FC2ブログ

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2008年9月26日号 第4474号 

9月26日号 ー主なニュースー

○11月から導入の方針示す ー壱岐~博多間は720円を見込むー
 ー燃料油価格変動調整金で九州郵船ー


 市航路対策協議会(会長・白川博一市長)が二十四日、市役所会議室で開かれ、九州郵船(株)・竹永健二郎社長が十一月を目途に導入したい考えを示してきた燃料油価格変動調整金(バンカーサーチャージ)の価格設定など説明した。同社は八月の確定値が発表されていないことから、十一月からの分は一ランク低い七百二十円とする考えを示した。フェリー(全等級)、高速船、車両はいずれも同じ価格。調整金の価格は三か月ごとに見直されることになっている。

航路対策協議会
委員に説明する九郵・竹永社長

○白川裟織さん(鯨伏小6)自己新で2位 ー自己記録の更新など壱岐勢健闘ー 
ー第38回県ジュニア陸上競技選手権大会ー


 第38回県ジュニア陸上競技選手権大会(長崎陸上競技協会など主催)が23日、諫早市、県立総合運動公園陸上競技場で開かれ、本市から出場した壱岐ジュニアランナーズ・白川裟織さん(鯨伏小6年)が小学5・6年100メートルで準優勝するなど本市選手の活躍が光った。
 同大会には県内の小中学校から148校2100人が出場。昨年に比べ500人多い出場で大会全体のレベルが高かったが、白川さんは予選で、国立競技場でマークした自己記録13秒82に迫る13秒89をマークし決勝進出を決め、決勝では13秒65の自己新記録を更新する快走で見事準優勝した。
 また、小学5・6年100メートルに出場し4位に入った同校6年、白川優くんは予選で追い風参考ながら、13秒01の自己記録をマークした。
 そのほかの本市勢の主な結果は次の通り。
【男子】
▼3・4年100メートル▽4位・小畑翔大(石田4年)
▼同4×100メートルリレー▽4位・山口祐介(盈科)、中尾幸介(鯨伏)、寺田來夢(盈科、以上4年)、小畑翔大(石田4年)
▼5・6年100メートル=4位・白川優(鯨伏6年)
▼同1000メートル▽7位・倉本昂洋(鯨伏6年)
【女子】
▼3・4年100メートル▽4位・山下奈々(石田4年)
▼5・6年4×100メートルリレー▽5位・下口綾華(志原)、濱口聖(石田)、今西菜月(同、以上6年)、白川裟織(鯨伏6年)
▼同800メートル▽6位・城成亜耶(霞翠6年)

○石田婦人会 石田アップルが優勝 ー県大会(11月15日長崎市)3連覇目指すー
 ー第44回市地域婦人会バレーボール大会ー


 第44回市地域婦人会バレーボール大会(同連絡協議会主催)が20日、郷ノ浦町、大谷体育館で開かれ、石田アップル(石田婦人会)が優勝し、見事9連覇を飾った。

dc092301(修整1)(修整1)
石田アップルチーム

○壱岐の秋を代表する風物詩 ー子どもから大人まで42人が参加ー
ー国分天満宮例祭・奉納相撲ー


 壱岐の秋を代表する風物詩ー。芦辺町、国分天満宮奉納相撲が五日、国分相撲協会(村田武続会長)の主催で国片主神社境内の土俵で行われた。
 この奉納相撲は、江戸時代に島中の力士が集い行われた大相撲が由来で、四百年以上の伝統を誇る宮相撲。昔のままの形で現代に継承される唯一の奉納相撲として地元住民らに親しまれている。

国分相撲
力の込もった奉納相撲

○社説 麻生内閣の発足に

 残留農薬やカビ毒で汚染され、食用にできない事故米を、米粉加工販売業者が農林水産省から非食用として購入し、食用に不正転売した事実が次々と発覚、菓子や焼酎、日本酒など各メーカーが自主回収に追い込まれた問題、農水省が立ち入り検査で不正が見抜けず、結果として問題が拡大し農水相が辞任。
 さらに有害物質混入の恐れがある商品を、業務用として病院や老人保健施設などにルートを通じて納入、スーパーなど一般消費者向けと合わせ大量に出荷するなど、食品関係業者らの相次ぐ不正。我が子を殺害し犯人が他にいるかのように装った母親が逮捕された事件、道脇で衣服を着けていない五歳の女児が見つかった事件など、社会の不安を煽るかのような出来事が次々と起き、アメリカの大手証券会社の経営破たんなどで広がる世界的金融不安、北朝鮮の拉致、核兵器問題などなど、国内外に景気、生活への不安が高まる事態が山積している。
 そんな中、自民党の新総裁に福岡八区選出、九回当選の麻生太郎氏が選ばれ、衆院の首相指名選挙で第九十二代首相に選出され、皇居での任命式・認証式を経て自民、公明両党連立による麻生内閣が発足。就任記者会見で「日本を明るく強い国にするのがわたしの使命」などと決意を表明したが、その内閣は十一月上旬ともされる次期衆院選をにらみ、総選挙まで与党の命運がかかった人気取り政権とも言われ、首相と十七人の官僚の中に二世、三世議員が半数と多いのも、若い人たち風に表すと”ちょっと微妙かも”ー。
 阿倍晋三元首相、福田康夫前首相と一年間に二度もあった”政権の投げ出し”、年金記録の改ざん問題や後期高齢者医療制度、社会保障の財源確保問題、行革、先にも記した食品偽装、地方と都市など多様な格差、深刻な経済状態ーと、「不安」を鍵に政治、官僚支配への国民の不信感は高まるばかりで、外国人の友人たちは「日本人は怒らない。自分たちの国だったら暴動が起きてもおかしくないよ」と言っていたが、ごく一般的な国民(庶民)が、最近は怒りを表すかのような行動を取らないことに甘えていると…。このへんで政権交代も、ということであろう。
 とにかく政治も行政も、議員定数を大幅に減らしたり、問題に対する官僚たちの責任の所在をはっきりさせた国民が理解しやすい対応、天下りの廃止など、大ナタを振るえるリーダーシップ、不動の信念を持ちえる人材、そして情実に左右されない何か、例えば政党を超越するような新たな枠組み、斬新な活動理念などが、今望まれているのではないか。

○ひとしずく

本市の文化・芸術の秋を締めくくる壱岐美術協会の第五十二回壱岐美術展覧会=壱岐美術展=の実施要項が公表された▼今年の壱岐美術展は十一月二十一日から三日間開催され、今回も▽絵画▽彫塑・工芸(デザイン)▽書▽写真と四部門で、中学生以下を除く本市居住者か出身者を対象に一般公募される▼昨年の壱岐美術展では▽絵画、書=各十一人▽彫塑・工芸=十三人▽写真=十人がそれぞれ入賞し展示された。今回はより多くの力作の中から、素晴らしい作品が入賞してこれまで以上にレベルの高い展覧会となってほしいと思う。山口幹雄賞や県知事賞にはどんな作品が選ばれるのか、今からとても楽しみ▼今年は県移動美術館の壱岐展も同時に文化ホール中ホールで開かれる予定となっており、壱岐美術展への観覧者もより多くなるものと思われるが、展示された作品が市民多くの目と心を楽しませ、会場全体が芸術の香りに包まれて、心和む豊かな空間、また観覧者それぞれのアートへの思い、探求心を触発する場にと思う▼はたして、作品のレベルは年々向上していようし、作品となったモチーフに臨んだ際の作者の感動など、見る側に訴えかけてくる作品も増えていよう▼自分も写真や書、絵画、彫塑のどの部門かに出品したいーと確か昨年も思ったような。多くの出品が望まれている。

スポンサーサイト

2008年9月20日号 第4473号 

9月20日号 ー主なニュースー

○プロのパフォーマンスに歓声 ーライジング福岡 石谷・福田両選手が指導ー
 ー霞翆小5、6年生・体育授業ー


 勝本町、 霞翆小学校(坂元正博校長、117人)は19日、壱岐でキャンプをしているプロバスケットボールチーム「ライジング福岡」から2選手を招いて5、6年生の体育の授業を行った。
 今回の授業は、地域の人たちが授業に参加する学校支援ボランティアの一環として行われ、同チームから石谷聡選手(23)と福田幹也選手(28)が来校、ドリブルやパスの基本動作などを教わり、模範演技ではプロのパフォーマンスに児童たちから歓声が上がった。

ライジング福岡
パスの模範演技を見せる石谷・福田プロ

○現計画の灰溶融施設で処理へ ー27議案を可決、本市議会9月定例会ー

 本市議会九月定例会最終日が十九日、勝本支所議場で開かれ、本年度一般会計補正予算案、市長等の給与の特例に関する条例の一部改正など二十七議案、認定、請願、陳情各一件、要請二件を原案通り可決、閉会した。
 白川博一市長は議会冒頭、一般廃棄物処理計画でごみ焼却後灰の処理方法について報告。ホームページで意見募集した結果、コンサルタント会社二社から、灰を溶融しセメント原料として活用する提案があり、九州のセメント会社に尋ねるなど検討したが、焼却灰の長期受け入れの確約が困難であること、また、本市の焼却灰の塩分濃度が高く処理が難しいことなどから、受け入れは困難であるとの回答があり、現計画の灰溶融施設で処理することを報告した

○社説 ゆるゆると国造り・ルーツへの浪漫ー旅

 台風が抜けても温度の高い蒸し暑い日が続いている。その影響でまったく秋らしい、日中でも涼しい風が吹き抜ける壱岐をイメージしていたが…。暑くても湿度が下がってくれたら様々にありがたいが、我が家の月の暦を見てみると、今日(九月二十日)は八月二十一日で秋の彼岸の入りとあり、「八月だから」とこの暑さも仕方ないように思えてくる。
 見逃した月暦八月十五日・「仲秋の名月」の翌日の月は、満月より遅くためらうようにして出てくることから、そう呼ばれるようになったという「十六夜の月」が美しく、特に夜明け近くの美しさは、静けさを伴い大きく見えて格別に素晴らしかった。その翌日、月暦十七日は「立待月」、十八日「居待月」、十九日「寝待月」、二十日「更待月」とされ、名月の後、月の出が遅くなり、待つ様子があてられているというだけに優雅さが感じられるし、それだけ「月」に美しさ、魅力があるということか。
 月の美しさも素晴らしいが、最近、曇の多い夜空の曇間に見える星空も美しい。その美しさは秋の深まり、外気の冷たさが感じられる程に輝きを増し、静けさのうちに何か語りかけてくるような思いが湧いてくるような気がするのは自分だけだろうか。出掛けた阿蘇の高原のような場所の露天風呂にでも浸りながら、眺めたいーと、毎年のようにこの時季になると思うがまだ実現していない。”今秋こそは”というところである。 彼の地の風光などを観て歩くことなどを「観光」というが、先に記した「月」に思いを巡らせながら、「旅」について考え、イメージしてみるのも、また楽しいもの。そう言えば、月歴八月二十三日(新暦九月二十二日)は「二十三夜」で、この夜、月待をすると願い事がかなうーの信仰があったという。
 まあ、一人から数人の単位で、そうしたことを楽しみにできる人たち、また、自分たちでその時々の中に楽しみを創り出せる人たちに添うような、例えば対馬の太陽に対して月の島といわれる壱岐らしさが、受け入れる側にも訪れる人たちにも満ちる旅ー観光。昔風に「陰陽は太一=たいいつ=(大いなる一つなるもの、まったくすべての物事のはじめ、はじまり。一=壱=は壱岐国を表す略)よりわかれる(岐)もの」の物語り、大きく国造りへの浪漫、国のルーツを求めるそうした人たちへのアプローチと、優しく豊かな心遣いが一緒に伝わる「旅」を、ということか。
 日々の生活で疲れた心身を伸ばし、ゆるゆると浸れるような。

○ひとしずく

勝本町、霞翠小学校と芦辺町、田河小学校で十九日、今、本市で第二次キャンプ中のプロバスケットボールチーム・ライジング福岡の選手たちによる講習があった▼取材に行った霞翠小学校では、五、六年生三十八人が指導を受け、まずはドリブルとパスの練習からスタート、簡単な説明に続いて選手たちが模範を見せるのだが、これがなかなかの迫力で、児童と一緒にプロのスピードとテクニックに驚かされた。やはりプロである▼プロスポーツと言えば、アメリカのプロ野球、メジャーリーグで活躍するシアトルマリナーズのイチロー外野手=本名・鈴木一朗=(34)が、八年連続で二百安打を達成。インタビューで他のメジャーリーガーが「日本の宝をアメリカでプレーさせてくれてありがとう」といったニュアンスで話していたが、まさに”至宝”であろう▼百七年ぶりの大リーグタイ記録で、張本勲氏の日本最多安打記録三千八十五本まで、残り十試合で十四本に迫っているが、今年のキーワードに「超」をあげたというイチロー選手。シーズンの有終の美は、それを越えることか?▼さて、本市も支援しているプロバスケットチーム・ライジング福岡の2008ー2009シーズン(十月十一日開幕)が、前シーズンのウエスタン・カンファレンス三位を”超”える結果をと思う。市民皆で応援しよう。

2008年9月16日号 第4472号 

9月16日号 ー主なニュースー

○勝本町山邊ハルさん107が本市最高齢 ー県が長寿者状況発表ー

 県は十五日の「敬老の日」を前に九日、県内の長寿者の状況を発表した。
 山邊ハルさん(107)=明治三十四年四月二十八日生=が最高齢で、県内では九番目。

○ジェットフォイル1隻体制に ー対馬市が正式に了承ー
 ー11月から九州郵船(株)ー


 九州郵船(株)(竹永健二郎代表取締役社長)はこのほど、十一月四日からジェットフォイルを現在の二隻体制から一隻体制へ減便することを決め、市航路対策協議会・白川博一会長=市長=へ来年度末までの配船表を通知した。
 配船表(十月一日~来年三月末)によると、本市関係は、厳原発午前七時五十五分ー芦辺着同九時、芦辺発同九時五分ー博多着同十時十分の便を十一月五日から三月末まで運休することになっている。
 なお、年末年始(十二月二十九日~一月五日)は運行される。

○男女約800人が出場 ー第31回壱岐ナイター陸上ー

 壱岐陸上競技協会(目良徹郎会長)主催の第31回壱岐ナイター陸上が13日午後3時半から、郷ノ浦町、大谷グラウンドで、トラック、フィールドの37種目に、小学4年生から大人まで約8百人が参加して行われ、熱戦を展開した。

ナイター陸上
自己ベスト目指し見事な走りを見せる児童たち

○10校を4校に統廃合へ ーパブリックコメントの実施などー
 ー市教委中学校規模適正化計画案を策定ー


 市教育委員会は十一日、中学校の統廃合や規模適正化などの具体策をまとめた市中学校規模適正化(統廃合)計画案を発表した。計画案では、現在十校ある中学校を平成二十三年度から旧四町の各町一校ずつの計四校に統廃合する。
 計画案によると、▽同年代の適切な集団活動が確保できる中学校づくり▽少なくとも一学年が二学級で編成できる生徒数を確保(一学年の生徒数が四十一人以上)▽少なくとも一学年の生徒数を二十人以上確保するーの三点を統廃合の基本的考え方とし、現在の武生水中学校校舎に武生水、渡良、沼津、初山の四校、勝本中学校校舎に鯨伏、勝本の二校、田河中学校校舎に箱崎、那賀、田河の三校、石田中学校校舎に石田の一校をそれぞれ新設する。

○第1陣の小学校が来島 ー原の辻遺跡で発掘体験もー
 ー子ども農山漁村交流プロジェクトー


 総務省、文部科学省、農林水産省の連携プロジェクト「子ども農山漁村交流プロジェクト」の本市第一陣となる松浦市立志佐小学校(島田茂明校長、四百四十八人)の六年生七十人が十日に来島。二泊三日の日程でイカの一夜干しずくりや原の辻遺跡で遺跡発掘など体験した。

イカをさばく子ども
イカをさばく児童たち

〇今年はまずまずの出来 ー総販売約5億3千2百万円ー
 ー本年度産葉たばこ販売ー


 本市の基幹産業となっている葉たばこの本年度産買い入れが三日から十日まで行われ、今年は一キロあたり二千二十五円と、前年を百五十五円(二・八%)上回るまずまずの結果となった。
 今年は六十三人の農家が契約。作付け面積は一万千四百二十三アールで二十六万二千七百三十キロを生産。今年の総販売高は五億三千二百一万五千二百七十五円だった。

○社説 自民党総裁選から

 (1)あなたは自民党総裁選で誰に投票しますか(2)あなたが投票する際に重視するポイントは何ですか(3)次期首相となる新総裁に期待する政策はなんですか(4)衆院議員の任期は来年九月までありますが、あなたはどの時期に衆院解散・総選挙を行うべきだと思いますか(5)あなたは衆院選の比例代表で自民党に投票しますか(6)あなたは衆院選で自民党はどの程度の議席を獲得できると思いますか(7)あなたは衆院選後の政権はどのような枠組みが望ましいと思いますか。
 これは昨日の日刊紙に掲載されていた自民党の総裁選挙に関する党員・党友調査の質問。七問設定され、回答はいずれの問いの中から選ぶようになっているもので、(1)では麻生太郎氏が他の四候補を大きく引き離し、(2)では▽リーダーシップ▽国民への説明能力▽主張・政策▽経験と実績ーと続き、(3)では景気対策、年金や医療など社会保障制度改革▽財政再建▽行政改革ーで、(4)では▽九月下旬の臨時国会冒頭と補正予算成立が並び▽任期満了▽来年度予算編成後の年末・年始▽同成立後の来春ー(5)では▽投票する(6)は▽過半数は取れないが第一党の座を維持が圧倒的で、(7)では▽自民・公明連立▽自民・民主大連立▽自民党単独ーの順になっている。
 同じ日刊紙には、五候補全員が選挙カーの上に立ち、手をつないで両手を上げている写真、それに関連記事の見出しには「人脈」「資金力」「圧力」の文字が並ぶ。何だか「新旧」の言葉にも似た裏表の構図が象徴されているように感じられ、そこには「変化」、「新しさ」ということに対応できない(させない)とする強い思いの流れが意識される。逆にそうしたことを感じながらも、選ばなければならない無力さから、希望やビジョンを見出せずにいる人々、政治家も多いのでは。初めの素直な意欲の芽はどこに?ということでもあろう。
 はたしてその無力感に覆い尽くされる前に、多くの国民が、この国の政治を救い変化させるために何かをしなくてはと信じ、行動が起きるーそうした非常に大きな姿勢の転換を起こすことができるとするなら、きっとそのように社会が動くはずと思うが、このまま多くの人たちが「寄らば大樹」の姿勢を取り続けるなら、想像通り残念な結果が待っていよう。少々急がなければならないと思うが、これは国や県、市町村といった規模や形だけでなく、”様々に”である。
 加えて今後の社会には、追随者が多いことだけではなく、多くのリーダー=指導者=らを育て生み出せるかどうかも、多様な場で望まれていよう。

○ひとしずく

一昨日は旧暦の八月十五日で、夜には一年で最も美しい月とされる「仲秋の名月」が夜空を照らす日と、楽しみにしていたが、天候がはっきりしなかったこともあり、ボヤッと過ごしているうちにすっかり寝入ってしまいー▼佐世保の友人宅では、満月の写真と月見団子にススキを飾り、十五夜の”お喋り会”を地区の天文協会長や友人たちを招いて開き、あきらめずに夜空を眺めているとわずかな時間、その名月が顔を出してくれて、その後は夜が更けるのも忘れて楽しいひと時を皆で、などと連絡があった。福岡市内でも観ることができたそう▼その数日前から輝きを増して、白く優しい秋の月の光りが島の夜の景色を照らし、深まる秋と次の季節の雰囲気がほんの少しだけ顔を見せたような気がして、台風が九州に向かってきているというのに、その次の季節は確実にやってきていることを感じていたりする自分にハッとした▼その台風13号は昨日午後四時半発表の概況では、十八日午後三時ごろに九州の南へ達し、進路にあたる海域では大シケの天候となり、厳重な警戒が訴えられていたが、その雨と風で日中の暑さを吹き飛ばしてもらい、涼しい夜に岳ノ辻の展望所に出かけて”月見”でも?▼久しぶりに若い頃を思い出し、深まる秋の大気、月明かりの中に季節の感傷でも見つけたりして…。結構いけるかもしれない。

2008年9月11日号 第4471号 

9月11日号 ー主なニュースー

○入館者100万人を達成 ー開館13年目で壱岐・原の辻展示館ー

 壱岐・原の辻展示館の入館者が六日午後二時半、百万人を突破した。
 百万人目の入館者となったのは福岡県筑後市、会社員、佐々木光子さん(62)。佐々木さんの入館直後、百万人目を記念してセレモニーが行われ、原の辻遺跡保存等協議会・山西實会長とくす玉割りをした後、記念証と壱州牛サーロインステーキ、図書券などの記念品目録が手渡された。

P9060065(修整1)
写真左から2番目が佐々木光子さん

○安心して愛飲を! ー壱岐酒造組合・7メーカーー

 カビ毒や農薬に汚染された事故米を不正転売していた大阪市、米粉加工販売会社「三笠フーズ」などの問題で、本市の酒造組合に加盟する七メーカーは、いずれも汚染米の使用は一斉ないことから、安心してこれまで通りの愛飲をーと呼びかけている。

○プロバスケットライジング福岡来島 ー8日から壱岐キャンプスタートー

 福岡県を本拠地として活動するプロバスケットボール球団「ライジング福岡」の壱岐キャンプが8日から14日と17日から25日までの日程で、石田町のスポーツセンターとふれあい体育館を利用して行われる。

dc091008(修整1)
郷ノ浦港でのセレモニー・花束贈呈

○年長の部横綱に中上悠大くん(石田幼稚園) ー団体はめぐみ保育園が連覇ー
 ー第11回一支國幼児相撲大会ー


 本市の島おこしイベントとしてすっかり定着した第11回「一支國幼児相撲大会」(同大会実行委員会主催)が6日、芦辺町、離島センター横の全天候型多目的施設で開かれた。
 今大会には市内の各幼稚(保育)園と第1回大会から毎年出場している福岡市壱岐団地、めぐみ保育園の合わせ17園から55チーム284人のちびっ子力士が出場。家族や友人らが会場を埋め尽くす中、午前に個人戦、午後から団体戦がそれぞれトーナメント戦であり、園児は会場に特設された直径約2・3メートルの土俵に次々と入場、大人顔負けの取り組みを見せた。

dc090605(修整1)(修整1)
大人顔負けの取り組みを見せる選手たち

〇相互理解と平和発展など祈念 ー 壱岐発「海の祭り」ー

 相互理解と平和、交流と発展、自然・生活など環境の保全への願い。壱岐を発信地に日本、韓国、中国、そしてシルクロードのアジア各国へとその思いをつなげようーと、「海の祭り」(同祭り実行委員会主催)が六日午後、勝本町、聖母宮で行われた。
 本島の悠久の歴史の中で、戦いや戦地となったり、文化などの伝承の途中、海を渡れずに亡くなった人たちらの御霊の鎮魂と各地域の振興も合わせて祈念して行われ、市内外からの出席者、関係者合わせて約七十人が参加して開かれ、壱岐神楽で締めくくられた神事に続き、武生水中学校二年生、出口光波さんの舞踊=写真=、壱岐混声合唱団と壱岐文化ホールジュニア合唱団の有志によるコーラス、バイオリンの演奏が奉納された。
 同祭りは毎年九月の第一土曜日に聖母宮で行われるという。

dc091002(修整1)(修整1)
多くの参加があった「海の祭り」

○社説 スポーツ・食の秋 テーマは健康

 現在の九月九日は「救急の日」で、各地で救急車の利用をはじめ、救急医療に対する理解と協力を訴えるイベントが行われたようだが、旧暦の九月九日(十月七日)は「重陽(ちょうよう)の日」で、「菊の節句」ともされ、奈良時代から宮中では観菊の宴が催されたり、平安時代には、菊の花に被せた綿で身体を拭き、若さを保つという風習もあったという。
 菊の薬効は、毒性がなく目まいやむくみ、目の痛みや涙目、胃腸など五臓を安らかにし、手足の調子を整え、身体を軽やかにして長寿を保つなどとされ、花を食べると白髪にならず、身体の筋や節々にも良いというから、なかなか優れた花であり、旧暦のその日にちなみ、菊に綿を被せた菊綿や菊を食べるなど、季節が一年の大詰めに向い変化する中で、健康に楽しみながら実践してみるのもまた楽しいかもしれない。
 佐賀市の温泉では、その菊の節句「重陽」にちなんで、宿泊客に菊の花を浸した菊酒を振る舞ったり、菊の花びらを浮かべた温泉、菊を使った料理を提供している旅館もあるという。今回、連載をスタートさせた自然を守る会の山田智之氏はその著書「先人達の智恵 古代倭人(やまとびと)からの教え」(上巻)の中で、季節のものを食べることの大切さを述べているが、秋を代表する菊の食用のものを、先に記した薬効をイメージしながら調理して、例えば友人たちとワイワイやりながら食べるのも、まさに”菊の宴”で楽しいものとなりそう。しかし「過ぎたるは猶(なお)及ばざる如し」。
 中国・北京では今、オリンピックに続きパラリンピックが開催され、日本代表の選手たちが各競技で激戦を展開しているが、本市ではスポーツの秋の行事として最もポピュラーな運動会が、そのシーズンを迎える。最近は、スポーツの必要性が健康づくりのためにも声高に叫ばれ、段々と強迫観念にとらわれているように感じられる瞬間がある程に、それ自体がストレスとなっているなどと意識されることもあるが、何かにできる程度にチャレンジすることで、まずそのストレスの解消をーとも思う。一番体型に合ったスポーツとして、水泳(プール)があるが、まあ、差詰めウォーキングか。
 秋には▽食▽文化▽芸術▽スポーツーなどなど様々な顔がある。文化・芸術は次の機会として、健康をテーマに、食では先の菊の楽しみ方のように、薬膳的な意識を楽しんでみたり、スポーツでは、自分にあった方法で、日々の緊張をほぐし、ストレスから心身を解放して、毎日を健やかに過ごしたい。

○ひとしずく

乳製品、肉、輸入冷凍ギョウザ、和菓子、ウナギなど、使用材料・産地・賞味期限などの偽装、汚染米の転売と、食品に関係する事業所の”ウソ”はどこまで広がるのか▼農水省など関連する各機関は、内部告発に対してどのような対応をしてきてたのか、やはりオープンにすべき点はオープンにして、その関係各機関の反応が鈍い場合は、何か意味があるのではなどと勘繰りたくなるほどで、あまりに続きすぎる。販売する相手、消費者、そして社員、従業員を欺いてまでもーである▼とにかく、その精神が病んでいるのだろうか。そうした食品に関係する不正はもちろん、多様な不正の根底に潜むガンにも似た意識には、きっと「自分さえよければ、何をしても…」などとする共通の思いがあろう。こうした風潮が国内外に蔓延しているのかと思うと、超大国のスタイルにも似ていてゾッとするのは自分だけ?リーダーとされる人々の資質が問われる▼今回の汚染米の問題は、米粉加工販売会社「三笠フーズ」などが、農薬やカビ毒に汚染された事故米を通産省から安く仕入れた「非食用米」を「食用米」と偽り、巨額の利ざやを稼ぐというものだが、鹿児島、宮崎、熊本、福岡などの菓子、酒造メーカーでも使われ、風評被害が心配される▼壱岐産の焼酎には使われていないので、壱岐七メーカーの変わらぬ利用を願いたい。

2008年9月5日号 第4470号 

9月5日号 ー主なニュースー

○『エコ・フェリー壱岐』就航 ー印通寺ー呼子間を1日3往復ー ー壱岐・対馬フェリー(株)ー

 壱岐対馬フェリー(株)(本社・福岡市、真崎越郎代表取締役社長)の印通寺ー呼子間を結ぶ「エコ・フェリー壱岐」が四日から就航を始めた。
 同社は燃油高騰に伴い、本年八月から比田勝便を運休。エコ・フェリー壱岐は、燃油高騰の打開策として導入されたもので、当初は八月半ばの運行開始予定だったが、呼子岸壁の許可が遅れたため、約半月遅れの就航となった。
 同船は長さ六十メートル、幅十六メートルの双胴型貨物船で、大型トラック十四台、乗用車四台の合わせて十八台を搭載でき、人はドライバーを含めて十二人が乗船可能。同社所有のフェリーやまとに比べ、燃料比で約半分、積載台数比で約一・五倍と、トータルで六七%の省エネ効果があるという。印通寺ー呼子間を約一時間二十分で結び、一日三往復する(日曜日は運休)。詳しくは同社・福岡ターミナル(電話092ー722ー1545)、芦辺ターミナル(0920ー45ー3422)へ。

エコフェリー
印通寺港に入港したエコ・フェリー

○夢の国立競技場で快走 ー全国小学生陸上交流大会で鯨伏6年白川裟織さんー

 日清食品カップ・第24回全国小学生陸上競技交流大会(日本陸上競技連盟など主催)が8月30日、国立競技場で開かれ、本県代表として出場した壱岐ジュニアランナーズ、白川裟織さん(鯨伏6年)が、女子6年100メートルで見事準決勝に進出する健闘をみせた。

白川さん陸上
写真右から2番目が白川さん

○社説 自分が素敵に思える瞬間 ー芸術の秋に

 県、県教委、県美術協会など主催の(第五十三回県展公募展)が十三日から、長崎市、県美術館で始まるが、応募作品の搬入が三日と四日の両日、同美術館などで行われ▽日本画▽洋画▽彫刻▽工芸▽書▽写真▽デザインの七部門に計千八百三十四点の出品申し込みがあり、五~七日の審査を経て十一日に入選者の発表があるという。
 花や空、雲の写真を撮るのが好きで、先日もよく行く池にスイレンを写しに出掛けてみた。赤い見事なスイレンが咲いており、緑色が基調となる静かで、その辺りがゆったりとした特別な時間に包み込まれているように感じられるその場で、自分もその場の雰囲気に溶け込みたいなどと思いながら写していると、この頃、少々疲れ気味の自分にフッと、何か新鮮で爽やかな”気”のようなものが流れ込んできたように感じられ、心身ともリラックスできたようだった。
 まだまだ日中は暑いものの、朝晩は吹き抜ける風が心地好く、夜、外から聞こえてくる虫たちの鳴き声も心を和ませ、秋という季節の彩りの深まりが聞こえているようにも思われる。その声を聞きながら見上げる夜空の星を眺めていると、遥か彼方の宇宙から、言葉にはならぬ声、バイブレーションというかイメージのようなものが伝わり、その瞬間を何とか表現してみたいーなどと思うこともたびたびである。
 セミのさなぎの抜け殻が多く残る木の横で、色づいたサクラの葉が風に舞い落ちるなど、日ごとに壱岐の島の自然も秋色を深めて、”芸術の秋”と言われる深い色調の頃に近づいていく。そうした中で、文化ホールなどの会場では、多様な催しが行われ、「われらみな主役」と開かれる壱岐文化協会の文化祭が、友人や知人、家族らが出品、出演する壱岐美術展、芸能祭、文化祭と、そのシーズンのピークを迎えるようにあり、そろそろ壱岐美術展覧会の実施要項も公表される頃と思うが、出品を予定している人たちは、作品の制作に力が込もっている時期ではないか。
「秋」と言えば美しく感傷的で、儚い季節。自分の心が感じる”何か”をこの島の自然、日々の生活、出来事の中、また自分の内に求め、詩や俳句、短歌、川柳、写真、絵画、音楽などで、その見つけられた(感じられた)喜びなど、素直に表現してみると、このシーズンの色彩がより深まりを見せ、豊かで楽しいものとなってこようし、何かを創るというクリエイティブな時間を持つことで、自分が素敵に思えてくる瞬間もあるのでは。
 このシーズンに、あなたもチャレンジしてみては。

○ひとしずく

県が二日、八月の交通事故死者数が、統計を取り始めた一九五四年以降、一九八一年七月以来二十七年ぶりにゼロだったと発表した。今年の死者数は八月末現在で二十六人と昨年同期を十一人下回っているという▼今月は二十一日から三十日までの十日間、秋の全国交通安全運動が「思いやり 若葉へ紅葉へ 歩行者へ」をスローガンに行われる。運動の重点は(1)高齢者の交通事故防止(2)全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底(3)飲酒運転の根絶(4)夕暮れ時・夜間の歩行者と自転車の交通事故防止ーの4項目▼暑い時期もそろそろ終盤となり、今頃になって夏の疲れが出ている人も多いと思うが、過労運転にならぬよう心掛けたい。先日、知人が運転中にとても眠たそうにしていて、話し掛けたりしながら何とか目的地にたどり着いたが、あの眠気は本当に恐ろしいもので、対策は日頃からこうした状況にならぬよう、疲れを溜めないように注意すること、わずかな時間でも車を止めて休憩することぐらい▼とにかく事故を起こしてからでは遅い。まだ、最近でも携帯電話を使用しながら運転するドライバーを見掛けるが、絶対に止めてほしい。初歩的な交通安全の徹底をそれぞれに心掛け、安全な快適な交通社会を皆で築きたいものである。

2008年9月1日号 第4469号 

9月1日号 ー主なニュースー

○3市で3割を負担する方向 ーORCの経営再建を検討ー
 ー県離島航空路線再生協議会ー


ORC
 オリエンタルエアブリッジ=ORC=(本社・大村市、村岡一孝社長)の経営再建を協議する県離島航空路線再生協議会(会長・上田惠三長崎商工会議所副会頭)の第三回会合が二十八日、長崎市内のホテルで開かれた(非公開)。
 ORCの一定の利用率に達しない路線の収入不足額を県と関係市(壱岐、対馬、五島)で補助する新たな補助負担=利用率保証=を、県が七割、離島関係市が三割の割合で分担する方向性が示され、利用率保証は二十一年二千四百万円、以後年間二千六百万円と試算され、今後調整し、九月中に中間報告として取りまとめられる。

○5日開会、26議案上程へ ー一般質問11、12日予定本市議会9月定例会ー

 本市議会議会運営委員会が二十九日に開かれ、本年度第三回九月定例会の会期を五日から十九日までの十五日間とすることを申し合わせた。
 同定例会では、一般会計補正予算案など予算関係十一件、条例関係六件、報告三件など全二十六議案が上程される運びとなっている。

○壱岐ブルーバード連覇ならず =島内外11球団15チームが熱戦=
 ー第6回壱岐白竜旗争奪硬式少年野球大会ー


 フレッシュリーグ九州硬式少年野球協会・九州北部地区連盟加盟の壱岐ブルーバード球団主催、第6回壱岐白竜旗争奪硬式少年野球大会が30日と31日の両日、芦辺町、ふれあいグラウンドなど4球場で開かれた。
 大会は下関マリナーズが5年ぶり2度目の優勝した。

硬式野球
壱岐ブルーバードの攻撃

○幼小中学校36校で施設修繕 ー市商工会建設業部会ー

 市商工会建設業部会(倉元強弘部会長、百五十九事業所)は二十八日、市内幼稚園、小中学校の併せて三十六校で学校教育施設奉仕作業を行った。

ロッカー修理
ロッカーを修理する参加者

○社説”2学期”スタート

 梅雨明けが七月六日とずいぶん早かったためか、今年は秋が来るのもずいぶん早いーなどと感じていたが、やはり蒸し暑い残暑が戻ってきたような昨日一日だったが、暦の上で昨日は、稲の開花期に当たることから農事では重要な日とされ、台風など悪天候になりやすい日とされる「二百十日」・旧八月一日。暑いはずである。
 本市もこの夏は、ゲリラ的な豪雨により被害が出ているものの、各地の集中豪雨災害による床上浸水や河川のはんらんによる災害の模様が、たびたびテレビニュースなどで報道されているが、四国では貯水量ゼロのダムもあるというから、両極端な水を巡る緊急な事態のコントラストに驚かされる一方で、自然、その力の大きさを再認識させられているようである。
 アメリカには今世紀最大クラスとされる台風の上陸が迫っており、住民に避難命令が出され、町を脱出する車でハイウェイが渋滞している様子がテレビニュースで報道されていた。まだ始まったばかりの今世紀で最大級とされるような台風が、日本列島を脅かすことなどないに越したことはないが、進む温暖化の影響もあり、まだまだ油断はできない。食料や水など備えておきたいもの。
 二学期がきょう一日から始まり、通学する子どもたちの元気な姿が学校に戻った。その子どもたちの笑顔や友人たちと歓声を上げながら通学路を行くエネルギーのためなのか、例年のことではあるが、その動きに連動するように、街のあちこち、社会全体にスイッチが入り、新たなリズムが生じて今年の締めくくりに向う四か月間が、ダイナミックに躍動し始めるように見える。
 子どもたちが有し発する“元気エネルギー”には驚かされるばかりで、この壱岐の島だけでなく、今の日本には、その明るくストレートで躍動感に満ちみちたエネルギーを、必要としているポイントが多くあろうし、そのエネルギーによって揺り動かされ生じた新たなリズム、変化に乗って、まるでサーフィンを楽しむようにーと言いたいところであるが、子どもたちから、そのエネルギーを分けてもらっていることを実感する。
 とにかく社会には、はつらつとして元気溢れる子どもたちの存在が、必要であることは言うまでもない。すでに今を担っている子どもたちに“次代も”とするのはあまりに重い。そこには大小政治の貧困が見え、新たな流れに乗りきれないシステム、否定的な何かがある。それでも個人も社会も気を入れ直して、秋ー収穫の時期へと再スタートしたい。

○ひとしずく

「止むことのない雨のように 言葉は次々と ペーパーカップの中へと あふれていく 先を争って 滑りながら 言葉は 宇宙の果てへと飛び出していく 哀しみの海 歓びの波は 解き放たれた私の心を漂う 私をとらえ 優しく愛撫しながら…」▼この詩は、二十世紀の音楽シーンに偉大な足跡を残し、現在活躍するアーティストたちに影響を与え続けるザ・ビートルズの、数ある名曲の中でも大好きな一曲「アクロス・ザ・ユニバース」の冒頭の一節▼あのジョン・レノンの作品で、宇宙に身を置く一個の人間の存在の小ささと、それにもかかわらず「自分自身の世界は誰にも変えられない」と、人間の存在の真実を描き出し、ジョン・レノンも自分の作品の中で最高の作品の一つに上げているーなどと、CDの解説にある▼そんなビートルズの名曲を全編にわたって使い、一九六〇年代のアメリカに生きる若者たちの青春を描き、最近封切られたミュージカル映画「アクロス・ザ・ユニバース」を観た。主人公の女性と男性ら出演者たちが、ヒット曲の歌詞を通して、それぞれの心情を表現する素晴らしい映画だった▼歌われるヒット曲を聴いた頃の思い出はもちろん、強く抱いていた感情までもが思い出され、胸がキュンとして…もう一度観たい素敵な一本となった。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。