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2009年3月26日号 第4508号 

3月26日号 ―主なニュース―

○3歳未満児医療費無料化へ―きょう議会へ再上程、白川市長―

 白川博一市長は二十三日、市役所会議室で定例会見を開き、三歳未満児の医療費無料化について、十六日に久留米大学医学部小児科医局・松石豊次郎主任教授、渡辺順子医局長、木村光一次期医局長と協議した結果、平日の診療時間内(午後五時十五分まで)に限るとの条件付きで承認を得たことを明らかにした。


○ふれあい体験28日スタート―イルカショーも好評―
 ―1日3回開催、イルカパーク―


イルカパーク

 勝本町、イルカパークで二十八日から、イルカとのふれあい体験「イルカと遊ぼう」がスタートする。新たな名物にと行われるその体験プログラムは、イルカの飼育スペースに設置された海上ステージに降りて、(1)トレーナーの解説を聞きながらイルカを間近に見学(2)イルカに魚をあげる(3)イルカに触れる(4)イルカと自由に遊ぶフリータイムの四つが一セットになった約二十分間の体験プログラムとなっている。


○社説 島を旅人的視点で

 今年の春の観光シーズン入りを告げるように、大型客船「にっぽん丸」が二百五十人の観光客を乗せ二十四日朝、郷ノ浦港にやってきた。
 一行は、温泉、原ノ辻遺跡、酒造場、壱岐神楽など楽しみ、それぞれが思い思いに夕方の出航時間までの間を過ごしたようで、壱岐の風景の美しさと穏やかな春の陽気、のんびりとした島の雰囲気が相まって、素敵な一日になりました―の感想も聞かれた。今回寄航したツアーは二十二日に広島を出て壱岐に寄り、二十五日に広島に戻るという三泊四日の「プラチナ・エンターテイメント・クルーズ」と銘打たれたツアーという。
 そのにっぽん丸の寄航に合わせるように、春麗―春本番を迎えた壱岐では、各地で季節の花が咲き郷ノ浦町、半城湾奥の手入れされた畑には、チューリップやナノハナなどが咲いて、海・山・田畑の風景と合わせて写真を撮りに訪れる市民も多く、さらに半城湾の斜面に咲いているサクラの美しさは、海の青さが映えて素晴らしい。
 ウグイスの名調子やキジのしゃがれたような鳴き声、サクラの花の間、樹木の間を鳴き交わしながら飛び回るヒヨドリ―と、壱岐の野山も春爛漫のシーンが輝き、ポツリ、ポツリと緑の中に淡く光るように咲くヤマザクラは格別。この島の春の風物は、本とうに貴重な財産であり、資源であるように思う。郷ノ浦町、弁天崎公園でサクラの間から見た停泊中のにっぽん丸の姿も美しく、大型客船の寄港には、この季節の光彩、穏やかさが、一番適しているように思えた。
 春は、田畑を「墾(は)る」、草木の芽が「張る」からきたなどとされ、「立春」から「立夏」の前日までの間を言うそうだが、前号で紹介した一般市民や事業所などが登録して観光客を誘致する「壱岐行き観光サポーター」になったつもりで、自分が気に入っている壱岐の島の季節の風情を、絵手紙や写真を添えたはがきなどつくり、友人や知人らに便りを出してみるのも案外楽しいかも。それが壱岐に足を運ぶきっかけになれば、様々に素敵な展開が待っていよう。
 ”そのために”と言っては大げさかもしれないが、島巡りの観光バスに一日揺られながら、島内を旅気分で巡ってみるのも、自分を含めて、ここ壱岐の島の新たな一面を知ることにつながる、”ヒント”を見つけられたりして楽しいかもしれないし、島外からの旅行者になりきって、第三者的な視線でこの島、風景、季節など味わってみるのも、意外な発見に出くわしたりして―。是非、そうした機会をと思う。


○ひとしずく

野球の第2回ワールド・ベースボール・クラシック=WBC=の決勝がアメリカ・ロサンジェルスで行われ、原辰徳監督率いる日本代表・「侍ジャパン」が、韓国代表を5―3のスコアで破り「V2」を達成した▼日本はその決勝戦を対韓国2勝2敗の五分で迎え、どのスポーツでも大いに盛り上がる日韓戦なだけに、ゲームの行方が気になる向きも多く、都会では、大型電気店のテレビの販売コーナーに人だかりができている様子が、テレビニュースで紹介されていた▼この壱岐でもテレビが置かれている飲食店は“大にぎわい”だったということを知人から聞いた。ある友人は、普段はあまり野球に興味はないものの、WBCで日本チームの選手たちの一生懸命ぶりを一度テレビで観てからは、自分も熱い侍ジャパンサポーターになって、画面に釘付けになり応援したそう▼この決勝戦をテレビの解説者らが「歴史的な一戦」などと評していたが、一進一退のシーソーゲームとなった熱戦に、解説者ならずともそう感じただろうし、プロ野球選手で編成されたチームが、直向きに頂上を目指す姿にそう思った人も多かったのでは。さらに、求道する修験者のような雰囲気が、不振でより際立って見えたイチロー選手の一振りにそう感じた人も▼何より、スポーツ最大の魅力は「感動」と痛感する大会でもあった。

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2009年3月20日号 第4507号 

3月20日号 ―主なニュース―

○市民の観光客紹介を促進―4月導入、壱岐行き観光サポーター制度―

 市は四月一日から、観光客誘致の促進を目的とした「壱岐行き観光サポーター制度」を導入することになった。
 来年春の市立一支国博物館、県立埋蔵文化財センターのオープンを、壱岐の観光地づくりのまたとない好機と捉え、観光交流人口の増加による地域経済の浮揚を目的に、観光サポーターを目指す会の発起人で、いきいき運動体験会・講師の久保田恒憲さんが市に提案。その運営は壱岐体験型観光受入協議会に委託される運び。


○「ヒレジロマンザイウオ」? ―定置網に珍魚!石田町漁協―

珍魚

 石田町漁協で十七日、定置網に珍しい魚が入っているのが見つかり、馴染みのない魚の発見に関係者に驚きが広がった。
 見つかったのは体長六十センチほどの灰色の魚で、見つけた漁業者もこれまで六十年の漁師生活初めて見たという。


○壱岐地方局のチームが優秀賞
 ―「女性の視点」と「食」で県・政策提案@プロジェクトA―


 県の政策提案事業「政策提案@プロジェクトA」の金子原二郎知事ら三役へのプレゼンテーションがこのほど行われ、優秀賞に見事、壱岐島振興チームの施策案が選ばれた。
 同事業は、県職員から「県として取り組むべきテーマ」を募集し、その中から選ばれたテーマについて、公募メンバーによるチームで施策の立案に取り組むもの。


○社説 一支国博物館、埋文センター 開館を活性化の契機に

 県の平成十九年・観光統計によると、壱岐ブロックの観光客数は六十万八千九百五十二人で前年を〇・八%、五千百七十四人下回っており、日帰り客数・七万八千八百九十三人(対前一・〇%、七百九十七人減)、宿泊客数五十三万五十九人(同〇・八%、四千三百七十七人減)といずれも減少しているものの、島外での積極的な誘客活動の効果、修学旅行客の増加など明るい兆しも見られ、ここ数年の減少傾向に歯止めがかかりつつある―としている。
 そうした中でアメリカの金融破綻に端を発した世界同時不況による景気の悪化で節約志向が高まり、観光・旅行業界は打撃を受けるイメージが強いとされる中、国内旅行はゴールデンウイークに向けた商戦が活発化してきており、今年は歴史人気の高まりを反映した商品が好調とされ、海外旅行も円高に加えて燃油特別付加運賃の値下げにより、需要は盛り返す傾向にあるという。
 このゴールデンウイークの国内外ツアーの販売は、不況下にありながらも二年振りに昨年の実績を上回るのでは―との見方もあるが、海外は近場、割安な日程に予約が集まり、国内は近場でも特徴のあるツアーが人気が高く、需要は回復しつつあるものの、業者の収益面は厳しいなどとされている。が、壱岐の場合は、九州郵船が四月一日から燃油サーチャージを止めることや歴史、特徴あるツアーが人気という点からも、海とみどり、「歴史を活かす癒しの島壱岐」を目指す本市には、明るい兆しが観じられるよう。
 特に既報の四月に導入される一般市民や事業所が対象の壱岐行きサポーター制度や県・政策提案事業「政策提案@プロジェクトA」で、優秀賞に選ばれた壱岐地方局チームの施策案「女性の視点と食を活かした壱岐島の振興」は、来春にオープン予定の市立一支国博物館、県立埋蔵文化財センターを、本市の交流人口の拡大や地域振興への契機―きっかけとし、市民が楽しく参加できそうだし、何より市民の内発的な活性化への行動をも促している点が、相方の考えにとって見逃せないポイントであり、本当に素晴らしい。
 交流人口の増加、観光客の誘致に関してできる行動の範囲は広く、ごく日常的な自分の活動の場で、例えば習い事の発表の際、島外の関係者や友人を誘ってみるといったアクションでもいいし、共通の趣味を持つ仲間の輪を、インターネットなど利用しながら広げてゆく中で、壱岐の島をPRしたりそのための知識を得るという行動でもよい。まずは、いつも記す通りできることから。


○ひとしずく

医療費総額のうち高い割合を占める後期高齢者の医療費について、別建ての制度にすることで効率化を進め、負担の公平化を図る―と導入された後期高齢者医療制度の保険料を負担することになった男性が、その額の大きさに驚いたとぼやいていた▼彼は、一八四〇年にドイツで生まれたユダヤ人で、後にアメリカに移住し、アラバマ州バーミンガムで金物屋を開業、市の教育委員など務めながら青少年の教育に当たっていたというサミュエル・ウルマンの有名な詩「青春」の松永安左エ門翁訳とされる一節を語り、まだ仕事は現役なのだから適用外にしてもよいはず―などと▼その一節は「年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。苦悶や猜疑や、不安、恐怖、失望、こういうものこそ恰も長年月の如く人を老いさせ、精気ある魂も芥に帰せしめてしまう」▼久しぶりにこの詩が好きな人に出会えた(居合わせた)ことをうれしく思い、翌日仕事場でその詩を読み返してみると、そのスケールの大きさと力強さに激励されて元気が湧き上がってくるような感覚があり、その男性の気持ちが理解できた気がして、最近、妙にものわかりがよいふりをしているかのような自分が、一喝されたようでもあった。

2009年3月16日号 第4506号 

3月16日号 ―主なニュース―

○マグロ解体販売も―第2回ごうのうら春一番フェスタ―

マグロ解体

郷ノ浦伝統の「風のフェスタ」に続くイベントとして郷ノ浦商店街の活性化を目的に企画された第二回ごうのうら春一番フェスタ(同実行委員会主催)が十五日、旧公立病院跡駐車場で開かれ、延べ五千人(実行委調べ)の来場者でにぎわった。
 当日はマグロの解体ショーと販売はじめ、サザエやミカンの積み上げ競争、紙ヒコーキ飛ばし大会、抽選会など様々な催しが行われ、マグロの解体では三十キロの本マグロを解体。その様子を見ようと人だかりができ、販売が始まると買い物客が押し寄せ、あっという間に売り切れた。


○医局と協議後に再提案へ―3歳未満児・医療費無料化で市―

 本市議会三月定例会で市は、初日に上程予定だった三歳未満児の医療費無料化に関する議案「壱岐市福祉医療費の支給に関する条例の一部改正について」を勉強不足だったとして、上程しなかった。


○社説 島の美しさの原点は?

 テレビ番組で先日、コメディアンの間寛平さん(59)がチャレンジ中のマラソンとヨットで世界一周する「アースマラソン」で、間さんとパートナーが太平洋を無寄航で横断、アメリカ・ロサンゼルスの港に着き、日本からの家族、報道陣、現地に住む日本人らが出迎え、祝福を受けている姿を見た。
 テレビ局のインタビューで、間さんが日本を出港してから、一万二千七百十キロにもなる船旅の厳しさについて様々に語り、海が凪(な)いで船がまったく進まない際のつらさを強調していたが、船がアメリカ大陸に近づき、島影がうっすらと見え始める頃になると、ハエが船内に飛んできたり、真っ青な海にはゴミが漂い、目的港が近いこと実感した―のようなことを話していた。それが太平洋上から感じた、人間の生活の気配なのか…と、少々残念な気がした。
 市議会三月定例会・一般質問で、勝本町、大久保洪昭議員が白川博一市長に、環境省の重点海岸クリーンアップ事業で、壱岐が対象に入っていないことを指摘し、白川市長の認識を正したが、本島へ流れ着く漂着ゴミは、もしすべてを一か所に集めるとすると、とてつもない量になるはず。これは、それまで市内で行われた回収の様子からも明らかで、その国の指定もれにも驚くが、漁業はもちろん、これからの壱岐を浮揚するための大きな力となろう観光業のイメージにもつながるだけに―。
 釣りの名人に数年越しで誘われていた隣りの島・対馬に出掛けた際も、フェリーのデッキから小さくなる壱岐の島を眺めていて、紺碧の海の美しさとその流れの中を漂う白いビニールやペットボトルなどのゴミとのギャップに、旅気分がすっかり色褪せてしまったことが、今でもその時の心持ちと一緒にはっきりと思い出される。その当時、対馬では「ビッグママ」と称される超大型のクロダイ=チヌ=が釣り人の間で話題になっていただけに、対馬の釣り場のロケーションは素晴らしかったものの、そのギャップがいつまでも頭に焼きついている。
 自然の姿が美しければ美しいほど、人々の生活から投棄されたゴミとの落差は激しく、イメージにしっかりとこびりついて、その美しさ、自然や人々の目に見えない部分、心や健康を蝕んでゆき、結局は生活圏、環境が狭まることになり消えてゆく。蝕まれると回復には、手間はもちろん大きな費用がかかる上、元にはほぼ戻せない。人も自然も健康であることは本当に素晴しいことで島の美しさの原点はそこにあろう。皆でその原点にとって、今できる行動を起こそう。


○ひとしずく

スーパーに市内の農家がつくった野菜などの販売コーナーが設けられ、セリやナノハナ、コマツナ、ダイコン、カブなどがズラリと並んでいてよく利用している▼それは、先に記した葉野菜をたっぷりと使い、塩で味を整えたカツオダシのスープにトリ肉とブタ肉を入れて炊き、季節の青々とした野菜が“主役”の鍋料理が最近のマイブームとなっているためで、今のキャベツもなかなかの味だったし、アスパラもうまかった▼気が合う友人たちと突っつく鍋の味は、もちろんいつでも最高の味わいではあるが、季節の緑の野菜をメインに食べるその鍋は“また格別”と自画自賛しながら、そのたびに湯割りの焼酎をすこしばかり過ぎてしまうのが難点でもあり、「せっかくなのに」などと、どこからか声が聞こえてきそうでもある▼昨年の今頃、釣友の夫人から「母の手づくりです」といただいたツクシの粕漬けを、「あれから一年たちました」と再度いただいた。とても手間のかかった旬の見事な味わいで、炊きたての米と一緒に食べるもよし、酒の肴にもよしの、この時季ならではのぜいたくな逸品▼まったく旬の野菜などには、以前に紹介した自然から学ぶ会の代表・山田智之氏の著書「古代倭人(やまとびと)からの教え」にある通り、先人の知恵がいっぱいにつまっているような、滋味に富む味がある。

2009年3月11日号 第4505号 

3月11日号 ―主なニュース―

○四月に部制廃止、課を統廃合へ―施政方針で白川市長、市議会3月定例会―

 本市議会の三月定例会が六日に開会し、総額二百三十六億四千百万円の平成二十一年度一般会計当初予算案など六十議案が上程された。特別会計予算案の総額は約百七億五千二百万円。


○山口副署長ら22人が動く―壱岐署など県警定期異動―

県警は六日、春の定期人事異動の内示を発表、壱岐署では山口裕俊副署長はじめ二十二人が異動となった。
 壱岐署関係の主な異動は次の通り(二十七日付)。
【転出】
▼警部▽交通部交通規制課次席(副署長)山口裕俊
▼任警部▽早岐警察署生活安全課長(刑事生活安全課生活安全係長)辻一男
【転入】
▼警部▽副署長・警務課長事務取扱・警備課長事務取扱(長崎警察署警務課長)財部元二


○巡視艇にじぐもが解役―今月下旬に代替船いきぐも入港―
 ―壱岐海上保安署―


にじぐも解役式

 壱岐海上保安署(野崎博署長)所属の巡視艇「にじぐも」(総トン数百四十九・五トン、長さ二十八・五メートル)の解役式が九日、同保安署近くの巡視艇岸壁で開かれた。
 解役式では、野崎署長の祝辞に続き、唐津海上保安部・川上直美部長が「歴代の乗組員と苦楽を共にしながら壱岐水道、玄界灘の業務にあたってきたことに深く感謝する」などと労った。


○社説 春の定期異動

 山口裕俊副署長ら二十二人が動く壱岐警察署を含めた県警の異動が六日に二十七日付けで内示された。この三月は諸官庁など新年度の新たなシステムやスタイルなど形作る春の定期異動が発表される。県職員、県教職員も四月一日付けで下旬を目途に発表されるのではないか。毎年のことではあるが、異動が集中することから、引っ越しのためのトラック手配など、発表後は各職場でその対応に追われる。
 フェリーが発着する郷ノ浦、芦辺、印通寺の各港では、まさに”別れ”のシーンが”しま”ならではの風情も満点に、ドラの音と「蛍の光」などを合図にドラマチックに展開され、出港するフェリーからは、見送る大勢の人たちと、しまを後にする人たちの心と心をつなぐように五色のテープがわたされ、滑り出したフェリーが、その思いを断ち切るかのように波を分け、ちぎれた紙テープといつまでも手を振る姿が、心に焼き付けられるような旅立ちの光景が連日続く。
 およそ二~三年のサイクルで勤務地や職場が変わる公務員やサラリーマンにとって、一斉に異動が発令されるこの時期は、赴任地はもちろん昇格なども含め、周囲の思惑もあり何かと気疲れする時期でもあろう。父が転勤族だったこともあり、子どもの頃は転校などが気になり、それなりに落ち着かない毎日をこの時季になると過ごしていたように思う。異動となると、大人も子どもも環境の変化に強いストレスを意識することになるし、この不況下では経済的な負担も大きいものとなろう。
 それだけに、異動に関連した人たちへのケアは、その異動自体をよい結果に導くためにも、本人やその家族はもちろん、受け入れる職場のサイドにも必要となろう。日本ではまだ普及しているとは言えない専門の人事カウンセラーらの必要性も、自分の経験から大いに望まれていようし、より効率よく数少ない人員でそれまでこなしてきた仕事量をこなし、さらに積極的な事業(企業)展開が求められる現在、カウンセラーら専門家の果たす役割は高まる一方であろう。
 さて、進学や就職、諸官庁職員や教職員の移動ラッシュが来月初めまで、先に記したように気忙しく続くが、本市を離れる(異動する)人たちには、それまでの地域振興、活性化への尽力に対し、心からの感謝を贈り今後の活躍を祈念したい。また、壱岐の特使として壱岐の魅力を新天地で大いにアピールしてほしい。新たなフィールドに立つ人たちには、一日も早く環境を整え、馴染んで、それぞれにその実力を存分に発揮してもらいたい。


○ひとしずく

郷ノ浦町内の防波堤で先日、見事なサイズの地グロ=メジナ=を見つけ、クロが産卵期に入っているような話を釣友がしていたのを思い出した▼そろそろチヌ=クロダイ=も「乗っこみ」(魚が産卵前に浅場を回遊し、エサをさかんに食べるようになる時期)の頃を迎えたようで、各地から情報が届くようになってきた。以前、年中、チヌ釣りをしていた頃は、一年のうちで最も心躍る時季だったように思う▼それは、乗っこみ期に入ると重量で二キロ、体長が五十センチをオーバーする大型が、ビギナーにも比較的楽に釣れるほど、食いが立つ時期に入るためで、多くの釣りファンたちが朝、夕に沖磯や地磯、あちこちの防波堤などで大物への夢を胸に竿を振る姿が見かけられる頃でもある▼特に夕方はこれから日没が本紙の潮どきを見ると午後六時半に近づき、近場では少し暗くなる時間帯まで釣るのであれば、仕事を終えてからでも、十分に時合を楽しむことができるようになることから、普通、五月のゴールデンウイークの頃まで続く乗っ込みチヌ釣りのファンも多いのではないか▼しかし、釣りに出掛ける際はライフジャケットの着用や、磯であれば底にピンの着いた専用のクツをはくなどして、安全対策には十二分に注意を払ってほしい。加えてそうした魚が釣れる場所の環境を維持するためにも、ゴミは必ず持ち帰りたい。

2009年3月6日号 第4504号 

3月6日号 ―主なニュース―

○来年度当初予算案など審議 ―きょう6日開会、一般質問12、13日―
 ―60議案上程へ、市議会3月定例会―


 本市議会・議会運営委員会が二月二十六日に開かれ、平成二十一年第一回定例会の会期をきょう六日から二十六日までの二十一日間とすることを申し合わせた。
 同定例会には、総額二百三十六億四千百万円の平成二十一年度一般会計当初予算案など六十議案、報告一件が上程される予定。当初予算は、市長選を控え骨格予算の編成となった本年度当初予算に比べ、二十八億二千四百万円(一三・六%)増の積極予算となっている。


○壱岐ライフガードレディース発足 ―推進員に勝本漁協女性部の3人を指定―
 ―本県初、壱岐海上保安署―


 壱岐海上保安署(野崎博署長)は三日、勝本町漁業協同組合女性部(松尾営子部長)の部員三人を女性ライフジャケット着用普及推進員に指定し、九州で三番目、本県では初の「壱岐ライフガードレディース(LGL)」が発足した。


○全商検定5種目合格など ―誕生4人を表彰、壱岐商業高校―
 
商高検定合格

 壱岐商業高校(川上久夫校長、三百十四人)で二十七日、全国商業高等学校協会=全商=など主催の検定試験一級合格者の表彰があり、三年生四人が表彰された。
 受賞者は、全商検定五種目(簿記、ワープロ、情報処理プログラミング、同ビジネス情報、珠算・電卓実務)合格の平尾将真くん、同四種目(簿記、情報処理ビジネス情報、珠算・電卓実務、ワープロ)合格の平畑直美さん、県商業教育研究会主催の検定三種目(簿記、ワープロ、電卓)合格の大久保あずささんと斉藤奈津実さん。


○豊嶋泰嗣氏が桂冠コンサートマスターに
 ―九州交響楽団―


 日本を代表するバイオリニストでコンサートマスターの一人で、壱岐にも数回来演し、聴衆の心に感動を刻んだ豊嶋泰嗣氏(44)=東京在住=が、九州交響楽団のソロコンサートマスターをこのほど退いた。
 同交響楽団は、豊嶋氏による同楽団のレベルアップや数々の名演、聴衆の動員などの功績に対し「桂冠コンサートマスター」の称号を贈り、その労をねぎらった。


○社説 サクラの植樹は市民共有の財産づくり

 二十四節気の「啓蟄」も五日に過ぎ、本島ではスイセンから白、紅のウメ、モモと草花が咲いて、まだ、冬色が濃い野山に春の彩りを添えているが、半城湾奥の畑などをはじめ各地で咲いている菜の花も見事。まるで蛍光塗料で色づけしたような鮮やかさがとても美しい。加えて、楚々と咲く名も知らぬ小さな花の美しさは、格別の趣きがあるように思う。
 ヤマザクラなのかサクラも花をつけだしたが、気象庁は四日、今年二回目のサクラ(ソメイヨシノ)の開花予想を発表。それによると、今年は二月以降の気温が三月、四月も平年より高い見込みで、そのため西日本、東日本、東北地方では、平年よりかなり早い所が多くなるものと見られており、開花予想日は東京都心では今月二十一日(平年より七日早い)、長崎市・十七日(同八日)、厳原市・十九日(九日)、佐賀市・十七日(同)などとなっており、これから予想すると壱岐は十七日から十九日の間では。満開は福岡市が二十八日、長崎市・三十日、厳原市・二十九日となっておりその頃となろう。
 サクラといえば、最近の壱岐はサクラの苗木の植樹ラッシュで、あちこちに植えられて年を重ねるごとに楽しみな状況となっているが、なかでも島内百五十五の神社や観光地など含め各地に合計一万本のサクラの苗木を植樹し、そのサクラを通して本市の活性化を様々に展開したいとする「島さくら・壱岐」の活動は素晴らしい。サクラといえば日本の心の原点とも言うべき花。これをその会の中心に据えて、例えば育てることにも、樹医に会員がチャレンジするなどして臨んでおり、この会が育てるサクラにより大きく育ちゆくようで、今後の活動が楽しみである。
 島民皆が楽しめ、サクラによるふる里づくり、観光地としてのイメージアップ、さらには(財)日本さくらの会から届けられる銘木の苗木などが神社境内、各地で次々と花を咲かせることになると、本市への注目度も大いにアップすることになろう。「この計画が壱岐で頓挫するなら当市で」というアピールもあっているようで、一回の打ち上げ花火的なイベントもいいが、世代を超えた島の、市民共有の財産づくりへの活動であり、今後さらにPRされることで、より多くの反響が起こるはず。
 統廃合により空いたグラウンドに植樹して、ウォーキングやジョギングなど健康の場づくり、マップをつくり散策をするサクラ見物など、夢はいくらでも膨らむが、会費による運営には限界もあろう。市のさらなる活動への参加、バックアップも望まれる。


○ひとしずく

スーパーに買い物によく行くが、最近はタラの芽やフキのトウ、セリなど山菜や春野菜がいっぱいで楽しい▼年齢のせいか焼肉など、こってりとした肉料理から、魚や野菜を主にした料理へと、変化する自分の食に驚きながら、焼酎の湯割りやホッピー(甲類の焼酎にノンアルコールの濃いビール的な飲料を加えてつくる)を片手に、あれこれと楽しんでいる▼先日は知り合いの店で大ぶりのカキによく刻んだメカブを合わせ、ポン酢で食べる一品を食べた。まだまだ春は遠いであろう海からの贈り物のような、豊かな季節の味がして素晴らしかった。刺身や煮付け焼き物など、メバル、マダイ、サヨリと、これから海の味覚も新たな季節を迎える▼そんな滋味に富んだ山・海の幸を味わえるのも、その自然の深い豊かさがあってこそであるが、県壱岐地方局ロビーで「本当に大切なことは、いつだって自然が教えてくれる。生物の多様性とは、生きものたちの豊かな個性とつながりのこと。これまで地球は、三千万種もの多様な個性を持つ生き物が、つながりあい、支え合うことで自然のバランスを築いてきました。しかし、近年その絆が急速にほつれつつあります。―いのちとくらしを育んでくれる生物多様性に感謝し、守ることが求められています」などの言葉が入ったポスターを見かけた▼壱岐では、まず身近な自然から―である。

2009年3月2日号 第4503号 

3月2日号 ―主なニュース―

○定額給付金活用にプレミアム商品券 ―本市議会・第2回臨時会―

 本市議会本年第二回臨時会が二十三日、勝本支所議場で開かれ、定額給付事業など盛り込んだ総額十二億六千八百二十六万七千円の一般会計補正予算案など三議案を原案通り可決した。今回の補正で本年度一般会計予算は約二百四十七億九千九百万円となった。


○全国大会に15年連続出場 ―むぎ焼酎壱岐の偉業を称える―
 ―東京雪州会副会長兼幹事長―


全日本綱引選手権大会が去る二十二日、千葉市で開かれ、長崎県代表として十五年連続出場の「むぎ焼酎壱岐」チームが強豪相手に善戦した。大会には都道府県代表が勢ぞろいし、覇を競った。試合終了後には都内の品川プリンスホテルで同チームの十五年連続全国大会出場を記念して祝賀・慰労会も開かれ、選手を慰労・激励した。


○会長に山西實氏を再任 ―本年度第1回一支国博物館等推進協―

来年春開館予定の一支国博物館の活用方法などを民間の見地から協議する一支国博物館等推進協議会の本年度第一回会合が二十五日、石田町、改善センターで開かれ、委員の互選で会長に山西實一支國研究会長、副会長に吉田寛壱岐いき名産品協会長が再任された。


○社説 外国からの旅人

 友人が先日、フェリーで来島する際、その船中で日本を旅しているというオランダ人とデンマーク人の男性旅行者二人に出会った。話しをする中で、彼らは日本が好きでたびたび来日、フェリーに乗って渡らなければならない壱岐の島へは、地図を見ているうちに直感的な閃(ひらめ)きで決め、壱岐での旅の内容は、船中ではまだ何も決めていない―との話だったという。
 本市には以前、アメリカやイギリス、オーストラリアなどから、壱岐、壱岐商業の両高校に各一人、旧四町に各一人の合わせて六人の若者たちが、英語の授業などで助手を務める語学指導助手=ALT=として赴任し、授業はもちろん、プライベートでも、今や国際語の英語によるコミュニケイションを通じて交流を図ることで、子どもら・市民が英語に馴染み行く中に国際交流・親善を―と来島していたが、現在は五人が頑張っている。
 これまで強く印象に残っているALTが二人いる。一人はカナダ出身の男性、もう一人はアメリカ出身の女性で、その男性はとても背が高く青い目をした白人で、彼はほとんど日本語が話せなかったが、日本の古武道を代表する「大東流合気柔術」の技を修めたマスターと出会い、その武術はもちろん、様々な作法について学びながら、プライベートな時間も真剣に楽しんでいた。彼が我が家でつくってくれたライ麦パンやピザは格別の味だった。
 クリスチャンとしての一面も持ち合わせていたアメリカ人の女性ALTは、心身ともにとても美しい人で、英語ができない自分たちとも心を開き、根気よく話してくれる姿は素晴らしく、その人柄か不思議に言葉が聞こえてくるようになり意志も通い始めた。彼女はその信条から、ハイチの厳しい環境下で生活する子どもたちと教会を支援していた。今でもその姿が心に強く焼き付いている。
 その頃、当時のALTたちが主催したクリスマスパーティーに招かれ、家族らと参加したこともあった。カナダ人の男性ALTがつくったというチョコレートケーキの強い甘さ、舞台で友人らとした合奏などがその時の思い出として残っているが、機会をつくってパーティーとはいかなくても、職場を離れて交流の場が設けられないものかとたびたび思うが、いまだ企画できずにいる。最近はテレビなどで様々に情報が流れてくるものの、まだ知らないことだらけ。
 そうした彼らとの交流の中には、極端かもしれないが地域振興へのヒントやチャンスも眠っていよう。活かすポイントは豊かな感性である。


○ひとしずく

「チャレンジを 止むことなしや その心 若きを保て 知を得て高く」▼つい最近スタートしたばかりに思われる二〇〇九年も、早くも三月・「弥生」を迎え、本市の壱岐、壱岐商業の両高校では一日、卒業式が行われ、三百二十三人が、人生で最も多感とされる十六~十八歳までの三年間を過ごした、思い出多き学舎を後にした▼その一日は、壱岐が「郡」から「市」という新たなスタイルへと移行して、満五歳のバースデイ、記念日であった。「もうそんなに」と感慨深いが、社会全体はいよいよ厳しい時代に入り、「寄らば大樹」といったピラミッド型のスタイルのほころびが広がり、そのスタイルが変化しているようにも見える▼異なる個々がその違いを認め活かし合いながら、「1+1」が無限大となるような、個が際立つ方向へと変化が進み、どの分野にあっても一方的なパワーの押しつけやストレスが少ないコミュニケイション、多様な存在と共に生き、育つことのできる時代への移行期に入ったものとも観じられる▼今月五日は、地中で冬ごもりしていた虫たちがはい出してくる頃とされる、二十四節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」である。人もこの壱岐の島も、冷たい北風に縮んでいた身心を、暖かな春の日をいっぱいに受けて大きく伸ばし、生命力あふれる時に備え臨みたいもの。

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