FC2ブログ

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2009年5月26日号 第4520号 

5月26日号 ―主なニュース―

○新会長に末永健二氏決まる―市商工会・第5回総代会―

P1 末永 のコピー

 市商工会(長田玄一郎会長)の第五回通常総代会が二十二日、郷ノ浦町、ホテル太安閣で開かれ、二十年度事業計画など全八議案を承認。任期満了に伴う役員改選で長田会長の後任に副会長の末永健次氏(61)が決まった=写真=。
 同商工会の本年度事業計画は「豊かな地域づくりに貢献する」を重点目標に▽消費拡大対策事業費(さくら商品券)四千百四十万円▽商工祭事業費千二百七十二万円▽商品券制作費百三十万円など、当初予算約二億四千七百八十八万円を計上した。


○衆院選の動向を注視―県下の各市選管連・定期総会―

選管総会

 県下各市選挙管理委員会連合会(会長・阿部利雄長崎市選管委員長)の本年度定期総会が二十一日、郷ノ浦町、ホテル太安閣で開かれ、本年度事業計画など全六議案を承認した=写真=。
 総会ではそのほか、県選管書記室選挙班・飛永琢也係長が公選法改正に伴う注意点を講義、本年度は選挙の年と言われ、今月二十二日の対馬市議選に続き、本市で八月に市議選、平戸、雲仙の両市で市長、市議選、来年二月には県知事選挙が予定されている。


○暗誦の部(第3部)で川村くん優勝、浦さん準優勝
 ―壱岐高原の辻歴史文化コース3年生、五星奨―中国語コンテスト―


 北九州市立大学など主催の本年度五星奨―中国語コンテストが二十三日、福岡市、九州産業大学で開かれ、壱岐高校原の辻歴史文化コース中国語専攻の三年、川村明人くんが暗誦の部(第三部)で優勝。同じく三年の浦志穂美さんが準優勝に輝いた。


○薫風や曽良さんと呼ぶ壱岐の人―追悼法要や式典、俳句大会など―
 ―5月22日・河合曽良翁300年忌―


追悼法要

松尾芭蕉の高弟で奥の細道で芭蕉に同行、本市勝本町で客死した俳人・河合曽良の「曽良翁三〇〇年忌記念事業」として命日の二十二日、同町、文化センターで、追悼法要、記念式典、記念俳句大会などが盛大に催された。

●選者による追悼句
・曽良の忌へ壱岐の烏賊火は燃えずとも  伊万里市 中島不識洞
・生きかはり壱岐のはらから曽良祀る   島原市  平尾 圭太
・惜別の曽良の句おもふ萩若葉      長崎市  濱口 星火
・薫風や曽良さんと呼ぶ壱岐の人     伊万里市 田中 南嶽
・壱岐よりの風鵞湖に吹く曽良忌かな   諏訪市  守屋 豊州
・曽良の碑を守りて三百年の春      唐津市  田邊 虹志


○社説 見張り、観察、安全確認を徹底しよう

 何に気を取られていたのか、急に路地から車が出てきたり、荷物を積み過ぎているのか揺れに弱い物を積んでいるのか、極端に遅く走り道路中央を後続の車があることにも気づかず走る車、運転中に脇見をしたり迷惑走行をする車が非常に多い。交通事故の原因に「安全不確認」「前方不注視」などあったと思うが、海上交通では「見張り不十分」ということになるのであろうか。
 先日は壱岐警察署が市内の急傾斜地、土砂対策が進む現場など三カ所を回る視察が行われた。暦の上では来月十一日が梅雨入りとなっているが、沖縄は既に梅雨入りし、壱岐など北部九州もそろそろ梅雨が意識されるようになってきたが、大雨や集中豪雨、長雨、台風と自然災害の多発期は目前である。自然災害に対しては、周辺環境に対する住民の日々の観察=見張り、確認=や注意が大切とされており、これが安全へとつながっている。
 壱岐空港は、県、壱岐警察署、市、市消防本部、医療機関などと連携して、事故を想定した訓練を毎年実施しているが、何年か前に小型機が壱岐空港の滑走路をオーバーするという飛行機事故があった。空に関する大きな事故は、壱岐に暮らして二十数年間発生していない。陸の交通事故以上に確率が低いとはされているものの、空の事故は、特に旅客機の場合、多くの乗客の生命に直結しているだけに、見張り・安全確認の徹底は、今さらのように重要である。
 安全確認の徹底は空・海・陸の乗り物を、運転・操縦する者は、常に意識していなければならない。当然そうなると、安全に対する感覚が鈍るであろう飲酒しての運転、安全を無視した暴走行為など、安全に関しては自分の安全も含め、非常に初歩的なルールの遵守が望まれる。それは自転車や高齢者らが乗っているのをよく見かける電動の車の運転者、歩行者も、事故から身を守るためには徹底しなければならない。
 加えてこれからの時期、暑さによる疲労に仕事や生活でのストレスが重なり、過労状態で運転するドライバーもいる。事故や災害など思いも寄らない状況、原因で発生するだけに、”疲れている”という状況をそれぞれに注意して把握し、日ごろからできるだけストレスを溜め込まぬようにして安全への意識を高め、身心をより健康な状態に保つよう心掛けたい。これも日々の安全にとって重要なポイントである。
 見張り=安全確認は、災害はもちろん、陸・海・空の交通、安全・安心の住みよいまちづくりにとってもキィーワードで、常に努めていたいものである。


○ひとしずく

刺されると釣りどころではなくなる程の、ヒレに毒のトゲがあるバリ=アイゴ=が久しぶりに釣れた。あの緑色に光る小さく妖しい目や色あいが不気味で、自分の釣りの対象魚には入っていない▼独特の臭いもあることから、自分を含め嫌う人が多い。が、干物にしたり、腹ワタを傷つけないように三枚におろした身を、湯びきや洗いにして酢みそで、また、フライにしてタルタルソースなどで、みそ汁にしてもなかなかの味らしく、釣れたら分けてほしい―という人も▼防波堤に捨てられたバリを蹴飛ばし、その毒トゲがクツを貫通して親指に刺さった痛い経験、本命の魚を釣るのにこの魚が三、四匹釣れて小さな潮溜まりがそれでいっぱいになったこと。一緒に出掛けた釣友が、刺されながらも大物を釣ったりと、「夏の暴れん坊」の異名を持つこの魚に関する思い出も案外多い▼中でも、もうずい分前の警察署長の夫人の手料理で、二回だけ「ウマイ」と思って食べたことがある。確か二回とも官舎で焼酎の肴としていただき、刺身を酢みそで食べ、初めはそれが何の魚かわからず、その濃厚な味に驚いた―の記憶が一番で、そこから懐かしい思い出が鮮やかによみがえる▼そのバリが釣れるということは、海の中の季節も初夏へと移行し、自分の釣りが、そろそろオフシーズンとなることを告げている。

スポンサーサイト

2009年5月21日号 第4519号 

5月21日号 ―主なニュース―

○緊急雇用創出事業など承認―補正予算など審議、市議会第3回臨時会―

 本市議会・本年第三回臨時会が十八日、勝本支所議場で開かれ、税条例の一部改正など条例二件、平成二十年度一般会計補正予算、二十一年度同予算など予算四件の合わせて六件の専決処分を報告、いずれも承認された。
 二十一年度一般会計補正予算は、当初予算に農産物直売所整備・運営、地場産品加工開発など含んだ「地域資源活用ふるさと雇用再生事業費」(二千七十万円)、文化財施設再編資料整理などの「文化財保護費緊急雇用創出事業費」(一千万円)など三千八百十万千円を追加。一般会計予算を総額二百三十六億七千九百十万千円とした。
 また、教育委員会委員の芦辺町、西谷徳道氏(60)が十九日に任期満了を迎えることに伴い、新たに同町、元県教育庁壱岐教育事務所長、久保田良和氏(63)を任命した。


○島さくら壱岐の会に寄付

カラオケ愛好会寄付

 壱岐国カラオケ愛好会(本尾春吉会長、百六十人)は二十日、郷ノ浦町、「島さくら・壱岐の会」事務局を訪ね、同会の村田妃富美専務理事にチャリティーコンサートの募金から五万円を、サクラの里づくり、管理に役立てて―と贈った。


○「大野二三四ふるさと巡り」ツアー

dc052118(修整1)

 女性、母親の感性を発揮したより積極的な社会づくり、地域―国づくりを目指して、福岡市への提言活動など実施するNPO法人・ばさらの会の大野二三四会長=勝本町出身=ら同会の会員ら二十人が十六日一泊二日のツアーで来島した。


○社説 育み・育まれる、共に育つという意志流れ

 福岡大学の経済学部から壱岐の活性化について活動し、何か役に立てれば―と、男女各八人が二十一日に一泊二日の日程で来島し、桜サポーターとして、「サクラの中に島がある」と呼ばれる島づくりを目指し、七種類のサクラの植樹など実施している「島さくら壱岐の会」の会員らと手入れなどするという。
 その壱岐の会に対し、壱岐国カラオケ愛好会は昨日、チャリティーコンサートで寄せられた募金から、サクラの管理費などに役立てて下さい―と寄付をした。その席で、全国各地で植えられているソメイヨシノがここ数年で寿命(六十年余)となり、ほとんどの自治体が植え替えを迫られることになる―との話しが出ていた。
 この頃、よく二〇一二年という言葉が耳に入るように思っていると、本県の状況がその年にあたり第二の夕張的な状況となる可能性も―という話が発信源のよう。その席でも話しの中で出てきたが、数年前から言われていることでもあり、この不況で真実味が加味され、最近の国や地方、地域の力の衰退とその世相を実感するような現実もあり、妙に耳についていたことから、反応していたことに気づかされた。
 そうした時期の中にあり、「こんな時こそ心を一つに」と、「日本一、つまり世界一のサクラの島づくり」を心に、苗木を愛をもって育てることで様々にサクラから学ぶように、人材はもちろん、島の心に根ざすような、息の長い活性化へのプロジェクトを育む―という姿勢を崩さず、今は目に見えない部分が大きくても、淡々と行動を積み重ねるうち、大きなうねりへの光明がはっきりと意識されてこよう。
 今年から受験に際し七年間の経験が必要になったという樹木医への道、その新たな条件により、さらに狭き門となったそのジャンルを目指すという高校生がいる。その生徒を側面から支援するというスタイルをも有し、まさにサクラをキィーワードに、サクラも人も、島の自然、環境も、そして地域振興も、共に育つというはっきりとした意志の流れが、その会の基本にあるように思う。
 今年植樹されたサクラは五年で見事な花を咲かせる木になるという。石田地区内に約七千坪の敷地を確保、そこに二百五十種が植えられる。何より今年スタートしたその活動が、島内各地のサクラを触発したものか、そこに人々の関心がひかれ始めたことで、今春はより美しく咲いたのでは。大きく言うと、もう一歩で社会現象に、とも思える状況である。さらに進むと時間は加速して―。注目していきたい。


○ひとしずく

「小満の風を青しと遊びけり」、今日二十一日は二十四節気の一つで、陽気盛んにして万物しだいに長じて満つるという「小満(しょうまん)」▼我が家の前の通りから岳ノ辻を眺め、周囲の自然に目をやると、まさにその俳句の通りの風情が感じられ、様々な緑の湧き立つような生命感―陽気な様が意識される。一つひとつ異なる緑が、笑顔いっぱい元気に走り回る子どもらが、遊んでいるかのようにも感じられるこの時季である▼水が張られ田植えを終えた田んぼなど、あちこちからカエルの鳴き声がやかましいほどに聞こえてくるようになり、近づく梅雨入りが意識され蒸し暑ささえ感じられる。もう刈り取られている畑も多くなってきたが、麦畑は麦秋といわれる収穫の頃▼海では、その頃に脂が乗って最もおいしい時期に入り、この時季の”味”を代表する魚として親しまれているスズメダイ=ボタッチョ、アブッテカモ、カジキリ=が、数匹ずつパックに入れられスーパーに並び、小さな魚体から思いもよらない程、焼くとジュージューとうまそうな音を立てる。自分としてはみそをつけて食べるのがよい▼知り合いが子どもと小アジ釣りに行き、マリネにするのに”もってこい”のサイズのものをたくさん釣ってきていた。それを肴にビールでも―と想像すると、この年も、もうそんな頃になったことに気づかされる。

2009年5月15日号 第4518号 

5月15日号 ―主なニュース―

○産業支援施策の活用を!―意欲ある企業を支援―
 ―県施策普及説明会―


施策普及説明会

 県主催の産業支援制度普及説明会が十二日、石田町、改善センターで開かれ、市内の自営業者ら約二十人が出席した。
 産業間の連携や農水産物を活用した付加価値の高い加工食品の開発の促進など目的に国、県が実施している助成制度や事業を広く活用してもらおうと、県内八会場を巡って開かれており、今年で三回目。
 当日は、本年四月に開設された県産業雇用施策活用推進センター長の町田和正産業労働部次長はじめ、各部局の担当者が、製品開発や資金繰りにかかる制度、国の補正予算に伴う雇用再生特別基金などを紹介。出席者らはメモを取るなど熱心に聞いていた。


○修学旅行の第1陣が来島―47校、5306人が壱岐を体験―

修学旅行

 本市の今年度の修学旅行シーズンが十一日から二泊三日の日程で来島した神戸と大阪の三中学校でスタートした。
 本年度の修学旅行客数は、中学生を主に小学校、高校の四十七校、五千三百六人で、原の辻遺跡を活かした歴史、環境保全・美化、農業、漁業などの体験を通し、壱岐で離島(しま)を満喫する。


○社説 梅雨入りまであと一カ月

 夏も近づく八十八夜、「立春」の二月四日から数えて八十八日目に当たり、茶どころでは茶摘みの最盛期とされ、播種の適期というその「八十八夜」が二日、春から夏へと季節が移り変わる頃という「立夏」が「こどもの日」の五日に過ぎて、草木が青々と繁って大地に生気が満ちてくる頃とされる二十一日の「小満(しょうまん)」の通りに、そんな頃を壱岐の野山も迎え、海、空は夏色に輝き始めた。
 先月下旬に福岡管区気象台などが発表した五月から七月までの三カ月予報によると、平均気温は平年並みか高めで降水量は平年並みとなっていたが、最近は、地球の温暖化によるという異常気象が徐々に当たり前のようになってきており、この日本列島が亜熱帯から熱帯の範囲に飲み込まれつつあるともされ、少々”怖い”と感じている人も多いのではないか。自分のように暑さに弱い傾向がある人々には、まったく困った状況へと気象が向かっているということである。
 原ノ辻遺跡辺りの麦畑では、肌ざわりがとても心地好い生地が、薫風に波打つような麦秋の頃を迎え刈り入れを待つばかり。およそあと一カ月後には、町内のコインランドリーにとって書き入れ時となる雨の多い期間、梅雨期に暦の上では六月十一日に入る。入梅後三十日間がその期間とされ、今年はどんなスタイルをとって”やってくる”のか。本格的なその期間に入ると、やはり豪雨、長雨による災害が心配される。
 壱岐警察署がその時期を目前に、久喜地区の砂防、郷ノ浦町柳田地区の冠水、勝本町勝本浦地区の急傾斜の三カ所を視察した。一般の市民が自然災害から自分らを守る心得として、自宅の周囲や自分の行動範囲内の自然を、日頃からよく観察し、普段は水が出ていない場所から湧き水があったり、土砂がわずかづつでも崩れてきたり、山から妙な振動が伝わってきたり、音が聞こえた時は、役場などに連絡を取って十分に注意しておく必要がある。自然を愛することで、微妙な変化にも気づける感覚を養っておくことが大切になってくる。
 今週から修学旅行のシーズンがスタートしたが、これから気温や湿度が上昇してくると、食中毒が心配される時期となる。食品を扱う関係業者はもちろん、各家庭でも十分な注意が必要である。食中毒の予防は▽清潔▽迅速▽温度管理▽手洗いの励行などとされるが、日頃の生活や仕事から受けるストレスをため込み、体力をおとすことがないよう心がけ、これからの梅雨の期間、暑い時季を心明るく、無事で元気に過ごしたい。


○ひとしずく

新潟県、佐渡汽船は運航するカーフェリーの乗用車運賃を今月三十日から七月二十六日までの間、片道千円と大幅割り引きするという▼ETCを搭載した車を対象にした高速料金の値下げを、佐渡観光の集客アップにつなげていこう―というもので、▽新潟・両津▽直江津・小木の二航路で、帰路も千円。佐渡市が最大一億五千万円に達する割り引き分を全額補助し、割り引き期間中に一万四千人の利用増を見込んでいる―などと報じられていた▼これに近い格好で壱岐―福岡、唐津の両航路に導入―英断などとは言わないが、これぐらいの思い切った姿勢を、航路を担う企業、市にも感じさせてほしいものである。本市の浮揚の大きなポイントを握っている事は現実で、それは同社のそれとも重なっていよう▼壱岐に上陸する乗用車、人が増加することは当然、市内の様々な産業にも大きく影響しようし、交流人口の増加のメリット、効果は大きい。何かインパクトのある対策を求める声も多いだけに、そうした柔軟で斬新な対策、方針を、壱岐でも打ち出せないものかとも思う▼個人や各種事業所にも、それぞれがどうした活動に自発的に取り組む必要があるのかなど、様々に考え即行動に移していく必要があろう。大手企業ですら運営の拠点をいかにすべきかなど、問い直す時代に入っている。

2009年5月11日号 第4517号 

5月11日号 ―主なニュース―

○盈科優勝、全国大会へ―清峰高校に続く頑張りを―
 ―第29回全日本学童軟式野球・県予選―


盈科軟式野球

高円宮賜杯第29回全日本学童軟式野球大会・マクドナルドトーナメント県予選大会が3日から3日間、波佐見町、鴻ノ巣グラウンドなど2会場で開かれ、本市代表として盈科、勝本、那賀の3クラブが出場。盈科が見事優勝。「小学生の甲子園」とも呼ばれる全国大会への切符を手にした。


○社説 子どもの日に

 我が社がある地域には、子どもたちが集まってくる家があり、ゴールデンウイークなどでその家の男子三兄弟が旅行している時は、まったく静かな住宅ばかりの地区となるが、通常はその兄弟に友だちたちがやってきて、それなりに工夫した野球、サッカーをして、決められた時刻まで歓声を上げながらたっぷりと遊んでいる。
 その様子を連日見ていると、スペースを考えて元気にボール遊びなどしながら走り回る子どもたちの姿から、放課後のグラウンドで遊べないものかと思ってしまう。確かに野球の練習をする団体に迷惑がかかったり、ケガなどの問題、学校で遊ぶということで突然の”何か”が発生しても、教諭らに責任が及ばないような対策を講ずる必要もあろう。とにかく、子どもたちを思いっきり遊ばせてやりたい。
 子どもたちの弾む笑顔、泣き顔、歓声など、子どもたちのそうした表情が、日常の光景としてある毎日は、単純に素晴らしいもの。その光景は”地域の宝”と思えてくるほどであり、前述の家族皆さんの大変さは想像に難くないし、地域の有り様にも暖かなスタイルがあろう。高齢化が進むほど子どもたちの存在の前向きなエネルギーの必要性が強く感じられ、行政や民間の様々な取り組みがある中で、こうした家族の存在の重さ、地域のスタンスが果たす役割の大きさがうかがえる。
 「風薫る五月」―五日に「子どもの日」、十日に「母の日」が過ぎ、今日十一日まで「ありがとう伝わる心がうれしいよ」を標語に厚労省、全国社会福祉協議会、こども未来財団主唱の児童福祉週間が様々に実施されているが、本市の今年の高齢者とされる六十五歳以上の人口は九千五百七十二人で、十五歳未満の人口は三月末現在四千三百六十九人で、高校生の九百五十八人を合わせても、高齢者が子どもたちの人口を上回り、この現実は今や珍しい状況ではない。出生率の低下や若者たちの流出、就職難、結婚観の変化、子どもを巡る社会環境の現状などが、子ども減少の主な原因とされているが、このまま少子高齢化が進むと、十五~六年後には二万人そこそこの人口になるとの推計もある。
 子どもたちの存在について考える際、母親の存在ははずせない。今、民間も行政も、そして個人も、それぞれに非常に厳しい時期を迎え、更なる意識の変革、母の視点、女性たちの感性や意見も普通に反映される社会づくりが求められ、急がれよう。子どもたちのストレートな視線に耐えうるかという視点も忘れてはならない。


○ひとしずく

九日夜の満月はとても美しく、なぜか普段より一層、円(まる)く見え眺めているだけで心が深く満たされるようだった▼湖水に映る満月をイメージしながら、ひとり静かな場所で心を落ち着けて半時間程座ったり、満月を水を張った丸い器に映し、ただ静かに眺めたりする時間を持つことは、ストレスを発散する方法として効果的という▼先のイメージする方は、個人的にしっくりとくるものがあり案外リラックスでき、目の前がわずかながら明るくなったようにも思え、もう一方は、うまく満月を映す場所がないこともあり、今のところ実践したことはないが、両方とも静かに行う点が共通していて、スペースさえ見つけられれば―▼まあ、百年に一度の大不況、リストラ、見送られる雇用、広がる格差―などに加え、新型インフルエンザの発生―と、高まる一方の世知辛さの上膨大なマスコミの情報量も加わって、ストレスは増えるばかりで、一日の中で半時間でも自分を見つめる―そんな時間を持てるよう工夫したいもの。とにかく”ストレスは万病のもと”とされるだけに、個々にそれぞれの解消方法があってよい。できれば心静かな方向で…▼最近よく奈良興福寺の国宝・阿修羅像が紹介されるが、仏像など見に行くのも神社に参るのもよい。ひとり出掛け何かをつかめればなお―。

2009年5月6日号 第4516号 

5月6日号 ―主なニュース―

○趣向を凝らし壱岐PR―巨大鬼凧や牛の模型の登場―
 ―博多どんたく港まつりで、壱岐宣伝隊―


どんたく隊

 ゴールデンウイーク期間中、国内最大級のイベントとされる「博多どんたく港まつり」が三日と四日の両日、福岡市一帯で全国各地の六百二十四団体約三万二千人が参加して開かれた。
 本市からも観光のPRのために結成された宣伝隊「壱岐どんたく隊」(中山忠治隊長)が今年も初日の三日、パレードや天神、博多地区の特設舞台で壱岐の魅力をアピールした。
 壱岐どんたく隊は太鼓グループ・風舞組、郷ノ浦祇園山笠の唄子、新壱州おけさ隊ら八十人で構成。当日は福岡壱岐の会や本市出身の福岡市職員でつくる「岳の辻会」の会員ら多くが応援にかけつけ、総勢約百人体制での参加となった。


○社説 坂本龍一さんの森づくり事業に

 世界的に活躍するアーティスト・坂本龍一さんが、北海道の下川町はじめ道内の四町で、森づくりを支援する活動を始めたというニュースを、深夜のテレビニュースで報じていた。
 自然が悠久の時をかけてつくりあげた天然の森に対して、エゾマツなどで形成された人工の森を救おう、人が手をかけた森林は、最後まで手をかけなくては、その環境は悪化する一方―などと、コンサートのチケット代の一部をその事業に利用するなどして、まずは、その四町の間伐事業を支援して、間伐せずに荒れた森の再生を目指すという。
 その番組で坂本さんは、森を再成することで二酸化炭素をたくさん吸う森となり、森づくりが環境づくりへと広がってその啓発にもなる。自分の子どもができると、自分の視野が二十年先、三十年先へと広がってゆき環境へとつながる。それは自然環境から子どもたちの食環境をも巻き込みながら、子どもたちから次の世代へと拡大し、ひいては、その問題は自分たちの細胞一つひとつの健康へと巡る。「目に見える」こと「目に見えない(見ることができない)」ことの連鎖となる―などと語られていたように思う。
 このニュースから、開発途上国にダムを援助するより植樹を援助し、今日の科学技術力をもって地球の砂漠化を止めるよう努め、木を植えることで混沌から新しい秩序への着地を目指し、経済的エリートたちの地球的規模の経済的独裁を進める方向ではなく、人類が地球市民としての意識、そうした環境意識により、国家や人種、宗教を超えてゆこうというグローバル化を―などと訴え、本の収益が森を育てるための植樹に使われる「木を植えましょう」という一冊が思い出された。
 ”木を植える”ということで、社会と歴史が求めている新しい時代に着地するため、歴史に働きかけるアクションを起こそう。「出アメリカ」で目指す「約束の地」は、その「森」と、その著者・正木高志氏は強調し、人に与える森林の影響力、「環境の環」が持つ力の大きさなどについて語り、ここでも考え語るだけでなく、自分なりのきっかけを大切に、行動を「今」起こすことの重さが思い知らされる。
 その「行動」には、中心の軸に何を据え、交差する横軸に何を下げ、様々な作用にバランスを取り、例えば人々の交流と島の興隆を図るのか、環境へのそれについても「弥次郎兵衛構想」といったスタイルで、気づいたら即自分なりに動ける自分づくりが、リーダーはもちろん、それぞれに求められている。


○ひとしずく

「こどもの日」の五日、まったく久しぶりに愛犬を連れてドライブに行き、夕焼けが美しい渡良半島の牧崎に寄った▼その夕陽の美しさを聞き、ゴールデンウイークの休みを利用して福岡から来たという女性や若いカップル、家族連れら多くの人たちが、遥か彼方の水平線に沈むその瞬間を楽しみに、刻々とその色合いを変化させる空、海を眺めていた▼「みどりの日」の四日も、それまで降ったり止んだりの雨も夕方になって上がり、その牧崎で日没の瞬間を見ることができた。水平線に沈み行くそのわずかな時を感激して見た。真っ赤に燃えるような輝きを放ちながら沈む太陽の美しさは何とも素晴らしく、胸が締めつけられる思いがした▼早朝に出掛ける時も多く、風がない朝など、草木の豊かな香りが素晴らしい。登った朝日を背に受けながら、よく”自由な人”と言われる自分にも、年齢なのか疲れが忍び寄っていることに気づかされ、その場に立っているだけで、心の底から癒されているように思えることも度々である▼春の大風、夏の台風、冬の低気圧の通過など、大シケの天候になることもあるが、このシケの海、大波が牧崎の絶壁に砕ける様子を見るのも好きで、牧崎のその時々、季節ごとに変化する表情が素晴らしい。好きな人も多いと思うが、自分にとっても様々にスペシャルな場所である。

2009年5月1日号 第4515号 

5月1日号 ―主なニュース―

○本市から2氏が受章―本年度・春の叙勲―

白石氏古田氏

 本年度・春の叙勲受章者がこのほど発表され、本市から更生保護功労と地方自治功労で芦辺町、白石政司氏(73)が旭日双光章に、消防功労で郷ノ浦町、古田富保氏(77)が瑞宝単光章にそれぞれ選ばれた。白石氏の更生保護、地方自治の二つの功労での受章は県内唯一。


○ありがとう伝わる心がうれしいよ―「こどもの日」から児童福祉週間―

 本年度の厚労省、(社福)全国社会福祉協議会、(財)こども未来財団主唱の本年度・児童福祉週間が「こどもの日」の五日から一週間、「ありがとう つたわるこころが うれしいいよ」の標語のもと、全国一斉に実施される。


○地域住民の親睦と融和―グラウンド横では春の市開催―
 ―天候に恵まれ第62回石田町運動会―


綱引

 ゴールデンウィーク期間中で「昭和の日」の29日、住民の親睦と融和を深めよう―などと毎年開かれている石田町運動会が、今年も石田小中グラウンドで行われ、快く晴れた初夏の天候のもと、地域住民総出でスポーツの一日を楽しみ、さわやかな汗を流した。
 また、この日はグラウンド横の通りで、本島五浦を巡る春の市の石田市が開かれ、多くの出店が並ぶ会場には、家族連れや子どもたちら買い物客で混雑し、終日にぎわった。


○社説 大切な自己救命策の確保

 本島周辺での密航や密入国、密輸の防止、救助や捜索など海難事故への対応にと、三十ノット以上のスピードで現場へ急行できる最新鋭の巡視艇「いきぐも」が壱岐海上保安署に今春配備され、以来沿岸での警備や事故防止のアピール、捜査、などに、海上での安全と安心を―と、忙しい日々が続いている。
 先日も郷ノ浦町渡良半島の牧崎へ、つがいのミサゴを見に出かけると、半城湾の出口にある火島の横をパトロールしているようだった。気候も良くなりゴールデンウイーク=GW=に入って、いよいよ本島もマリンレジャーのシーズンが到来、その日も釣りをしているのか、レジャー用のボートが何隻か見られたが、そうなると、いきぐもの出番が事故などの有無にかかわらず増えてくる。
 今、壱岐海上保安署は、マリンレジャーが活発になるGW期間中の事故防止や死者・行方不明者を減らすため、安全推進活動としてプレジャーボートをはじめ小型船舶の海難事故防止指導、無検査運航などの悪質な犯罪の防止を―と六日まで、ルールを遵守して安全にマリンレジャーを楽しんでいる人たちが事件、事故に巻き込まれることがないよう、指導、取り締まりを強化している。
 期間中の重点は▽(1)ライフジャケットの常時着用・浮力の確保(2)携帯電話等の緊急時の連絡手段の確保・速やかな救助要請(3)海上保安庁への118番通報・海のもしもは118番―の事故救命策の確保推進▽出港前の点検や見張り、早目に避けるなど遵守事項の励行―プレジャーボート等小型船舶乗船者に対する安全対策の推進▽ライフジャケットの常時着用など自己救命策の確保、釣り愛好者相互の安全確認―釣り愛好者に対する安全対策の推進。
 船や磯から何かの拍子に海に落ちたりすると、近くにいても驚くばかりであわててしまい、その時の海の状態もあって救助などそう容易にできるものではない。ずい分以前になるが、釣り場で初めて見た人が、シケているにもかかわらずライフジャケットを着用せずにスニーカーで自分の横の少し高い場所に立ち、しばらくして波を頭からかぶった瞬間、その姿が見えなくなった。転んで体を強打したようだったが、海に落ちなかったのでホッとしたことがある。それは、その時に「助けられない」と直感したからである。
 その重点にある「自己救命策の確保」は重要で、例えば、自分はもちろん船に同乗したり磯の釣り場で一緒になった人のためにもである。どんなに心配がなさそうに見える時でも、必ず徹底して遵守したい。


○ひとしずく

「昭和の日」の二十九日、石田町で恒例の運動会と春の市が開かれ、初夏の心地好い天候に恵まれ、市には運動会に出場したり、応援で来場した住民ら大勢が、目当ての品物を求めて繰り出していた▼国の緊急経済対策として、本市でも手続きを終えた市民に定額給付金が振り込まれており、郷ノ浦町で商店を経営する知人によると、ずい分使われているという話を聞いたが、これには、市商工会が生活支援の一環として売り出した定額より一五%”お得”な「さくら商品券」の利用も大きいという▼その春の市でも「さくら商品券使えます」と、利用をアピールするチラシが見られたというから、できるだけ地元の商店で、その商品券はもちろん、定額給付金を利用して―と思うのは、その主旨から考えても当然のことであろう。それにしても、自分の給付金の利用については、未だにこれと言って使い道が決まっていない▼きっと、釣りや音楽、読書などといった趣味に使うことになると思うが、友人たちや多くの市民の人たちは、どんな用途に使っているのであろうか。テレビニュースでは、都会の人たちの多くがインタビューに「生活必需品に使う」と答えていたようだったが、壱岐でも同様だろうか▼はたして、できるだけ地元の商店を利用してもらいたいものである。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。