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2008年7月25日号 第4462号 

7月25日号 ー主なニュースー

○九郵が減便案など示す ー低コスト貨物フェリーを大川海運が導入ー
 ー対馬などと国へ陳情へ、本市航路対策協ー


 市航路対策協議会(会長・白川博一市長)が二十三日、郷ノ浦町、文化ホール会議室で開かれ、九州郵船(株)(竹永健二郎社長)は燃油価格の高騰に伴い、本年十月から来年三月まで、フェリー航路を減便するほか、二隻体制のジェットフォイルを一隻体制にしたい考えを示した。
 同社では減便に加え、燃油価格の変動に対し割り増し料金を課す燃料油価格変動調整金(バンカーサーチャージ)を、十一月ごろを目処に導入したい考えも示した。

○古代住居の復元体験など ー「しまの生活体験学習」でー

 県立佐世保北中学校(久原巻二校長、一年生百十九人)が二十二日、県のしまめぐり交流事業で二泊三日の日程で来島し、初日に原の辻展示館横の広場で古代住居作りを体験した。
 同校は、「しまの生活体験学習事業」として五年前から毎年、一年生が本市に来島しており、いかだ作りや磯遊びなど自然をテーマにした体験学習を行っているが、今回の住居づくりは初めての試み。

古代住居づくり
古代の住居をつくる佐世保北中学校の1年生

〇27人が坐禅にチャレンジ ー第33回緑陰「禅のつどい」ー

 夏休み恒例の第三十三回緑陰「禅のつどい」が二十二日と二十三日の両日、一泊二日の日程で芦辺町芦辺浦、天徳寺で開かれた。
 曹洞宗長崎県第三宗務所が主催して毎年夏休みに開かれているこの集いには、今年は市内小中学校生二十七人が参加。初日の午後にはさっそく坐禅にチャレンジした。

禅のつどい
雑念を払い坐禅をする子どもたち

○社説 『難局』へ

「いよいよこの時が来た」というのが、まったくの率直な感想である。
 先日開かれた市航路対策協議会で、九州郵船が原油価格の高騰による燃料油の急騰に伴い、壱岐ー博多間では本年十月から来年三月まで、フェリーを二往復減便、高速船を一隻体制にしたい考えを説明した。
 このままでは同社は、本年度の営業損益が十五億円にも達し、会社自体が深刻な事態に直面するという。その要因、年間の燃油費は、平成十四年度に比べ三・五倍にもなり、十一月ごろには、燃料価格の変動に対して割り増し料金を取るシステムを導入したいーともした。
 穀物を使ったバイオ燃料増産などもあり、食料危機の時代に世界が入り、三九%しかない我が国の自給率アップが強く求められ、漁業はもちろん、農業も燃油の高騰分、物価の上昇分を価格に思い切って反映しにくく、非常に厳しい状況に突入している。その上昇分のツケは、最終的に消費者に回ってくる。
 離島=しま=にとって、交通アクセスの運賃アップなどは、例えば海外への旅行を見合わせる観光客が増え、安・近・短を求める観光客が増えているにもかかわらず、逆に減少する可能性もあり、物流にかかるコストがアップすれば、人も含めしまからの出入り、市民の生活環境の悪化に拍車がかかることも想像に難くない。
 今の原油高騰の状況は、地球温暖化、異常気象による不作、有限の化石燃料の埋蔵量に対する不安、深刻なアメリカの金融問題、投機マネーの流れ込み、思惑などが、複雑に絡み合って起きているとされるが、石油産出国以外の様々な産業を強力に圧迫し、まさに青息吐息の事態を招き、この壱岐を巡る社会にもその影を色濃く落としている。
 九州郵船や低コスト貨物フェリーを盆ごろには導入する方針など示した大川海運にしても、今後、燃油の高騰が続けば企業努力にも限界があり、運賃などにさらに上乗せする以外に手の打ちようがないような時が来るかもしれない。その時を迎える前に求められるのが市民の力である。
 地位の保全にやっきになっているような一部の官僚たち、国政の政治家たちを動かさなくてはならないのである。そのためには、県議、市議、行政、それに市民が一丸となり、厳しい問題に対峙する必要がある。非常に難しいが、この島を沈没させるわけにはいかないのである。そのためには誰の利益ではなく、一致して冷静に活発な開かれた討論をし、並行してひたすらに行動を積み重ねる。時に危機感を持つことも重要である。

○ひとしずく

壱岐交通でバスガイドをしている伊佐藤由紀子さんが、「壱岐式内社二十四座」を写真でも楽しめる一冊にーと「壱岐式内社二十四座」(A4版、六十二ページ)を作成した▼市外の友人たちに話すと必ず「送ってくれ」と言われ、何冊か送ってきた。とても評判がよく、これまで「神社に行ってみたい」などと言ったことがない友人が来島した際、その本を見て、いくつかに案内してくれと言い出し、驚いて〝熱が冷めないうちに〟と出かけ、その中の一社に何かしきりと感じ入っている様子だった▼自分ではその二十四社を巡ったことがなかったので、最近、時間を見つけて詣でている。昨日の朝、十七社目として郷ノ浦町沼津、爾自(にじ)神社に行ってみた。どの神社にも静けさとゆったりと特別に流れているような時間、空気があり、心が深く落ち着き、その雰囲気に包み込まれてゆくような感覚を受け、何か清々しい心持ちになるが、それは爾自神社でも同じであった▼前日に訪ねた時は、途中で道に迷いたどり着けなかったものの、その朝は案内する標識を見つけることができて参拝できた。「心が向いていないと見えるものも見えないことがある」などと妙に納得して帰宅した▼この暑さが厳しい毎日に、わずかでも清々しい時を味わえるなんて、”いいものですよ”神社巡りも。

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2008年7月21日号 第4461号 

7月21日号 ー主なニュースー

○『一日海上保安官』に女性3人 ー 海難防止強調運動(16日~31日)で壱岐海保ー

(社)日本海難防止協会、海上保安庁など主催の全国海難防止強調運動が今月十六日から三十一日まで、「海難ゼロへの願い」をスローガンに全国各地で一斉に実施されるが、壱岐海上保安署は協調期間初日の十六日、「一日海上保安官」を任命し、海難防止キャンペーンを行った。

一日海上保安官
フェリー船長に航行の安全をPRする一日海上保安官

○親子7組21人が参加 ー夏休み初日に地産地消親子料理教室ー
 ー壱岐地区生活研究グループ連絡会ー


 壱岐地区生活研究グループ連絡会(山口繁子会長)主催の地産地消親子料理教室が小中学校が夏休みに入った十九日、芦辺町、離島センターで開かれた。
 この料理教室は市内の農海産物を使い料理し、親子の触れ合いを深めようと同連絡会が主催して毎年開かれており、今年は七親子二十一人が参加。壱岐産の材料を使い、魚のすり身のアスパラ焼きや冷や汁、麦飯に加え、本市に伝統的に伝わり、小麦粉に塩を入れて焼く「こうさ焼き」を調理した。

料理教室
調理する参加親子

○社説 『海の日』と海難防止協調運動

 人々の身体や精神、心はもちろん、地球全体の自然、環境に大きな影響を与え続けている海の大切さ、尊さなど、この日を機に国民皆が再度見直して、認識も新たに海の環境保全に対して取り組むための日とし、国民の休日となったきょう二十一日・「海の日」の三連休から子どもたち待望の夏休みがスタートした。
 海は、離島=しま=の壱岐にとって、古くから人・物・情報・歴史に至るまでその中心で、海に囲まれていることから穏やかな気候で自然の恵み、恩恵は計り知れないことなど、“今さら”であろうが、この海の日を契機に、その恩恵に対して感謝の心を持ち、環境など身近な事柄やでき事、周囲の状況などを見直し、まずは自分にできることから気負わずにコツコツと、その維持、保全に努めたい。
 その恩恵の一つである海水浴、マリンレジャーのシーズンが、いよいよ本格的にスタートした。石田町の筒城浜・大浜、勝本町の辰の島、芦辺町の清石浜、郷ノ浦町のツインズビーチ、大島など、それぞれに特徴ある美しさを誇る各海水浴場は、これからシーズンのピークに向かい、島内外から多くの海水浴客でにぎわいを見せることになる。その美しさに子どもから大人まで多くの人々が触れることにより、自然の豊かさで心が洗われるような時を体感してもらい、その感覚を心に刻んでそれぞれの場へ戻って活躍してほしい。
 真夏の太陽の輝きが青く澄んだ海に映え、浅瀬で泳ぐ魚や白砂の美しさをより強調するーこんな素敵な海、壱岐の海で体験した美しさを、戻ったそれぞれの場でPRしてもらえればーとも思う。が、この海と缶コーヒーのような色合いに見える時もある都会の海はつながっている。それだけに、美しい海を持つ離島など自然豊かな地域に住む人も、そうではない人たちも、同じように身近な海の素晴らしさが失われることがないよう、取り戻せるよう、先にも記したが自分の取り組みを起こしたい。
 今、海上保安庁などによる全国海難防止強調運動が「海難ゼロへの願い」をスローガンに展開中で、十六日から三十一日までの期間中、壱岐海保では「一日海上保安官」らによるキャンペーンやフェリーの安全点検、洋上安全指導、ライフジャケットの常時着用、一一八番通報の活用、見張りの徹底、航法の遵守など、指導や取り締まりなどを通じて、事故のない安全な壱岐の海をーと、関係者だけでなく多くの市民に訴えている。
 船舶の航行が安全で、海水浴やマリンレジャーが、今夏の楽しい思い出となるよう、皆で“海難ゼロ”に取り組みたい。

○ひとしずく

「念力がゆるめば死ぬる大暑かな」ー明日二十二日は二十四節気の一つで、暦のうえではこの頃が夏の暑さのピークとされる「大暑」▼この数日、その大暑を超えているような暑い日が続いており、夏休みのスタート初日からの三連休は、島内の各海水浴場は、さぞ多くの人出がーと、郷ノ浦町と石田町の海水浴場に行ってみた。すると台風7号の影響もあったのか、期待していたほどの人出ではなかった▼台風は、その鉾先を朝鮮半島に向けたコースを進んでいたものの、宿泊施設の中には、キャンセルが相次いだところもあるという。これからの観光客数は、この島の経済などに様々な影響を与えるだけに、一般的に海水浴のシーズンとされる盆前までの期間はもちろん、夏休み期間中は天候に恵まれて、家族連れなど多くの観光客に来島してもらいたい▼一昨日、友人が町内で営業している居酒屋へ行ってみた。まだ少し明るかったのに通りを人が一人も歩いていなかった。当社からも街の通りがよく見えるが、最近、通りには病院か銀行に行く人ぐらいしか歩いていないのでは、と思えるほどの日が多く、日中でそれなら夜は、ということになろう▼今、郷ノ浦では祇園山笠の山づくりが行われている。この時季になると毎年、島の夏祭りと観光をうまく連動できないものかと考えるもののー。

2008年7月16日号 第4460号 

7月16日号 ー主なニュースー

○市内5漁協2051隻も参加 ー5年間で約3倍にもなった燃料費ー
 ー15日に一斉休漁・全国漁協連合会ー


 燃料費高騰により経営困難な窮状を訴えるため、全国漁業協同組合連合会は十五日、一斉休漁に入った。
 本市でも全漁連の方針に同調し、市内五漁協が十五日の日の出から十六日の日の出まで、全二千五十一隻の休漁を行った(勝本漁協は十七日の祇園祭による定期休漁含めて三日間の休漁)。市水産課は、休漁は一日なので市内水産物価格への影響は少ないものとみている。

一斉休漁
郷ノ浦港で休漁する漁船

○親子302人が参加して月、太陽を観測 ー県の観測車が来島、天体観望教室ー

天体観望教室
 社会教育施設・県立佐世保青少年の天地、市教委主催の天体観望教室が十一日と十二日の両日、市内四か所で開かれた。
 同青少年の天地から西日本に一台しかないという「天体観測移動車ビュースター」が二年ぶりに来島し行われた天体観測では、市内四会場に合わせて親子三百二人が参加。

〇九国博で来月20日から記念事業 ー平塚川添・吉野ヶ里・原の辻三姉妹遺跡10周年ー

 平塚川添遺跡(福岡県)、吉野ヶ里遺跡(佐賀県)、原の辻遺跡の三遺跡が平成十一年一月に「九州北部三県姉妹遺跡」を締結して今年で十周年を迎えることに伴い、三遺跡の代表的遺物のトピック展示「よみがえる弥生都市」が八月二十日から十一月十六日まで、太宰府市、九州国立博物館で開かれる。
 各史跡の特徴、地域性など踏まえ、更なる史跡の活用を目的に同博物館はじめ、福岡、佐賀、長崎の三県教委と本市教委など四市教委が主催して開催。期間中の九月十三日正午からは、同博物館ミュージアムホールでシンポジウムも開かれる。
問い合わせなど詳しくは、三姉妹遺跡事業事務局〔県学芸文化課〕(電話095ー894ー3384)へ。

○社説 今週末にスタート子どもら待望の夏休み

 夏らしく連日猛暑を思わせるように、ジリジリと照りつける強い日射しの暑い日が続いており、子どもたち待望の夏休みが今週末の十九日、「海の日」の二十一日までの連休でスタートする。今年のように夏らしい夏の夏休みは、ずい分久しぶりのような気がする。いよいよ”夏本番”。
 夏本番といえば、我が家の周辺でも、クマゼミが、暑さを倍増させるような大きな鳴き声で鳴き始めた。博多を代表する夏祭り「博多祇園山笠」も昨日十五日早朝、追い山の櫛田入りがあり全行事を終えた。これで本市の「郷ノ浦祇園山笠」=本町・塞・下山・新道四流れ=各山の飾り付けが始まる。唄子たちの打ち込みも来週には始まり、二十七日の本番に向け、そのムードが高まる。そう言えばまさに本場・福岡市の吉田宏市長は福岡壱岐の会で、本市・白川博一市長から招待状を手渡されたが、出席できるのだろうか。
 夏休み恒例、壱岐島の科学研究会が主催する人気の「小中学生・保護者・一般の方のための植物観察及び採集・名前つけ会」が二日(土)午前九時から、郷ノ浦町、岳の辻東山頂の見上神社下、駐車場を集合場所に予定されている。身近にある野草の名前や標本の作り方なども学べ、夏休みの自由課題をテーマに親子で参加して、現場での植物採集、帰宅してからの標本づくりと、親子で取り組んでみるのも、今夏のよい思い出づくりとなろう。
 この長期休暇中は、旅行やスポーツなど、家族皆で何か計画を立てている人たちも多いと思う。例えばその場所が壱岐のように自然が豊かに残る場所であったり、福岡など都会の現代的な施設であったとしても、自然の美しい場所では、そこにさく小さき花、ただうごめくような虫たちなどから、多様な生命がその場所の自然を形成し何一つ無駄がないことー命の尊さについて触れる機会を是非つくってほしい。
 都会的な場所であっても、自然や人の生命感がそこでどのような働きをしているかなど、共に体験して話し合ってみるのもよい。子どもたちの考えや意見を否定することなく、威圧的にならず、そうした言葉を出さず、互いに素直な心で向き合い、善き聞き手、話し手となり、喜びや感動、時を共有してみては。
 何をするにも、親が、子どもが驚くほどに無邪気さを発揮して、共通のテーマのもと、親は子の目の高さに立って思いっきり自分を表現しながら、楽しさを子どもに負けぬよう次から次へと演出し、真剣に楽しむこと。きっと、互いにこれまでにない一歩踏み込んだ素敵なコミュニケイションが築けるはず。

○ひとしずく

全国漁業協同組合=全漁連=などが、燃料費の高騰による窮状をアピールする全国一斉休漁が昨日十五日、本市でも各漁協に所属する二千隻を超す漁船が加わり実施された▼県は燃油高騰への対策本部(部長級ら幹部で構成)を早急に設置する方針を示し、県議会も、農林水産業への緊急対策を国に求める意見書=燃油の高騰が続けば、経営を維持することが困難な農林漁業者が続出し、農山漁村が崩壊、安全・安心な国産農林水産物の供給が行えなくなる=を採択、国に昨日提出した▼全漁連のホームページを見ると、漁村研究家のあん・まくどなるどさんが「原油は高くなる一方だが、魚類につける値はあがらない。食卓まで届かない食料生産の姿や生産者が背負うさまざまな『隠れ食料コスト』を考えてみるのはどうだろう」などとし▼東京海洋大学客員準教授で「お魚らいふ・コーディネーター」のさかなクンは、「漁に行けないという漁師さんの悲痛な叫びが聞こえてきます。私たちが今できることはなんでしょう。それは近海でとれた魚をありがたく、美味しく食べて日本の漁業を盛り上げていただきたい」などとするメッセージを出している▼隠れ食料コストについて考え、近海でとれた魚を食べるーもとても大切だが、上昇し続ける原油先物相場、投機をこの際何とかできないものかと思う。

2008年7月11日号 第4459号 

7月11日号 ー主なニュースー

○『心に“虹”をかけて』 ー最優秀に松本彩花さん(鯨伏3)ー
 ー第58回社明・中学生弁論大会ー


弁論大会(全体)

 七月は法務省主唱の「社会を明るくする運動」の強調月間で、「防ごう犯罪と非行、助けよう立ち直り」を統一標語に、全国一斉に展開され、各地でキャンペーンなど多様な啓発行事が実施されている。
 本市では、今年も壱岐地区保護司会(白石政司会長)が主催して第五十八回「社会を明るくする運動中学生弁論大会」が七夕の七日、勝本町、文化センターで開かれ、市内中学校の代表十人が登壇し、日ごろの生活などで感じたことを四分以上五分未満にまとめ発表した=写真=。
 今年の最優秀賞には審査の結果、「心に“虹”をかけて」と題し、あいさつの大切さを訴えた鯨伏三年の松本彩花さんが選ばれ、壱岐市長賞が贈られた。松本さんは八月三日に大村市、中央公民館コミュニティーセンターで行われる県大会に出場する。

○第58回社明・市内中学生弁論大会 ー最優秀作品「心に”虹”をかけて」ー
 ー鯨伏3年 松本彩花ー


弁論大会(松本さん)

「先生、昨日、バレーの応援に来てくださってありがとうございました」。「美穂、昨日は、時間割の連絡ありがとう」ーーこれを「きのうのあいさつ」といいます。何だかわかりますか。そうです。昨日のお礼を翌日に伝えているのです。私の学校の重点行動目標の一番めに、「『きのうのあいさつ』や感謝の気持ちを自然に表現できる生徒」というのがあります。私はこれを誇りに思っています。
 さて、一言に、「あいさつ」と言ってもいろいろありますが、今、私が最も心がけているのは、家族とのあいさつです。と言うのは、父のこんな一言からです。「あや、中学生になってから『おはよう』って言わんごとなったな」。私は、何気ないこの一言に、ハッとしました。特に意識をしていたわけでもないのにいつの間にかあいさつをしていない自分がいたのです。それどころか、会話すら交わしていなかったのです。このままではいけないと感じました。
 それからは「おはよう」「行ってきます」「ただいま」「おやすみ」このあいさつを欠かすことはありません。すると、前よりも家族との会話が多くなり、笑顔が増えたような気がしました。
 そこで私は、あいさつの効果を三つ考えました。
 まず一つ目は、「会話の種」になるということです。「ただいま」と言って帰ると、母が「今日はどうやった?」など、声をかけてくれます。その一言一言に、とても温かみを感じます。きのうのあいさつでもそうです。お礼を言った後、「よく頑張ったね」と言われると、明日への希望や意欲がわいてきます。
 二つ目の効果は、「心の治療薬」になるということです。昨日どんなに心に雨が降っていても「おはよう」の一言で、一気に心が晴れ渡るような気がしませんか?きっと、一日を明るく元気に過ごせるはずです。
 そして三つ目、それは、「人の心と心をつなぐ架け橋」になるということです。あいさつは、今すぐできる私たちにとって最も身近なコミュニケーションをとる一つの手段です。生きていくうえで一番大事な言葉ではないでしょうか。
 皆さんの記憶に新しいと思いますが、東京秋葉原の無差別殺傷事件を起こしたあの彼は、あんなに人が大勢集まる都会で、極度の孤独感や疎外感を感じていたと言います。犯行の動機を「だれかにかまってほしかった。」などと言っています。しかし、店で凶器となった刃物を購入する際に、店員と言葉を交わしたとき「人としゃべるっていいな。」「人ってこんなに優しいんだ。」と感じたとも言っていました。あんな悲しい事件を起こす前に彼を救う手だてはなかったのでしょうか。二人目の彼と、その被害者を出さないように、ここにいるみんなで、人と人との温もりを感じ合える社会を、築きあげ、広げていきましょう。
 私の学校の校門をくぐったところに、一つの立て札があります。そこに書かれている言葉それは‥‥「『おはよう』の一言で一日が決まる。」
 皆さんの学校・家庭ではどうですか?
 さあ、今こそ、私たちの心と心の間に、七色に輝く美しい橋をかけてみませんか。

○将来は“海上保安官”に ー中学生5人が体験航海ー
 ー壱岐海上保安署ー


 鯨伏、石田両中学校生徒五人が七日から三日間(石田の生徒は八日から三日間)、壱岐海上保安署(野崎博署長)で職場体験を行い、九日には巡視艇「にじぐも」で体験航海を行った。
 同保安署で職場体験を行ったのは、将来海上保安官など目指す鯨伏の品川泰斗くん、林田洸樹くん、山口秀平くん、石田の松下鷹斗くん、山下和寛くん(いずれも二年生)。五人は体験航海を前に、野崎署長ら署員から海上保安業務について説明を受けたほか、芦辺港に着岸したジェットフォイルの安全点検、海岸のゴミ調査も体験した。

体験航海
巡視艇に乗り組んだ5人の生徒たち

〇長崎歴史文化博物館と遠隔授業・盈科小6年生ー

盈科小遠隔授業

 盈科小学校(松嶋幸弘校長)の六年生六十二人が八日、壱岐高校コモンホールで長崎市、長崎歴史文化博物館と遠隔授業を実施した=写真=。市内小学校では初の試み。
 「長崎の歴史」と題して行われたこの遠隔授業は、通信回線によるテレビ会議システムを活用して実施。コモンホールのスクリーンに江戸時代の屏風や踏み絵などの資料が映し出され、同博物館の学芸員が資料とその歴史的背景を説明した。また、音声も中継されており、質問やクイズなどのやり取りもあり、児童は約二時間の授業を楽しんでいた。

○社説 社会を明るくする中学生弁論大会

 七月に入り今年も法務省主唱の「社会を明るくする運動」=社明運動=が、「防ごう犯罪と非行 助けよう立ち直り」を統一標語に、「人は、変わることができる。そう信じることから更生保護はスタートします」などと、全国で一斉に展開され、様々に啓発イベントが実施されている。
 本市では、毎年楽しみにしている社明運動にちなんだイベント・中学生の弁論大会が七日、勝本町、文化センターで開かれた。壱岐地区保護司会が主催して戦後間もなく社明運動と共に行われてきたこの弁論大会は、今年で五十八回目となり、半世紀を超えて、市内各中学校の代表各一人、十人が登壇し、日々の生活や体験した喜びや悲しみ、感動、憤り、新たな出会いや発見などから導き出した考え、自分の在り方などテーマに発表した。
 今回の発表者十人の演題は(1)インドの旅から(2)伝えなければならない気持(3)兄の背中(4)本当のつながりの大切さ(5)心に”虹”をかけて(6)生きるということ(7)九番目の選手(8)大切にしたいもの(9)家族の絆(10)授けられた命ーで、これらの演題を見るだけでも、「命」「多様なコミュニケイション」「家族と自分」などについての発表であろうことがわかり、生徒たちの熱い語り口が見えるよう。
 今回、最優秀賞に選ばれた鯨伏三年、松本彩花さんの作品は、感謝の気持ちを自然に表現できるーあいさつから、家族とのコミュニケイション、心に響くその大切さへと続き、東京・秋葉原での無差別殺傷事件のような犯行がくり返されないためにも、心と心をつなぐコミュニケイションで、温もりのある社会をーと訴えるもので、今の社会の多様な問題に対しても、その打開策の一つとして、重要なポイントを捉えていようし、「心に”虹”をかけて」というタイトルも素晴らしい。
 この弁論大会を聞くたびに、今この島ー日本ー世界を動かしている大人たちの在り様への申し訳けなさが痛感される。何を隠すのではなくオープンにして、多様性の中にこそ進路を見出し、変化を受け入れながら、ばくぜんとでも不安を感じにくい社会づくりを目指すべきところを、一見、平和そうに見える社会でも異なるものを排除しようとするスタイル、急激な激情、衝動に駆られ、目の前の相手を打ちのめそうと思う心、そして行動と、一層キレやすく、そうしたことを喜ばしく感じるような人間を生み出し続ける社会の様子。
 はたして、子どもたちは、大人たちが創り続けるあらゆるものを受け取ることになる。であるなら何事においても襟を正して。

○ひとしずく

梅雨が明けたとたん、真夏の太陽がジリジリと容赦なく照りつけ、これからの猛暑を予感させるような暑さが続いている▼毎日の食事、特に夕食のメニューを考えるのは、本当にやっかいなことで、何かヒントになるような切っ掛けがあると少し違ってくるが、暑さのせいかいつにも増してメニューが浮かばなくなっているところで、家庭菜園で収穫されたというキュウリを数本いただき、この数日間食べている▼春雨とショウガ、ハム、トマトなどと合わせた中華風サラダ、モロキュウ、種を取って刻んだキュウリにタマネギのスライス、自家製の紅ショウガを合わせ、かつおぶしをかけ、醤油やポン酢で食べたりしているが、清涼感があって、”我ながら素晴らしい”と食べている▼夏バテなどしたことがなく夏太り?するタイプの自分だが、今夏はこの暑さがあと三カ月間近くも続くのかと思うと、もう今からでもそうなりそう。今月から九月までの北部九州地方・長期予報を見ても、この間の平均気温の高い確率は五〇%となっており、九月には厳しい残暑の時期もーとされており、ほんとうにこれからが思いやられる▼早くも2回目の県・食中毒注意報が七日に発令された。これも暑さと湿度の高さの証明であるが、それぞれに自分の体調には十二分に注意して、食中毒はもちろん、夏カゼなどひかぬよう心掛け、元気に過ごそう。

2008年7月7日号 第4458号 

7月7日号 ー主なニュースー

○初代会長に西村善明氏 ー『壱岐市観光協会』設立総会ー

 壱岐市観光協会設立総会が一日、郷ノ浦町、文化ホールで開かれ、役員選出で前市産業経済部長の西村善明氏が初代会長に選任された。会員数は二百五十二人。

○基本計画を策定 ー市無駄遣いストップ本部ー

 市無駄遣いストップ本部(本部長・白川博一市長)は三十日、市役所会議室で第三回会議を開き、「市無駄遣いストップ基本計画」を策定した。
 同基本計画は、歳出抑制策として▽経費の削減▽時代に適合したサービスへの転換▽後年度負担の抑制▽職員の意識改革▽情報開示▽実績の検証ーの六つの視点を柱に策定され、備品購入費の抑制や普通建設事業費の削減、補助金の見直しなどの方向性が示されている。

○8団体、延べ234人が出演 ーホールに響く爽やかなハーモニーー
 ー第2回『壱岐市・市民合唱祭』ー


 文化イベントへの出演など、それぞれの活動を展開している合唱団が一堂に会し、各グループの発表や合同合唱でのハーモニーを披露する今年で二回目となる「壱岐市・市民合唱祭」(同合唱祭実行委員会主催)が六日、郷ノ浦町、文化ホールで開かれた。
 今回の合唱祭に出演したのは八団体、延べ二百三十四人。
 音楽を愛する仲間同士が協力し合い、刺激しながら活動の充実をーと開かれたコンサートは三部構成のプログラムで行われ、ステージでは各団体がこの日のために練習を積んできた作品の数々を聴かせ、市歌「壱岐洋々」の披露もあり、最後に「世界が一つになるまで」(作詞・松井五郎、作曲・馬飼康二、編曲・原由多加)を全員合唱で歌い上げ幕を閉じた。

市民合唱祭
壱岐高・吹奏楽部とコーラスの共演

○霞翠が完封、優勝 ー第1回壱岐友杯争奪少年軟式野球ー

 壱岐少年軟式野球連盟主催の第1回壱岐友杯争奪少年軟式野球大会が5日と6日の両日、芦辺町、ふれあいグラウンドなどで開かれ、霞翠が見事大会を制した。

少年野球
攻守に好プレーを見せた選手たち

○全国大会に生徒2人出場 ー壱岐商業高校・情報処理科ー

 壱岐商業高校(川上久夫校長、三百十九人)・情報メディア部の生徒二人が第二十四回「全国高等学校簿記コンクール」と第二十回「全国高等学校情報処理競技大会」に各一人ずつ出場することになり、十八日午前十時四十五分から、同校で壮行会が開かれる。
 出場するのは、情報処理科二年・松尾茉里奈さん(勝本中出身)と同科三年・平尾将真くん(那賀中出身)で、松尾さんが簿記コンクール(二十日、東京、昭和女子大学)、平尾くんが情報処理競技大会(二十七日、千葉、千葉商科大学)と、いずれも個人の部に出場する

〇松永翁の人形も ー14日まで展示中 「博多祇園山笠」ー

 福岡市、櫛田神社にまつられるスサノウノミコトに奉納される祇園祭のひとつで、国重要無形民俗文化財「櫛田神社祇園例大祭」から、「博多祇園山笠」とよばれるようになり、七百年の伝統を誇る同祭が一日から始まった。
 同市、西日本鉄道㈱は十四日までの同祭り期間中、天神のソラリアプラザイベント広場に、飾り山笠「十一番山笠ソラリア」を奉納・披露しているが、その見送(みおくり)は「福博賑交通百年(ふくはくにぎわうこうつうひゃくねん)」がテーマ、西鉄が創立百年を迎えることから、本市石田町出身で「電力の鬼」とよばれた松永安左エ門翁をはじめ、福博の街の発展に情熱を傾けた四人の人物を取り上げている。

安永翁
市電と松永翁

○社説 10日からスタート ー夏の交通安全県民運動ー

 夏の交通安全県民運動が十日から、「締めたかな 後の席も シートベルト」のスローガンの下、十九日までの十日間にわたり展開される。
 今回の運動期間中は、①すべての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底②飲酒運転の根絶③高齢者の交通事故防止④自転車と二輪車の交通事故防止ーの四点を運動の重点に掲げ、壱岐署はもちろん、壱岐地区交通安全協会、関係各機関、団体が一体となり、啓発パレードやキャンペーン、交通安全講習会など実施、市民に交通ルールの遵守、マナーアップが訴えられる。
 郷ノ浦町内の県道で先日、妙にゆっくりと反対車線を走り、徐々に中央ライン寄りにこちらに向かってくる車があり、かなり接近してきたので避けてすれ違い様に目に入ったドライバーは、携帯電話に夢中になっていたようで、対向車を目の前にひどく動揺しているようだった。事故にならなくて助かったが、もう少し考えた運転をーと言いたくなるような位置に停車し、通話しているドライバーもいる。
 ドライバーの車中での携帯電話利用は、マナーを守って停車してーで、あまりにゆっくり走る車、信号無視やウインカーで合図をせずいきなり曲がる車、騒音をまき散らしながら走るバイク・車、わき見運転、タバコや空き缶のポイ捨てなど、一部のドライバーには、もう一度教習所でマナー、ルールについて学び直した方がよいーと思える人も。
 一方で、すぐ横の横断歩道を渡らずに道路を渡る人、食べ物の包み紙や空き缶を道路に捨ててゆく子どもたちーなど目につく行いもあり、歩行者にも交通安全に対する意識のレベルアップをーと思える人たちがいる。以前に比べて少しずつではあるが、交通安全に対する姿勢は向上しているようにも見えるが、何と言っても交通安全は、ごく一般的な社会の当たり前のルールである。どんな分野でもルール遵守、マナーアップは、快適な社会づくりへの第一歩。
 とにかく、胸の奥の自分の本心を裏切るような行動をしなければよいのである。例えば、人目につきにくい道脇にゴミを捨てたりする行為は、他人の目を気にしての行いである。もし、人目が気にならなかったらかなり重症である。
〝誰も見ていない〟と人目が気になる、後めたいという気持ちは、必ず自分を見ている自分の本心が、感じられているのである。
 昨日梅雨が明けた。暑さによる疲労ー過労運転にも十分に注意しながら、交通安全の徹底で、この夏を無事故としたい。

○ひとしずく

「気圧配置は梅雨みたいですね。空の青さはまだまだですが、山にかかる雲も抜けて山の稜線と濃い緑がくっきり見えます。七夕前の梅雨明けなんて、記憶にないなあ?昨年は九月末まで夏の気圧配置でしたから、七~九月の三カ月間近くも暑いの耐えられないなあ。早くも夏バテになりそう」▼梅雨明けですね!と、そんなメールが昨日、パソコンに届いていた。気象庁は六日、九州・山口地方が梅雨明けしたとみられると発表、壱岐など北部九州地方は昨年より十七日も早いというから、そのメールの通り七夕前の梅雨明けは珍しいーと感じ、今年は暑い夏になるとされているだけに、今から残暑の頃が思いやられる▼五日の夕焼けはとても幻想的で、言葉では表現できないほどで、紫や青、緑、金色など、どんな色を合わせるとこんな色になるのかー、自分では空をよく見る方という女性から、人生で始めて見た美しさだったと電話があり、車を降りて写真を撮る若い人も多かったそう。きっと「明日梅雨明け」のサインだったのでは…?▼梅雨明け前の数日は、蒸してとても暑く感じられる日が続き、県の食中毒注意報が三日に発令された。いよいよ食中毒に用心しなければならない時季に入った。食品を取り扱う関係業者だけでなく、一般市民も十分に注意して、その発生を未然に防ぎ、元気にこの時期を乗り切ろう。

2008年7月1日号 第4457号 

7月1日号 ー主なニュースー

○大久保敏治組合長が勇退 ー後任には大久保照享氏、勝本町漁協総会ー

 勝本町漁業協同組合の本年度通常総会が二十八日に開かれ、大久保敏治組合長(80)が退任。後任に理事の大久保照享氏(62)が着任した。

○「受けとめよう 子どもの心」 ー父母と教職員の会ー

 今年で三十回目の開催となる「壱岐市父母と教職員の会」(主催・市母と女性教職員の会実行委員会)が二十日午後七時から、郷ノ浦町、文化ホール大会議室で「受けとめよう子どもの心~楽しみながら子育てを~」をテーマに開かれる。
 今回は、子育てや不登校などの教育問題に取り組む大阪千代田短大・広木克行学長の講演「今、子育てに大切なこと」がある。多くの受講が望まれている。

○芦辺地区第1分団が2部門で優勝 ー県大会は8月3日、県消防学校でー
 ー第3回市消防ポンプ操法大会ー


 市主催の第3回消防ポンプ操法大会が29日、芦辺町、市消防団操法訓練場で開かれ、小型ポンプ操法、ポンプ車操法の両部門で芦辺地区第一分団が優勝した。
 主な結果は次の通り。
▼小型ポンプ操法▽(1)芦辺地区第1分団(芦辺浦)183点=指揮者・篠崎啓、1番員・篠崎康輔、2番員・大川純視、3番員・赤木利也、補欠員・藤本寿文(2)石田地区第2分団第2小隊(筒城)177点(3)郷ノ浦地区第7分団2部(長島)166・5点
▼ポンプ車操法▽(1)芦辺地区第1分団(同地区全域)216点=指揮者・今西正国、1番員・西弘光、2番員・永田雅樹、3番員・村田博城、4番員・播磨三吉、補欠員・大曲康文(2)郷ノ浦地区機動分団B(同)137点

消防決意表明
決意表明をする小金丸益明分団長と団員

○白川裟織さん(鯨伏6)が全国大会へ ー6年女子100メートルで準優勝ー
 ー第24回全国小学生陸上競技交流大会県予選ー

陸上(白川さん)

 第24回全国小学生陸上競技交流大会県予選が6月22日、県立総合運動公園陸上競技場で開かれ、鯨伏6年、白川裟織さんが女子6年100メートルで準優勝を果たすなど本市選手の活躍が光った。
 本市からはそのほか、女子ソフトボール投げに出場した志原6年の下口綾華さんが32メートル94センチを投げ、32人中5位、共通400メートルに出場した壱岐ジュニアランナーズチーム=下口綾華、濱口聖、今西菜月(石田6年)、白川裟織=が出場55チーム中4位に入賞した。

○壱岐海保と漂着ゴミ調査 ープラスチックなど中心に55キロ回収ー

 鯨伏小学校4年生の児童17人ら 鯨伏小学校(入江靖宏校長)の四年生十七人が三十日、勝本町、串山海水浴場で漂着ゴミ調査を実施した。
 海岸の漂着ゴミを拾うことを通して、海洋環境保全の重要性や壱岐の周りの海が、どのような状態にあるのかを理解することーなど目的に壱岐海上保安署が協力して行われ、当日は児童らがプラスチックなど中心に五十五キロを回収、分別した。

〇古代米の田植えを体験 ー今年は深江生産組合のほ場もー
 ー小中学生、原の辻サポーターら120人ー


 原の辻遺跡保存等協議会主催の本年度「古代米作り体験」が二十一日、同遺跡展示館前のほ場で開かれた。
 当日は強い雨がふるあいにくの悪天候にもかかわらず、地元住民や小中学生、原の辻サポーターら約百二十人が参加。一列に並び約十五アールの田に赤、黒、緑米を昔ながらの手植えで植えた。

古代米体験
田植えにチャレンジする子どもたち

○社説 '08年の後半スタート

 玄海灘から九州を見据えるかのような位置にあり、いにしえの頃よりこの国にとって大きな役割を担い果たしてきた壱岐、その悠久の歴史、現代史の新たなる章が壱岐市として開かれてより四年、四月に二代目の市長が決まり、第二代市長による新たな項がスタートした二〇〇八年。
 その一年も早いもので半年が過ぎ、きょう七月一日からその後半がスタート。「国の内外および天地に平和がもたらされるように」との願いを込めて付けられた年号・平成への思いとは逆に、原油高騰の影響が漁業や農業、食料、電気、ガス、交通ーと、一般国民の生活に大きくその影を落とし、格差社会の進行に拍車をかけ、その上、国の顔がどちらを向いているのか、まったくわからないような出来事が、次から次へと噴出し、内外ともに不安な社会がはっきりと顔をのぞかせている。
 今、初代市長のまいた種が芽を出し始めたようにも感じられるとする人々がある中で、マイナス面を抽出して対応策を検討することも重要ではあるが、この離島(しま)のプラス面を、より具体的に探りピックアップし、次の世代につなげられる魅力、力にしていくこと。多くが共感、共有できる将来像を持ち、例えばそこから少し先の将来~近い将来~現在といった形で、目標をセットしてその現状を明らかにしながら、今をより前に進めるーといったことも、社会の先行きがこれだけ不透明な時だけに肝要では。
 それには何より、人材の育成は急がれる。新鮮な感覚を持った人材の個性に、聞く耳を持たずパワーで否定し従わさせ、力の三角形に組み入れるようなスタイルではなく、その柔軟で創造性に満ちた豊かな個性が、それぞれに異なっていたとしても、地域振興、活性化、くに=壱岐=づくりという共通の意志の下、その個性を伸び伸びと発揮できる環境づくり、その席も重要となる。「育てる」ということは、苦手な分野ではあろうが、本市のどの分野にも最も望まれている。とにかく信じて任せ、見守りながら待つことである。
 リーダーや上司、先輩とされる人には、ある意味、責任という言葉に対して腹をくくる必要が伴おう。それが各ポストの仕事の一つでもあるからで、昨年一年間を表した漢字・「偽」という言葉が、ひとり歩きをして様々に付けられることなどないよう、一歩づつでも堂々と本道を行き、夜明け前の空のような状況に入った社会ではあるものの、前向きな一体感を皆で体感したいものである。
 そのためには政治や行政も、常に開かれた姿勢を保ち続けることである。

○ひとしずく

男性アイドルグループのリーダー・山下智久さんと女優で歌手、モデルの新垣結衣さんらが出演する医療ドラマが三日夜スタートする。タイトルは「コード・ブルードクターヘリ緊急救命」▼ドクターヘリとは、救急専用の医療機器を装備し、救急医療の専門医師と看護師が乗った専門のヘリコプターで、救急救命センターに常駐して消防、医療機関などからの出動要請により、救急現場に向かい救命救急医療センターに搬送するまでの間、患者に救命医療を行うーというもの▼離島やへき地など医療過疎地の救急医療態勢に貢献をーと、福岡市、医療法人財団「池友会」の民間版ドクターヘリの運用が先月二十七日から、壱岐や対馬、九州本土のほぼ全域、山口県をその飛行範囲に始まったーなどと日刊紙で紹介されていた▼脳疾患や心疾患など、発症してから治療が始まるまでの時間が勝負といわれる急患を、壱岐では手続きが煩雑ではあるが、その活躍は市民にとって非常に心強い自衛隊のヘリコプターによる搬送、長崎医療センター(大村市)へ市民病院からの連絡から三十分以内には壱岐空港に到着する県のドクターヘリがあり、海上保安部のそれもある▼本当に頼もしいシステムである。そのドラマでは、どのように物語が進むのか楽しみ。

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