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2008年3月26日号 第4438号 

3月26日号 ー主なニュースー

○金銅製品や中国製二彩陶器など国の重要文化財に答申 ー双六古墳出土品412点を、文化審議会ー

文化財(金銅製品)

 国の文化審議会(石澤良昭会長)は二十一日、新たに指定すべき重要文化財として、本市勝本町、双六古墳の出土品四百十二点を文部科学大臣に答申した。
 答申されたのは、▽金製品八点▽銀製品五十四点▽金銅製品五十八点▽青銅製品十四点▽鉄製品百二点▽ガラス製品九十三点▽石製品十点▽琥珀玉一点▽陶器・土器七十二点。

鞍金具のガラス製品
この半球形のガラス製品は、国内ではこれまで、本市の双六古墳と藤ノ木古墳で出土した2例しか確認されていない

○今年初の大型客船入港 ー郷ノ浦新港に『ぱしふぃっくびぃなす』

大型客船入港

 大型客船「ぱしふぃっくびぃなす」(二万六千五百十八トン)が二十四日早朝、乗客三百八十人を乗せ郷ノ浦新港に寄港した。
 同船は九州一周クルーズとして二十二日に横浜港を出航、瀬戸内海を経て九州初めての寄港地として本市に入港した。着岸後、乗客はさっそくカメラ片手にバスやタクシーに乗り込み、壱岐島観光や歴史一日探訪と銘打ったツアーを終日楽しんだ。

○家元ら4人が来島して講習会 ー=市民約30人が参加=ー
 ー壱岐N(ニホン)O(オドリ)S(スポーツ)S(サイエンス)の会ー


 日本舞踊の西川流(名古屋市)から西川右近家元(68)ら四人が二十一日に来島し、芦辺町、つばさで日本舞踊を取り入れた体操「NOSS」(ノス)の講習会が市民約三十人が参加して開かれた
NOSSは、筋力の衰えを防ぐことを目的に、西川流が中京大学の湯浅景元教授の監修を受け考案した体操の一種.

NOSS講習会
参加者を指導する家元

〇23人が参加して健康体操 ー「ひばりときよしでエクササイズ」ー

 市民の健康づくりに役立つ体操や運動の普及を目指す市運動指導者会主催の第十回いきいき運動体験会「ひばりときよしでエクササイズ」がこのほど、郷ノ浦町、文化ホール中ホールで、市民二十三人が参加して開かれた。

市運動指導者会
音楽に乗って体操を楽しむ参加者

○社説 市となり4年、近づく市長選

 こんな仕事をしていると、様々な考えを持った人たちと話す機会に恵まれる。先日はある団体職員と、仕事の範囲と範囲外との接点の部分、まったく切り離すことができない部分や休みについて、まだまだ関係して動ける人がいる。その時々の状況に応じて前向きに動かなければ。休日は必要で、多様なストレスから自分を解放し、リフレッシュするための時間として活用し、めり張りのある充実した生活と仕事を心掛けたいーなどと話した。
 また、今、社会がこれだけ厳しい状況にある中、観光業に力を入れるより、より結果がわかりやすい事業を展開すべきーとの考えもあるが、観光業の波及効果は農・漁業などその範囲は広い、市民と観光客が交流する機会が増えれば、多様な考え方、有り様などに触れることも多くなり、それぞれに新たな広がり、文化というか“何か”を得ることもできる。逆に嫌な思いをすることもあるが、そこに発生する不安、怒りなど、自分の中にもそうした部分があったと知るだけでも大きいーなどと話す若手もあり、こうした人材がもっと表で活躍できる職場づくり・島づくりをと思うし、環境づくりが急がれよう。
 新年度・平成二十年度まであとわずかである。早いもので壱岐が郡から市になり四年間が過ぎ、来年度は早々に任期満了に伴う市長選が六日を告示日、十三日を投・開票の日程で実施される。昨日二十五日に立候補予定者説明会が、現職で再選を目指す長田徹市長、白川博一氏、長嶋立身氏と、今のところ予想された通り、立候補の意志が明らかな三氏の陣営から、関係者十三人が出席して開かれた。また、市内の各地に各候補がポスターを貼る掲示板も設置され、徐々にそのムードも高まり出した。このままでは前回の市長選と顔ぶれが同じなだけに、人材という言葉に寂しさがにじむという有権者もあるが、ここまでくるとその三氏による選挙戦となることは確実であろう。
 今年の干支は第一番目の「子(ね)」。新たな十二年のスタートの年で、「何をかじろうか…」のネズミ年でもある。キィーワードは、目には見えないものの、誰もが知っていて既に一人ひとりの胸に深く刻まれている言葉=愛・融合・平和・自由・喜び・勇気・気付きなど=で、それらの言葉を基点に自分を素直に見つめ、表現=語る、行動を起こすなど=することが望まれる時代の“本番”が、いよいよスタートする年のようにも観じている。
 その第一歩が市づくりに参画するための市長選である。来月四日の公開討論会などあらゆる機会を利用してーである。

○ひとしずく

春の彼岸の中日にあたり、昼と夜の長さがほぼ等しくなる春分が二十日に過ぎ、サクラの花も咲き始め、天候に恵まれれば数日のうちに一斉に咲き、月末、来月始めにかけて見頃となろう▼野山では、白、黄、赤、紫と色とりどり、形も大小様々に草木の花が咲き、ウグイスの鳴き方もだいぶ上手になってきた。朝晩、わが家で耳を澄ませばカエルの鳴き声が聞こえてくる。スーパーなどでは、まさに今が旬の野菜、食材が並び、それぞれにこの季節を彩っているよう▼一昨日は、よく晴れて春らしい陽気となったが、昨日は時に春雷が轟き、風も強く春の嵐のような天候が夕方まで続き、北帰行の途中で悪天候を避けて降りてきたのか、ツルの群れが、芦辺町の谷江川にかかる新谷江橋近くの田原に飛来しているーとの連絡があった。ツルが大陸を目指して渡るという事も、季節が早春から爛漫の頃に入ってきたということ▼そういえば最近、佐世保の友人から、人の目線ではなく、クマをはじめとする山や森に生きる動植物の側から、人の他の生物にも優しい文明が持続可能で、クマも自然に住める環境づくりへの行動をアピールする冊子「クマともりとひと」(日本くま森協会)を頂いた▼読むと、今はもう考えるより行動の時、一日も早く初めの一歩をーと目覚め、背中を押されているようだった。

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2008年3月21日号 第4437号 

3月21日号 ー主なニュースー

○部長級5人など105人が動く ー組織数・規模の適正化などもー
 ー市春の人事異動ー


 本市は十九日、四月一日付け人事異動内示を発表、久田賢一総務部長以下、部長級五人、課長級二十人、課長補佐級十二人、係長級二十三人、係員四十五人の合わせて百五人が異動。嘱託職員は二十二人が異動する。

○辻樹夫管理部長が栄転 ー壱岐地方局など県職員異動ー

 春の定期人事異動が、県警察などを皮切りに内示、発表されるが、県職員、教職員、本市議員の内示が十九日にあった。
 四月一日付けの県職員の異動では、壱岐地方局分は、辻樹夫管理部長が出納局審査・指導室長に栄転、新管理部長に教育庁学芸文化課から、松元栄治郎統括課長補佐が就任することになっている。

○本市分は6億7724万円 ー本年度・特別交付税ー

 県は十八日、平成十九年度特別交付税決定額の三月分を発表した。
 発表によると、本県市町分の三月分の総額は百二十一億八千万円(対前年三億八千八百万円、三・三%増)で、十二月分の四十四億千五百万円と合わせ百六十五億九千五百万円(同五・四%減)となった。

○43議案可決、諮問2件了承 ー本市議会3月定例会閉会ー

 本市議会三月定例会最終日が十七日、勝本支所議場で開かれ、平成二十年度一般会計予算など四十三議案を可決、諮問二件を了承、市一般廃棄物処理施設建設反対に関する請願一件を不採決として閉会した。

〇初の卒業式で2人巣立つ ー虹の原養護学校・壱岐分校ー

 壱岐、壱岐商業両高校の卒業式に続き、小中学校の卒業式が十八日と十九日に行われたが、小学校の卒業式が行われた十八日、県立虹の原養護学校(中里利行校長、本校・大村市)壱岐分教室の卒業式が行われた。
今回が初めての卒業式で小田口侑樹くんと川村幸恵さんの二人が卒業を迎えた。 同分教室(小学部八人、中学部一人)は昨年四月、盈科小学校内に開設。今回が初めての卒業式で小田口侑樹くんと川村幸恵さんの二人が卒業を迎えた。

虹の原養護学校卒業式
中里校長から卒業証書を手渡される川村さん

〇郷ノ浦新港に24日午前8時入港 ー大型客船 「ぱしふぃっくびぃなす」ー

 大型客船「ぱしふぃっくびぃなす」(二万六千五百十八㌧)が二十四日午前八時、郷ノ浦新港に入港する。大型客船の入港は本年度二回目。

○社説「人は資源、今の日本で人は活かされているか」

「壱岐市」の将来が、いきいきとした、個性的で魅力あるものとなるため昨年度、「壱岐市男女共同参画基本計画」が、「男女(とも)に築こう自分らしく輝けるまち『壱岐』」と、(A)男女共同参画社会実現に向けての基礎づくり(B)男女がともに働きやすい社会環境づくり(C)男女共同参画による豊かで活力ある地域づくりーの三項目を基本目標につくられている。
 その目標から、Aでは(1)人権を尊重する男女共同参画の推進(2)その理念に則った学習・教育の推進(3)安全・安心なまちづくりの推進④国際交流・協力を通じた男女共同参画の推進。Bでは(1)制度の慣行の見直し、意識改革の促進(2)施策・方針決定過程への女性参画の拡大(3)雇用における男女均等な機会と待遇の改善④健康な生活を確保できる環境整備、Cでは(1)男女が協力しあう家庭生活の推進(2)職業生活と家庭・地域生活の両立支援ーの重点項目(方針)が定められ、市も様々に取り組んでいる。
 その取り組みの一環として二十日夜、郷ノ浦町、文化ホールで、「壱岐市男女共同参画社会づくり講演会」がユーロ・ジャパン・コミュニケーション社の代表で、福祉・教育・女性問題などの研修や講演、執筆活動などする小島ブンゴード孝子さんを講師に、「男女がともに生きるということ~福祉の国デンマークに暮らして~」のテーマで開かれた。
 小島さんは、デンマークでは、普通に男女共同の社会が、サポートする人々の目線に立った多様なシステムと共にできあがっている。例えば子育ては親と社会の連携作業で、遊びを通して様々に幼児教育を行い、市民として社会で一人前に生きていくために子どもたちを鍛える義務教育(七歳から小中一貫の九年間)、続いて五〇%の進学率(ヨーロッパでは高くて六〇%)の高等専門教育など、やる気がある人には、一生涯学ぶ機会が与えられているというその国・人々の精神性の成熟度がとても高く感じられた。
 中でも▽教育は考える力づくり▽資金力がなくてもやる気があれば、個人を社会が税金でバックアップする▽一人ひとりの子どもたちの、どこに隠れた才能があるのか掘り起こす作業をする所が学校▽「子どもたちのため」というスタイルが徹底している▽子どもと一緒の老後は考えていないーなどとした話しにはビックリ。何より「長生きより自分らしい人生を、最期まで自分で決めて生きる」の言葉は素晴らしい。すべては、その覚悟の上にである。
 さらに、「人は資源、はたして今の日本では、人が活かされているか」の言葉は、壱岐の国・市づくり、教(共)育に活かしてほしい言葉である。

○ひとしずく

「季節の花や珍しい花木など、その時々に咲き誇り、市民が自由に楽しめる市内のスポット、また民家の庭に、例えば見事なバラが咲く庭、それこそ季節の花々をうまく咲かせている庭などを持つ方で、連絡と了解が得られるなら、是非、鑑賞させていただきたいし、マップなどつくれないでしょうか」▼このような内容の「読者の声」が届いた。もし、読者の方々の中に、季節を彩る花が見事な場所で、多くの人たちと楽しみたいと思う方、素晴しい花をつける草花を植えている庭を、一日数人ずつ程度だったらOK!などという方に連絡していただければと考えています▼先日来の”春の嵐”で、せっかく咲き始めたサクラや満開のモクレンなど、今この時期の花は、ずい分散ってしまったのではないかと思うが、自分だけ、仲間や友人たちとだけで楽しんできた隠れ家的な場所など、教えてもらえればとも…▼しかし、以前、ホタル鑑賞に訪れた人々のマナーの問題で、ゴミやタバコの吸い殻のポイ捨てなどで、ポイント近くの民家に迷惑がかかったという事例もあり、先のような”声”が届いても、紙上では紹介しにくいし、花となれば、美しいからと許可なく枝を折ったり、こっそり花を摘んで持ち帰るような事が起きてもーと思う▼責任とマナーが守れる人には…と。

2008年3月17日号 第4436号 

3月17日号 ー主なニュースー

○立候補予定者・公開討論会 ー4月4日に文化ホールで開催ー
 ー市長選で、市民フォーラムを開く会ー


「壱岐市・市民フォーラムを開く会」(辻川有也会長)は十三日、市農協会議室で記者会見を開き、四月六日告示、同十三日投開票の市長選挙について、立候補予定者をパネリストにした公開討論会を同四日午後六時から、文化ホールで開催することを発表した。

市民フォーラムを開く会
写真は右から江川農協青年部長、辻川会長、赤木商工会青年部長に事務局・吉田氏

○男女共同参画社会づくり講演会 ー20日、文化ホールー

 市主催の男女共同参画社会づくり講演会が二十日午後七時から、郷ノ浦町、文化ホール中ホールで開かれる。
 同講演会では、講師にユーロ・ジャパン・コミュニケーション社代表の小島ブンゴード孝子さんを招き、「男女がともに生きるということ~福祉の国デンマークに暮らして~」と題した講演が行われる。

○タスキをリレーし42・195キロ ー6年生62人がチャレンジー
 ー盈科小「思い出フルマラソン駅伝」ー


 郷ノ浦町、盈科小学校(松永眞校長)の6年生62人は14日、「思い出フルマラソン駅伝」を同校グラウンドで行った。
 同駅伝は、6年生が卒業を前にして思い出に残ることをーと同校で初めて企画。1組(30人)と2組(32人)のクラスチームに分かれチャレンジ、1周200メートルのグラウンドを1人1周ずつタスキをリレー、42・195キロにあたる211周を見事に完走した。

盈科小思い出駅伝
思い出に残る駅伝で力走する児童たち

○2千鉢のハーブ、サボテンなど寄贈 ー市へ、九電壱岐営業所ー

九電寄贈

 九州電力(株)壱岐営業所(吉永清信所長)は十二日、社会福祉への取り組みの一環として、植物の苗木二千鉢を市に寄贈した。

○島外から5団体が参加 ー一支國研究会・原の辻遺跡保存等協主催ー
 ー ボランティアガイド交流会ー


 一支國研究会、原の辻遺跡保存等協議会主催のボランティアガイド交流会が十五日、郷ノ浦町、文化ホールで開かれ、一支國研究会会員ら約百五十人が参加、島外で活躍するボランティアガイドと情報交換を行った。
 この交流会は、原の辻遺跡を中心とするボランティアガイドの育成を目的に初めて開催され、市外からは▽田和山サポートクラブ(島根県松江市)▽石見銀山ガイドの会(同大田市)▽くまもとよかとこ案内人(熊本県熊本市)▽長崎さるくガイド(長崎市)▽たびら昆虫自然園解説指導員の会(平戸市)の五団体から観光ガイド十人が来島し、活動の紹介や公開討論会を行った。
この交流会は、原の辻遺跡を中心とするボランティアガイドの育成を目的に初めて開催され、市外からは五団体の観光ガイド十人が来島し、活動の紹介や公開討論会を行った。

ボランティアガイド交流会
8人が登壇して開かれたパネルディスカッション

〇バンドウイルカ2頭が仲間入り ードルフィンスイムも再開の方針ー
 ー和歌山から、勝本町、イルカパークー


 勝本町、イルカパークに十三日、新たにイルカ二頭が“仲間入り”した。
 仲間入りしたのは、いずれもメスのバンドウイルカで、名前はビアンカ(全長二・七五メートル、体重二百三十キロ)とシベール(同二・六五メートル、二百十キロ)。市が県の二十一世紀まちづくり推進総合補助金を活用して昨年十二月に和歌山県太地漁協から購入、輸送前日まで現地で飼育されてきた。購入費はイルカ二頭百五十七万五千円はじめ輸送費など諸経費含め約四百万円(うち半額が補助金)。

イルカ搬送
イルカパーク内のイケスに移されるイルカ

○社説 春の定期異動に

 県警は警察官千百九十四人、一般職員百三十一人、合わせて千三百二十五人になる定期人事異動を十日に内示、壱岐は檀浦栄造署長が栄転、新署長に早岐から小池治樹副署長が就任する。異動は二十一日以降四回に分けて発令されることになっているという。
 今週は十九日、県教職員と県職員の異動の内示が予定され、壱岐海上保安署など、いずれも四月一日付けで発表される。この三月は、昨年四月からの一年間を締めくくる年度末で、春の定期人事異動が発令される異動の月でもある。そのまとめから新年度に向けての備えと、毎年のこととはいえ、諸官庁をはじめ各企業や事業所などでは大忙しであろう。
 今月後半から、本島の芦辺、石田、郷ノ浦の各港では、その転勤でこの島を後にする人たちと、見送る人たちの心を結ぶように五色の紙テープが渡され、出航し徐々に岸壁から離れてゆくフェリー、数年間の思い出が断ち切られるように見送る人々の手からテープは離れ、後ろ髪を引くごとく春風に舞うーという、離島(しま)ならではの情感あふれる別れのシーンが展開され、繰り返される。
 およそ二年から三年間のサイクルで勤務地や職場が変わる企業のサラリーマンや公務員、全国一斉で例年のこととはいえ、赴任先や昇格などと様々な思わくで、本人はもちろん、家族があれば子どもたちにも、経済的にも大きなストレスがかかる。が、それも各組織内で、地位や責任を与えたり、配置転換などにより、個々の職員の能力、実力を活かしながら、各職場、組織全体の活性を高め、業績の向上を目指して実施されているものであろう。
 特に本市では、数年間隔で異動するだけでなく、ビジョンや全体的なスケールを意識して、仕事を展開できるような、スペシャリスト的な若手、人材を育てる必要が、各部署で望まれていよう。そのためには、何より環境やシステムづくりと時間が必要になることは言うまでもないが、先輩たちが〝自分たちはこうだったから〟などとするだけでなく、逆に後輩たちの新たな感覚、発想などを学び、自分のスキル(手腕、技量)に取り入れ、市政の発展や地域振興に多様な角度から共に取り組みたい。人材を育てることは自分を育てることでもある。
 さて、進学や就職を含め来月の初めまで、〝移動〟のラッシュが続く。本島を離れる人たちには、それまでの地域振興への尽力に、心からの感謝を贈りたいし今後の活躍を祈念したい。また赴任先で壱岐の魅力を大いにPRしてほしい。壱岐が新たな活躍の場となる人たちには、一日も早く環境を整え、各人の実力を存分に発揮してもらいたい。

○ひとしずく

この数日間、春がパッと咲いたような日が続き、周囲を見渡すと、日当たりが良く風が当たりにくい場所などでは、サクラの花が咲き始め、ウグイスのあの名調子も聞かれる▼三面に掲載した道路脇の土手では、サクラもチラ、ホラと花を咲かせていたが、写真を撮る際に、その斜面に土筆(ツクシ)が多数芽を出し、伸びてきているものもあった。踏みつけないように気をつけて道路に戻ると、写した春の香り、その明るさが心に差したようにも感じられ、残ったぬくもりが心地好かった▼これから壱岐の固有種で満開になると花の密度が濃く、豪華とされるイキヤマザクラの花が、野山などあちこちで観られるようになるなど、この季節も次の季節へ向け、スピードアップするように爛漫(らんまん)の頃へ入り、草木も盛んに芽ぶき、その花々がこの島を彩る時季となる▼友人宅で先日、ツクシの粕漬けやその日の夕方釣れたアオリイカ=ミズイカ=の刺身など肴に焼酎を飲んだ時、この一カ月間程、四十センチ超のアジが釣れる場所があり、抱卵しているものもいると聞いた。ミズイカやクロ、チヌなどもそうした時期に入り、海の中でも新たな生命が産み出され、島は生命の躍動感に満ちる▼この春こそ、ゆっくりとこの季節を観じながらーそんな美しい島を巡りたい。

2008年3月11日号 第4435号 

3月11日号 ー主なニュースー

○島外から6団体参加 ーボランティアガイド交流会ー 

 一支國研究会、原の辻遺跡保存等協議会主催のボランティアガイド交流会が十五日午後一時から、郷ノ浦町、文化ホールで開かれる。
 ボランティア団体相互の情報交換をすることで、原の辻遺跡を中心とする文化財などを、案内するボランティアの育成を目的に開かれる同交流会では、本市の原の辻サポーター、一支國研究会ボランティアガイドはじめ、松江市や同大田市、熊本市、長崎市、九重町、平戸市から六団体が参加する予定。

○4月から夜間も市内全域放送へ ー市防災無線ー

 市消防本部は四月一日から、災害発生時の防災無線放送について、発生時間に関係なく市内の全域に放送することにした。

○男子・石田、女子春日西が優勝 ーNECレッドロケッツ杯ー
 ー中学生バレーボール大会ー


 第2回NECレッドロケッツ杯中学生バレーボール大会(同実行委員会主催)が8日と9日の両日、石田スポーツセンターなど4会場で開かれた。
  大会は、男子が5戦全勝で石田が優勝、続いて田隈(福岡市)、波佐見、武生水が3勝2敗で並んだが、セットカウント数で準優勝に田隈、3位に波佐見が入賞した。
 女子は春日西が優勝。予選を含め全試合1セットも落とさない快勝で、福岡県の新人戦優勝チームの実力をみせた。3位は西唐津。

NECバレー
使用球の違いに苦しみながらも健闘する釜山女子

○本市ドルトムントが3位に ーNHKフットサル大会チャンピオンズリーグー

 県サッカー協会フットサル連盟など主催のNHKフットサル大会「第2回チャンピオンズリーグ」が2日、島原復興アリーナで開かれ、本市のドルトムントが見事3位に輝いた。

○繊細な音色、迫力の響き ー=結成15周年記念公演=ー
 ー文化センターで、勝本町、風舞組ー


 勝本町、和太鼓演奏グループ・風舞組(中山信幸代表、十六人)の結成十五周年記念公演が八日夜、同町、文化センターで開かれ、会場を埋めた多くの観客の心を、和太鼓などの迫力のある響き、時に繊細なハーモニーが感動を呼んだ。
 地域に根差した活動を目指し、演奏活動をする風舞組は一九九二年、名曲「壱州荒海太鼓」で、センセーショナルに市民に披露され、市内での和太鼓ブームの火付け役ともなり、一九九四年、九五年には、アメリカ・オレゴン州ポートランドの「ローズフェスティバル」で、一九九九年に中国上海、二〇〇六年には韓国(日韓交流文化祭)で公演するなど活躍、国内では東京、福岡、佐賀、友好都市の長野県諏訪市などでの各種フェスティバルでその演奏を披露してきた。

風舞組記念公演
見事な演奏を披露した風舞組のメンバーら

〇壱岐のスイセン1万本配布など ーマリンメッセで観光PR、壱岐観光協会ー

「全国縦断にっぽん演歌の夢祭り」(JTB九州など主催)が一日、福岡市、マリンメッセ福岡で開催されたが、同公演に伴い壱岐観光協会は会場二階フロアで観光パンフレットとスイセンを配布し、観光PRを図った。

〇バンドウイルカ ー2頭を市が購入ー
 ー13日に勝本へー


 市はこのほど、県二十一世紀まちづくり推進総合補助金を活用し、和歌山県太地漁協からバンドウイルカ二頭を購入、十三日午前十一時ごろに勝本町、イルカパークに到着する予定。

○社説 旬の味わいから行動へ

 今年第一回目のサクラ=ソメイヨシノ=の開花予想が発表され、壱岐を含めて北部九州地方は、福岡、長崎が今月二十八日で平年より二~三日遅く、対馬・厳原、佐賀が一~三日遅い二十九日と予想され、九州は平年に比べ一~六日遅れて二十六日から四月一日の間の見込みという。
 今春は、案外冷たい日が多かったこともあり、ソメイヨシノの開花は遅れぎみとされるが、壱岐のヤマザクラは?、ここ数年人気の高い体験観光メニュー、海上からのヤマザクラ見物が、今年も今月下旬の開始が予定されており、開花はいつ頃だろうか。その海からの眺めは素晴らしく、是非多くの市民に機会をとらえて、と思う。体験は、旅行業者との兼ね合いもあり、早目に観光協会に問い合わせ、日程を調整して味わってもらいたい。
 本格的な春の到来を告げるという大陸からの「黄砂現象」、以前は季節の風物詩とされ、霞む景色に風情を感じ、霞む岳ノ辻、街並みを楽しんでいたが、今や大陸の大気汚染の影響を受け、大気中を舞う黄砂が、人の呼吸器や目などに障害を起こす原因にもなる、とされ、この時季、多くの人が反応を起こしている花粉アレルギーと重なり、まったく激しい状況に陥っている人も少なくないようで、季節の困った現象となっている。
 メカブやワカメ、タラノメ、タケノコ、セリなど、春の味覚がスーパーのコーナーに並んでいる。先日、さっと茹でて刻んだメカブにポン酢で味を整え、壱岐産の生ガキにたっぷりとかけた料理を、郷ノ浦の飲食店で食べた。寒さの名残りと春の香り…、味がよく馴染んでなかなかのものだった。惣菜として売っていたタラノメの天ぷらを、熱いうどんにのせて食べるのも、その香りが楽しめて素晴らしかった。季節の旬の物を食べると、体がその気節のモードに入るそうで、今春はバッチリでは?。
 毎年巡る季節ではあるが、その年ごとに自然界のリズムが遅かったり早く感じたりとその表情は様々で、それもまた楽しみの一つではあるが、この島のまだ豊かとされる多様な季節感、その美しさが、気づけないままにこれ以上減ることがないようにと、願うばかりである。多くの旬を味わう時、その味覚と一緒に、その刹那、ありがたさも味わいたい。
 これまでの風情が汚染の不安に、普通にあったものが希少にと、イメージのギャップが極端なものとなっているものも多い。そんな移ろいを味わうことでそうした変化を知り、日常の生活の中で、各人がその場でできることから、前向きな行動を起こそう。

○ひとしずく

もう三十数年前、東京に住んでいた頃に、今でも大好きなイギリスのロックグループ、ビートルズの映画「レット・イット・ビー」が、近所の映画館で上映され、確か三回ぐらいは観に行ったと思う▼「アクロス・ザ・ユニバース」「ゲット・バック」「ドント・レット・ミー・ダウン」「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」、そしてタイトルにもなっている「レット・イット・ビー」などを、演奏する様子や解散に向う様子なども映し出されていた▼観た頃は、イギリス・ロンドンのビルの屋上で、コンサートをしないビートルズが突然行うライブの映像が特に好きで気に入っていた。そのビートルズの曲が、アメリカのアップル音楽配信サイト「アイチューンズ・ストア」に提供され、配信は数カ月以内に始まり、それに伴う利益が総額二億ポンド=約四百十億円=にもなるというから、そのスケールには驚かされる▼今でもCDのベストアルバムを時々聴いているが、案外素敵な曲が先に記した曲の他にもたくさんあって、なかなかいいものである。よく言われることではあるが、古さをまったく感じないというか、そこが自分の昭和的な部分かも知れない。が、大好きなアーティストたちである▼それにしても、様々に懐かしさが意識される。

2008年3月6日号 第4434号 

3月6日号 ー主なニュースー

○予算案など41議案を上程 ー2月29日に開会、市議会3月定例会ー

 本年第一回定例会となる本市議会三月定例会が二十九日、勝本支所議場で開会し、平成二十年度一般会計予算案など四十一議案が上程された。
 任期最後の定例会となった長田徹市長は、これまで四年間の実績を交え行政報告を行い、総人件費抑制について、「平成十七年度から七年間で正規職員百人を目標に削減に取り組み、管理職手当の見直しなど同十六年度からの四年間で総人件費約十一億九千六百万円を抑制」と成果を強調。また、組織機構の見直しについて、本年四月にも職員純減による組織機構の見直しを進める方針で事務の集約化による課の統廃合を実施する方針を明らかにした。

○田河が第2回大会制す ー市内外12チーム出場、熱戦ー
 ー市長旗・中学生軟式野球大会ー


 第2回市長旗中学生軟式野球大会(同実行委員会主催)が1日と2日の両日、芦辺町、ふれあいグラウンドをメイン会場に開かれ、若い力が躍動する好ゲームが展開された。大会は、田河が4ー0で完封して優勝、第2回大会を制した。

市長杯野球
熱戦を展開する選手たち

○強豪・釜山女子が初参加 ー島外から男女10チーム出場ー
 ーNECレッドロケッツ杯中学生バレー大会ー


 NECレッドロケッツ杯中学生バレーボール大会(同実行委員会主催)が8日と9日の両日、石田スポーツセンターなど4会場で開かれる。
 今大会には、男子が島内4チームと波佐見、田隈の合わせて6チーム、女子が島内8チームと活水、厳原、春日西、西唐津など7チームの島外勢に加え、今年は韓国・釜山から釜山女子が来島、出場、その戦いぶりが注目される。

○活性化のため頑張りたい! ー最終年度は受講生16人に修了証書ー
 ー壱岐地区「しま自慢」観光カレッジー


しま自慢観光カレッジ

 本年度壱岐地区「しま自慢」観光カレッジの修了式が一日、郷ノ浦町、文化ホール会議室で開かれ、本年度受講生十六人に学長の長田徹市長から修了証書が授与された。

〇マグロの解体、即売など ー第1回ごうのうら春一番フェスター

 第一回ごうのうら春一番フェスタ(同実行委員会主催)が二日、郷ノ浦街部一帯で開かれ、会場は多彩な企画に終日にぎわっていた。
 当日は中央橋駐車場に出店が並び、マグロの解体ショーと販売、サザエやミカンの積み上げ競争、紙ヒコーキ飛ばし大会、抽選会など様々な催しが行われ、マグロの解体では用意された三十一キロのマグロを鮮魚店で解体。その様子を見ようと、鮮魚店の前には多勢の人だかりができ、販売が始まると新鮮な壱岐のマグロをーと、買い物客が押し寄せ次々と購入、約二十分ほどで売り切れた。

春一番フェスタ
さばかれたマグロを買い求める市民

〇壱岐230人、壱岐業商97人が巣立つ ー本市・両高校卒業式ー

 壱岐・壱岐商業両高校の卒業式が一日に開かれ、壱岐二百三十人(男百十三人、女百十七人)、壱岐商業九十七人(男四十五人、五十二人)の卒業生が学び舎を後にした。

壱岐高校卒業式
壱岐高校での卒業式

○社説 旅の鍵は”別の視点”とバランス

 雇用の創造に自発的に取り組む市町村などの事業に対し、国が委託する「地域提案型雇用促進事業」の一環として行われた「ながさきしま自慢観光人材育成協議会」主催の壱岐地区「しま自慢観光カレッジ」(平成十七年度から三カ年事業、壱岐、五島、上五島、対馬の四地区で実施)=学長・長田徹市長=は、本市の観光振興による活性化を目指し、ガイド、地域コーディネーター、商品開発クリエーターなど五コースで、人材を育成して雇用の創出などつなげようーと始められ、最終年度の修了式が一日に行われた。
 その観光ガイドコースの講師を務めた(財)阿蘇地域振興デザインセンター事務局長の坂元英俊さんは、本紙の今年の元旦号の「新壱岐物語~異なる視点から見た壱岐の島の魅力と活性化~」の中で、「壱岐の島の古代にまつわる別の視点からの話もしてきた。壱岐の素晴らしさを民話や景観だけでなく、古代からの歴史的・文化的な価値を持った島として誇りを持って欲しいからである」「そんなことは、考えられないと言われる人々も多いかもしれない。しかし、二つの鬼の足跡(辰の島、牧崎)の海とつながる穴の方向を方位磁石が示すのは西であり、陥没は削りあとのようにも見える。従って『壱岐の古代ロマン』と考えてもよい。観光ガイドの役割は、訪問客に壱岐の島がどれだけ素晴らしい島なのかを伝え、壱岐で過ごす時間を大切にしてもらうこと」。
「どんなに素晴らしい壱岐遺産が残されていても、それに気づけなければ、単なる奇岩・景観。どうやって造られたかわからない石の建造物になってしまう」「今後、原ノ辻遺跡の公開と共に多くの観光客が訪れる。これらの観光客に、少しでも”壱岐の素顔”に触れる機会を創って欲しい。その役割を担うのが『しま自慢観光ガイド』であり、壱岐人たち島民である。その活躍に期待したい」ーなどと述べており、これからは、観光だけでなくどの分野でも水平線や地平線のその先、自分を超えて宇宙まで見るような異なる視点での、新たな壱岐の物語づくりが望まれていよう。
 子どもらの春休みや今春の大卒者をあてこんでか、春の旅行をPRする広告が様々に増えている。五日には、冬ごもりしていた虫が、地中からはい出す頃とされる「啓蟄」も過ぎ、春本番の頃に向かい暖かな日も多くなる。今月下旬には民族の大移動・春の人事異動を控え、まさに新しい季節に新しいステージ、気分を一新、新たな旅に出るにはもってこいの頃である。もちろん旅の鍵は、見え感じるものへの”別の視点”とバランスである。

○ひとしずく

本市の両高校など県内公立高校の卒業式が一日にあり、本市両校も合わせて三百二十七人が卒業、それぞれの場へと旅だってゆく▼友人が以前、本紙の新年元旦号だったかに詠んでくれた「光りゆく日々の大気を感じつつ夢見る花の開花を示さん」の意気を、まさに胸に抱き、それぞれが自分の道、日々の生活をシンプルにしっかりと送り、その道程をより豊かに彩れるよう様々に考え工夫し、その時々の選択に対しても責任を果たしながら、変化することを恐れずに進んでほしい▼日は誰にでも差すもの、自分から庶ぎることなどせず、道脇の小さき花のよう日に向かい、自分らしく在ってその花を咲かせたい。あらゆるものとのコミュニケイション、自分が何者であるかを思い出す(気づく)ことが人生最大のテーマなどと、ずい分難しいことを言う専門家もいるが、どれも胸の奥底に留めおいて損のない言葉で、君たちに必要なものは、地球全体、及び宇宙をも視野に入れた透明で強い意志、生命全体を考える優しさ(元宇宙飛行士・毛利衛氏)の言葉も素晴らしい▼各地を巡りながら、自由律の句を残した種田山頭火の「すべってころんで山がひっそり」という句も、何とも勇気づけられ、少々の失敗などアハハと笑い飛ばしたくなるような力がある▼元気に笑顔を絶やさず、毎日を充実させながらーと思う。

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