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2009年4月27日号 第4514号 

4月27日号 ―主なニュース―

○販売初日は窓口に長い列―市商工会・さくら商品券―

さくら商品券

 定額給付金の給付に伴う市商工会の「さくら商品券」の第一次発売が二十二日から始まった。
 販売を開始した二十二日朝は、同商工会本所の窓口に、少しでもその給付金を活かそう―という市民の長い列ができ、家族分などまとめて購入する市民の姿が多く見られた。


○養殖の成果説明や講演など―壱岐東部漁協第3回こんぶサミット―

 海の森づくり推進協会(松田惠明代表理事)主催の第三回こんぶサミット「海の森づくりセミナーin壱岐」が二十四日、同協会のモデル漁協としてコンブ養殖に先進的に取り組む壱岐東部漁協(浦田俊信代表理事組合長)会議室で開かれた。
 同組合は幡鉾川からの泥水の流入をきっかけに、水質改善の取り組みを開始。平成十五年からコンブの養殖を始め、水面下に種苗用のロープを張る方法で栽培。試行錯誤の末、長さ四メートルに達するコンブもあるなど成果をあげている。


○社説 森林のつどい

 「このころよく雨が降って、万物を生育させ、百穀を潤す。菜種梅雨のころ」の意がある二十四節気の一つ「穀雨」が二十日に過ぎ、次の二十四節気は五月五日の「立夏」=春から夏へ季節が移り変わるころ=で、壱岐の野山も季節が進み、その彩りは、日々鮮やかさを深める。
 何よりこの時季、山の常緑の緑と若葉の緑のダイナミックなコントラストが、風に揺れながら盛り盛り、湧く湧く―とうねる様子は、晴れた日の早朝など、ただ眺めているだけで雄大な自然のエネルギー・生命の力強さに打たれ、その自然の中に引き込まれながら、一体となってゆくような感動に包まれることがよくある。
 日本は国土の六六・八%が森林とされ、ブラジルの六五・二%、フィンランドの六五・八%を上回り有数の森林国とされ、国民一人当たりの面積は、カナダの八・三ヘクタール、フィンランドの三・九ヘクタール、ブラジルの三・四ヘクタールからみると大きく下回り〇・二ヘクタール。森林は水源のかん養、大気の浄化、心身の癒しの場、豊かな自然―海づくりなど、その多様な働きに多くの恩恵を受けている社会の緑化推進、環境保全への取り組みとして、異常気象や地球の温暖化現象への危機感もあってか、各地で様々な活動が展開されている。
 最近は世界同時不況からか、新たな経済活動へのチャレンジとして、エコ・生物とその環境との関係に配慮した取り組みの「場」を、巨大な利益(国益)につながる市場と見立て強力に行われている。が、高い経済性に結び付いているから―と進められる様々なジャンルの開発=経済活動には、微妙に危険な香りを感じる人々も少なくないのではないか。どうもその出発点が腑に落ちない。
 本市では旧「みどりの日」の二十九日を前に二十六日、島内の各小学校と三島・筒城・勝本・芦辺の四緑の少年団が参加して森林(もり)のつどいが勝本町で開かれ、参加児童たちの代表として各緑の少年団の代表が、「美しい自然と緑あふれる環境を未来に伝えるため、みんなで協力し、助け合い、かけがえのないふるさとの自然と緑を大切に守り育てます。自然の生命力の息吹を感じ、豊かな心をもった人になれるよう、頑張ります」―などと力強く宣言した。
 緑化推進運動や豊かな自然に満ちた環境づくりという言葉の中には、相反する意識の流れがあるようにも観じられるが、一人ひとりが自然、生命のふるさと地球への愛、畏敬の念を基にした、それぞれの場での行動を、一つの環(わ)として結び、大きなうねりとしたいものである。


○ひとしずく

今年のゴールデンウイーク=GW=が二十五日(土)からスタートした。今年は高速道路料金の一律千円化で、高速道路の渋滞が例年になくひどいように、テレビのニュースを見ていて思うのは…▼今年のGW中は、例年この期間を利用して釣りに来ていた釣友や友人たちの来島もなく、少々寂しい週間となりそうだが、どこかで一日、福岡に好きな映画を観に出掛けるか、郷ノ浦沖の瀬に上がって釣りでも―と思ってはいるが、その実現はなかなか難しそうである▼GWと言えば、期間中に二百万人を超える国内最大のイベント、「博多どんたく港まつり」が五月三日と四日の両日開かれる。今年も壱岐観光協会の「壱岐どんたく隊」が、福岡の壱岐出身者の集い・福岡壱岐の会の協力を得ながら参加、天神や市役所前、博多駅などに設けられた舞台やパレードで壱岐の歴史や文化、観光や特産品など、魅力をPRする▼壱岐どんたく隊は三日に参加、目玉のパレードには、新壱州おけさ隊や郷ノ浦祇園山笠の唄子、和太鼓の風舞組とそのジュニア、白川博一市長ら全隊員が冷泉公園に集合して午後二時ごろに出発地点へ移動し、二時三十五分ごろ出発、博多地区から天神地区までの明治通りを利用した特設コースで、壱岐の島の素晴らしさをアピールしながら行進する▼チャンスのある人は足を運んで欲しい。詳しくは壱岐観光協会へ。

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2009年4月21日号 第4513号 

4月21日号 ―主なニュース―

○一歩進めた取り組みを―市民約600人が参加―
 ―4・19しまづくりフォーラム―


しまづくりフォーラム

地域振興の拠点として整備が進む市・一支国博物館と県・埋蔵文化センターの来春開館に向け、その気運の醸成と明日の壱岐を考えよう―と、市主催「4・19しまづくりフォーラム“壱岐しまづくりの未来を語る!”」が十九日、市民約六百人が参加して郷ノ浦町、文化ホールで開かれた。
 同フォーラムは、白川博一市長、久田賢一副市長、NPO法人・島自慢観光プロジェクトのガイドなどする中山忠治さん、一支国博物館等整備推進協議会・山西實会長、壱岐旅館組合長・吉田繁組合長らがこれからのしまづくり、埋蔵文化センター・一支国博物館整備の理念▽しまごと博物館・大学・元気館―の実現に向けての方向など、生涯学習、これまでの活動や取り組んだイベントなどの報告を交えながら、歴史や文化、自然・環境、魅力などの情報発信、ガイドやインストラクター、観光ボランティアの育成、島についての学習の推進―などがアピールされた。
 続いて田河小学校六年、中尾雅美さんが「わたしたちの島『壱岐』と題する作文で、あいさつ、環境美化で大好きな壱岐を元気に―と発表、壱岐商業高校・家庭クラブの豊増なぎささん(三年)、山口麻衣子さん(同)の二人が、壱岐のアスパラや赤米を使ったケーキ、クッキー、アイスクリームづくりについて、製品化に向けて続く挑戦を披露した。
 須藤正人教育長、市商工会青年部・赤木貴尚部長、一支国博物館等整備推進委員・鵜瀬守さんの三人が登壇して「壱岐の未来について語る」をテーマに話し、壱岐の島民にとって、島は心身のふる里であり、島への誇りを持って島民一体となり、一歩進んだ壱岐の振興を目指した取り組みを、その誇りを、世界にも発信しよう―と、会場の市民に呼びかけた。


○全国の師範らが演武披露―壱岐支部創立30周年の記念大会―
 ―国際沖縄剛柔流空手道・修練会―


空手

国際沖縄剛柔流空手道連盟壱岐支部・修練会(久保田恒憲館長)の創立30周年記念演武大会が19日、郷ノ浦町、大谷体育館で開かれた。
 同大会には島内の空手道スポーツ少年団、壱岐高校空手道愛好会の児童、生徒、指導者はじめ、沖縄本部、東京、横浜、愛知、兵庫の4支部から師範と門下生が来島し、参加した。


○イルカと無料記念撮影など―5日「子どもの日」にちなみ―
 ―ふれあい体験者にイルカパーク特別企画―


イルカパーク

勝本町、イルカパークは五月五日、「こどもの日」にちなんで「イルカとのふれあい体験記念写真無料プレゼント!」を企画し実施する。
 同施設では先月から一日三回、イルカとのふれあい体験を開始。今回の企画は、それに併せて行われるもので、当日の(1)午前十時二十分(2)午後零時二十分(3)同四時二十分―の三回行われるふれあい体験をした人を対象に、各回の先着六人にイルカとの記念撮影を海上ステージで行い、「イルカパークのおもいで」とした証明証=写真=にその写真を入れ、無料で後日郵送する。この日は、「こどもの日」の特別企画のため、同体験は子どもが優先となる。
 料金は入園料が大人二百円、子ども(中学生以下)百円。ふれあい体験は小学生以上が対象で、大人千円、子ども八百円。

 
○社説 壱岐の未来を語るしまづくりフォーラムから

 ▽素晴らしさ・美しさが、あまりに身近過ぎて気付いていない▽私たちにはできる▽百聞は一見に如(し)かず▽利用しやすく、参加しやすい▽人材づくりと組織化▽島に関する総合的な学問=壱岐学▽島への関心と生涯学習▽共に学び共に育つ▽存在感のある逸品―一品▽魅力―情報の発信▽ホタルの里、星降る島▽豊かな自然と環境美化▽島を元気づける元気なあいさつ―。
 ▽壱岐のすごみ▽人生の多様な出会いは、いつも突然▽開発への前向きな意欲とチャレンジ精神を支える温かな眼差し▽良さ(素晴らしさ)を周囲の人に伝える▽盛り上げるのは島民▽一歩進んだポジティブ・前向きな活動▽島は肉体と精神のふるさと▽島への誇りと愛を分ける▽島の家族とは▽多く残る二千年を超える歴史に感動▽視点を変えて笑顔を生み出せるしまづくり▽世界へ―。
 これは十九日、文化ホールで、来春のオープンが予定される県立埋蔵文化センターと市立一支国博物館の完成を前に、これからの壱岐について「もりあぎゅうや壱岐ばもっと・島のもんが、壱州のこれからを熱く語る」と開催された「4・19しまづくりフォーラム『壱岐しまづくりの未来を語る』」を聞いて”ハッ”とした言葉など。
 ▽壱岐しまづくりに向けて▽しまごと博物館、大学、元気館の実現に▽壱岐の観光と魅力発信▽しまの未来を担う子ども達から▽壱岐の未来を語る―のタイトルで小学生から市長まで十一人の代表らが、それらのテーマのもと、これまでの研究やチャレンジ、活動、体験など成果から受け感じた事、考えを、会場の参加者に発表、参加者はそれぞれが今後の活動の参考にと、共鳴した発表、登壇者(子どもたちは指導者)らと「より前向きなしまづくり」をキィーワードに、相互の考えを深め、行動を進めるため、可能な人たちと意見交換などしてみるのも、この機会を活かすことにつながろう。
 ここで最も大切となることは、相手を自分の意見で打ち負かそうとするのではなく、最高の聞き手になりきり、その多様性を学び受け入れて自分に活かそうという精神、変化を良しとする心であり、これは「しまづくりの未来」にとって、案外、簡単そうではあるが、人によってはとても難しい選択で、そこでは善くも悪くも自分を冷静に見つめ認められるかどうかがその分岐点となろう。
 冒頭の言葉など、いかにとらえ動くかで結果が決まってくる。それだけに「とらえる」というプロセスに多くの注意を払って―と、そのフォーラムを通して観じられた。


○ひとしずく

この年二〇〇九年も、まだまだスタートしたばかりのような気がしていたが、季節は早くもサクラを過ぎ、フジやサツキの花の頃となり、ゴールデンウイーク中の計画などが話題になっている▼今年のゴールデンウイークもやはり、五月二日土曜日からの五連休(三日・憲法記念日、四日・みどりの日、五日・こどもの日、六日・振り替え休日)が人の動きが大きいだろうし、本市への観光客はもちろん、帰省客も多いのではないか▼市内の期間中のイベントとしては六日午後九時から午後四時まで、十二年ぶりに行われる壱岐カントリー倶楽部のゴルフ場・島民開放、次いでこどもの日にちなんで五日、イルカパークで行われる子どもたち優先の「イルカとのふれあい体験記念写真無料プレゼント」(10:20、12:20、16:20の三回、先着六人対象)があげられる▼もちろん一昨日十九日に瀬戸浦からスタート、浦々を巡りながら行われる伝統の春の市も▽勝本・二十五日▽芦辺・二十六日▽石田・二十九日の順で開かれ、最大の郷ノ浦八日市は五月十日と、毎年その週間からははずれて行われている▼今はもう、島外に住む子どもたちが、その八日市をずい分前から心待ちにして、前夜の出店設営の音や天候を気にしながら、わくわくと当日を待つ姿が懐かしく思い出される。

2009年4月16日号 第4512号 

4月16日号 ―主なニュース―

○消費の低迷で価格降下―総平均価格37万円代に、市農協4月子牛市―

 本年第二回目となる市農協の子牛市が九日と十日の両日、芦辺町、壱岐家畜市場で開かれ、平均価格が約三十七万二千五百円と前回二月市から約二万円値を下げ、昨年十二月から三回連続で四十万円を下回る結果となった。売り上げ高は三億四千九十一万八千二百円。


○追悼法要や俳句大会など―俳人河合曽良300年忌記念事業―

松尾芭蕉の「おくのほそ道」に同行した長野県諏訪市出身で、勝本で没した江戸中期の俳人・河合曽良の三百年忌記念の追悼法要や式典、俳句大会などある記
念事業(同実行委員会主催)が五月二十二日午前九時から、勝本町、文化センター、曽良翁墓地、城山公園で開かれることになった。
 当日は法要が同センターで午前九時から一時間半行われ、続いて追悼句の特選句などの発表・表彰などある記念式が正午まで予定され、野点(墓参)が城山公園で正午から三時間開かれ、記念俳句大会が文化センターで午後一時から二時間あり、記念誌の編集、発刊も予定されている。


○ゴルフ場を5月6日に開放―12年ぶり、壱岐カントリー倶楽部―

 (株)壱岐カントリー倶楽部(辻川更司代表取締役)はゴールデンウイークの最終日の五月六日午前九時から午後四時まで、「ゴルフ場島民開放日」として、ゴルフ場を一般に開放する。
 市民に開かれた、市民に愛されるゴルフ場に―とゴルフ場の再生へ向けた経営の一環として企画。当日は午前十時半から凧揚げ大会、中学生の太鼓、ブラスバンド、タオル、せんべいの無料配布など行われるほか、食堂では午前十一時から午後二時まで、カレーとうどんが限定で販売されることになっている。同ゴルフ場の開放は十二年ぶりとなる。
 辻川代表は「今後は安価なプレー料金でゴルフ人口の拡大に努め、市民に愛され、開かれたゴルフ場を目指し尽力したい」などとしている。


○社説 緑湧き立つ次の季節を前に

 本社の周囲には裁判所や合同庁舎、盈科小学校、亀岡公園―と、毎年、見事な花を咲かせるサクラが多くあり、多くの市民の心を楽しませており、サクラの小道とでもネーミングしたいと思う程、そんなサクラも先日の春の嵐のような大シケの天気で散り、盈科小学校の道路沿いの土手には、見事な花をつけるサツキが咲き始め、初夏へと移り行く季節の足音が、まさに見えるよう。
 来週末の二十五日から五月六日まで、最大で十二連休というゴールデンウイーク期間(平均五・五日間)となる。これから壱岐の島は、若葉萌ゆる季節―という言葉がピッタリの時季に入り、腕を伏せた様な素晴らしい格好の小高い丘とでも言うべき山々の、とりどりの緑色が薫風に揺れる様は本当に美しく、それが壱岐の一番好きな景色―と語る友人もいるくらいに見事で、陸の緑と海の青、この島の素朴でたっぷりとした自然の輝き、スケールを、これから来島する人たち、特に旅行者らは、実感せずにはいられないのではないか。
 都会に行くと超現代的デザインのビルが立ち並ぶ場所でも、一本一本の並木や植え込みなどに、象徴的にその都市デザインに組み込まれた自然、四季折々の変化が表現されている空間が、痛いくらいにその時季ごとに際立っていたり、付近の住民らから大切にされているように感じられる、自然の営みがわずかに残るスペースもあったりと、気に入っている場所もあるが、壱岐のように、島の原風景とも言えるような状況が、まだ多く残っている自然は、皆が協力し合い大切にしたいものである。
 勝本町、壱岐カントリー倶楽部は「市民に愛され、開かれたゴルフ場を」―と、ゴールデンウイーク最終日の六日、市民にゴルフ場を開放する。十二年ぶりの取り組みであり、子どもから高齢者まで多くの市民に、島の人工的に造られたリラックスした緑の景色など、ゆっくりと楽しんでほしいと思うし、そうした中で、「島の自然」という言葉、風景に思いを巡らせ、それぞれの身近な自然の現実を思い出し、守り育てるための行動への、自分の基点としたい。
 本島に初夏の訪れを告げる風物詩、伝統の春の市が今月十九日の瀬戸から始まり、勝本・二十五日~芦辺・二十六日~石田・二十九日~郷ノ浦八日市・五月十日の順で開かれる。次の湧き立つような緑の季節を、多くがより心地好く過ごせるよう、やはり自分の周囲の環境・自然に対し、破壊的な行動をしないよう心掛け、まずは自分にとって最高の愛すべき美しさを見つけて―と思う。


○ひとしずく

「身に覚えのない罪で一門の官吏までもが太宰府に左遷され、筑紫野の紫藤(しとう)の瀧で百余日間身を清め、自分の無実を天に訴え、国家の安泰を天に祈るため天拝山山頂に登り、七日七夜、岩の上に爪立って祈り続け、天から天満大自在天神と書かれた神号が届き願いが成就した」という天神様=菅原道真公についての一文が友人から届いた▼神社や寺、教会群、博物館などの整備、神話や伝説の掘り起こし、癒しの場づくりなど、県や壱岐の観光振興の一方針として、様々な物事や時代、芸術などの背景、基となる心の動きや精神がピックアップされている。これは壱岐や県だけでなく、各地で似たような方向性を打ち出し、独自性に富んだ物語づくりが展開されている▼その記述を送ってくれた友人は、国内各地で歴史的な人物や出来事などを掘り起こし、そこで体験する物語を、人々(客)がさらなる運に恵まれますように―との思いを込め、関係者らに上手なコミュニケイション、バランスについてのアドバイス(本人はコーチと話す)など生業としている▼最近、天神様について耳にすることが多く、その記述は非常にタイムリーで、届いた数日後、福岡・壱岐で式内社など巡る「海上の道」がツアーテーマの観光客が来島、道真公をまつる太宰府天満宮にも参ってきたと聞きその妙に驚き、納得した―次第。

2009年4月10日号 第4511号 

4月10日号 ―主なニュース―

○社説 観光シーズンの訪れに

 イキヤマザクラ、ソメイヨシノ、ヤエザクラ―と先週半ばには満開を迎え、今週に入ると、本社近くの県壱岐振興局、合同庁舎と道路を挟んで盈科小学校、長崎地方裁判所壱岐支部までの間、満開のサクラが春風に散ってまさに花吹雪を連想させ、花が舞い散る中をゆっくりと歩いてみると、その見事な風情に感動があり素晴らしかった。
 先週末の土曜日には、郷ノ浦町の麦谷港から、半城湾の岸辺に咲くヤマザクラ見物の船に乗り、「壱岐を日本一の桜の島に」とサクラの島づくりを展開する「島さくら・壱岐の会」主催の会員を対象にした”集い”に参加、NPO法人「島自慢プロジェクト」・中山忠治さんのガイドとバイオリン、キーボードの演奏もあり、約一時間にわたりたっぷりと楽しんだ。
 用意された”花散らし弁当”が雨の影響で土産となったのは残念だったが、船からのサクラ見物は、本当に素晴らしい観光メニューで、海の様子、少々雨が降っても波立たない天候―と、サクラの咲いている期間の中で、自然の条件と観光客の日程の都合が噛み合わなければ、なかなか難しい商品という点がとても惜しい。特に今回は音楽家の夫妻がその演奏でムード、花、周囲の風情を際立たせてくれたこともあり、より一層そのように思えた。
 いよいよ壱岐の島の春も終盤となり、▽十九日・瀬戸▽二十五日・勝本▽二十六日・芦辺▽二十九日・石田▽五月十日・郷ノ浦八日市の順で島の五浦を巡り、初夏の訪れを告げる伝統の風物詩・春の市の開催を知らせる広告が今月一日号に掲載されたが、いよいよ本島の観光シーズンが春の市の開催に合わせるように開幕、修学旅行客も来月十一日に二泊三日の日程で、大阪から鶴橋中学校が第一陣として来島、歴史や文化を学び、生命の躍動感に満ちた自然とふれあう。
 今、春の交通安全運動が展開されているが、島内を車で走っていると、フラワーポットなどで心を込めて育てた花が、道脇やちょっとしたコーナーなどで美しく咲いて市民の心を和ませ、大型バスなどで通る観光客らの心も楽しませていよう。これが自分の場でできる観光振興への行動であったり、タバコやゴミ、空き缶などのポイ捨てをしないだけでも、環境美化にも貢献していることになる。小さくても、せっかくの心地好い季節を、より豊かに過ごすための行動である。
 そうした一人ひとりの内発的な取り組みこそが、これからの壱岐を創出するポイントとなる。それは、誰に動かされるのではなく、すでに活動をしているという事実の積み重ねこそ―と思うからである。


○ひとしずく

前号のこのコーナーで記した小鳥は「ホオジロ」と、郷ノ浦町内の読者から教えてもらった。その名前でパソコンを見ると、そこにはあの小鳥がいた。そろそろ巣作りの時季という▼数日前には我が家のベランダに、今年もツバメがやって来て「今回こそは巣を作るぞ!」と鳴いているような気がしたが、それ以来、隣りには飛んできているようではあるが、早くも我が家でのそれはあきらめたのか、自分が家にいる間は見かけていない▼スミレのように小さな美しい花を咲かせている花やタンポポに似た黄色の花を力強く咲かせている花、紺碧の海、そそり立つ絶壁、柔らかなカーブを描くような水平線に沈む太陽と、眼前に広がる雄大な景色が素晴しい牧崎に、最近、とても気になる出来事が加わりたびたび足を運んでいる▼それは、「ゴリラ岩」などと呼ばれる断崖(がい)の頂上に、古来より魚を捕る鷹として知られ、様々な文献に記述がある「ミサゴ」が、番(つがい)で巣作りして子育てをしているようなので、それが”気になる”からである▼ミサゴは環境省の準絶滅危惧種でもあり、ヒナが立派に巣立ってほしいものと思い、見に行っては、巣近くからトンビを追い払ったり、エサを運ぶミサゴ夫妻の頑張りを眺めている。それはそれは感動的な自然の営みである。

2009年4月6日号 第4510号 

4月6日号 ―主なニュース―

○告示7月26日、8月2日投開票―市議選の日程決まる―

 市選挙管理員会は三日、本年八月六日の任期満了に伴う市議会議員一般選挙の日程を告示日・七月二十六日、投開票八月二日とすることを決めた。


○県「政策提案@プロジェクトA」優秀賞
 ―『女性の視点と食を活かした壱岐島の振興』―
 ―県壱岐振興局(旧壱岐地方局チーム)―


 県の政策提案事業「政策提案@プロジェクトA」で昨年度優秀賞に選ばれた壱岐島振興チーム=リーダー・市壱岐島振興推進本部観光商工課観光しまづくり推進班係長・楠本雅一氏(35)=。その楠本氏に提案内容について聞いた。同チームは楠本さんはじめ、総務課、壱岐農業改良普及センターの二十~四十歳代の男性四人、女性三人の職員で組織。いずれも有志の参加。
 同チームは、来春に迫る埋蔵文化財センターと一支国博物館の開館を契機に、交流人口の増と本市の魅力アップ策を研究。本県の宿泊旅行者の六割を占めるとされる女性の視点に着目、「女性の視点と食を活かした壱岐島の振興」の切り口で、(1)ヘルスツーリズム(2)食の魅力創作発信㈫歴史と伝統の活用(3)魅力満載情報発信の四点を金子原二郎知事ら幹部に提案した。
 調査は福岡、佐賀、長崎の女子大生、福岡市立病院の女性職員と女性に絞り意見交換を行い、意見を集約。「イルカなどの動物と触れ合ってみたい」や「スピリチュアルなものに惹かれる」のほか、「もっと印象に残るPRが必要」とか、ストレス解消法として「中身が入った焼酎のビンを割りたい」というきたんのない率直な意見もあったという。そのほか、全国唯一の公的断食食事療法専門施設・五色県民健康村や神話ツアー「沼島・国生みツアー」がある兵庫県淡路島を視察し参考にした。
●「疲れる」から「癒し」の旅へ 
 (1)のヘルスツーリズムのテーマは「疲れる旅から癒しの旅へ」。具体的には▽照葉樹林をウォーキング▽山野草、海草を活かした薬膳風料理▽大絶叫大会の開催の三つから構成される。心身の健康、病気予防、体質改善など近年のトレンドを狙った企画で、楠本さんは「薬膳風料理は市内に山野草を研究している人たちがおり、その方々の協力が不可欠」と話す。
●焼酎の活用
 (2)の食の魅力創作発信は、ランチプレートの創作と焼酎の活用を提案。長崎のトルコライスを参考に、「壱岐には牛肉やウニなどの特産があるが、高価で手が出ない。量を抑えることで質を落とさず単価を抑えられれば」と思いついた。壱岐牛とウニをメインに季節物を加え、一人千円から千五百円程度が目標という。まずはモデル店を設けてアンケートなど実施しデータを蓄積する。
 焼酎の活用は“焼酎風呂”に“焼酎スイーツ”。風呂は焼酎の絞りかすを温泉水に加えたもので、アミノ酸を含み美容に効果的。鹿児島では芋焼酎で行われているとの話も。スイーツは焼酎プリンや焼酎ボンボンで大人向けの味付けで仕上げる。どちらも酒を飲めない人も“麦焼酎発祥の地”を味わうがテーマ。さらに「地元では当たり前のものが観光客には珍しい。地元の人に郷土料理を再認識してもらう料理コンテストの開催もいい」とアイデアは膨らむ。
●壱岐にしかないもので差別化を
 (3)の歴史と伝統の活用は、スピリチュアルツアーの実施。“目に見えない御利益”を与えてもらうツアー。「子宝・安産祈願」や「金運開運祈願」などテーマに沿ったルートを設定し、マップの作成を提案した。楠本さんによると、本市には神社庁登録の神社が百七十二社、そのうち延喜式神名帳に記される延喜式内社二十四社、さらに明神神社が六社あり、「県内に明神神社は壱岐、対馬しかなく、他の地域と差別化できる」と話す。
●インパクトで勝負
 「宣伝と掃除しかしません」。楠本さんが断言する四つ目の魅力満載情報発信は、一支国宣伝隊の結成。壱岐のためならボランティアもいとわない人により壱岐の宣伝活動に特化した集団を結成し、月に一回程度、博多の繁華街にターゲットを絞り込み知名度向上を狙う。宣伝は“ウニ解禁”など旬のテーマを一つのみにする。宣伝後には清掃もして帰るというアイデア。宣伝テーマを絞りインパクトで勝負する。
●市民の理解、協力が必要
 楠本さんは「関係機関と協力し、できるだけ既存のものを使い実施する方がいい」とし、意見交換ではどの大学も協力の意思を示した。中には壱岐の方言を研究した学生もいたという。研究対象になるだけの魅力を兼ね備えた島にあり、「地元住民が関心を持たなければ根付かない。理解と協力が不可欠」と楠本さんは強調。観光活性化には“新たに設けるもの”の活用に加え、“もともとあったもの”を再認識し、光を当てる大切さを訴えた。
 (記・立場川大侑記者)


○社説 春の全国交通安全運動

 2009年度がスタートした。市内の小中学校ではきょう六日から新学期が始まり、入学式があす七日(三島小学校は六日)に行われ、八日には幼稚園の入園式が予定されており、我が家の前の通りを新しいランドセルを背負ったり、学生服に身を包んだ子どもたちが通学する。
 本市はもちろん、県壱岐振興局(昨年度まで壱岐地方局)や国の出先機関など行政、教職員をはじめ、各事業所などの各職場でも、この春の定期人事異動が発令され、そろそろ顔ぶれも揃って陣容も整い、新年度に勢いをつける新たな歯車も噛み合い、力強い動きを始めたのではないか。
 この新年度のスタートに合わせるように毎年、春の全国交通安全運動が実施されている。今春も六日から十日の交通事故死ゼロを目指す日をはさみ十五日までの十日間、交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付け、住民自身による道路交通環境の改善に向けた取り組みの推進により、交通事故防止の徹底を―と全国一斉に展開される。
 この春の交通安全運動は「じこがない そんな まいにち うれしいな」をスローガンに、新入学(園)の子どもたちに対する交通ルール、マナーの理解と励行が重要な課題であり、これに高齢社会に対応するため、本市では「子どもと高齢者の交通事故防止」を基本に、▽飲酒運転の根絶▽すべての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底▽夕暮れ・夜間の歩行者と自転車の交通事故防止を重点とし、特別広報として▽夕暮れ時における早目の点灯、雨天・曇天時の点灯を加えて実施され、もちろん市民総参加による取り組みが求められている。
 本市の今年の交通事故発生件数(人傷事故)は十八件、傷者二十八人、死者一人となっている。車を走らせていると道路脇に花や缶ジュースなどが供えられているのを、目にした人も多いことと思うが、そうしたつらい出来事が二度と発生しない、させないよう、どのドライバーも乗車している人たちも、歩行者も、交通安全に対する自分の姿勢や取り組みを見直し、それぞれにその役割を果たしたい。
 まったく、運動のスローガンの通りで、そのためには子どもも大人も、運転免許を持つ人も持たない人も、この新年度のスタートに展開される交通安全運動を機に、ルール遵守やマナーアップへの意識を高く掲げることで、その意識を活性化させて、明るく快適な社会、環境づくりに向けての行動を、まずは自分の場から始めよう。


○ひとしずく

友人宅の庭で、友人とイスに座ってひなたぼこをしていると友人が「雑草をきっちり取り除くのは嫌いでね」などと話す庭を見ていた際、紫色が美しいカラスエンドウの花の先に、おそらくつがいの小鳥が、その影に隠れるように歩き回っていた▼初めは一羽しか見当たらなかったが、二人で積もる話しに夢中になっていると、タンポポの棉毛というか、種がいきなりパッパッと空中に舞い上がり始めたので、よく観察していると、その小鳥二羽が、別々に種を食べるために突ついており、それで風に乗ったタンポポの綿毛というか、それが風に乗って飛び出していたことがわかった▼タンポポの種が風に舞うその瞬間と原因の一つを見れたことにとても感動した。そのつがいらしい二羽の小鳥は、我々が席を立つまであちこちをピョンピョン、ガサガサと動き回り、種を打ち上げ?ながら食べている様子を見せてくれた▼友人いわく「こんなこともあるから、雑草とはいえ美しい花をつける草を刈るなんて」―ということだったが、その庭は、中心の芝生の部分と雑草が多いスペースが妙にバランスがとれていて、今美しく感じられるその時、季気に入っている▼はたして、これから雑草が生い茂る時期に入ると、そうも言ってはおれず―となるのだろうか。

2009年4月1日号 第4509号 

4月1日号 ―主なニュース―

○平日の診療時間内に限定―3歳未満児医療費無料化―
 ―敬老祝金の条例、改正案は否決―
 ―本市議会3月定例会―


 本市議会三月定例会最終日が二十六日に開かれ、新年度一般会計予算案など五十七議案を可決、陳情、同意各一件、諮問、発議各二件を採択。「市敬老祝金条例の一部改正について」の一議案を否決した。
 また、市は今議会初日の上程を見送っていた三歳未満児の医療費の無料化に関する条例の一部改正案を発議。十六日に行われた久留米大学小児科医局との協議結果を踏まえ、「診療時間外における外来診療分を除く」との条件を加えた修正案で提案され、全会一致で可決された。四月一日以後の診療分から適用される。

○社説 新年度のスタートに

社会のあらゆる場で急速に広がりゆく格差。その格差からは、まるで時代の当然の流れのように人々の意識に受け入れられ、現実的に「しょうがない」としてしまうのか、その定着化が目に見えて、また見えないように図られているのでは―とも観じられる。
 そうした現在の社会の中で、「芽がでたね」「芽が出たよ」をキャッチコピーに、育てる・培う・伸ばす・見守る―をキィーワードに、それぞれに自分の本来の資質を信じ、仲間とのコミュニケイション、ネットワークの力、実力、故郷の素晴らしさなどを見つめ直しながら、次代を担わざるを得ない人々のためにも、これまでにはなかった融和や調和を強く意識し、各人の場で自分、社会に対してもう一歩踏み出した取り組みを―とスタートした本紙の二〇〇九年。
 早いものでその一年も四分の一を終え、いよいよこの四月から新たな一年、新年度が巡る季節に合わせたように動き始めた。諸官庁や教職、各種団体などでも、その陣容も新たに力強いスタートが切られたことと思うが、職場で新たな顔となった人たちには、一日も早くその環境を理解して、それまでの経験を活かしながら、それぞれの職場のフレッシュなエネルギーとなり、その活性を高めてほしい。
 今年は、市議会の定数が二十となって初の選挙が八月六日までに予定され、立つ人、推す人、引く人共に「見えない」ということが感じられない姿勢づくりを願いたいし、有権者は、思わくとでも言うか、別の力を意識せざるを得ないようなスタイルについては、先にも記した格差を受け入れるような方向に壱岐の島が進まないよう、十分に注意しておく必要があろう。やはり主役は市民一人ひとりであり、選挙に関しても、社会づくり、金の流れ、教育、地域医療、人事、機会の平等など、「見えない」を意識しないですむ市づくりについて考えておく必要もあろう。
 また、市民の代表になったつもりで、自分の場でできることがあれば、行動を起こしてみると、立候補者や支援する人たちの多様な考えに自分なりの理解も得られよう。それは「見えない」が意識されない社会への、市民(有権者)の姿勢の表れともなろうし、常に開かれたわかりやすい市・社会づくりに向け、打ち寄せる混沌の波の中にあって、遥か彼方の灯台の光、明るさにつながる取り組みともなる。
 その明かりは誰が灯すのではなく、それぞれがその場で灯すことで確かな光となる。それは、自分やこの島を信じればこその新たな光である。


○ひとしずく

船便が発着する港では、春の定期人事異動で島外へ転出する人たちを見送る離島(しま)ならではの、何か心にぐっとくるような別れのシーンが展開されている▼先日、知人の妹で歌手をする夫妻がコンサートツアーの途中、一泊二日の日程で来島フェリーで到着した際、ちょうどその感動のシーンを見ることができ、そんな時期に壱岐の島に来れて、ちょっぴり得した気分―などと話したという▼港でのこの光景は、何回味わっても”ウルウル”してしまう。行く人と見送りの人たちとの心と心をつなぐ五色のテープ、バンザイ、ドラの音、音楽―などなど、ムード満点の演出?と「まさに万感胸に迫る」といった言葉がぴったりはまる光景ではないかと思う▼いよいよ船が出航し、切れた紙テープが島に後ろ髪を引かれるように風になびく様子も、何とも言えぬ寂しさが感じられ、送る方であるにもかかわらず、妙に自分の感傷に浸りそうになることもあるが、島を離れ新たな人生の扉を開く人たちに、心からのエールを送りたい▼「いかにも、そうしてくださいというようなムードが高まる中、本当に海に飛び込んじゃう見送りの人がいて、”ありがとう”と応える島を離れる人がいる―のシーンに心が熱くなった」と話す知人の目が、いつになく遠くを見ているようで…。

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