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2007年11月30日号 第4417号  

11月30日号 ー主なニュースー

○『道州制は、まず九州から』 ー九経連女性の会・大野二三四会長ー



(社)九州経済連合会=九経連=主催の道州制を考える講演会が二十六日夜、郷ノ浦町、文化ホール中ホールで、昨年四月に設立された九経連・女性の会の大野二三四会長(85)=勝本町出身、福岡市在住=を講師に「これからの壱岐と道州制」をテーマに開かれた。
 九経連は、九州を活性化することで住民の暮らしを豊かに。活力と魅力ある九州の創造をーと、国が進める道州制への取り組みを推進しており、同女性の会でも毎月一回、勉強会を開くなどして取り組み、今回、女性の会の事業としては初の講演会を、平成の大合併を済ませ市となった大野会長の郷里・壱岐で、行われることになった。
 大野会長は、これまでの人生の回想を交えながら「世界は劇場、人は皆役者。人生では本物を本気で演じ続けなくてはならない。女性の本質には『育てる』という心根があり、女性が行脚しながら道州制を語り育て、頭が福岡県、右手が長崎県、左手が大分県というように、よく人体に例えられる九州がまず一つにまとまり、“世界は一つ”を目指したい。何より本道を行くこと」などと、聴講に訪れた約二百人の市民に強調した。

○福岡から29人が来島、交流 ー郷ノ浦町宿泊業活性化部会ー
 ー第25回シルバースポーツ・グラウンドゴルフ大会ー


 郷ノ浦町宿泊業活性化部会=Gネット=主催の第5回壱岐シルバースポーツ親睦交流大会・グラウンドゴルフの部が28日と29日の両日、同町、大谷グラウンドで開かれ、本市の100人の選手と交流した。


和気あいあいとプレーを楽しむ参加者たち

○武生水が福岡県大会出場へ ー第14回九電所長杯ママさんバレーボール大会ー

 第14回九電所長杯ママさんバレーボール大会(九州電力(株)、市家庭婦人バレーボール連盟など主催)が25日、石田スポーツセンターで開かれ、2勝をあげた武生水が優勝、来年2月17日に北九州市立総合体育館で開かれる同大会への出場権を得た。

○社説 ーチャレンジ、絵本で子育てー

「ともに楽しみ・輝こうチャレンジ絵本で子育て」講演会が二十六日夜、郷ノ浦町、文化ホール・大会議室で、講師に著名な絵本作家・宮西達也さんを招き、読み聞かせボランティアグループ「そらまめ劇団」(武原由里子代表)が主催して開かれた。
 そらまめ劇団は「いま、電子メディアの洪水の中にいる子ども達に、ほんの少しの時間だけでも温かい肉声で、絵本を読んでみませんか? 親子や家族で子どもも大人も、きっと素敵な時間を共有できますよ! 子どもたちのきらきらと輝く瞳に出会うチャンスです。忙しいお父さんも一緒にチャレンジしませんか?」と、読み聞かせ講座などの活動を、県男女共同参画室・男女でともにチャレンジ・モデル事業として展開している。
 絵本と言えば、もうずい分以前、息子や娘が幼児の頃、読んで聞かせたことがあるように思うが、この講演会を知り我が家に残る絵本を数冊手に取ってみた。まず一冊目は安野光雅氏の本当に不思議なデザインの絵が展開される「ふしぎなえ」、次は作家の遠藤周作さんが監訳者を務め、あとがきに「子どもも、我が輩のような大人まで魅了してしまった不思議な魔力を持った本」などと記している妖精伝説「ノーム」、そして絵を葉祥明さん、文を日木流奈くんが担当した「Luna ルナ」。
 どれもその本を手に取ってみると、読んだその当時の自分の様子が鮮明によみがえってきて、今からでも誰かに読んでもらい、受けるイマジネイションの中を自由に泳ぎ回りたいーなどと感じるし、この原稿を書き終えてから久しぶりにゆっくりと読もうとも思う。今、家を巣立つ前の子どもがいる家庭では、絵本だけでなく、それぞれが”お気に入り”の一冊の一節でも、時間をつくり読み合ってみるのも素敵である。
 家族団らんの時など、残酷なシーンが連続したり、イジメの仕方を教えるような番組や笑いの種としているテレビ番組を見るよりは当然素晴らしいし、映像や絵を見ないので空想、想像力が培われることにもなり、無理をしない程度に続けていけば、何か素敵な芽が出てくるのではないか。何より、取り上げられる本のタイトルやその一節から、読み手のその時の状況が、ある程度理解でき、リラックスしたコミュニケイションづくりにもーと思う。
※そらまめ劇団の年内の活動として▽15日14:00~16:00、壱岐キリスト教会・音楽と絵本のクリスマス「くるみ割り人形」、読み聞かせ講座(講師・田内英理子氏)が予定されている。詳しくは壱岐子ども劇場(電話、FAX47ー4621)へ。

○ひとしずく

ひと雨ほしいと思う日が続いている。佐世保市では十五日から、深刻な水不足で時間断水が実施され、給食を行っている市内の小中学校では、給食の内容を見直し、多くの水を使う献立を減らす方針という▼少々、飛躍しているかもしれないが、深刻さが増しているというアジアの太平洋地域の水問題に関して、「水の安全保障ーリーダーシップと責任」をテーマにした「第一回アジア・太平洋サミット」が三日、四日の両日、大分県別府市で、アジア・太平洋の四十九の国・地域から、首脳や国際機関の代表者ら約三百人が参加して開かれるという▼皇太子さまの記念講演もあるサミットの成果は、地球温暖化が主要なテーマとされる来年七月の北海道での主要国首脳会議に向けてアピールされ、海水の淡水化など日本の先端技術の発信にも役立てられるというが、この壱岐の島でも飲料水ー水源の確保はそのスケールは小さいものの大きな問題である▼アジアの太平洋地域で、安全な飲料水を利用できない人は七億人にもなり、住居にトイレがない人も九億人に達しており、こうした地域では、水問題の解決は貧困、飢餓の削減、教育の普及向上にもつながるものと期待されるーなどと日刊紙にあった▼その水環境に強く影響しているのも温暖化とされるが、そこに逃げずに各家庭などでも節電、節水などを心掛けたい。

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2007年11月26日号 第4416号  

11月26日号 ー主なニュースー

○トインビー「歴史の研究」全巻を寄贈 ー松永記念館に名古屋市の鵜飼さん、杉浦さんー



 中部電力(株)勤務・鵜飼龍彦さんは十日、イギリスの歴史学者・アーノルド・J・トインビー氏の著書「歴史の研究」全二十五巻を石田町、松永記念館に寄贈した。
 今回の寄贈は、古庄電機産業(株)(名古屋市)の杉浦誠一取締役部長が同記念館を訪れた際、本を所有する鵜飼氏を紹介したのがきっかけで実現。当日は鵜飼さんと杉浦さんの二人が、管理人の定村さんに直接本を手渡した。

○晴田(佐賀県小城市)が2度目の優勝 ー壱岐市長旗目指し20チームが熱戦ー
 ー第4回玄界灘親善少年軟式野球大会ー


 第4回壱岐市長旗争奪玄界灘親善少年軟式野球大会(同連盟主催)が23日から25日までの3日間、芦辺町、ふれあいグラウンドなどで開かれ、激戦を制して佐賀県小城市の晴田少年野球クラブが第2回大会以来、2回目の優勝を飾った。
 「勤労感謝の日」の23日からの3連休を利用して開かれた同大会には、市内10少年野球クラブに加え、佐世保市や唐津市などから10チームの選手や保護者ら約300人が来島した。


緊迫した接戦となった決勝戦

○迫力の演奏に喝采、感動 ー「ZIーPANG」が熱演ー
 ー 一支国芸術祭・和太鼓フェスティバルー


 第十九回県民文化祭鑑賞事業「一支国芸術祭~和太鼓フェスティバル~」(県、同実行委員会など主催)が二十三日夜、郷ノ浦町、文化ホールで開かれた。
 トロンボーン、トランペット、サックスとのセッションなどアンコールを含む十二曲を華麗なバチさばきで熱演。


感動を呼んだジパングのステージ

○社説”いよいよ”師走へ

 このところようやくカレンダーと季節のイメージが合うようになってきた。夕方になると市内のあちこちでクリスマスのイルミネーションが点灯され、歳末商戦に向けた店内の装飾やコマーシャルなどで、”いよいよ”といったムードが感じられる。先日は友人たちが忘年会などについて、あれこれと話していた。
 本紙の紙面でもそろそろ師走、クリスマス、年の瀬のムードが感じられるようになる頃で、今年の発行も十二月一日号が発行日の変更で十一月三十日出しとなり、十二月六日、十一日、十七日、二十一日の五回を残すばかりとなった。いよいよ来年の元旦号づくりに向けて県知事や市長、県議、壱岐出身者の集い代表者らによる新年のあいさつ、企画記事、広告などの準備をスタートする時期でもある。最近、東北や北海道方面から大雪でスキー場に笑顔ーなどといったニュースが届き、やはり様々に”いよいよ”のよう。
 元旦号で本紙は、一昨年まで知事や市長らのあいさつの面に書などメッセージ性のある作品を配してきたが、今年は中断し、都市と田舎、経済など格差が進む世相の中で、新たな段階の社会へと向かおうとするものの働き、兆しが感じられる年に。その兆しに通じる言葉として▽自然▽環境▽食▽自在な心、精神▽愛を上げ、すでに持っている最もポジティブ=積極的・肯定的=な自分の答えを実行しながら仲間、同志がさらに広がりを持って、伸び始めた「芽」を育てることも大切。より混沌とした状態が続いているような社会の現状では、思い切って何かにチャレンジしてその力をぶつけてみるのも、その現状を打開するには望まれる行動ではーなどと記した。
 来年は、原油の高騰に端を発した多様な生活用品の値上がり、一層進む様々な格差とその感覚、政治の貧困と社会不安の広がりなど、社会の厳しい事態がさらに強まる年にーなどと詳論家が話していたが、社会のシステムや政治の透明度が高く、人々にわかりやすい地域~国政の推進、今後はより正義や平等といった言葉の下で振りかざされる鉾の真意を、それぞれに考え、見据える目づくり、行動が、各人に求められるようにも…とも語っていた。
 いよいよ今年もこれまでの経験、結果をまとめ、より前向きに来年へとつながる自分なりの”何か”を導き出す頃となった。はたして、現時点で点数を付けるとすると、どれくらいの点数をーと思う。そこで、さて皆様は? ということになるのだが、不安な点は来年に持ち越さぬよう、深くその原因を探り、受け入れるための師走、よりポジティブな一カ月間としよう。

○ひとしずく

昨日二十五日は旧暦の十月=神無月=の十六日で、晩にはそれは見事な十六夜の月が夜空をその柔らかな光で照らしていた▼「月は命を生み、太陽は育む」という言葉をどこかで聞いたことがあるが、月の満ち欠けによる海の干満、出産、産卵に影響し、古(いにしえ)の頃から現在に至るまで農業、漁業に関わり、天文学、航海、占い、暦など、日本の文化と深く結びついていることは、誰もが知っている通り▼壱岐で月と言えば、芦辺町国分の月読神社が真っ先に頭に浮かんでくる。まだ月のリズムを身体で感じながら生活していた人々にとって、当時の社会の先端を行く人々は、「神」とも呼べる程の月に関係した文明を司り、駆使していた人々で、渡来人であろうーという説も、どこかで聞いたことがあるが、昨夜の月を眺めていると、まんざらでもない気がしてきた▼一昨日、二十四日は十五夜で、冷たく澄んだ大気の中、とても美しく冴えた光りを放つ満月が輝き、月読神社の木札を置いただけの神棚とは呼べない程の、我が家のそのスペースに、酒や米、もちなど供え、バイオリンを即興で弾いて、オーバーに言うと奉納した。何とも清々しいようで暖かな心持ちとなり、少々得をした気分となった。やってみるものである。感謝▼今、来年のその暦を注文しているところ。スタートは太陽暦の二月八日。

2007年11月21日号 第4415号 

11月21日号 ー主なニュースー

○美術展山口幹雄賞に豊島美穂子さん(石田町) ーわれらみな主役、芸能祭、文芸祭もー
 ー壱岐文化協会・2007文化祭ー

 本市の文化シーズンのフィナーレを飾る壱岐文化協会(田原和雄会長)主催「われらみな主役2007文化祭」が郷ノ浦町、文化ホールで十六日開会の壱岐美術展(~十八日)から、十七日・文化祭、十八日・芸能祭の順で行われた。
 美術展では、入賞した▽絵画・十一人▽彫そ工芸・十三人▽書・十一人▽写真・十人や審査員の作品が展示され、初代同協会長の画家、故山口幹雄氏を顕彰する山口幹雄賞には彫そ工芸部門から、石田町、豊島美穂子さんの「白雨(はくう)」=写真=が選ばれた。


山口幹雄賞を受賞した豊島さんの作品

○本市から7氏が受賞 ー平成19年・県民表彰ー

 平成十九年・県民表彰受賞者がこのほど発表された。
本市からは勝本町、山口久美氏(消防・防災)と大久保照享氏(水産)、特別賞として第五十五回統計グラフ全国コンクールで文部科学大臣奨励賞を受賞した三島小学校長島分校の長島直也くん、長島映美里さん、徳島楽々さん、徳島悠貴くん、徳島ももさんが選ばれた。

○壱岐高、勝本中の生徒と意見交換 ー県こども未来課ー

 県は、子どもが夢と希望を持って成長できる環境を整えるため、「長崎県子ども条例(仮称)」の創設を検討しているが、十四日に勝本中学校と壱岐高校で生徒を対象にした意見交換会を開いた。
 壱岐高校では、県こども未来課の職員が訪れ、一~三年生の十二人に条例を説明し、意見交換を行った。生徒からは、「いじめについて保護者の記述がない」「子ども自身の責任も明確にする必要がある」「条文にあやふやな点があり、より具体的に」などきたんのない意見が出された。

○1・2年盈科サンダー、3・4年那賀キングFCが優勝 ー5・6年生は来年2月に開催予定ー
 ー第2回少年フットサル大会キッズの部ー

 壱岐サッカー協会(松永泰裕会長)主催の第2回少年フットサル大会キッズの部が18日、芦辺町、ふれあいグラウンドで開かれた。
 同大会には、市内各地から1・2年の部に13チーム、3・4年の部に22チームが出場、この日は寒波の訪れで冷たい風が吹く中、どのゲームでも子どもたちはこの冬一番の寒さに負けない元気なプレーを展開した。

○唐津市からツアー客73人来島 ー夜神楽見学に坂井俊之市長も参加ー
 ー唐津観光協会・初企画でー

 唐津観光協会ATA事業部がこのほど、四月に印通寺ー唐津間に新造船フェリーが就航後初となる壱岐一泊ツアーを企画、十八日に第一陣の七十四人が来島した。
 同協会・唐津よかばい旅倶楽部が企画した同ツアーは、「壱岐・活きグルメ、秋のよかばいツアー」と銘打った一泊四食付きの旅。


夜神楽を楽しむ坂井唐津市長らツアー客

〇米はもみまきから志原小学校で収穫祭



 志原小学校(荒木誠校長、五十四人)の収穫祭が十八日、同校校庭、体育館で開かれた。
 収穫祭は、作物を収穫する喜びとお世話になった人たちに感謝の気持ちをーと、生活科と総合学習の時間として毎年開かれている行事で、今年は保護者とJA壱岐市青年部の協力で、これまで児童が栽培したサツマイモ、小豆、大豆、米などをイモカレーやサラダ、ドラ焼き、豆腐、ご汁に調理して試食した。

〇松本めぐみさん(沼津3年)に国税庁長官賞 - 「中学生の税についての作文」審査-

 納税貯蓄組合の「中学生の税についての作文」の入選者がこのほど発表され、沼津三年、松本めぐみさんの「『税』のある町」が国税庁長官賞に選ばれた。

○社説 ”文化の月”に

 今月は「文化の日」の三日を中心に、本市でも各地区で多彩に文化行事が行われてきたが、十六日から十八日までの三日間、郷ノ浦町、文化ホールで開かれた壱岐美術展(十六日~十八日、中ホール)、文芸祭(十七日、大会議室)、芸能祭(十八日、大ホール)がある壱岐文化協会の文化祭でフィナーレを迎えた。
 先日、尊敬するバイオリニスト・豊嶋泰嗣氏の福岡でのコンサートを聴きに行った。その打ち上げの席で、豊嶋氏が、南アメリカのカリブ海に面した国で、世界有数の産油国のベネズエラ(国名の語源は小さなベネツィアといわれ、人口は約二千六百万人)の音楽教育が非常に進んでおり、その質はとても高く、国の姿勢、スタートさせた初めの一人の情熱と行動力には驚かされるーなどと熱く語った。
 その石油資源で個人所得は高いが、貧富の差が大きい上、青少年が麻薬や暴力などから犯罪に巻き込まれることも多く、子どもたちを犯罪から守ろう、貧困層の子どもたちに夢をーと一九七五年、政治家で音楽家でもあるホセ・アントニオ・アブレウ博士が街のガレージで十二人の子どもに音楽を教えたことから、「ベネズエラ青少年・児童オーケストラ全国制度財団」がスタートした。
 今では軌道に乗り、ベネズエラ国内には現在、約百三十のユースオーケストラ、約六十の子どものオーケストラがあり、二十五万人もの子どもたちが参加、この音楽行政に対する政府の財政的支援は二千九百万ドルに達し、子どもたちの育成に多くの巨匠たちも関わるなどして、この中から優秀なプレーヤーを多数輩出、最近では十七歳でドイツのベルリン・フィルに入団したベーシスト、アメリカ・ロサンゼルス・フィルの音楽監督に就任した指揮者も出ている。
 「音楽は社会を変える力となる」「目的は子どもたちを救うこと」の信念とそのシステム、子どもたちのオーケストラの頂点にある「シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ」は、「ベネズエラの奇蹟」とも言われ、一九九三年にユネスコ国際音楽賞、二〇〇六年には高松宮殿下記念・世界文化賞の若手芸術家奨励制度にも選考され、その活動ぶりをNHKが紹介し大きな反響が起きているという。
 学校嫌いの子どもが音楽を通して学生生活が楽しくなり、不登校にもならず通学しているーという話しを耳にしたことがある。子どもらの育成には文化教育、活動が、豊かな心、精神性を育てるという点からも重要であり、本市でも大いに取り組んでもらいたいものである。

○ひとしずく

二十四節気の一つで、この日から冬が始まるーの「立冬」が八日に過ぎ、「勤労感謝の日」の二十三日は、同じく二十四節気の一つで「小雪(しょうせつ)」。早いもので霜月=十一月=もあと九日となった▼東京地方に西北西~北がかった「木枯らし1号」が十八日に吹いたというニュースをその日に聞いた。この日は九州地方も寒波の到来で、壱岐でも寒い一日となったが、早朝、乗っている軽自動車のフロントガラスに霜が降りていたのには驚いた。まだ時々、暑かった頃の名残りというか、気分が変わりきらずにいた部分もあり、このところの寒さは一段と厳しく感じられ、昨夜はついに暖房器具を使用してしまった▼いよいよ寒くなってくると、本紙もそろそろ来年二〇〇八年の正月・元旦号の準備を始める頃である。今年も、やはりこの言葉「光陰矢の如し」を、”その通り”と、過ぎゆく月日のスピード、仕事はもちろん、私事でも気忙しさが妙に高まり、その早さと実感し始めるころになった▼はたして、今月と来月・師走を合わせ、今年も暮れるまでに四十日間となった。来月に入ると大晦日に向かって、まさに時のうねりが大波となって自分に押し寄せてくるように感じるのが毎年恒例で、今年こそはそのウネリに飲み込まれないようにと思う▼カゼなどひかぬよう体調を整え、元気に残りの四十日間を過ごそう。

2007年11月16日号 第4414号  

11月16日号 ー主なニュースー

○西側に新たな環濠を発見 ー船着き場跡全体像が判明ー
 ー原の辻遺跡調査指導委ー


 原の辻遺跡調査指導委員会(委員長・西谷正九州大学名誉教授)は十二日、同遺跡調査事務所で、船着き場跡の西側に新たに環濠と見られる遺構を発見したと発表した。
 発表によると、船着き場の規模は南北約四十メートル、東西約三十メートル。東側と西側に二本の突堤があり、その基礎に木材や石が使われ、側面は杭を打ち樹皮状のもので覆い横崩れを防ぐなど、「敷粗朶工法(しきそだこうほう)」と呼ばれる大陸系の土木技術が使われている。時期は、出土した土器から弥生時代中期前半(紀元前二世紀頃)とされ、船着き場は約二百年間その役割を果たし、別の地点に移設されたと考えられており、新たに船着き場が発見される可能性もあるとされ、弥生中期では原の辻遺跡以外には見られず、類例のない施設という。

○20~70代の118人が出場 =5部門で熱戦展開=
 ー第10回ソフトバレーフェスティバルー




 壱岐ソフトバレーボール連盟(福田豊治会長)主催の第10回壱岐ソフトバレーボールフェスティバルが11日、石田スポーツセンターで開かれ、和気あいあいとした雰囲気の中にも熱戦を展開した。
 大会の主な結果は次の通り。
▽ビギナー・レディースの部(1)MrsマーガレットB(2)ぴぃーちーず1
▽ビギナー・トリム(男女混合)(1)チーム福原(2)初ちゃまオレンジーズ
▽レディース・フリー(1)ジャムおじさん(2)むさし
▽トリム・フリー(1)卑弥呼(2)B&G‘S
▽トリム・シルバー(1)あおちゃんズ(2)エビちゃんず

○県ながさき子育て支援表彰に ー霞翠小学校・翠の会ー

 県が昨年創設した「ながさき子育て支援表彰」の団体の部にこのほど、霞翠小学校・翠の会(野元春文会長)が選ばれた。

○社説 原の辻遺跡の新たな発見に

 中国の史書で日本の古代史に関する最古の資料の「魏志倭人伝」に記されている「一支(大)國」の都とされ、弥生時代の国の王都が特定された唯一の遺跡で、日本の国づくりにとっても非常に重要な位置にあり、発掘調査がすすむ芦辺町と石田町にまたがる国指定特別史跡「原の辻遺跡」でこのほど、遺跡内の国内最古の弥生時代の船着き場(一九九八年に発見)に新たな環濠が見つかり、その船着き場の規模、構造など全容が明らかになったという。
 原の辻遺跡調査指導委員会の委員長などとしてその原の辻遺跡の発掘、調査、保存、整備の中心人物の一人でもある西谷正九州大学名誉教授はその船着き場に対して、「交易した品物が、奪われることを避けたいという考えから造られたのではないか。国際交流の拠点でもあった一支国の王都ならではのもの、復元想定図ができたことも成果として大きい」などと語ったとされており、シルクロード、東アジア、中国、韓国など、弥生の国際的な島・壱岐ー原の辻遺跡の大きさが、多様な観点から注目される。
 現在の遺跡周辺は、発掘調査はもちろん、平成二十一年秋にオープン予定の一支国博物館(仮称)や県立埋蔵文化財センターの整備や当時の様子の復元などが進められている。今回の発見は、それらの構想には確かに弾みにもなり、それは様々にとても重い発見であろう。市の財政、企画力、行革に至るまで、その幅は広い。が、何より市民に原の辻遺跡を、今以上に知ってもらい理解してもらうことができるかが、学術的に、また地域振興的にもポイントとなろう。確かに市民に知ってもらうためのイベントが様々に実施され、小学生から一般まで、原の辻遺跡が持つ魅力などPRされてきてはいる。
 よく言われることであるが、今後、どのように市民の日常(生活)を近づけ、その〝拠点〟としての意味合い、関係性を持たせるかーも、今後、重要となるものと思われる。さらに、市民の理解を今以上に得るためには、明確なビィジョンが今からでも、市民に示され続ける努力がより必要とされるし、この島の、それこそ重要な力点、一つのターニングポイントともなろう遺跡であるだけに、その努力にかかるエネルギーも原の辻遺跡の大きさ、重みの証明となろう。
 本市の将来像「海とみどり、歴史を活かす癒しのしま 壱岐」から受けるイメージのような、優しさなどといった言葉の微妙なニュアンスからは遠く離れ、そこには歴然と厳しさが存在しており、行政も市民もこの発見を機に、腹をくくり直す必要があるのでは。

○ひとしずく

(1)世直しは女性も参画、慈母の心で!(2)本音で語ろう、ばさらの会で!(3)出会い、思いやり、そして信頼!(4)子どもや孫に、残そう美しい日本!▼福岡市内で店内に舞台がありユーモアのある料亭を、「人生は劇場、人はみな役者」と、訪れた客を思いっきり楽しませ、励まし元気づけるような、明るく愉快な経営方針で、九州の政財界のリーダーに至るまで、多くの根強いファンを持っていた名物店▼その料亭の〝肝っ魂〟の座った名物女将として、また、弟の経営する会社の副社長として手腕を振るい、入会当時は九州経済連合会=九経連=の紅一点として活躍、昨年四月に発足した九経連・女性の会の初代会長に就任した本市勝本町出身、大野二三四さん(86)の講演会が二十六日午後七時から二時間、郷ノ浦町、文化ホールで開かれることになった▼福岡壱岐の会の元会長でもある大野会長は十六年前、政治問題で揺れる世の中を、「男性だけには任せられない、世直しは九州の女性から」をモットーに、高齢化、環境、教育、文化、国際化の五部門からなる女性の社会参画を促進する団体「ばさらの会」を主宰して以来、提言活動を続け、ばさらの会はこの十月にNPOとなった▼その大野会長の「道州制」に関する講演会のタイトルは、「これからの壱岐と道州制」で、楽しみな講演である。

2007年11月12日号 第4413号  

11月12日号 ー主なニュースー

○過去最多822人が対象 =第2の人生のスタートを祝う=
 ー第4回・市還暦式ー




 戦後の新たな日本が動き始めたばかりの一九四七~四八年に生まれ、その混乱期から高度経済成長期ーと、国の発展を支えてきた市民の還暦を祝う本市還暦式が九日、郷ノ浦町、文化ホール大ホールで開かれ、参加者全員で第二の人生のスタートを祝った。

○霞翠小学校に努力賞 ー第23回時事通信社・教育奨励賞ー

 (株)時事通信社の第二十三回教育奨励賞の受賞校がこのほど決まり、霞翠小学校(長岡信一校長、百二十人)が努力賞に選ばれた。

○三島小長島分校の1、2年生5人が受賞 ー統計グラフコンクール文科大臣奨励賞ー



 全国統計協会連合会主催の第五十五回統計グラフ全国コンクールの審査結果がこのほど発表され、県コンクールで特選に選ばれ、全国コンクールに出品されていた三島小学校(野口慶子校長)長島分校の作品二点のうち、一点が第一部(一、二年の部)で全国最高位の文部科学大臣奨励賞を受賞した=写真=。
 文部科学大臣奨励賞を受賞したのは、永村直也くん、永村映美里さん、徳島楽々さん(以上、一年)、徳島悠貴くん(二年)、徳島ももさん(同)の五人の作品「海ではたらくお父さんがんばってね」で、全国二千六百点の応募の中から選ばれた。

○42・195キロで健脚競う ー伝統の壱岐高校・壱岐1周駅伝ー

 壱岐高校(川本敏光校長、728人)の伝統行事・第54回校内駅伝大会が7日、男子10区間29・2キロ、女子7区間13キロの計17区間42・195キロのコースで行われた。
 同大会は、クラス対抗で行われ、各学年それぞれ6チームと原の辻文化コース1チーム、職員1チームの合わせて20チームが出場して健脚を競い合った。


力走する女子選手たち

○A級ボクサーに昇格 ー父、祖父母が本市出身の篠崎生思郎さんー



 本市勝本町出身の父を持つプロボクサー、篠崎生思郎(せいしろう)さん(30)=ヨネクラジム所属=が5月から10月にかけて、東京都、後楽園ホールで開かれた第21回B級ライト級トーナメント(東日本ボクシング協会主催)で優勝し、見事A級ボクサー昇格を果たした。昨年の東日本新人王戦準優勝に続く快挙で、日本ライト級ランキング12位となった。

○地震による大規模災害を想定 ー関係22機関、団体から550人が参加ー
ー市主催で初、本年度防災訓練ー


 十一月九日は「一一九番の日」で、この日から十五日までの一週間、「秋季全国火災予防運動」が展開されているが、この日にちなみ、市主催の本年度防災訓練が郷ノ浦町大島を主会場に実施された。市主催の防災訓練は初。


倒壊した家屋からの救出訓練

〇今年も多くの人出でにぎわう ーJr野球、バレーボール、ゲートボール大会もー
 ー第21回農協まつり・JAフェスター

 JA壱岐市主催の第二十一回農協まつり・JAフェスタが十日と十一日の両日、今年も芦辺町、家畜市場で開かれ、大いににぎわった。
 同フェスタでは、壱岐牛肉やメロンの即売、花き販売、壱岐牛肉などが当たるお楽しみ抽選会、消防はしご車の体験試乗、カラオケ大会、トラクター引っ張り競争などに加え、青年部と女性部の手作りバザーや農機具の展示会などもあり、終日にぎわいをみせ、家族連れなど二日間で延べ一万五千人(市農協調べ)の市民が来場、週末の二日間を楽しんだ。


メロンを品定めする来場者たち

〇美しい音色が聴衆を魅了 ーバイオリン&ギターバロック音楽演奏会ー

 福岡市、九州交響楽団の第二バイオリンのトップ奏者・荒田和豊さんと同第一バイオリン・樽見かおりさん、コンクールの審査員など務めるギタリスト・松下隆二さんの三人によるコンサートがこのほど、郷ノ浦町、壱岐キリスト教会で開かれ、三人の美しい音色、ハーモニーが聴衆を魅了した。


写真左から荒田さん、樽見さん、松下さん

○社説 地産地消に愛用したい地場産品

 今年もクリスマスの飾りつけを早くも終えている店や夜にイルミネーションを点灯している店もあり、本紙にも歳暮の広告スペースを予約する事業所、忘年会の広告についての問い合わせなど来る頃となった。郵便局では年賀はがきの販売が始まり、門松が入り口横に置かれている所もある。
 九州に冬の到来を告げるとされ、勝本町出身の壱岐の嶋の頑張りが注目される大相撲九州場所も十一日から始まり、本市の文化の秋のシーズンも十六日から十八日までの壱岐美術展、文芸祭・十七日、芸能祭・十八日の日程で郷ノ浦町、文化ホールで開かれる壱岐文化協会の「われらみな主役2007文化祭」でフィナーレとなるが、多くの市民に会場に足を運んでもらい、力作、力演を楽しみ、石田町の松永記念館・定村隆久氏の文化講演「時代が求める人材、真のリーダーとは」を受講してもらいたい。
 九州場所の、期間中に福岡へ出かけると、フェリーや高速船には、ひいきの力士がいる部屋に壱岐の新鮮な魚など届けようーというのか、そうした荷物を下げる乗客をたびたび見かけるが、今年はどんなものであろうか。その九州場所が二十五日に終わると、一気に師走・十二月へと向かい、本紙でも歳末の売り出しの広告が増え、街ではクリスマス商戦がスタートする。
 壱岐の贈答用品として、鮮魚など海産物、メロンや米などの農産物に対し、麦焼酎発祥の地として地理的表示の産地指定を受けた壱岐の麦焼酎がある。その焼酎について、製法はもちろん壱岐の歴史や本市七メーカーの紹介などからめながら、壱岐の焼酎文化をまとめた郷ノ浦町志原、玄海酒造(株)の山内賢明社長が著した「壱岐焼酎 蔵元が語る麦焼酎文化私論」(B6版、二一八ページ)が長崎新聞社新書として出版されている。これを読んで贈答用の一品に何か自分なりの言葉を添えてみるのもまた、一考かも…。
 壱岐には魅力たっぷりの産物が、焼酎のほかにも牛肉、農産加工品、水産加工品、豆腐、菓子類、最近では自然農法でつくられた米や安全なエサで育てられたニワトリの玉子などもあって、もし、島の特産品セールスマンとなった際は、胸を張ってセールスできる品物のメニューも豊富で、ネット販売で大成功している市民もあり、何かと無理を言ってくる友人たちに応えやすくなってきており、「今年はこの友人たちにはこれを」などと、選ぶこちらの楽しみも増えたようである。
 とにかく、生産者の顔が見えるような壱岐の特産品を贈答用として、自宅用としても愛用し、市民皆で地産地消に一役買おう。

○ひとしずく

九日の「119番の日」から秋の全国火災予防運動が始まった。二十四日までの期間中、全国各地で関連するイベントが行われているが、運動初日の九日、郷ノ浦町大島をメイン会場に、市の防災訓練が関係各機関、団体から多くの参加を得て実施された▼福岡西方沖を震源とする大地震が発生、大島、長島、原島の三島で家屋の倒壊、火災など発生しケガ人が出ており、津波警報も発令ーの想定で、壱岐消防署、陸上自衛隊、壱岐海上保安署、壱岐警察署、消防団、医師会、学校、NTT西日本、九電などから五百五十人が参加して、訓練は長田徹市長を災害対策本部長として大々的に展開された▼災害はいつ起きるか知れないだけに、市民はもちろん、ボランティアを含め関係各機関、団体が、”いざ”という時、どれだけ連携を密にしてスピーディーに活動を展開できるかが重要とされるだけに、こうした訓練が行われることは意義深い。本市の地域防災計画のチェックにもなろう▼福岡県内で四病院を運営する医療法人財団が壱岐・対馬など九州の離島、へき地を対象に想定し、賃貸のヘリを利用し、救急患者と医師が同乗して病院へ搬送するドクターヘリを、九州初の民間独自の「ドクターヘリ事業」を来春にも始めたい方針であることが、日刊紙で報道されていたが、災害発生時にも対応できるのであろうか。

2007年11月6日号 第4412号  

11月6日号 ー主なニュースー

○会見で謝罪、経緯など説明 ー使途不明金問題で壱岐建設業協同組合ー

 壱岐建設業協同組合(広瀬守孝理事長、二十九社)に約五億円の使途不明金があることがわかった問題で、同組合は二日、同組合事務所で記者会見を開き、謝罪するとともに、使途不明金が判明した経緯など説明した。記者会見は問題発覚後初めて。 
 会見には広瀬理事長ら理事六人が出席、始めに広瀬理事長は今回の問題について、「県民、市民、金融機関など、関係者にご迷惑をかけたことをお詫びし、これだけ負債を膨らませたことに対する役員の管理不行き届きを、一同、深く反省します」と謝罪、「自己破産をせず組合員一丸となって再建の努力をしていく」と述べ、早急に再建計画を立てたい考えを示した。

○本市から4氏が受章 ー本年度・秋の叙勲ー

 本年度秋の叙勲の受賞者がこのほど発表され、本市から芦辺町、大皿川惠氏(79)と石田町、山口銀矢氏(78)が地方自治功労で、同町、横山貞雄氏(80)が食品衛生功労でそれぞれ旭日双光章に、郷ノ浦町、今西正朝氏(81)が消防功労で瑞宝単光章に選ばれた。


大皿川氏
yamaguchi
山口氏
yokoyama
横山氏
imanishi
今西氏

○ 『剣は心なり』50人が出場 ー創立50周年の記念大会を開催ー
 ー郷ノ浦少年剣道クラブー


 郷ノ浦少年剣道クラブ(豊島政浩会長)の創立50周年記念大会が4日、盈科小学校体育館で開かれた。
同クラブは昭和32年、故長田盛弘教士6段が少年少女の健全育成と剣道の普及を目的に創設、長田氏はそのうち41年間にわたり同クラブで指導にあたった。現在でも「剣は心なり、心正しからざれば剣また正しからずー」の心得を基本に、放課後など児童18人の少年剣士が、元気なかけ声と竹刀の音を体育館中に響かせている。

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気合いの込もった熱戦を展開する少年剣士たち

○市山豊さんが優勝 ー第6回大宝建設ゴルフコンペー

 第6回大宝建設ゴルフコンペが3日、壱岐カントリー倶楽部で38選手が出場して開かれ、郷ノ浦町、市山豊さんがグロス76、ネット68・8で優勝した。市山さんは第4回大会に続いて2回目の優勝。
 当日は、大宝グループの野田武臣会長も大阪から駆けつけ、恒例の表彰式、懇親会で賞品を選手に手渡した。

○ “文化の香り”を楽しむ ー第9回日韓国際交流文化祭もー
 ー市内各地で多彩な文化行事ー


 「文化の日」に三日を中心に、市内でも多彩な文化行事が催され、サークル活動や子どもたちの作品展、芸能発表など、盛りだくさんのプログラムで行われ、多くの市民らが会場に足を運び“文化の香り”を楽しんでいた。
また、四日には、壱岐と韓国の両国間で一年ごとに会場を移し行われている第九回日韓国際交流文化祭(第十九回長崎県民文化協賛事業)が、文化ホールで行われ、韓国からは伝統の民俗舞踊、音楽など披露され、本市からはコーラス、舞踊、民謡などの発表があり、フィナーレを前に韓国に民俗舞踊の輪が広がり、そのリズムにのって、本市の出演者や長田徹市長らも踊りに加わり、最後に会場に観客らも参加して「今日の日はさようなら」を全員で合唱、同文化祭の幕を閉じた。

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壱岐、韓国の出演者らに、長田徹市長、須藤正人教育長らも  
    踊りの輪に加わった日韓国際交流文化祭のフィナーレ

○社説 原因と結果は表裏一体

 この二〇〇七年も早いもので「立冬」を八日に迎え、今年も残すところ二か月を切って、この一年間のラストスパートの期間に入った。ただでさえも加速しているように感じられる最近の時の流れが、大晦日に向かいギアを入れ換えて一層速くなったようにさえ思える時期で、本紙は来年の元旦号について考える頃となった。
 今年はその干支(えと)から、新たな壱岐の島の創出にとって、これまではもう一歩の踏み出し、確かな足取りというか、一体化への手応えを意識しにくいような状況ではなかったかと思う。が、そろそろ市民にとって、よりオープンでわかりやすく、若いエネルギー、人材を活用したより前向きな施策や方向づくりなど、さらに力強く展開してー。現在のように混沌とした社会の現状では、思い切って何かにチャレンジして、その力をぶつけてみるのも、この状況では望まれる行動では、などと今年の第一号に記した。
 また、どのような壱岐の将来像を描き、人や経済など島の活性を高めるために、どんな考えと信念を持って行動を様々に展開していくのか。市民一人ひとりがこの社会の主役として、前向きな一体感を実感するためには、どのような取り組みが望ましいか多くの市民にアピールしてーとも統一地方選挙の年ということで記しているが、その結果を、多くの市民はどのようにとらえているのかと思うし、壱岐を代表する人々の姿勢についても、市民は一年のこの時期にどのように感じているのだろうか。
 来年は桜の頃、春に市長選が予定されているが、透明感のある政治姿勢はもちろん、先にも記した将来像、地域振興への信念、行動力を、どれだけ具体的にアピールし、市民にはっきりと伝え示すことができるかも課題となろう。原点に戻り壱岐の自然=生産活動のもととなる一番の資源についての思いを、固定観念にとらわれることなく、自由で新たな発想を基に示すことができるか、既に完成されたビジョンから遡り、より具体的でわかりやすく提示できるかーも必要なこととなろう。
 さて、ここへきて壱岐では稀に見る事態が、金というエネルギーに絡み明らかになっているが、原因と結果は表裏一体、その裏の部分で原因ができ表に結果として出てきたもので、全体を統べる最も基本的な質の部分に問題があったことになる。考えてみると今話題の社会問題などとも類似しており、“まさに後ろの正面誰あれ”ある。
 これを教訓に、皆でこの時期にその“質”部分を明るく前向きに見直しておきたいもの。鍵は透明性、調和である。

○ひとしずく

先月二十七日夜、郷ノ浦町片原の壱岐キリスト教会で、友人たち三人が来島して二人のバイオリニストとギタリストによるバロック音楽のコンサートを催した▼友人たちは見事なアンサンブルを聴かせ、その音楽から次にくる古典、ロマン派の音楽を連想させるような素晴らしい内容で、たとえば聴衆が少なく収支的にはマイナスとなっても、そうした良質なコンサートを開き続けることの意義が見えたような素晴らしいものとなったことが、とてもうれしく思えた▼名演と呼んでも決して不足のない演奏をしてくれた友人は、九州交響楽団の第二バイオリンのトップ奏者・荒田和豊さんと同じく九州交響楽団の第一バイオリン奏者の女性・樽見かおりさん、ギタリストでコンクールの審査員など務める松下隆二さんの三人。彼らに本当なら日本を代表するコンサートマスターでバイオリニストの豊嶋泰嗣さんにも加わって…と思う▼呼べば時間さえ空いていれば、来演してくれることは間違いないのだが、何せもう少し聴衆が増えないことには、申し訳なくて呼びきれないでいる。また、彼の仲間たち、後に続くバイオリニストやピアニストにも来てもらい、掛け値無しに展開される本物の音楽をーとも▼しかし、クラシックのコンサートを開くたび、欠かさず聴きに来てくれる人たちがいることは心強い。何とかその人たちのためにも…。

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