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2009年7月31日号 第4533号 

7月31日号 ―主なニュース―

○公共土木施設に1億7760万円の被害―市7・24日大雨災害被害状況―
 
市は七月二十四日に発生した大雨災害の二十九日午後五時までにまとめた被害状況を発表した。
 そのまとめによると、公共土木施設の被害額が一億七千七百六十万円に達することがわかった。
 被害状況は次の通り。
▼住家被害▽一部破損9棟(9世帯34人)▽床下浸水14棟(14世帯27人)▽公共3棟(特養ホーム、壱岐郷土館、美術館)▽その他8棟
▼その他▽田の流出・埋没24か所▽田の冠水1か所▽畑の流出・埋没18か所▽道路92か所▽河川12か所▽港湾1か所▽崖崩れ18か所▽ブロック塀等1か所▽被害額177、600万円


○売り上げの15%“青い羽根募金”に―勝本漁協・観光案内所前に設置―
 ―水難救済会支援・自販機設置―


自販機設置


 NPO法人長崎県水難救済会はこのほど、勝本漁協観光案内所前に同救済会の活動を支援するための「支援自販機」を設置した。
 コカ・コーラウエスト株式会社(本社・福岡市)の協力で設置され、県内で三十一機目の設置。この自販機での売り上げ高の一五%が「青い羽根募金」として、ライフジャケットやAED(自動体外式除細動器)、ロープなどの購入資金に充てられる。この支援自販機設置の動きは本県の西海市から始まり全国に拡大。現在、全国各地で二百機以上が設置されている。本県でも八月中に六機追加される予定で、そのうち一機は壱岐海上保安署に設置されるという。


○大浜海水浴場で3歳児女救助―瀬戸小の2人に消防長感謝状―

感謝状贈呈

 松本力市消防長は二十九日、市消防本部で人命救助を行った瀬戸小学校六年、渡辺将太くんと竹下豪起くんに感謝状を贈った。
 二人は二十三日午後二時五分ごろ、石田町、大浜海水浴場で海水浴をしていたところ、波打ち際から約十メートルのところで、佐賀市在住の三歳の女児が浮き輪を追いかけて溺れた際、女児の母親の助けを求める声に気付きすぐに駆けつけ、抱きかかえて岸まで救助した。溺れた海域の水深は、二人の腰の高さほどだったという。


○社説 『壱州弁番付』

 横綱は▽けねやね=家族全員▽ごろごっとり=全部、大関は▽ぎゅうらしか=騒々しい▽おーきん=ありがと▽たんぐぁる=驚く▽あんじんなか=思いもよらない、関脇▽やをいかん=簡単でない▽こざかしか=小まめに動く▽おーばんげーな=大それた▽ぎんだらめー=てんてこまい、小結▽でーなもん=もったいないもの▽べらべったり=全面に、など。
 これは、勝本町、鳥巣修さんが「壱岐島方言事例集」(A5版、百二十三ページ、千百四十三円)の刊行から、「時代の流れとともに伝統的な美しい方言が次第に使われなくなったり、消えていくものもある」などと、二十歳代から八十歳以上の島民を対象に実施した「壱州弁にかかるアンケート」の結果、上位七十語の中から「番付編成会議委員」=選考委員七人=、美しい方言、心温まる方言、お年寄りが大事にしている方言についても審議し、取り入れられているという「壱州弁」。
 アンケートの調査期間は本年三月~四月で、三百人の対象者のうち七四%、二百二十二人から回答があり、冒頭でその一部を紹介した「壱州弁番付」と、▽暮らしや生活風景▽人間関係・あいさつ▽性格や状況・動作▽農具・農作業▽その他にかかる五十の壱州弁について、使用状況の例と今後残る見込みについてまとめられている。
 その使用状況の例と今後残る見込みでは▽聞いたことのないものの上位(1)うとがら(2)きんた(3)さんじゃく(4)うぇー(5)そいそい▽聞いたことはあるが使ったことのないものの上位(1)なーい(2)もーし(3)あせとり(4)やいと(5)てんげー、などとされ、将来残っていくと思うかの問いでは、▽残ると思う(1)かけぼし(2)せからしか(3)のっぺり(4)こざかしか(5)けねやね▽残らない(1)うぇー(2)だんぼ(3)ねくぶき(4)きんた(5)なーい▽不明(1)そいそい(2)むそか・むじょか(3)どめく(4)ひぼこり(5)ひっぽ、などとされている。
 聞いたことがない方言が多く、ずい分、いろいろな”壱州弁”があったもんだ―と、この調査の結果には驚かされる上、とても貴重な調査ではないかと思う。一人では途方もなく大変な作業であろうが、上位の方言選出には、委員会をつくって審議したりと、”遊び心”もあったり、この労作が、活きいきとひとり歩きしていきそうな楽しさも感じられ。
 言葉には、言霊(ことだま)が宿るとされ、言霊の霊妙な力によって幸福になる国という意味の「言霊の幸(さきわ)う国」という日本の美称があるように、方言もその土地の背景となっていよう。まったく素晴らしい活動である。


○ひとしずく

二十三日は、二十四節気の一つで、梅雨が明けて一年中で最も気温が高くなる頃とされる「大暑」で、その大暑翌日の二十四日には、まれにみる大雨による災害が壱岐でも発生するなど、今年の梅雨には、その激しさ、長さといい、まったく困ったもの▼本来なら今頃は、太平洋高気圧に覆われ、よく晴れて真夏の太陽がギラギラと照りつける毎日のはずなのだが、いったい真夏のダイナミックな青空、見上げる入道雲はどこへ?といった天候で、ぐずついた日が続いて、海水浴でも海から上がってくると、風のせいもあってか少しばかり寒さを意識するという▼八月は、二日に定数を二十にして初、市となって二回目の市議選が実施される。月末三十日には、政権選択がキィーワードという衆院議員選挙が行われ、市政―国政とまさに熱い戦いが展開される見込みが、天候のためかどうもその勢いが意識されにくいような毎日が続いている▼とにかく、最も身近な市議選は、明後日の投開票で、市民の代表の二十人が決定する。いよいよその選挙戦も今日、明日が大詰めである。有権者の一人として、各候補者の壱岐の発展に関するビジョンなど知る手掛かりが、もっと多く欲しかったように思う。これに関しては、本紙も大いに反省し、次回に活かさなければならないし、二回目にして”わかりにくい”と有権者から言われた市議選も…▼それでも、壱岐づくりに有権者の権利を活かそう。

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2009年7月27日号 第4532号 


7月27日号 ―主なニュース―

○21人立候補、1人超過―20議席めぐり激しい選挙戦―
 ―8月2日に投開票、本市議選―


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市として二回目となる「壱岐市議会議員一般選挙」=市議選=が二十六日に告示され、来月二日の投・開票に向け、七日間にわたる“熱い”選挙戦に突入した。
 任期満了に伴う今回の市議選は、定数を二十六から二十に減じて初の選挙となるが、現職十八人、元職一人、新人二人の合わせて二十一人が届け出を済ませ、激しい選挙戦へと出陣、本市の今後の振興や各種産業の活性化、地域医療、福祉、教育、雇用などについて、各候補者が市内各地を巡るなどして、それぞれの政策、振興策についての考えを有権者にアピールし、支持を訴える。


○初山西触で男性1人死亡―床下浸水や崖崩れ、田畑流出など―
 ―観測史上最大の雨量、24日豪雨災害―


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 梅雨前線の影響で二十四日、本市一帯は猛烈な集中豪雨となり、石田町、壱岐空港で午後四時五十分までの時間雨量百八ミリ、芦辺町で同四時半までの時間雨量百三ミリを記録。いずれも昭和五十二年に始まった観測史上最大の雨量で、市内各地で住家の損壊や崖崩れなどの被害が多発した。
 壱岐署によると同日午後四時四十五分ごろ、郷ノ浦町初山西触の山内喜代光さん(67)が自宅前の道路で、土砂とブロック塀の下敷きとなり死亡。山内さんは自宅への水の流れ込みを防ぐための作業をしていたと見られている。


○46年ぶりの天体ショーに沸く―多くの市民が部分日食楽しむ―

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 日食を迎えた二十二日午前、芦辺町、つばさで日食観察会が開かれ、夏休みに入った子どもたちとその保護者ら約百五十人が太陽を観察した。


○社説 悔いのない投票を

 市として平成十六年三月にスタートした壱岐の、第二回目となる市議会議員選挙が二十六日に告示され、現職十八人、元職一人、新人二人の二十一人が届け出を済ませ、定数が二十六から二十へ減じられて初の市議選の火ぶたが切られ、来月二日の投開票に向け激しい選挙戦が動き始めた。
 一人超過という展開で七日間の熱い戦いがスタートしたが、本市が告示直前に豪雨災害に見舞われ、厳しい状況が発生したこともあってか、少しばかり出端(でばな)を挫(くじ)かれた感があるが、これから各候補者らのアピールにより、気運が盛り上がってくるものと思われるものの、恒例の選挙カーからの各候補者のアピールには、申し合わせ事項があることから、合同演説会の必要性がより高まっていよう。
 各候補者にとっては、一人でも多くの有権者=市民=に、今回も争点であろう市政のあり方、地域医療・福祉、教育、各種産業の振興、行財政改革、雇用などへの対応策など、それぞれの考え方や主張を、わずかな時間であっても思い切り発表できる演説会を、前回の市議選と同様に、市民の代表として、市政の活性化、発展に尽力する情熱と使命感から市議を目指すのだから、そうした機会が設けられてもおかしくない。
 告示の日に芦辺町、ダイエーで、何人かに今回の選挙について聞いてみると▽ポスターをよく見てみるが、概ね理念的な言葉が多いので、何を基準に選択すればよいかわかりにくい、具体的であってほしい=二十歳代男性▽仕事が一生懸命できる環境づくりに、情熱を発揮しそうな候補に一票を投じたい=同女性▽子どもたちに家業を継いでもらえる市づくりに尽くすのではと思える候補に投票したい=四十歳代男性▽先行きが不透明な時代なだけに、志があり、しっかりと島の面倒をみるくらいの気概がある候補に投票したい=同▽これまでの実績で評価したい・五十歳代男性▽とにかく次の世代を育てる、島の後継者を育てるといった姿勢を感じられる候補に・同女性―などの声が聞かれた。
 が、何を基に選ぶべきなのかがわかりにくく、壱岐づくりにこの一票がどう活かされるのかも見えない。一番身近な選挙が遠く感じられ、国政選挙(八月三十日投開票)のほうが、変化というキィーワードがありわかりやすい―などとする声も聞かれたが、今回の市議選では、これまで以上に個人や地域の情実など超えた新たな有権者=市民=の姿勢が、候補者共々に望まれている。本市の将来に大きく影響する選挙である。
 悔いのない一票を。


○ひとしずく

各地の神社を巡る旅が趣味という東京の友人がおよそ一か月前「いよいよ壱岐と対馬へ」とやってきた▼その友人を連れて月読神社や住吉神社、聖母宮、天手長男神社、海神社―と、案内しながら島内を巡った。ずい分下調べをしてきたようで、知識が豊富な上、各地の体験談を交えた話は、どちらが案内しているのか錯覚してしまいそうな程で、とても愉快な時間が流れ、次の目的地に旅立っていった▼そんな友人に対してとても役立ったのが、壱岐交通でバスガイドをする伊佐藤由紀子さんが著した冊子「神様に会いに神社巡り壱岐式内社二十四座」(A4版、六十二ページ、千五百円)で、友人に壱岐の土産の一つにと、とても気に入っていたようなのでプレゼントすると、「何より」と喜んでくれた▼その友人は二週間後にも来島、前回行けなかった爾自神社に加え、牧崎の鬼の足跡、猿岩、イルカパークなどの観光地を巡り、二日目には麦谷漁港で初めて釣り竿を振り、フカセ釣りで一尾ずつ楽しみながらアジを釣り、釣りたてをプロに造ってもらい、それに各地の神社や旅の話を肴に日本酒でおいしくいただいた▼その友人から「今年は美味しくできた」と自慢の塩漬けラッキョウが届いた。これをたっぷりと搾ったレモンに塩を加えた”レモン塩”に、三枚におろしたアジをくぐらせ、そのラッキョウを刻んでシソなどを合わせて軽く醤油をつけ、友を思い出しながら食べた。夏ならではの味がして。

2009年7月21日号 第4531号 

7月21日号 ―主なニュース―

○本市で12月に開催―来年度上半期の県・観光情報説明会―

 白川博一市長は七日、市役所で定例会見を開き、県観光情報説明会の二十二年度上期の開催が十二月、本市で開かれることになったことなど報告した。


○社説 事故”ゼロ”でシーズンを楽しく

 九州では南部が梅雨明けしているものの、北部九州はまだで、早く真夏の青空が気持ちよく広がる日がこないものかと、ここ数日の非情な蒸し暑さに思い、今夏こそは、久しぶりに海水浴でも―と思っている。
 夏は、島にとって海・マリンレジャーの季節であり、今年は子どもたちの夏休みが三連休でスタートしたこともあり、この連休を利用した帰省客、もちろん海水浴、観光で来島した人たちも多かったようで、利用したタクシーのドライバーは、滑り出しとしては「まずまず」ではなどと話していたが、早く梅雨明け宣言が出れば、もう少しは多いのでは―とも。
 この時季のマリンレジャーと言えば、一般的に海水浴が主になるのであろうが、案外泳げる期間は短いもので、盆までのおよそ一ヵ月間で、それまでの間に悪天候の日ができるだけ少ないことを期待するばかりである。週末に壱岐を代表する海水浴場の石田町、筒城浜で海水浴した知人は、水が少し冷たく感じられたが、夏の日が照り込めば―などと話したが、監視棟で監視員からも同様の言葉が聞かれた。
 このシーズン期間中には、今月十六日から末日まで「海難ゼロへの願い」を標語に、海上保安庁の全国海難防止強調運動が毎年実施されており、壱岐保安署でもフェリーへの指導などが初日に実施され、ライフジャケットの着用の徹底が訴えられた。「海難」と言えば、船舶の航海中に起きる事故のことであるが、海水浴場の随分沖を、海水浴客を乗せゴムボート的な遊具を、引いて走るジェットスキーなども十分な注意が必要であろう。
 本市では、レジャー用のボートによる事故などは、シーズン最盛期に入り起きていないが、芦辺町の清石浜では十八日、海水浴客の男性一人が亡くなり、現在、原因など調査中となっている。この数日、全国各地で水難事故が起きて日刊紙やテレビのニュースで報じられていたが、まったく痛ましい限りである。海に入る際は、何事も起き得ないような砂浜であっても、安全には十分に注意しておく必要があるし、その日の体調を含めて無理は禁物である。
 待ちに待ったマリンレジャーのシーズンであり、ストレスの解消などと休暇を利用しての旅行、レクリエーションが台無しになるような事態の発生だけは避けたいのは誰もが同様であろう。しかし、それぞれにその可能性がある。事故はいつどこで起きるのか知れないだけに。
 皆の安全意識をしっかりもち、事故“ゼロ”を目指し、このシーズンを楽しく過ごしたい。


○ひとしずく

尊敬する東京在住の友人から「好きそうな本を見つけました。見ていると日本の色の奥深さが感じられますよ」と、「日本語と色の風景シリーズ全十巻から二冊が届いた▼一冊は空と水がテーマで、「日本の風景には色が満ちている。色探しの旅にでてみませんか」として、とても美しい日本の四季の写真をふんだに使い(1)色の風景(2)色の言葉(3)色の印象色の呼び名の四章(百七十五ページ、A5版)にまとめられている▼中でも気に入っているのが、第二章に見開きで掲載されている「暈色(うんしょく)」=虹のような色=。夜がもうすぐそこに迫っているのか、雲に映る夕日を少しぼかしたような色合いが何とも美しく、オレンジ、ブルー、バイオレット、ゴールドなどが重なり合っている部分のその光景には、儚さすら感じられて素晴しい▼暈色の説明文の中にある▽宇宙の万物を形成する要素の七つは地・水・火・風・空・見・識で、人間の持つ感情の要素の七つは喜・怒・哀・懼(く)・愛・悪・欲などと記されているところも、なかなかおもしろい▼もう一冊は、身近な野山には華やかな彩りがある美しい色名がある。季節と彩る花や木の色の名前がわかる本―と、花と木がテーマの(百七十四ページ、A5版)で、二冊とも様々に心癒されるものである。

2009年7月16日号 第4530号 

7月16日号 ―主なニュース―

○関係7機関が情報を交換―博物館開館に向け協議―
 ―第1回市観光振興推進会議―


観光振興推進会議(16日号掲載分)

 市観光振興推進会議が十日、市役所石田庁舎で開かれ、観光協会や旅館組合、民宿組合、同博物館指定管理者・乃村工藝社など関係七機関の代表者らが情報交換を行った。
 来春の一支国博物館開館に向け、関係団体の意思統一、情報の共有を目的に初めて開催。白川博一市長は広報について、著名なプロデューサーと契約の予定で、氏名など詳細は明らかにしなかったが、「県と市で費用を折半する。その人は『壱岐ブームを起こす』をコンセプトにしており、壱岐ならではの宣伝をしたい」と述べた。また食の提供について、「特産品がどこで食べられるのかわかりにくい。期間を設けるなどしてPRしたい」などと語った。


○弥生の再現映像―エキストラ募る―
 ―市原の辻プロジェクト室―


 市原の辻プロジェクト室は、一支国博物館のシルクロード・ビューシアターで上映予定の弥生時代を再現した映像に出演するエキストラを募集している。申し込み締め切りは今月二十八日。
 申し込み問い合わせなど詳しくは同室(電話44―6111)へ。


○社説 『海の日』を機に

 博多伝統の夏祭り「博多祇園山笠」が昨日十五日に早朝の「追い山」で幕を閉じ、本市郷ノ浦の「郷ノ浦祇園山笠」が二十六日のかき山を目指して準備が急ピッチで進む。この祭りが終わると壱岐の夏も本番となる。
 「壱岐の夏」は、海のシーズンでもあり、平年並みの天候であれば、子どもたちの夏休みに合わせるように今週末十八日に梅雨明けして、そのシーズンに相応しい真夏の太陽がギラギラと照りつけ、この島の自然に恵まれた美しい浜辺では、海水浴などマリンレジャーを楽しもうという島内外からの人出でにぎわう。
 今月一か月間は「海の月間」で、第三月曜日にあたる二十日は「海の日」。その海の日は平成八年、「海の記念日」が改正され、人々の身体や精神、心はもちろん、地球全体の自然、環境にも大きな影響を与え続けている海の大切さ、尊さなど、国民の祝日となったことを契機として、国民皆が再度「海」について考えることで、認識も新たに海の環境保全に対して取り組むための基点の日でもあり、「海にひろがる夢 未来」と実施される。
 激しく雨が降ったあとは、どこでこんなに捨てられたのかと思うほど、郷ノ浦港内にゴミが流れてくるが、最近では壱岐でも港内をはじめ、各海岸を巡り、ボランティア団体などによる清掃活動が実施され、沿岸海域の環境保全や水産資源の維持、保全に関しても、考え行動するための機会が増える傾向にあることは何とも素晴らしい。港内に雨で流れ込むゴミが海に出て、遠く国外の海岸に漂着することがないよう、陸、海で「捨てない」という行動をこの壱岐からも取り組みたい。
 離島=しま=の壱岐にとって、比較的に穏やかな気候と恵み多き自然、人・物・情報・文化・歴史に至るまで、海はその中心であり、いにしえの時代に日本が中国の史書により、海外にも知れることになったのも、海を通しての様々な交流からで、壱岐はその拠点であったことから、その当時、非常に高度な文明を持っていた大陸との架け橋的存在として「天一つ柱(あめのひとつはしら)」と呼ばれたのであろうか。そのスタイルを現代的にアレンジして発展させる中に、この島の様々な活性化へのヒントがあろう。
 夏の太陽が輝き青く澄んだ海、その光が海中にとけてゆらめく浅瀬、透んだ海を泳ぐ色鮮やかな小魚―と、その美しさに触れると子どもも大人も心にその豊かさが刻み込まれる。「海の日」を機に、島の身近な海辺の今、変化から目をそらすことなく見つめ、明日への一歩を踏み出したい。


○ひとしずく

鹿児島市など九州南部が十二日、平年より一日早く梅雨明け―と、鹿児島地方気象台が発表した▼その翌日、今年初めてクマゼミの鳴き声を壱岐で聞いた。この日は壱岐など北部九州も梅雨明けしたのでは?と思うような夏の青空が広がって真夏の日差しが容赦なく照りつける一日となり、翌十四日も同様の天気に▼その暑さの誘惑に心が解け、ついつい”五時から男”の本領を発揮、真夏を代表する魚、マゴチの塩焼きを肴にあのノド越しの一杯を重ね、プロボクシングのタイトルマッチで再びヒートアップしてしまい―▼我が家を先日訪ねてくれた友人とは、大きめのグラスに入るだけの氷を入れたロックの焼酎で乾杯、あては大きいボールにたっぷりの氷と薄めの塩水を入れてナスをスティック状に切って浮かべ、ミソに黒糖や酒、白ゴマ、油、刻んだ青トウガラシなど混ぜ、そのミソにナスやさっと茹でたモヤシ、ニラなどにつけて食す、夏を意識した我ながらの一品と▼本市の焼酎メーカー二社がこのほど、ベルギーブリュッセンに本部がある国際的な品評機関に今年も出品し、最高の賞など受賞したが、この人口約三万五千人の小さな島に七メーカーもあり、個々にオリジナルの味わいを築き磨きあげ、それぞれに多くのファンを持っている▼是非、愛用して、贈答用には、生産者の顔が見える地場産品を。

2009年7月10日号 第4529号 

7月10日号 ―主なニュース―

○あなたはいつも1人じゃない =最優秀に品川泰斗くん(鯨伏3)
 ―第59回社明・中学生弁論大会―


 七月は法務省主唱の「社会を明るくする運動」の強調月間で、「犯罪や非行をした人たちの就労支援」を重点事項に全国一斉に展開されている。
 本市でも同運動の一環として壱岐地区保護司会(白石政司会長)が主催して第五十九回「社会を明るくする運動中学生弁論大会」が「七夕」前日の六日、芦辺町、離島センターで開かれ、市内十中学校の代表者が日ごろの生活を通じて感じたことを四分以上五分以内の主張にまとめ発表した。
 審査の結果、最優秀賞には、「あなたはいつも一人じゃない!」と題し、野球部の活動を通して知った仲間、先生、家族の存在、会話の大切さを訴えた鯨伏三年の品川泰斗くんが選ばれ、壱岐市長賞が贈られた。同校の最優秀受賞は三年連続。品川くんは今月三十一日に長崎市、長崎商工会議所で行われる県大会に本市代表として出場する。


○第1回会議を19日に開催―文化ホールで市立病院改革委員会―

 市民病院の経営体制、かたばる病院のあり方について協議する市立病院改革委員会の第一回会合が十九日午前十時から、郷ノ浦町、文化ホール中ホールで開かれる。


○社説 社会を明るくする運動 第59回中学生弁論大会

 今年も今月いっぱい「人は変われる。一緒なら。」と、法務省主唱の「社会を明るくする運動」=社明運動=が、全国一斉に展開され、各地で様々な取り組みが実施されている。
 本市でもこの社明運動にちなみ、恒例の中学生弁論大会が壱岐地区保護司会の主催で行われ、今年も市内十中学校から代表の生徒各一人が登壇して、日々の生活、学校生活の中で体験した感動、受け入れ難い出来事、新たな出会いや気づき、発見などと向き合い、そうした状況を乗り越えるための取り組みから、様々な学びを腑に落とし納得しながら、人生で最も多感な頃とされる時を行く自分の姿などテーマに、十人皆が熱弁を振るった。
 壱岐で社明運動と言えば、壱岐地区保護司会の中学生弁論大会とピンとくるぐらいで、今年で五十九回目となった。中学生たちが半世紀を越えて様々に意見を発表してきており、今回発表した十人の演題は▽命の重み▽自分に負けない▽夢をかなえて▽生まれた奇跡、そして出会い▽あなたはいつも一人じゃない!▽心の中のお父さん▽見えないハードル▽かけがえのない存在▽自分のためにもみんなのためにも▽心をつなぐ―で、これらのタイトルに少し言葉を加えるだけで、自分たちの今に視点を置いた作品が完成してしまいそう。それだけこれらの演題は、発表した中学生たちが住んでいる現在が反映されている。
 これらの発表の中には▽人生のすべてに意味がありそのすべてが私をつくる▽一日という限られた時間をいかに活かし使うか▽大切な人の死。そこから知る大切な人々とのつながり▽生まれる命の美しさ、尊さを次の世代に▽支え合う心、自分、かかわる人たちの笑顔―など、共感し考えさせられるフレーズが多く、こうした感性から生まれる言葉が活かされる「場」、こうした発表を創出する源・魂のバイブレーションとでもいうべき力を認め、そのままに受け止められる社会づくりが、それこそ格差が進むように、何かに乗せられたかのような社会、個と個の融和、共に生きようとする在り方を分離するかのような状況の中で強く望まれていよう。
 ますます先が見えなくなり、不安が高まりゆく社会にあって、これからの現実を創造する次の世代の人たちを守り育てること無く、ただただ老獪さでその場をしのぎ、改まろうとする変化の動きを、不安感を煽ることなどでその頭を打ったり、力で追い込むようなことが決してあってはならない。新たな力、若いエネルギーが存分に力を発揮できる場、道を前向きに拓いてこそ―である。


○ひとしずく

活発な梅雨前線の影響により八日、対馬では豪雨となり土砂崩れや橋が中央部でV字に折れるなどの被害が出たという▼その梅雨前線が対馬海峡に停滞したこともあり、壱岐でも七日午前三時の降り始めから、芦辺の観測点で一〇六・五ミリの大雨となった。比較的に災害に強い島といわれているが、今後は、これまでに降った雨の影響もあり、本市でも土砂崩れなどが発生しないとも限らないだけに、通勤・通学路や家の周辺の自然への気くばりを含め、十分な注意が市民に呼びかけられている▼すでに沖縄県や奄美地方は梅雨明けしているが、本市など北部九州地方は、平年が十八日ごろ(昨年七月六日ごろ)とされており、このままのスピードで季節が進むと来週いっぱいか。明けている両地方が、平年に比べて五日から七日遅れだったこともあり、今月下旬になる可能性もあるのか…▼平年通りだとすると、ちょうど子どもたち待望の夏休み入りと時を同じくしての梅雨明けとなり、いきなりの三連休で海水浴客、観光客も期待できるのではないかと思うが、このところ燃料が値上がりしだしていることもあり、運賃にプラスされる“チャージ”の行方が気になる▼市はそのチャージの導入について、九州郵船に見合わせるよう要望しているが、高速道路の利用料との兼ね合いもあるだけに、ここは何とか…。

2009年7月6日号 第4528号 

7月6日号 ―主なニュース―

○原の辻、勝本浦など3地区を散策―窓口一本化などの課題も―
 ―壱岐しまごとプロジェクトルート・マップ・ガイド部会―


ガイドマップづくり

 一支国博物館の来春開館に向け全国に情報発信に取り組む壱岐しまごとプロジェクトのルート・マップ・ガイド部会は二日と三日の両日、観光客らが市内の観光地を散策する際の目安となる散策ルートを作るため、原の辻遺跡周辺など三地区の実地研修を行った。


○社説 国民安全の日、夏の交通安全県民運動

火災や交通事故など災害の防止、生活のあらゆる面での安全を―と、今月一日は「国民安全の日」で、壱岐など北部九州地方はこれから、梅雨後半から末期にかけての大雨による災害や台風の襲来による災害など心配される頃に入り、市民それぞれの災害に対する十分な注意と備えが呼びかけられている。
 子どもたち待望の長期休暇・夏休みが十八日からスタートするが、八日から十七日までの十日間、人的災害の中で最もやっかいな交通事故防止を訴える夏の交通安全県民運動が、「子の成長 願う心と チャイルドシート」をスローガン、㈰高齢者の交通事故防止㈪すべてのシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底㈫飲酒運転の根絶の三項目を運動の重点に、今回も県民=市民=総参加による取り組みが望まれており、夏休みを前に、子どもたちの道路への飛び出しなどにも十分な注意が望まれていよう。
 交通災害は、火災と同様に普段の生活に密着しており、気の緩みや何かに気を取られたすきなど、大きく個人の意識や意志に頼らなければ防ぎにくい。その脅威も実際に体験するような場面に遭遇するまで認めにくく忘れられがちで、いざ発生してしまうと、どの場合も本人はもちろん、家族や関係者、身近な人たちを巻き込みながら悲惨な状況が展開される。
 今夏の交通安全運動は、県交通安全県民協議会の主唱により実施され、本市でもなかなかゼロには届かない飲酒運転の根絶が重点の一つに上げられているが、まだまだ「酒を飲んで車を運転してきたな」と感じる場面に出くわすことがある。飲酒運転は”犯罪”であることを、この運動を機に改めて認識してほしい。もう一つの重点、高齢者の交通事故については、ドライバー、歩行者のいずれにしても、ひとりよがりに陥ることがないよう、十分に注意してほしいし、社会全体で子どもたちと同じく交通弱者として見守っていく必要があろう。
 シートベルト、チャイルドシートは、ドライバーと同乗者の安全を守るためのものである。後部座席に座っていて、乗っている車が右折する際に対向車と衝突、シートベルトをしていなかったため顔に大ケガをした女性を知っているが、その後、手術が非常にうまくいき、術後の傷跡も今ではほとんどわからない状態になっているが、事故直後はかなり落ち込み悩んでいたようだった。
 どんな災害でも経験しないがいいに決まっている。防ぐには、皆が注意してルールを守るという、当たり前の実践の積み重ねしかないのである。


○ひとしずく

今年で三回目となる市民合唱祭が昨日、文化ホールでジュニア二グループ、女声、男声、混声の五グループの七グループに壱岐高校吹奏楽部が加わり、総勢約二百四十人が出演して開かれた▼コーラス、吹奏楽とどの演奏も前回聞いた時より上達していたように思うが、九人しかいない文化ホールジュニア合唱団と四十五人の団員を抱える盈科小スマイル合唱団、両グループとも素晴らしかったように思う。文化ホールジュニアは会費がかかり送迎を考えなければならず団員数が少ないのか、市も以前のようにバックアップできなくても、もう少し考える必要があろう▼それにしても、会場のざわつきを、もう少し減らすためにはどうしたらよいのだろうか。例えば、今年九月で創立三十周年を迎える壱岐子ども劇場は、例会のステージが始まる直前に鑑賞のためのマナー確認をしていたが、こうしたコンサートでもすべきなのだろうか▼合唱祭のフィナーレでは、市歌「壱岐洋洋」を出演者全員がステージから歌った。日ごろ聞いている正午の放送と比べるのは申し訳ないが、もちろん雲泥の差があり素晴らしかった。もっと会場の市民も歌えるような工夫をとも思うがどうだろう▼山内和子実行委員長が「来年、第四回市民合唱祭を開きたい」などと、あいさつで述べたが、是非とも開催してほしい。

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