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2008年10月31日号 第4481号 

10月31日号 ー主なニュースー

○知事賞に勝本斎藤さん「ほしやま号」 ー各地区から全51頭が入場ー
 ー第4回市和牛共進会ー


 第四回市和牛共進会(市農協主催)が三十日、家畜市場で開かれた。
 県肉用改良センター所長・奥透審査委員長ら六人による毛並みや肉付き、姿勢などの審査が行われた結果、第二部に出品した勝本町東触、斎藤英雄さん(62)のほしやま号(月齢十二か月ー十二日、父名・安糸福号)が県知事賞=グランドチャンピオン=に選ばれた。

和牛共進会
県知事賞のほしやま号と斎藤英雄さん

〇壱岐高原の辻歴文コースの生徒3人が研究発表 ー第3回 しまごと発見隊ー

 本年度第三回「しまごと発見隊」(原の辻遺跡保存等協議会主催)が二十三日夜、郷ノ浦町、文化ホールで開かれ、壱岐高校原の辻歴史文化コースで歴史学を専攻する三年生三人が「壱岐の産業発達史」と題した研究発表を行った。
 同発見隊には市民約七十人が受講。発表したのは下岸良太くん(島原市出身)、品川由佳さん(勝本町出身)、宮元美紀さん(大阪府出身)の離島留学生を含む三人。四月から卒業研究として調査を実施、今回はその中間発表で、スライドを使い明治維新後から、本市の行政、麦焼酎の起源、農業、捕鯨など説明。漁業では勝本町出身で「ハイオ網」を発明した中上長平の功績を紹介したほか、農業従事者数の推移も資料を使い説明した。
 また来年に壱岐高校が創立百周年を迎えることから、当時の写真を使いながら百年前の一九〇九年に県立中学猶興館壱岐分校として開設(一九四八年・壱岐高校開校)されてからの歴史を紐解き、第一期生の卒業生が男五十四人、女二十人の七十四人だったことや、校歌を一般募集し三十三作品の応募があったが採用作品がなく、山本文夫教諭に依頼したエピソードなど、当時の写真を使い紹介した。

しまごと発見隊
発表する壱岐高・歴文コースの生徒

〇観光の情報発信に活用を ーイカ冷凍すり身、古代食開発発表会ー

 壱岐旅館組合(吉田繁組合長)は三十日、郷ノ浦町、文化ホールの料理室を利用して「イカ冷凍すり身」の料理開発と県立・埋蔵文化財センターと市立・一支国博物館のオープンに向けて開発されたという古代食料理の試食・発表会を開いた。
 吉田組合長は「観光への取り組みとして『食』への努力、工夫は不可欠、今後は、この新作のレシピはもちろん、観光に関する多様なデータを幅広く組合が収集し、観光の情報発信に、観光客らの受け入れ、サービスなどにも活用してほしいですね」などと語った。

料理
多数発表された新作の一部

○社説 近づくオープニング「一支国弥生まつり」

 県立・埋蔵文化財センターと市立・一支国博物館の二〇一〇年春の開館を記念、市内で十日間の日程で様々に展開される巨大プロジェクト「一支国弥生まつり」が、およそ二週間後の十五日に開幕する。
 勝本町、文化センターで行われるオープニングイベントの「天女の舞い」は是非、多くの市民に来て観てほしい。その天女の舞いを舞うのは舞踊家の浅野瑞穂さん。出雲大社や伊勢神宮など各地の神社で、その大いなる喜びや愛、メッセージ性の高い奉納舞いを舞うことで知られており、一支国弥生まつりの多くのイベントの中でも、出色のイベントである。
 浅野さんの舞いは一昨年十一月一日夜、「イキ壱岐ざっこくグループ・かみかみの穀物の会」の収穫祭の一環として、芦辺町、住吉神社で披露されており、巫女(みこ)をイメージした衣装を身にまとい舞いが始まると、海上交通、国家安泰、繁栄の神と言われ、住吉神社に祀られる住吉神三神(上筒男=うわづつお=、中筒男=なかづつお=、底筒男=そこづつお=)と八千戈(やちほこ)神=大国主命(おおくにぬしのみこと)=が、まるでその場に現れているかのように凛とした神聖な気に包み込まれ、神々の息吹が間近に意識されるようだったことを、今でもよく覚えている。それが壱岐の島での初の舞いである。
 舞う側、観る側にとっても、とてもインスピレーションに富んだ美しい舞い・天女の舞いは夜も、一支国神々の宴として原ノ辻展示館近くでもライトアップされた復元建物をバックに披露される運びとなっており、続いて、神官が笛や太鼓を演奏して舞うという古くからのスタイルを守り、受け継がれ、健康や安全、大漁や豊作、本市はもちろん国の繁栄、平和など祈念して舞われる国指定無形民俗文化財(一九八七年指定)の壱岐神楽が、壱岐神楽保存会により舞われ、一支国弥生まつりの成功と盛況、ひいては整備が進む弥生の王都、原ノ辻遺跡や島内の各遺跡をめぐり、神々を鎮める神楽としても舞われるものと思われ、その時に受ける感動が今から想像されて、テンションが高まってくる。
 その弥生まつりのテーマは「月」。農漁業と一体の暦、天文学や占い、その創造性への憧れ、美しさと癒しーなど、とても物語性に富んだイメージなどから、多くの参拝者が全国から絶えることのない月読神社もあり、壱岐が月の島と呼ばれることもあり、月がテーマになったのであろう。感動のオープニングはもちろん、全体を通した盛り上がりが注目される一大国の一大イベントである。

○ひとしずく

いよいよ明日十一月から、海の便の運賃に片道七百二十円(子ども半額)の燃油チャージが加算されることになる。往復で千四百四十円のプラスは、家族で旅行する際など、非常に重く感じられるよう▼そうした中、壱岐・対馬と博多間を結ぶ九州郵船の郷ノ浦港午前七時発・フェリー・ちくしを十八日に利用した市民から「博多港に入港し船を岸壁につける際に大きな衝撃を受け、転ぶなどして手を切ったり、足腰を打つなどして負傷する人もあった。この事に関して何の説明もなく、詫びの一言もないのはどうしてか」などとする利用者からの怒りの「声」が届いた▼この船にはスポーツの対外試合で、子どもたちが多く乗っていたそうで、”声”によると、その子どもたちにプレーができなくなるような事態はなかったそうなので、不幸中の幸いということになろうが、詫びの言葉も何の説明もなく、調査中の一言で済ませるのかーと憤まんやる方ない様子で、自分も腰に約二週間のケガを負ったという▼こうした事故が発生した場合を想定した訓練など行っているのだろうか。状況がわからず不安な利用者に対して、事故かどうかの説明もないという不手際は非常に残念な事態であり、事故直後、利用者に対する手際のよい対応は、様々に企業のイメージにつながっていよう▼再点検を願いたい。

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2008年10月27日号 第4480号 

10月27日号 ー主なニュースー

○社会の変化に対応する活動 ー第50回市公民館大会ー

 第五十回の節目を迎えた市公民館連絡協議会、市教育委員会主催の市公民館大会が二十一日、石田町、改善センターで開かれた。
 今大会は「社会の変化に対応する公民館活動」をテーマに、市内公民館代表者ら約三百三十人が参加。
 大会は最後に▽環境問題を積極的に受け止め、住みよい地域づくりの推進を強化し、美しいまちづくりに努める▽学校・家庭・地域の連携を強化し子どもの奉仕活動、体験活動の促進に努める▽研修に励み、公民館の充実発展に努めるーの三点からなる大会宣言を採択した。

○男女101人が熱戦 ー最高齢は75歳、対馬からの参加もー
 ー第10回一支國卓球大会ー


 市卓球連盟主催の第10回一支國卓球大会が26日、郷ノ浦町、大谷体育館で中学生から75歳まで101人が一堂に会して開かれた。
 一般男子優勝の対馬市、大塚正さん(46)は7年ぶりの出場。「当時のメンバーが健在で嬉しい。練習も盛んで、対馬も負けないようにしないと」と感想を語った。

一支国卓球大会
スピーディーな好ゲームが繰り広げられた第10回大会

○東京銀座の画廊で個展 ー30日まで画家・濱英二さんー

 文化庁派遣帰国記念展後初の国内発表となる本市郷ノ浦町麦谷在住の画家・濱英二氏の作品展「濱英二Tsubu展」が東京・銀座のギャラリー、「オリーブ・アイ」で今月三十日まで開かれている。

○海保長官賞に石小5年、中村龍ノ介くん ー第9回未来に残そう青い海図画コンクールー

 海上保安庁の第九回「未来に残そう青い海・図画コンクール」の審査会が十六日、岩崎貞二長官ら八人により開かれ、審査の結果、本市から石田小五年、中村龍ノ介くんの作品が海上保安庁長官賞(小学校高学年の部)に選ばれた。

海保図画コン
中村くんの作品

○社説 安全・安心の産品で地産地消を推進しよう

 西高東低の気圧配置になり、雨が降る肌寒い一日となった先日の夜、思い立って中華鍋に湯をわかし、ペースト状の中華スープの素を溶き、ブタバラ、トリモモ、酒、壱州豆腐、ショウガ、玉ネギ、カブを一緒にアクを取りながら炊き、レモンをたっぷりと絞り、岩塩、コショウで味を整え、壱岐産のクレソン、コマツナ、カブの葉とネギなど入れ、柚子胡椒、豆板醤で辛味を効かせて食べた。
 この鍋料理は、我が”亭”に鍋料理のシーズン到来を告げる新作。その数日前に単身赴任の友人宅というまさに”アウェイ”に、全材料と鍋、携帯コンロまで持ち込んで作った渾身?の鍋で、アウェイなだけに調理中にビールを飲んだりせずに、できあがりと同時にコップにそれを注ぎ、「まずは一杯」の乾杯の後、鍋を突つきながら友人と壱岐産の麦焼酎を片手に、最近の出来事や日々感じていること、マイブームなどについて語り合いながら、じっくりとそのシーズンの到来を味わった。
 そう言えば来月中旬にはあの有名なフランス産・新酒赤ワイン「ボジョレ・ヌーボー」が解禁される。近頃は以前に比べてワイン、それもフルボディーの赤ワインを口にする機会がかなり減り、焼酎をメインに日本酒を飲むことも多くなってきた。これからの時季、キロ超しで釣れたてのクロメジナ(オナガグロ・メジナ)やマダイを使ったしゃぶしゃぶ、ちょうどそのワインに合わせるように解禁となる狩猟のターゲット・カモの鍋、根魚のちりなどなど、”左党”はもちろん、食いしん坊には何とも堪(こた)えられないシーズンとなる。
 来月十一月一日は「いい日いい月」の「本格焼酎の日」であり、特に壱岐産の麦焼酎のように、確立された製法と品質、社会的な評価など勘案して国際的にも保護する制度・地理的表示を平成七年に受け、世界に通じるブランドとなった”本格派”には、食材ー料理の味の深まりとともに、まさに「もってこい」のシーズンを迎え、その機会も何かと増えてくる。
 今月いっぱいでこの壱岐の島を後にするという女性と先日、今年四月にオープンして以来、人気が高く予約が取れない日もある飲食店で、個人的送別会も兼ねて食事をした。料理は評判通りの味で出されるタイミングも素晴らしく、そこで壱岐産の焼酎だが初めての製品を、その女性の紹介もあり堪能した。
 今年もあと二カ月余、歳末商戦の時期が近づいてきた。壱岐産の麦焼酎はもちろん、生産者の顔が見える安全・安心の地場産品を、普段の生活でも愛用して地産地消を進めよう。

○ひとしずく

本紙の潮どきを見ると、今日二十七日の日の入りは午後五時三十三分で、秋の夜長を実感する頃となってきた▼最近はその季節も進み、夜空を柔らかく優し気なその光で照らす月、天の川ー星の瞬きに心動かされ、感傷的な気分が広がる夜は、好きな音楽に浸りながら、エッセイ集や詩集、また哲学的な書籍を読んだり、瞑想とまではいかなくても、心静に物思いに耽り非日常を演出してみるのも、その夜長には…▼今日から読書週間が始まり、そんな夜に”お気に入り”の本の中から直観的に一冊を手にし、とっておきの言葉・心癒される一言がそこにあるかもーとページを開いてみる。その瞬間に目に入った言葉や一行は、その時の自分にとって意味深く何かのヒントになるような、示唆に富んだシーン、心癒される言葉が並んでいるかも▼そんな夜、週間に”お奨め”の一冊は、「サケの卵巣(スジコ)のなかにイクラの粒がぎっしり詰まっているように、世界には無数の小世界がぎっしりと詰まっている。ぼくたちの目に映り、そのなかに自分が生きている世界とは、無数の小世界の一粒にすぎない」「木を植えて誕生する新しい森こそぼくたちのめざす森ーアメリカを脱出したものがめざす約束の地ーあらゆる智慧はすでに存在している」などとする正木高志氏の著書「木を植えましょう」。

2008年10月21日号 第4479号 

10月21日号 ー主なニュースー

○勝本・志原・盈科4小学校に努力賞 ー県学校保健・安全推進学校表彰でー

 本年度県学校保健・学校安全推進学校表彰(県教委表彰)の受賞校がこのほど発表され、本市から勝本小学校(九野坂光男校長、百六十三人)、志原小学校(山田芳弘校長、五十五人)が学校保健の部で、盈科小学校(松嶋幸弘校長、三百七十二人)が学校安全の部でいずれも努力校を受賞した。

○6競技に約700人出場 =自己ベストを目指して熱戦=
 ー第56回市民体育大会ー


 スポーツの秋、本市最大の体育イベント・第56回市民体育大会=秋季大会=(壱岐体育協会主催)が19日、郷ノ浦町、大谷グラウンドをメイン会場に開かれた。
 今年は、旧四町の代表選手ら約700人の市民が出場。開会式で陸上の川下和明選手(郷ノ浦)が力強く選手宣誓を行い開幕、陸上、剣道、柔道、空手、ゲートボール、ボウリングの6種目が各会場で行われ熱戦を展開した。
 陸上では女子小学5・6年800メートルで1位の城成亜耶さん(霞翠)、2位の中上葵さん(石田)、3位の宮田彩希さん(盈科)のいずれも大会新記録を塗り替える力走をみせた。

市民体育大会
迫熱した試合となった空手

○石田が劇的サヨナラで初優勝 ー波佐見町長杯争奪学童野球選手権ー

 第23回波佐見町長杯争奪長崎学童野球選手権大会が12日と19日、同町で開かれ、本市から出場した石田少年野球クラブが見事初優勝を果たした。 決勝戦は息詰まる熱戦となり、5回まで5ー1で負けていたが、最終回の7回に見事ヒットが繋がり連打の猛追をみせ、6年の山下恭平くんがついに同点打。さらに同じく6年の中本瞭也くんがサヨナラヒットを打ち劇的な勝利を収めた。

○社説 素晴らしかった写真展から

 NPO法人・壱岐しま自慢プロジェクトのメンバーで、観光ガイドなどで活躍する勝本町漁協元参事の石井敏夫さん(勝本町在住)主催の「なつかしの壱岐島写真展」がこの週末に勝本地区公民館で開かれ、古い港や街の様子、イルカ漁やイルカ騒動、漁具、三百キロを超えるマグロ、大物の魚、島内の奇岩、賢人・義人の墓碑、海から見た山桜など多くの貴重な写真が展示されていた。
 たくさんの懐かしい写真などを前に足を止め、数人で当時の思い出話に花を咲かせながら熱心に見入る人たちが多く、中には地域でバスを仕立てて来た人たちもあり会場は大盛況。「この素晴らしい島の資料を、教育委員会が中心になり残してほしい」「子どもたちの郷土学習に役立てるべき」「こうした貴重な資料が紛失することなどないように願いたい」「壱岐の歴史、風俗、産業など、分野ごとにまとめた資料が、どこにどう保管されているのかわかりにくくなっている。市づくりに、壱岐の島を学ぶためにも、そうした資料が必ず必要。最近は研究者が各地から訪れていることもあり、市長直轄のプロジェクトとして、そうした資料の保存、整理に取り組んでもらいたい」などの声も。
 「学(がく)」=まなぶこと。まなび得たもの。体系化された知識ーなどと、「学」について辞書には出ているが、この壱岐について知ろうとする際、必ず体系的にまとめられた「学」が必要となる。その写真展・観覧者の「声」と同様に、市長が直接かかわりそれなりの予算をつけ、編さんしていくことも必要となろう。そこに原ノ辻遺跡のそれとは別に、郷土館の必要性、重要さがあるように思われる。それは、こうした時代だからこそであり、神話の島、国づくりの基の島として避けて通れぬ部分もあるだけに…と思われ、今回の写真展を友人と見学して痛感させられた。素晴らしい企画であり、島内四地区での巡回展開催をとも。
 この日は、壱岐が安全・安心の島であるようにーと平成十四年、NPO法人として認証を受けた活き壱岐住民ネットワークの漁港散策と浮遊ゴミ拾い体験の集いが勝本浦で催され、町歩きガイドの案内で街並みやその写真展を見学、”おにぎり”などハランに包んだエコ弁当を食べるなど、「壱岐学」に通じる素晴らしい企画を行った。大きく育ててその写真展と同様にこの島の「生命ー自然ー環境ー歴史」などや「育てる」ことについて考え、今ここからその島の住民として、できる何かに対して行動するためのチャンス としたい。

○ひとしずく

あさって十月二十三日(月暦九月二十五日)は二十四節気の一つで、季節が晩秋の晴天が続き霜の降りる頃となったことを知らせる「霜降」▼まだまだずい分強い日中の日差し暑さから、半袖を着ることが多い自分には、その言葉は遠く感じられるが、この一年もまさにその頃、晩秋に差し掛かったわけで、ゆく年の年々早まるスピードが妙に意識される▼時は確実に大晦日に向かって進み、もうあと十日ばかりで、来年の新年号について考える時期となり、まったく「あかあかと日は難面(つれなく)も秋の風」の句を実感しているようでもあり、そう思うと何となはしに”焦り”も感じられる▼焦りや時のスピードの速さが感じられるということは、自分の年齢からくるイメージによる”元気力”の低下が原因と、以前友人に指摘されたことがあるが、ここでのその句が妙に身に染みてくるのはなぜ?▼それでも、早朝、夜には冷たさが感じられる。もう少しするとこの島を吹き抜ける風にも、次の季節がその音にも意識されるはず。「光陰矢の如し」ではないが、その早まる時のスピードに向かい、背を伸ばしテンションも上げて毎日を過ごしたいものである▼この一年も残り二カ月と十日間を残すばかり。この期間をより充実させ、豊かなものとすることを決め、そうした波に乗るのではなく、どうぞ起こす側としての日々をー。

2008年10月16日号 第4478号 

10月16日号 ー主なニュースー

○県代表芦辺地区第1分団が準優勝 ー1番員・篠崎康輔選手が優秀選手にー
 ー第21回全国消防操法大会ー


 第21回全国消防操法大会(日本消防協会主催)が12日、東京ビッグサイト屋外展示場で開かれ、本県代表の市消防団芦辺地区第1分団(小金丸益明分団長)が見事準優勝に輝いた。本市チームの小型ポンプ操法の全国大会準優勝は、昭和59年の第9回大会ぶり2度目。本県代表としても平成2年の第12回大会で諫早市がポンプ車操法で準優勝して以来の快挙となった。

芦辺地区第一分団
写真左から藤本、赤木、大川、篠崎(康)、篠崎(啓)の各選手と小金丸分団長

○白が勝ち豊作に ー市民はじめ観光客らも見物ー
ー古式ゆかしく勝本浦聖母宮大祭ー


 安産、子宝、海の安全、勝負の神様として知られる勝本町、聖母宮の例大祭が今年も十日の「御神幸祭」から五日間行われ、最終日の十四日、「御幸船競漕」など例大祭が盛大に開かれた。
 大漁か豊作かを占う競漕は、昨年に続き今年も僅差で白が勝って豊作と出た。御幸船競漕が終わると、神霊を送るため、大祭初日とは逆に二の神輿、一の神輿の順に「お通り」と呼ばれる行列が本社へ向かい、本社では壱岐神楽・大神楽を奉奏、例大祭は幕を閉じた。

聖母宮行列
神輿が聖母宮へもどる「お通り」

○社説「今、ここから」芸術の秋に

 十三日の「体育の日」にちなんで各地で様々に行われてきた運動会行事も、十九日に開催される市民体育大会でいよいよフィナーレを迎え、季節もスポーツの秋から芸術の秋へと彩を深め、来月十五日から十日間行われる「一支国弥生まつり」や各地区の文化行事などはもちろん、子どもらの学芸会、島内あちこちの神社の祭りと、市内各地で次々と催される。
 郷ノ浦町、文化ホールでは、本市の文化行事としては最高のものとなろう壱岐文化協会・文化祭が、来月十五日には公募した作品の入選作品発表や短歌・俳句・川柳各部門の研修などある文芸祭、続いて十六日に芸能祭、二十一日から二十三日までの三日間、第五十二回壱岐美術展が、「われらみな主役」と開かれ、作品展では出品者の力作、舞台発表ではこれまでの練習の成果が披露される。
 先週末の十一日、そのシーズンのスタートを飾るように、本年度・優秀芸術招聘事業として、ステージから命の大切さや生きることの素晴らしさを訴え続ける「渡辺知子一座コンサート~音楽で心のバリアフリーを~」が文化ホールで開かれ、歌やトークなどその明るいステージで表現される”命の讃歌”は素晴らしかったし、渡辺さんがステージで語った「夢は大切。夢に向かってこうしたいと思うだけでは、そうしたいと思うだけで夢は終わってしまう。”こうする”と決めた時に何かのスイッチが入り、その夢の実現に向けた人生が動き出す」の言葉に共感した。
 もうずい分前に知り共感している「今、ここから」という言葉がある。その言葉と先の言葉を合わせ、夢の実現に向け「今ここで”したい”を止め、”こうする”と決めて自分に宣言し、小さくても何か行動を起こす」ーなどと、渡辺さんのコンサート中に思い巡らせながら会場を後にし、我が家に着くまでにさらにもう一つ「芸術家=じんるい=よひとつの愛の中へ」という言葉が頭に浮かんだ。これらの言葉からは、壱岐文化協会・文化祭のキャッチコピー「われらみな主役」に通じる希望も意識され、目に見える見えないは別にして、人はもともと自分の人生をそれぞれに表現し、日々創造し続けている作家・芸術家であることをはっきりと認識させられる。
 芸術へのアプローチは驚くほど多様で輝きと喜びに満ち満ちている。まるで宇宙と多くの生命で溢れている地球との関係性のようであり、「芸術家=じんるい=よ」の言葉に続く「ひとつの愛の中へ」が、「今ここから」と心に素直に響いてくるよう。季節はまさに”芸術の秋”である。

○ひとしずく

第二十四回全国消防操法大会が十二日に東京、ビッグサイトで開催され、本県の代表として小型ポンプ操法の部に芦辺地区消防団第一分団が出場、全国各地の予選を勝ち抜いてきた精鋭たち二十二チームに鍛え抜かれた見事な演技を披露、一番員の篠崎康輔選手が”ベスト一番員”という優秀選手賞に選ばれ、チームは準優勝に輝いた▼その予選となる第一歩、六月一日に開かれた芦辺地区操法大会、七月二十九日の市大会を制し、大村市、県消防学校での県大会をポンプ車操法と両部門で一糸乱れぬ動作を見せて優勝、全国大会へと駒を進めた▼島民の財産と生命を守るーの消防マン精神のもと、全国大会へ向けた練習に連日取り組み、地域や職場、関係者のサポートと期待を背に、何より家族の協力への感謝を胸に全国大会を迎え、惜しくも優勝は逃したが、準優勝という素晴らしい結果を手にした▼「本当にご苦労様でした。これだけの期間、体調を維持しながら消防操法大会を中心にした生活を、選手の皆さんはもちろん家族の皆さんもお疲れ様でした。準優勝おめでとうございます」と、選手とその家族、関係者の皆さんを労いたい▼消防団の活動は、火災や自然災害への出動、行方不明者の捜索などと幅広く市民の生活にかかわり、加えて長期間、操法大会への練習があるのだから頭が下がる。その活躍に心からの拍手を贈ろう。

2008年10月10日号 第4477号  

10月10日号 ー主なニュースー

○過払い金回収額約1億3、754万円に ー2年間の活動まとめ報告ー
 ー法テラス壱岐法律事務所ー


 平成十八年十月四日に開所した法テラス壱岐法律事務所(所長・浦崎寛泰弁護士)は、開所二周年を迎えたことから、二年間の活動内容をまとめ発表した。
 まとめによると、本年九月末までの総事件数は六百三件、法律相談件数は五百五十六件で、このうち多重債務相談件数が二百九十六件(受任件数二百二十九件)と半数以上を占めた。
 浦崎弁護士は昨年一月に過払金返還請求一斉訴訟を行い、同七月に大桑啓雅司法書士と壱岐多重債務問題研究会を設立するなど多重債務問題の解決に尽力。過払金の回収金額は本年九月末現在で一億三千七百五十四万六千九百八十円(和解が成立し入金待ちを含む)となっている。

浦崎弁護士
浦崎寛泰弁護士

○凍ったバラ、バナナに歓声 ー初山小で理科実験ー
 ー県、理科支援員等配事業でー


 初山小学校(馬場達雄校長、四十四人)で八日、特別講師を招いた理科の実験授業が同校理科室で行われた。
 県の理科支援員等配置事業を活用して全校児童を対象に実施され、今回は長崎総合科学大学非常勤講師、中国・東北師範大学軟件学院などで客員教授を務める井出義道教授(68)を先生に招き、液体窒素で物を凍らせる実験や気圧差でドラム缶を潰す実験などが行われた。

初山小理科実験
バナナを凍らせる実験をする児童と井出教授

〇古代米作り・稲刈り体験 ー来月には収穫祭も 原の辻遺跡保存等協議会ー

 原の辻遺跡保存等協議会主催の古代米作り体験・稲刈りが二十五日午前十時から、同遺跡展示館前の圃場で開かれる。
 今年も六月に植えた赤、黒、緑の古代米を石包丁など使い、昔ながらの手刈りで刈り取り、掛け干しまでを体験する。

○社説 日々をバランスよく

 島内のあちこちで赤や白、ピンクのコスモスの花が最盛期を迎え、広がる青空とのコントラスト、秋風に揺れる美しいその姿が素晴らしい頃となった。先日はふと見上げた秋空を、泳ぐようにいわし雲が広がっていた。まさに「いわし雲大いなる瀬をさかのぼる」。
 しばらくして夕焼けの空が広がり、「あかあかと日は難面(つれなく)も秋の風」と吹く風が心地好く、こんな中をマイペースで、周囲の風情でも楽しみながら、ウォーキングをしてみるのもいいかも、ゆっくりと体を伸ばして露天風呂につかるのもまたーなどと様々に思いを巡らしつつ、刻々と変化する空の様子をしばらく眺めた。
 その日の夜空はさらに素晴らしく、日が変わる頃に家を出て、近くのあまり周辺の明るさが気にならない新田横の道路脇に車を止めて、それは見事な星空を「更けゆくや水田の上の天の川」と見上げた。以前、温泉の天上の小窓から見えた小さな空、しかし外には広がる大空、宇宙と、そこで受けたイメージ、その時の自分と有り様が思い出され、今、こうしてその様子を改めて思い越してみると、「うつくしや障子の穴の天の川」の句から感じられる優しさが深く心に染み、その時の感傷が解き放たれて癒され、帰って寝る時の心持ちは「天の川柱のごとく眠る」。
 この季節「秋」は、うま味を増す食材が海山に増えることから「食欲のー」、吹く風の爽やかさが心地好い時期でもあることから「スポーツのー」、天候の良さと風景の美しさ、それに先の食欲を合わせて「観光のー」など、この季節を表す多くの名称があり、中でも「食欲のー」は代表で、先日知り合いからもらった新米の味は格別で、「新米の其の一粒の光かな」の通り美味しかった。あまり大きくはないが釣友からもらったクロ=メジナ=をタタキ風に薬味と合わせ作った一品も酒の肴にピッタリの味わいだった。
 その対極に意識されるのが「スポーツのー」。十三日の「体育の日」を前に、島内では各地域、学校の運動会などが、住民の参加により図られる親睦と融和、広がる笑顔ーと、みなで爽やかな汗を流していた。健康をイメージしてウォーキングやジョギングをしている市民が、最近さらに増えているように、自分の食生活のこともあってか、感じられるようになった。中には見かけたこちらが怖じけてしまいそうなくらいの迫力で歩く人も。
 とにかく、どの秋にしてもバランスを良く楽しく実りある毎日をーということである。

○ひとしずく

柔らかで映るものすべてを包み込むような優しさ、神秘的で幻想的な月の光り。その輝きが力を増しているようにも感じられる頃である▼あす十一日の夜の月は「十三夜」の月で、十四日の夜が「待宵月」、十五日は「十五夜」、十六日は「十六夜」、十七日は「立待」で、週末が天候に恵まれれば、先月、旧暦の八月十五日の「仲秋の名月」にも増して澄んだ光が美しい月、照らされる景色が見られる▼音楽をはじめ芸術には月、月光をテーマにした作品も多い。作家たちが月のイメージから感受するイマジネーション、直感が制作への意欲ー表現へとつながり、作品となって創り出されてくるのであろうか。とにかくその豊かな美しさに導かれた傑作ばかりのように思う▼「月ー満つるも欠けるも同じつき。どこから見ているのか…そこに気づきましょうか。不思議と見る場所が見つかりますよ」、これは友人の書家から届いた作品、言葉で、多くの出来事や人生、自分が今ある場などの観じ方を示す言葉のようにも思え好きな作品の一つで、月を眺めるたびに思う言葉でもある▼大好きな俳人の句「すべってころんで山がひっそり」も、月を観ているとよく思い出され、ただ月を眺めているだけなのに様々な考え、思いが浮かぶ。はたしてそれも自分であり、その多様性が感じられる瞬間が何より素晴らしいと思うが。

2008年10月6日号 第4476号  

10月6日号 ー主なニュースー

○本市は原の辻遺跡地区に ー重点地区など22地区を指定ー
 ー県未来につながる環境を守り育てる条例ー


 県は一日、「長崎県未来につながる環境を守り育てる条例」に基づき、ごみの投げ捨て等防止重点地区など二十二地区を指定した。
 本市では原の辻遺跡文化遺産地区がごみの投げ捨て防止等重点地区に指定された。

原の辻
復元工事が進む原の辻遺跡丘陵部を臨んで

○11月1日からの導入へ ー燃料油価格調整金で九郵ー

 九州郵船(株)(竹永健二郎社長)は二十九日、十一月一日から燃料油価格変動調整金(バンカーサーチャージ)を導入する方針を市に通知した。一律七百二十円。

○感謝を込め「母の像」を建立 ー渡良遺族会・壮年部ー

 渡良地区遺族会壮年部(西考春部長、十一人)はこのほど、同地区の殉國の碑横に「母の像」を建立し、四日の殉國慰霊祭(渡良地区慰霊奉賛会主催)に合わせ、除幕式が行われた。
像は約百七十センチの等身大で、二人の子を優しく見つめる姿。

〇郷ノ浦・勝本・箱崎の3漁協を指定 ー救命胴衣着用モデル漁協に壱岐海保ー

 今月一日から十日までの十日間は、「漁船海難防止旬間」で、同旬間に合わせ壱岐海上保安署は一日、郷ノ浦(塚元富夫組合長)、勝本(大久保照享組合長)、箱崎(西寛組合長)の三漁協を「ライフジャケット着用推進モデル漁協」に指定した。
この指定で昨年指定された東部、石田両漁協とともに市内五漁協全てが指定された。

○社説 秋の交通安全運動が終わって

 交差点で信号の変わり目で黄から赤になるまで、すでに赤になり交差する車線の信号が青色になるまでの、いずれもわずかな時間差を突くように、車を無理に通過させるドライバーが多くなっているように感じられる。急ぐ気持ちは理解できるが、無理は危険への入口であり、こうしたところにドライバーの交通安全への「ゆとり」「思いやり」「姿勢」が現れる。
 本年の秋の全国交通安全運動は先月二十一日から十日間、「思いやり若葉へ紅葉へ歩行者へ」のスローガンの下、(1)高齢者の交通事故防止(2)すべての座席のシートベルト着用とチャイルドシートの正しい着用の徹底(3)飲酒運転の根絶(4)夕暮れ・夜間の歩行者と自転車の交通事故防止ーの四項目を運動の重点に一斉に実施された。この運動は毎年季節ごとに実施されているが、ドライバー、歩行者ー市民の皆さんにとって、今回の運動はどのように意識されたのであろうか。何に関しても事の起こり、元は肝心である。
 本市の交通事故発生状況(九月末現在)は、人傷二十九件、傷者三十七人、死亡事故は一件、死者一人で、前年同期に比べて件数九件、傷者は十三人減っている。物損は二百四件(前年同期と同数)となっており、ドライバーの交通安全への意欲をさらに高め、より安全な交通社会、街づくりに取り組みたい。毎度のことではあるが、事故を起こす(起こし)てからでは、すでに手遅れなことは誰もがわかっていようが、ドライバーはもちろん、歩行者も、高齢者も子どもも、自分の日ごろの交通安全ルールに対する姿勢、行動を見直したい。
 最近は「交通安全」という言葉に馴れ過ぎていて、交通事故の悲惨さなど、当事者やその家族、その周囲の人たちを除いて感じられることはないが、そうした人たちに重大な事態を突きつけて対応を迫る。その現実が有無を言わせず人々の心身はもちろん、社会的にも傷め苦しめることになる。自分も含めて意識の緩みに気を引き締め、取り組み続けることが今後とも、交通安全への対応として市民皆に望まれていよう。自らの安全は、まず自分からーということである。
 今年もラストの三カ月間がスタートして五日が過ぎ、残るは二カ月間と三分の二となり、この一年も早いものでまとめの時期に入った。壱岐地区交通安全協会をはじめ、関係各機関、団体の取り組みはもとより、交通安全を日々の生活の中で忘れることがないよう、それぞれに今回の交通安全運動・スローガンの通り、思いやりが皆に届く社会づくりを心掛けたいものである。

○ひとしずく

二十四節気の一つで、秋が深まり初冬の間に地上に降りる冷たい露ーなどとされる「寒露(かんろ)」が八日に過ぎた。いよいよ暦の上では、次の季節「冬」という言葉の登場である▼先日、”海にでも”と思い立ち、いつもより少し早起きをして出掛けてみた。ヒンヤリとして冷たい空気が辺りに漂う郷ノ浦町の牧崎の芝にも、その露が降りて朝日が輝きとなって葉先にたまっていた▼Tシャツにジャージ姿という出で立ちの自分には、気の利いた上着が必要と思われたが、その空気の冷たさは心地好く心身に浸みて、何とも清々しい朝のスタートとなり、寒露の頃という時季を実感したようだった▼本紙の毎号にほぼ掲載している「潮どき」を見ると、昨日五日は、日の出が午前六時十九分、日の入りが午後五時五十九分と、日の出はだいぶ遅くなり、日の入りは夏の頃に比べてかなり早まって、夕日に染まり茜色に映える雲など眺めていても、秋の深まりから続く次の季節が感じられて、一年の行く早さが実感されるようでもある▼テレビCMで、こたつの宣伝をしていたが、カゼ薬のCMも増えてきた。ちょうど季節が暑さから冷たさ、寒さへと移行しようとする変わり目である。体調には十分に注意してカゼなど引き込まぬよう心掛けたい▼出先から戻った際の手洗いとうがいの励行が効果的だそう。

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