられる産品であることが多く、味わいや使い勝手はもちろん、安全や安心がモットーとなる品がほとんどであることで、それが魅力でもある。ふるさと産品は愛用することで、地域の活性化に一役果たせるという”プレゼント”も、もれなく付いてくる。
 そうした点からも、できるだけ地場のふるさと産品を愛用したい。


○ひとしずく

第五十四回県展・移動展が十二日から四日間、郷ノ浦町、文化ホール中ホールで開催され▽日本画▽洋画▽彫刻▽工芸▽書▽写真▽デザインの七部門の入選作品百十余点が展示され、それぞれの作品が放つ美しさに見入った▼会場では十四日と十五日の両日、市美術展も開催されていたが、市美術展に出品、入賞した作者の人たちにも大きな刺激になったのではないか。視点や表現の迫力、スピード感などなど、市美術展からもどんどん県展で入選する作品が出てくるために、今回の県展移動展は参考になったものとも思う▼パンフレットの金子原二郎県知事のあいさつには、県は「文化によるにぎわいの創出」を重点施策として推進し、歴史や文化を活かした交流の促進と心豊かな質の高い生活環境づくりを目指し、地域の活性化のために、県民皆が優れた芸術文化に接し、文化活動に積極的に参加できる環境づくりに取り組む―とあった▼この延長線上に、あと四カ月後の来春三月十四日にオープンする市立・一支国博物館、県立・埋蔵文化財センターも位置しているものと思うが、一支国博物館では、どのような文化活動が、オープニングイベントとは別に、どのようにより積極的に展開されてゆくのか今からとても楽しみにしているし気になるところでもある。

2009年11月11日号 第4553号 

11月11日号 ―主なニュース―

○丘陵北部に稲倉16棟の跡―原の辻遺跡調査指導委員会―

原の辻遺跡

 原の辻遺跡の調査を円滑に行うため専門的な指導、助言を行う同遺跡調査指導委員会(委員長・西谷正九州大学名誉教授)が六日に開かれ、市教委は昨年度調査で検出した丘陵部(祭儀場)北側の石田高原地区で見つかった約二百か所のピット(穴)群は、十六棟の高床倉庫があったと推測されることを報告した
 また、県原の辻遺跡調査事務所は、本年度調査を行った丘陵部西側の「八反地区」で河川一か所、環濠一条、溝一条、沼状落ち込み一か所を検出したことを報告した。


○社説 情報の的確な伝達、共有 市防災訓練から

 八日午後一時二十五分ごろ、壱岐市西方沖を震源とするマグニチュード7・0の地震が発生、壱岐市で震度6強を観測、勝本町本宮南触で家屋の倒壊、地すべり、火災などが発生、負傷者が続出し、甚大な被害が出ている模様。さらに津波警報が発令された―を想定した市防災訓練が同日午後一時半から、同触の特養ホーム前で、国や県、市、地域住民など関係各種機関、団体などが参加して実施され、緊張感のある真剣な訓練が展開された。
 本市は昨日から北東の風が強く吹き、時折り雨足が強まるなど暴風・波浪警報が発令されて、海の便がストップするなど、自然災害がイメージされるような荒天となっているが、突然のようにこうした事態が起きてくるのだから、災害はいつどこで発生するのかわからない―ということがまさに実感され、訓練の必要性が理解される。もちろん今回の想定・地震と大シケの天候とでは、対策なども大きく変わるのだろうが、参加した機関、団体が、災害対策本部からどのような体制で災害によりスピーディーに対応するのかなど、把握、確認できたのではないか。
 その訓練後の講評やあいさつで災害に対し、犠牲者を出すことがないよう、万全の体制でスムーズな救助活動ができた。発生時は情報が入ってこなくなるので関係各機関が連携をより密にした連絡体制で臨まなければならない。訓練を糧にして、各機関、団体が、情報を共有することで、より的確で迅速な対応、活動の展開が望まれる。自分たちの地域は自分たちが守るという防災意識の向上を―などの言葉が聞かれたように思うが、訓練を重ねることなどで、備えておくことは大切なことである。
 中でも「情報」はキィーワードで、以前、NHKだったか大震災をテーマにした番組の中でも、正確な情報を伝達すること、刻々と変化する状況を正しく伝えることなどがクローズアップされていたように思い出されるが、過多と言ってもいい程の情報社会の中に住んでいる現在の人々にとって、情報が止まることほど不安なことはないだろうし、パニックになりかねない事態はないのではないかと思えるだけに、市(住)民にも正確な情報の伝達、提供された情報の共有の重要さがよく理解される。
 今年も残すところ二カ月間を切っているが、その訓練を機に、今回訓練に参加した市民もしない市民も、災害発生時の連絡手段や方法、避難場所、方法などについて、家族で話し合い確認しておくなどして〝イザ〟というその時に、普段から備えておくことも望まれている。


○ひとしずく

ハンター待望の狩猟が今年もこの十五日に解禁となる。ツルの渡りも見られたが、先日、日が沈んでいよいよ暗くなる直前に、友人が経営する居酒屋の上空を、カモが鳴き交わしながら飛んでいるように感じられた▼そうした渡り鳥たちの姿が見られるようになり始めと、自分の秋からの磯釣りシーズンの本格的な開幕であるが、今年のシーズンは、チヌ釣りで二十三年前にスタートして現在はクロ、それも近場のオナガグロ=オナガ=釣りをメインにここ数年間楽しんできたが、釣りそのものを趣味としてどうするのか―といったテーマにぶつかっている▼それでも今年は、キャリアの中でも数える程しかチャレンジしたことのない食べるための釣りを2回、友人、友人の家族が来島したことで楽しんだ。そのこともあってなのかとも思うが、オナガの光沢のある透き通るような美しい身のタタキや刺身をイメージしながら釣りをすれば―とも思うものの、今シーズンは一度も竿を振っていないのである▼針がかりしてからのファイト、味わいといい、まったく「釣り人冥利に尽きる」と思えるほど、魅力たっぷりの対称魚ではあるが、そのプロセスではなく結果を求めるようになるようではと、少しばかり粋がる自分の声に従って出掛けていないし、あれだけ好きで通い様々に学んできたあの景勝地にすら一度も立っていない。

2009年11月6日号 第4552号 

11月6日号 ―主なニュース―

○国内線で1日スタート―航空券購入、乗り継ぎなど便利に―
 ―ORCとANAが協働運航―


ORC

 オリエンタルエアブリッジ(株)(ORC、村岡一孝社長)は一日から、全日本空輸(株)(ANA、伊藤信一郎)との国内線共同運航(コードシェア)を開始した。
 ANAグループが本市に就航するのは一九九九年以来。共同運航により、航空券の購入が全国のANA直営、代理店、旅行会社約千五百社で可能になったほか、ANAの自動チェックイン機、自動券売機も空港に設置されており、利便性の向上が図られている。


○社説 「119番の日」から秋の火災予防運動

 日本列島は三日、冬型の気圧配置と強い寒気が流れ込んだ影響で、各地でこの秋一番の冷え込みとなり、東北地方などでは初雪や初氷を観測、本県地方も北からの寒気により冷え込み、十一月下旬から一月上旬並みの寒さになった所もあり、各地で最低気温が平年を下回って、芦辺町の観測点では一月下旬並みの四・五度を観測した。
 「ハァー」っと息を吐くと、息の跡が空中に白く広がるなど、季節が秋から冬へ移り始めたことを告げる「立冬」(七日)をその目前で実感。東京からは「木枯らし1号」の便りも聞かれ、来年の正月用・お年玉付き年賀はがきの販売も始まり、当社での年賀はがき印刷をPRする広告が本紙に掲載され、その印刷の注文などで来社する人や問い合わせの電話もかかるようになってきた。
 「まあ、冬将軍ではないにしても、北まわりの風も強いし寒いものは寒い。あまり早くからストーブやホットカーペットを出したくないなぁ~。でも、寒くなる頃にはそれなりに寒くなってもらわないといけないし」などとブツブツ一人ごとを言いながら、電気ストーブを引っ張り出して掃除した。やはり一度冷え込むと、石油ストーブやファンヒーター、炬燵(こたつ)などの暖房器具を用意したり、案外、使っている人も多いのでは。
 今年の「秋の全国火災予防運動」が「一一九番の日」の十一月九日から十五日までの一週間、「消えるまで ゆっくり火の元 にらめっ子」を標語に実施される。ちょうどこの頃から、本島でも”木枯らし”をイメージするような北寄りの季節風が強く吹いて、シケ模様の日も多くなり、空気が乾燥して火災が発生しやすい時季となる。それだけに歩行中はもちろん、いまだにたびたび見かける車中からのタバコのポイ捨て、たき火や野焼きなども火災にならぬよう、その標語の通り火の後始末には十二分に注意することが、市民に訴えられている。
 今回の運動でも、その主旨にちなみ、住宅の火災防止やその対策の推進、地域の防火体制や安全の充実などをポイントに、防火パレードや消防訓練など実施されるが、各家庭でも▽家のまわりには燃えやすい物は置かない▽寝たばこやタバコの投げ捨てなどしない▽子どもをマッチやライターで遊ばせない▽電気器具は正しく使い、タコ足配線はしない▽ストーブに燃えやすいものを近づけない―に注意するなど火災予防に努めたい。
 一瞬にして尊い生命や財産を失う火災を、関係機関・団体、市民が一致して防火への意識を高め、その取り組みを充実させたい。


○ひとしずく

朝のウォーキングというよりは、冷んやりとした空気のせいか、散歩が身が引き締まる思いがして心地好く気に入っている▼先日は郷ノ浦町庄触にある山浦大権現を訪ねてみた。立派な石段が社まで百七段あり、「伊弉冊尊(いざなぎのみこと)」、「事解男命(ことさかおのみこと)」、「速玉男命(はやたまおのみこと)」が「御祭神」とあった▼下から社を見上げると、まるで大きな鳥居のように見事な樹木が石段を覆い、その石段を抜けて、開けた社の上空に至る辺りの雰囲気、気の道のような流れが素晴らしく、行きはフーフーいいながら休み休み登った石段が、帰りには心身ともに軽く?感じられて、何とはなしに「ありがたい」ような心持ちで急な石段を降りた▼ずい分以前から、前の県道を車で通りかかる際、その神社の存在には気がついていたものの、なかなか気が向かずに詣でられずにいた。行ってみるとよいもので、妙に遠ざけるような思いは消えて、その雰囲気が厳かにすら感じられ、これからも時々詣でたいものと思いながら、少々くたびれて笑うような足に、散歩?ウォーキングの必要性を強く意識しながら我が家にもどった▼それにしても、あのような神社があちこちにある壱岐の島は、まさに神話の島なのであろうか。古(いにしえ)の頃をのぞいてみたいものである。

2009年11月1日号 第4551号 

11月1日号 ―主なニュース―

○壱岐東部漁協海女組合に知事賞―本年度、ながさき水産業大賞―

 本年度ながさき水産業大賞の受章者がこのほど決まり、本市から壱岐東部漁協海女組合が特別賞=知事賞=を受賞した。
 明治以前に発足したともいわれる同組合は、県内で唯一の女性グループ(九十人)でウェットスーツを着用しない伝統的な素潜りで共同労働慣行による伝統漁法を伝承。また、禁漁区の設定やアワビ種苗の放流、コンブ養殖を実施するなど漁場の環境保全にも貢献している。表彰式は今月十四日、長崎水辺の森公園などで開かれる「ながさき実り・恵みの感謝祭2009」で行われる。


○社説 文化のシーズンにわれらみな主役

 霜が降る頃となったことを知らせる二十四節気の一つ「霜降」が二十三日、五節句の一つで「菊の節句」とも言われ、九の陽数(奇数)の極で、中国では九の重なるこの日を昔から尊んで祝い、日本では菊酒などの風習が残っているという「重陽」(旧九月九日)も二十六日に過ぎ、澄んだ大気の夜空から、この壱岐の島のシルエットを美しく浮かび上がらせるように照る名月の頃も行き、七日は「立冬」である。
 今月はまさに、晩秋から初冬にかけて、本市でも多彩に展開される文化のシーズン本番。「自由と平和を愛し、文化をすすめる」などと制定された「文化の日」の三日を中心に、▽2~3日・芦辺町文化展(離島センター)、郷ノ浦町文化展(文化ホール)▽3日・ごうのうらひろば(同)▽7~8日・勝本町文化展(文化センター)▽12~15日・県美術展覧会・移動展(文化ホール)▽13~15日・壱岐美術展覧会(同)▽14日・壱岐文化協会・文芸祭(同大会議室)▽15日・同芸能祭(同大ホール)▽22日~23日・県文化財サミット(同ホールなど)―に加え、各小中学校では文化祭や学芸会(学習発表会)が予定されている。
 まさに、文化協会・文化祭のキャッチフレーズ「われらみな主役」の通り、子どもから高齢者までが参加しての文化行事が各地で開催される楽しみなシーズンであり、それぞれに開会が待たれるが、先日、文化ホールで七回目の壱岐公演をして、非常に優れたレベルの演奏を披露したヴァイオリニストの豊嶋泰嗣氏は、「今回の客席の集中度の高さが、我々の演奏をより内容の濃いものへと引き上げた」などと話していたが、たとえ知人や友人、家族と身近な人々の発表や展示された作品であっても、その力作、熱演の前ではマナーを守り楽しみたい。
 会場内では携帯電話の電源を切り、例えば演奏中にあせってかかった電話に対応したり、席をまたいで座ったり出口へ向かったり、食べ物を食べたり―など、こんなことがないようにルールを遵守し、他の人たちの鑑賞を妨げることなどないよう心がけ鑑賞する側の各人も展示された作品、ステージでの発表を、より素晴らしいものとするための重要な一人であることを忘れずに、各種発表に参加してほしい。
 とにかく、発表の日に向かってコツコツと制作、練習を積み重ねての披露である。それだけに、多くの市民に会場に足を運んでもらい、じっくりと力作、熱演の数々を味わってほしいし、「この次は是非」と発表する側として参加してほしいとも思う。


○ひとしずく

”秋深し”という言葉が、朝の水の冷たさなどからも実感されるようになってきたが、今日一日から十一月である▼数日前には、おそらくシベリア方面から越冬のため、鹿児島方面へ向かうナベヅルの大きな群れが、上空を飛行していたという連絡が寄せられ、次の季節を目前にして、秋の行くスピードが早まっているように、周囲の身近な自然の中にも感じられるようになってきた▼富士山が好き―というと、典型的な日本人の心情がそこに意識されるように思うが、先日、富士山の冠雪に関するニュースを聞いた。やはり自分のイメージの中にある富士山は、上部に雪のあるちょうど今頃の姿である。ついでに言うと、個人的には、山に登ってその姿を体感するより、あの美しい姿全体が見られるくらいの方がちょうどいいように思う▼その冠雪からスタートしたようにも思われるこの季節が、九州に冬の訪れを告げるという大相撲九州場所が十五日(初日)から始まり、いよいよ年末へ向けて、時のスピードに拍車がかかるように感じられ、社会全体の動きが何やら気忙しく感じられるようになる頃であり、来年の元旦号づくりが頭を時折りよぎり出す頃でもある▼早いもので今年も残すところ二カ月間となった。この期間はまさに、一年間のまとめの期間でもあろう。その大切な期間を無事で元気に過ごしたいものである。

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